さて、今、アメリカでは何が起きているのだろうか。我々は新聞紙上にのどかに選挙戦を戦うクリントンとドールを見る。時々、起こる日本人殺人事件。やってくる映画と言えば日本のやくざ映画の方がはるかに「もののあわれ」を感じるほどの殺毅と破壊と気味悪い物ばかり。しかし、このアメリカで今、静かに、しかし、厚かましく、恐るべき事態が進展している。以下に紹介するのはドン・ベル氏のレポートの要旨である。一九九一年三月五目ァメリカの下院は「一九九一年三月二六日を合衆国の教育の日」と定める法律を審議し、賛成多数で可決した。さらに三月七日には上院が同じ法律を可決し
た。三月二○日、時の大統領ブッシュはこの合同決議を承認し、公法一○二・四として発効した。しかし、その法律の中身は実際には国会議員も国民も知らなかったのである。
『合同決議102.12(H.J. res.104) March 20,1991
本議会は倫理的価値と原則の歴史的伝統は市民社会とわが国がよって立つ基盤である事を承認する。これらの倫理的価値と原則は文明の黎明期から社会の基盤であり、『ノアの七法』として知られていた。
これらの倫理的価値と原則なしでは市民の徳育教化は混沌に帰る深刻な危機に直面するであろう。社会はこれらの原則が、最近に至り、文明化された社会の組織によって、包囲され個喝されている危機の結果、弱体化されていることに深い関心を持っている。
これらの危機によって正当化された偏見によって、歴史的な倫理的価値を我々の顕著な過去から未来の世代に伝えるという責任の視野を、わが国民に失わしめてはならない。ルパビッチ運動はこれらの倫理的価値と原則を世界に広め育成してきた。・ルバビッチ運動の指導者ラビ・メナヘム・スカーソンは普遍的な尊敬と畏敬を受けてきたが、彼の八九歳の誕生日は一九九一年三月六日である。この偉大な霊的指導者〃ザレベ〃ヘの捧げ物の内、彼の九○歳の年そのものが〃教育と奉仕〃のよき実例であると見なされることを加えよう。この年われわれは、世界を『ノアの七法』の内に見い出される道徳と倫理の価値に立ち戻らせるために、教育と慈善を指
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向する。そして、これは合衆国の大統領と国家の代表着によって署名された国際的な名誉の巻き物に書き記されるであろう。ここに合衆国議会の上院と下院は共同して議決する。世界ルパビッチ運動の指導者ラビ・メナヘム・スカーソン氏の九○歳代のスタートの日一九九一年三月二六日を合衆国の〃教有の日〃と定める。大統領は合衆国国民に、この日に適切な祝賀と行動を挙行するよう呼び掛ける宣言を発効し、要請する(注*八九歳と九○歳がおかしいが原文のまま)。一九九一年三月二○日認可
下手な訳で恐縮だが、読者はこの法律が一体何を目的としているのか分かるだろうか。恐らく当時のアメリカの国会議員もマスコミも国民も何がなんだか分からなかったに違いない。ここにわれわれはあまり馴染みのない言葉を見い出す。まず『ノアの七法』またルパビッチ運動である。まず、この法律の欺まんの一つはアメリカがその存立の基としてきたのはキリスト教であって『ノアの七法』などと言うものではないと言う事である。恐らくアメリカの国会議員はあまり聖書を読んでいなかったのだろう。ノアと言う名前に幻惑されて、それがあたかも聖書の中にあり、モーセの十戒に先立つものぐらいに考えたのでは
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ないだろうか。ところが旧約聖書の中に『ノアの七法』などと言うものはない。あるのはタルムードである。タルムードの「『ノアの七法』に違反する者は誰でも、断首による死罪となる」とある(ユダヤ百科辞典二九ニページ)。『ノアの七法』はゴイム(異邦人家畜)のためにモーセの十戒に代わるものとして設立されたものである(モーセの十戒は人間であるユダヤ人用だから動物であるゴイムのために作ったということだろう)。そして驚くべきことにイスラエルではなくアメリカでこの『ノアの七法』が巧みに粉飾されてすぺての法に勝る公法として議決されたのだ。