第一企画出販社 「悪魔の秘密組織」

プロテスタント牧師 小石泉著                  戻る

価格:1600円
 

(目次)


はじめに ユダヤの世界支配計画が狂ってきた         3

1章 世界中に不安をバラ撒く悪魔の計画              19
米大統領の呆れ果てた日本への強請たかり
非加熱製剤を日本に輪出したのは誰か
オウム真理教のバックはイルミナティ
大蔵省解体を叫ぶ奴h売国奴
狂牛はなぜ二頭しかいないのか
○一五七をパラ撤いている奴がいる
もう一つ別の巨大地地震計画

2章 米国民は最早ユダヤの奴隷                               37
米国「教育の日」は非ユダヤ人を大虐殺する法
続発する燥弾騒ぎの目的は何か
ギロチンによる大量処刑が米国で始まる
一般米国人は全員強制収容所に入れられる
囚人輸送用貨車が大量生産されている
恐るべき大激動はいつ始まるか
新一○○ドル紙幣に極悪サタニストのすかし
救いのないロシアでも暴動が起こる

3章 邪悪な世界支配計画の中心イルミナティ     67
イルミナティ内部者の驚くべき暴露本
知られざるイルミナティの裏の顔
摩訶不思護なイルミナティの聖書解釈
キリスト教の堕落を懸命に画策
ユダヤ人アダム・ヴェイスハウプトがした事
三回の世界大戦はアルパート・パイクの計画

4章 イルミナティは驚くべきオカルトの世界           93
世界征服計画を克明に小説化
第三次大戦後工ルサレムが世界を支配する
許されざるイルミナティの悪行
ハロウィーンもクリスマスも悪魔祭
悪魔に献身した霊的指導者
白魔術は知織黒魔術は力
イルミナティとオカルトは不可分の関係

5章 アメリカの資産は全てユダヤの手に渡った     125
なぜ私銀行が公定歩合を決めるのか
米国の証券も紙幣も最早紙クズ
連邦政府は一○○%ユダヤの管理下にある
超極秘組織ユダヤカハール

6章 ではイルミナテイとはどんな組織か                151
イルミナティの五組織とハ
一三人のグランド・ドルイド・カウンセル
YMCAもイルミナティの下部組織
邪悪なイルミナティのカルト組織

7章 あなたの身辺にも悪魔の手が伸ぴている      171
テレビ、映画、昔楽全てに強い影響力
イルミナティが作った悪魔の装飾品
これがフリーメーソンの宗教シンボル
フリーメーソンが秘かに使うマーク
食い荒らされたキリスト教会
キリスト伝道の代表者さえイルミナティ
イルミナティの最高傑作ビリ‐・グラハム

おわりに

ユダヤを拒絶する中国政府に見習え===================================================================================
 

(本文)

 

 
 
 
 
 

はじめにユダヤの世界支配計画が狂ってきた
 

私は3年前から、一冊ずつ本を出版してきた。『悪魔最後の陰謀』『続・悪魔最後の陰謀』『世界を動かすュダヤ教の秘密』である。牧師である私が、いささかマニアックとも言えるこれらの本を出したのは、今世界を統一し覇者となろうとしている組織があって、その規模、力、構成員などのすべてが、余りにも新約聖書黙示録の終未におけるサタンの化身、反キリストの姿と似ていることに気が付いたからである。その組織の母体はフリーメーノンであり、その上部団体、世界政府とでも言うべきものはイルミナティという名前の集団である。ただ、九六年二月、来日したユースタス・マリンズ氏に聞いたところでは、フリーメーノンの内九○%は世界支配などとは縁のない人々だと言う。残りの一○%がイルミナティであり反キリスト的サタニストであり新世界秩序と呼ばれている。実際、別の人も、世界で本当にこれらの陰謀に荷担しているのは五○○○人足らずだという。
 