しかも『ノアの七法』の第二条には「神を冒涜する者」はこの法に違反していると見なされるとある。そしてイエスを神の子、神と見なすものはタルムードによれば神を冒涜しているのである。要するにこの「合衆国教育の日」の法律はアメリカの研究者によれば、クリスチャンを断首していいという法律なのである。そしてそれはもちろんクリスチャン以外にも及び得る。これは現実なのか。悪夢を見ているのではないか。私はいにしえの聖書の預言者たちのように驚きあきれて灰をかぶり塵の中に座したくなった。アメリカの国会議員は皆、酔っぱらっていたのか。マスコミは眠
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っていたのか。アメリカの教会は何をしているのか。国家が檸猛なライオンのように変貌して、舌なめずりしているのを、目を開けて見もしないで、やれ、滑ったのころんだの、体が宙に浮いたの、虫歯に金が入ったの、手から油が潤るのと愚にもつかない馬鹿騒ぎを何時まで続けているのか(アメリカの教会の最近の流行)。ここに書いていることは私の想像や空想ではない、米国の法律に書かれていることなのだ。そしてこれは明白にキリスト教会をターゲットとしているのだ。これは世界からキリスト教を抹殺しようとするユダヤ教の陰謀以外の何物であろうか。
42 #統発する爆弾騒ぎの目的は何か
一九九二年、スプリングマイヤー氏は一九九九年までにイルミナティが計画している驚くべき計画について彼のニュースレターに書いていた。私はその一部を最初の本『悪魔最後の陰謀』に書いた。しかし、そこに書かなかった事の内に「連邦ビルの爆破」という事があった。私には連邦ビルというものが何だが判らなかったし、日本とは余り関係な
いことだと思って無視したのだ。しかし、アメリカの読者の内には無視できない人がいた。それはオクラホマ連邦ビルのガードマンの一人であった。彼はスプリングマイヤー氏の情報を真剣に受け止め、その職場を辞職し別の仕事に就いた。一九九五年四月一九日、オクラホマ連邦ビルは強力な爆弾によって吹っ飛んだ。二○○名の犠牲者の内に十数名の幼い子供たちもいたのである。そのガードマンはスプリングマイヤー氏に感謝の手紙を送ってきたという。しかし、一体誰がこのようなテロを行ったのだろう。その爆弾は非常に強力で、到底一般には手に入らない種類のもの、すなわち軍隊でしか入手出来ない種類のものであるという。また、その直後に犯人として逮捕されたティモシ−・マクベインは、優秀な学生であり、湾岸戦争ではブロンズスター勲章を受賞しているというのに、この爆弾事件の直後、ハイウェイをナンパーブレート無しで一三○キロものスピードで走っていて捕まったというのだ。しかも、銃を持っていたというのに、何の低抗もしないで、普通の警官の制止に応じて簡単に描えられているのである。彼らはわざわ
ざ実名でレンタカーを借りてさえいる。とにかく間抜けな犯人なのだ。一九三三年二月二七日、アドルフ・ヒトラーはベルリンのライヒタッグと呼ばれるドイツ連邦ビルを破壊している。そして、ドイツ国民にテロリストを封じ込めるために、国民を登録し、強力な政府を造る必
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要があると訴えた。FBIのルイス・フリー長官はこの爆弾事件の後で〃国家の敵〃であり〃人間性への敵対者〃である者を封じ込めようとナチスのプロパガンダを使って訴えた。そして一九九六年七月二七日、オリンピック真っ最中のアトランタの公園で爆弾が爆発した。そして、クリントンはこの種のテロの防止のために〃電話の盗聴の自由〃を議会に諮っている。スプリングマイヤー氏もテックス・マーズ氏もこのテロ事件の真犯人はアメリカ国家そのもの、そしてその背後にいるイルミナティだと断定している。そして、直接的には国家の指導者と呼ばれる人々の人名、事実が伝えられているのだが、あまりにも衝撃的で、信じられない事ばかりである。近年、世界の至る所で、無差別に爆弾が爆発し、多くの人命が失われている。これらの事件の特徴は、その事件そのものにほとんど意味のない事である。何らかの恨みとか、国家への反逆とか、民族の主張などがなく、ただただ爆発させ死者を出すだけなのである。その結果テロの防止が叫ばれ、国民、市民の自由が奪われようとしている。やがて日本にも、このような事が起こるかも知れない。どこかの巨大なビルが吹っ飛び、