さて、では私の本に書いた事は事実であっただろうか。一部は事実であり、一部はまだ実現していない。実はイルミナティは大幅にスケジュールの変更を計っているのである。イルミナティは明らかに西暦二○○○年を反キリスト戴冠の年としていたようだ。H.G.ウエルズやアルバート・パイク、マッチー二などの昔のイルミナティはもっと早い時期を想定していたことは明白である。『一九八四年』を書いたジョージ・オーウエルは反キリストの支配している時代を一九八四年としているのである。その後、ノストラダムスなる人物像によってそれを一九九九年〜二○○○年とした。しかし、ここに来て彼等の計画は至る所で破綻している。それはイルミナティの最高の議決機関一三ドルイドカウンセルの内部分裂によるものであるが、もっと重要なことは彼等の思惑以上に、世界は堅固だったのである。一三ドルイドカウンセルとはイルミナティの最高位のグループである。彼らは言わばキリストの一二使徒のように、サタンの直接的な配下である。このグループにはトラディショナリストとモダニストというニつの流れがある。前者は三世代以上に渡って、サタニストの家系にあるものだけを認めようとする。後者はその人物からでもいいとする。この二つの流れは近年、激しい権力闘争をしており、それは内戦の危機さえはらんでいると言う。内戦と言っても彼らの場合、手持ちの国々の

軍隊を動員する力を持っているので、死ぬのは世界の庶民である。彼等は反キリストの侯補者としてマイトレイヤーと言われるアーマッド・ラーマッドやアレキサンダー・ロスチャイルド、アメリカ副大統領アル・ゴアなどを予定していたらLい。しかし、「上手く行かなければ」四○年程計画を先送りするという話が出てきている。私は四○年とは思わない。今年から数えて三三年後、西暦二○二六年に先立つ年であろう。もし、その時、出てくる反キリストが本当のキリストと同じ年を予定するなら、その子は今年か数年前に生まれただろう。さてしかし、日本は決してイルミナティの思い通りにはならないと信じる。中国は実に巧みにイルミナティと渡り合っている。アジアはアジア人だけでいい。今はアジアの諸国と連携するべきだと思う。そこに希望がある。聖書にも「東の国の王たち」は反キリストに反撃の大軍を送っている。さてしかし、もっと確実な希望はイエス・キリストを神の子と信じる事である。今、私の所に来ている惰報によれば、アメリカに於いてはクリスチャンの大追害が起こるだろう。しかし、それは偉大な信仰の証しの時となるだろう。クリスチャンたちはこの患難の時を雄々しく受け入れるだろう。神の国にふさわしい品性を受けるために、死をも恐れない無
 

数の勇士たちの話が伝わるだろう。それは地上の肉体、地上の物質、地上の富に勝る永遠の肉体、物質、富のために、全てを喜んで投げ出すアメリカのクリスチャンの勝利の物語として永遠に語り継がれるだろう。聖書は言う、「わたしたちは、見えるものにではなく、見えないものに目を注ぐ。見えるものは一時的であり見えないものは永遠に続くのである」第ニコリント四:一八もう少し、信仰的な話を続けさせていただこう。今年はイエス・キリストがお生まれになってから二○○○年目である(来年だという説もある)。普通、こういう年は世界中で盛大なお祭りが行われるものだ。しかし、故意か偶然か(恐らく故意であろう)その年が四年、間違って覚えられたために全く無視されてしまっている。そして、間違った年である西暦二○○○年に向かってさまざまなイペントが計画されている。しかし、本来キリストは、生まれた時も、成長の時もほとんど人々に覚えられることはなかった。聖書はキリストの誕生と少年時代のわずかな記録を載せているだけである。そして、福音書の大半は、イェスが洗礼を受けられ、メシヤとしての行動を開始されてからの記録である。聖書には無駄なことは全く書かれていない。子供や青年の時代は一人の人間として普通の生活をされたので書く必要はなかったのである。むしろ書いてないことに意味があるのだと言える

だろう。当たり前の、ごく普通の人間であったと言う事は、神の子、全能者であったキリストにとって実は大変な事だったと言える。彼は奇跡を行ったと言う事に反発する方もおられるが、奇跡を行わないでいるほうが難しかったという考え方も出来るのだ。最初の著書『悪魔最後の陰謀』にも書いたが、もう一度繰り返すと、西暦は欧米ではADと書かれる。それはAnno Dominiというラテン語の頭支字である。その意味はAnno「わが主の」Domini「統治」であり、日本語の天皇の年号または元号と同じである。昭和○○年、平成○○年と言うようにAD二○○○年という訳である。これは誕生ではなく即位した年から計算する。イエスがメシヤとして即位されたのは誕生LたBC四年ではなく洗礼を受けられた三○歳の時すなわちAD二六年だから、誕生から計算するなら今年が二○○○年目であり、即位から計算するなら二○二六年が二○○○年目になるわけである。世界の歴史の数え方はこんなにも間違ったものなのである。さて私はもともと決して積極的な方ではない。できればこんな事はしたくなかったのだ。しかし、私が知り得たこれらの反キリストの実態を、仲間のクリスチャンも世間も余りにも知らなすぎるのである。よく、なぜこんな事をするのかと聞かれるのだが、仮にあなたが車を走らせていたとしよう。間もなく、前方の橋が落ちていることに気が付いたとした

ら、後続の車に知らせようとしないだろうか。ある人々は「まあ、聞き置く」とか「変わったことをしてますね」とか言う態度を示す。あるいは「君の言っていることは、嘘八百だよ。君の想像に過ぎない」と言う。では、一つだけ答えてほしい、そんなたわいもない話なら、なぜ、私の本は全ての新聞社から広告を拒否され、この出版社以外は絶対に本名では本の出版ができないのか。そのような圧力はどこから来るのか。下らないと言うならなぜ対等に論ずる場が与えられないのか。このような本を批判する人々の本は広告も出来、ラジオ、テレビでも取り上げられるのに、なぜ私たちには言論の自由すら与えられないのか。しかし、実は我々は恵まれていると言える。アメリカにおいてはこのような本を出すことは命懸けである。国家そのもの、法律そのものを敵にしなければならない。いつ殺し屋がドアをノックするか判らない。実際、私の友人スプリングマイヤー氏の協力者フィル・シュナイダー氏は今年一月に〃自殺〃させられた。スプリングマイヤー氏自身、いつ消されるか判らない。彼にその事を忠告したとき彼は「もう、時間が無いんだ」と言うだけだった。そして、日本においても同じ事が起こらないという保証はない。実を言うと、三冊目を出した時、もうこれで終りにしようと思った。しかし、伝えねばならない事態は終わ

らない。引き続き書かねばならない事が起こっている。私は自分ではやりたくないのだが大きな手に背中を押されてもう一冊書くことにした。ところで数年前から「クラブオブアイルズ」という組織が話題になっている。