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多くの人命が失われ、入されることだろう。間抜けな犯人が捕まり、電話の盗聴、
国民の登録がなしくずしに導入されることだろう。
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「もう、遅いかも知れない」。この悲しい言葉は残念ながら真実である。この国のクリスチャンが目覚め
る前に、巨大な鉄の鎖がこの国を縛り付けてしまった。この国には、もはやキリスト教の反撃の余地は残
されていない。それどころかデイル・クローリー氏が知っているか知らないのかは分からないが、この国
にはクリスチャンを収容する数十か所の強制収容所、数千の運送用の専用貨車、そして信じ難いことに数
千数万のギロチンがすでに用意されているというのである。……どうしてそうなってしまったのだろう。
私はアメリ
カのクリスチャンを知っている。それは善意と愛に満ちた人々である。もっと言えば、おひとよし、イノ
セントである。時に余りにも善意の押し売りと、全く直る当てのない、そして自分では決して気付かない
白人優越意識はあるが(時には辟易する)、しかし、その本筋は日本人には決して理解できない優しさと
善良さがあるのである。近年、我々のところに届けられるアメリカのイメージはハリウッドとニュースメ
ディアが作ったバイオレンスアメリカであるが、アメリカの根っこは相変わらず善良な人々である。私は
それを今でも実感することが多い。しかし、それはアメリカのキリスト教の指導者がキリストの言葉を忘
れているからである。キリストは弟子たちに「ヘびのように聡く、鳩のように素直であれ」と言われた。
指導者たちはその会衆にこの言葉の前半を忘れて、後半だけを教えてきた。おかげでサタンは、クリスチ
ャンの香りのブンプンするこの国で、勝手気まま、傍若無人に振る舞い、巨大な城塞を築く事ができたの
である。間もなく我々はアメリカにフランス革命の再現を見ることになるだろう。フランス革命の主力だ
ったジャコバン党はジェイコブすなわちユダヤ人の集団だったが、今度も、そしてもっと明白にユダヤ教
がその理論的背景をなすことだろう。
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懐かしくもギロチンがアメリカの町の至る所にうなりを上げ、何百万人のイノセントクリスチャンの首が
転がることになるだろう。そんな馬鹿なといわれるだろうか。聖書の黙示録二○章四節にこのような言葉
がある。「また見ていると、かず多くの座があり、その上に人々がすわっていた。そして彼らにさばきの
権が与えられていた。また、イエスの証しをし神の言葉を伝えたために首を切られた人々の霊がそこにお
り、また獣をもその像をも拝まず、その刻印を額に受けることをしなかった人々がいた。彼らは生き返っ
て。キリストと共に千年の間、支配した」
あるとき私は、なぜここは「殺された」ではないのか、なぜ「首を切られた」とわざわざ書いてあるのか
と考えた事がある。そして今、余りにも聖書が明白な予言であることに驚いている。さらに驚くべきこと
に、今、アメリカの法律にはこのタルムードの言葉を反映した法律が出来ている。「教育の日」というこ
の法律によれば、アメリカは「ノアの七つの法」の伝統によって成り立った国であるという。このタルム
ードにある「ノアの七つの法」に神に逆らうものは首を切れとあるのである。そしてタルムードによれば
クリスチャンは神に逆らう者なのである。
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