イギリス王室を中心とする「黒い貴族」(ローマに源泉をもつ世界支配構造という)によって構成されるこの集団こそ真の世界政府だという。リンドン・ラルーシュという人物がこの線で発言し、ヴェネチアの闇の権力がイギリスに移って世界政府を確立したのだという。このラルーシュなる人物だが、ユダヤ人で大きな組織を持っているいろいろ闇の権力に盾ついて、追害や投獄されているというのだが、私はどうも信じられない。大体、イギリスにある世界政府がアメリカ、フランス、ドイツなどを攻撃して、滅亡に至らせようとしているというが、世界政府がイギリスだけを支配下に置いているなどと考えられようか。クリントンが世界政府に盾ついて、暗殺の対照となったなんて冗談にもほどがある。子供のころから手癖の悪かったチンピラがアーカンソー州の知事になり、あろうことかァメリカ大統領に担ぎ上げられると言う事自体、ァメリカ人の多くが「ミステリー」だと言っている奇怪な事件だった。その後も、何の権力の掌握も出来ず、自分の明確な政治姿勢さえ明らかにできないこの男が世界の最高の頭脳に対立するなんて笑い話もいいところだ。どうも、非常に巧みに作られたディスインフォメーションに多くの研究者までが翻弄されているとしか思えない。これではせっかくのFRBの解明も、アメリカ内部の巨大な闇のパワーの発見も、ワシントン市の地図の秘密も何の意味も無くなってしまう。ロスチャイルドを中心とする世界政府。その下の国連、イギリス、アメリカその他の政府。という座標軸が二重写しの操作で巧みにすり替えられていると私は断定する。明かにすごい頭脳による惑わしの情報操作だ。クラブオブアイルズ(島のクラブ)なんて三○○人委員会やイルミナティを覆い隠そうとする彼等の煙幕に間違いない。もともとユダヤ人が中心なのに、ヨーロッパの貴族を登場させるなんて人を馬鹿にするにも程がある。彼等の「シオンの長老の議定書」にあるとおり貴族や王族はヨーロッパから消え去ったではないか。残るイギリス王室も本丸に火がついて滅亡寸前ではないか。それがクラブオブアイルズの盟主だというのだから話にならない。これはアンチNW○(ニューワールドオーダー)の研究者を混乱させるディスインフォメイションの典型である。編されてはならない。ーこういう風に我々が戦っている相手は非常に手強い敵である。しかし、神の陣営は、彼

10

らに勝って強力なのである。イエス・キリストは別名をLord ○f Hosts「万軍の主」と言われる。Hostsとは天使の軍団の事で、実際的にこの世界に実力を行使する事ができる。聖書によればアブラハムの目の前で、わずか二人の天使がソドムとゴモラの町を壊滅させた。いかにサタンの陣営が多くとも、この軍団が神の命令により行動を起こせば到底かなうものではない。しかし、彼らは今、満を持してその実力行使を控えているのである。人の営みが満ち、神の時が来るときまで。

#非加熱製剤を日本に輪出したのは誰か

世界中に不安をバラ撒く悪魔の計画

何が不思議と言って、エイズ騒ぎの非加熱製剤ほど不思議なものは余り聞いたことがない。日本の中での拡散もさることながら、悪いと判っているものを輸出し続けた、アメリ力側の責任が全く不問に付されていると言う考えられない邪悪な選択が、まるで公理のように日本全体を覆っている。国会もマスコミもこの点は全く触れていない。何と言う情けない国に成り果てたのか。私には病理の事も薬品の事も全く判らないが、少なくとも薬品の原料を供給しようという立場に立つ以上、それが有害であると判っていながら、なぜ、供給し続けたのか。これは歴史に残る犯罪ではないのか。自分の国ではなく日本ならいいのか。それともスプリングマイヤーを始めジョン・コールマンなど多くの人々が指摘するようにエイズは本当に人工的なウイルスであり、世界人口の削減計画という突拍子もない陰謀論を証明することになるのだろうか。エイズはアメリカの生物兵器研究機関が作り出した

23

生物兵器だと言うのはジョン・コールマン氏だけではない、沢山いる。さらに国会の査問の間にしばしば出ては消えていった〃圧力〃とはどこから来たものなのか。本来なら大学教授、偉大な医師として尊敬の的である人々の厚かましい弁解や、苦しい言い訳の間に、何となく自分には貴任はない私は単なる使い走りなのだという心が見えるように私には思える。独断と偏見かもしれないが。それはともかくエイズは本当に不治の病なのだろうか。アフリカの某所で自然薬でエイズを直していた医者が殺されてしまったという話も聞き及んでいる。また漢方薬でも直せるという話も耳にしている。患者の方は希望を捨てないでほしい。残念ながら私にはその情報を裏付ける何ものもないのだが。

24

#オウム真理教のバックはイルミナティ

一方、オウムも奇妙奇天烈な事件であった。一連の報道の中で私が一番驚いたのは富士山の麓の村のオウムのサティアンから運び出される膨大な量の薬品であった。私は全く素人なのだが、あれ程大量の危険な薬品類があの様な団体にどうして入手できるのか不思議でならなかった。また、ロシアや幾つかの国々の関与が取り沙汰されたのに、全く消えて無くなってしまったのにも驚いた。引田天功の脱出劇より上手いと思った。

また〃麻原尊師〃が哀れ天井のねずみになって発見されたとき、変だなと思った。その後、麻原奪還の噂が流れたが「嘘つけ」と思った。それなら天井のねずみにする前に何とでも出来ただろう。多分、麻原自身が編されていたのだろう。一体誰が駈したのか。ロシアに直行できるヘリコプターで逃げ出す計画だったのかも知れないが、それとて受入れ側の同意があってのことだろう。使い捨てられたペットボトルの様ではないか。外国からの情報ではイギリスの情報機関タビストック研究所、ロシア、イスラエルのモサド、北朝鮮などの関与が取り沙汰されていた。しかし、今となっては判らない。私ごとき者には判るはずもない。しかし世界統一政府、イルミナティの関与は疑わない。私は日本は守られたのではないかと思う。地下鉄サリン事件を見ても、あの計画は全く理解出来ない。まるで幼稚園児の発想である。まるで俺たちを逮捕してくれと言っているような計画ではないか。あのサティアンから発見された膨大な量のサリンの原料から考えて、あの時期にあんな事を起こせば、警察に捜索の口実を与えるだけではないか。よく事

25

件の解決は「それによって誰が利益を得るかだ」と言われるが、少なくとも地下鉄サリン事件はオウムのためにはならなかった。麻原があれによって日本にハルマゲドンを起こすことができると考えていたとすれば、彼は単なる阿呆だ。到底信じられない。とにかく謎ばかりの事件だったが、あの原料のドラムカンと完成品を入れる特殊なボリタンクの行列が実現しなかった事だけは有り難い事だ。日本の警察が優秀だったと言う事なのか。もっともあの事件解決の本当の牽引者は防衛庁だったという説もある。しかし、地下鉄サリン事件の痛ましい犠牲者には本当にお気の毒だと申し上げたい。彼等はもっと大きな事件の防壁の貴い人柱となられたのである。オウムでもう一つ忘れてならないことは、某テレビ局がやったサブリミナル効果の事である。麻原の顔を目にも止まらない早さでテレビ画面の中に入れ、深層心理に影響を与えるというこのサブリミナル効果が、日本の大テレビ局で行われたと言う事自体、驚くべきことであった。その時点で、あれほど多くの犠牲者が出て、社会の指弾を浴びている最中に何を好んでオウム真理教に肩入れするような事をしたのだろうか。それは番組担当者の思い付きや、思い入れでは説明のつかない出来事と私には思えた。あれは第三者として常識的に見れば、テレビ局そのものを用いてオウムのパックアップをしたとしか言いようのない事件であった。誰がそんなことをさせたのか。誰にそんな事ができたのか。我々は、この事を決して軽く見てはならないし、決して忘れてはならない。さらにまるでアイドルのように毎日テレビに登場した上佑氏は何者だったのか。とにかく不思議な事ばかりの事件であった。
 

#大蔵省解体を叫ぶ奴は売国奴

九六年ほど日本民族が腹をすえかね、煮えくり返った年も無かろう。パブルの時期、我々庶民は高騰する地価に翻弄された。あるものは都心を遥かに雄れた辺鄙な土地を、高額な値段で買わされ、それは今となっては一○分の一の値段になっても買い手が付かない有様である。そのバブルを作り出し、金にあかせて贅沢三味に遊びほうけた怪しげな経営者らが一且パブル崩壊となると今度はその借金を国民の税金で払ってくれというのだから、これはどう説明しても納得の行く話ではない。かように住専処理は全くうんざりするほど腹の立つ話だが、だからと言ってチラチラと
 

間こえてくる大蔵省と日銀の解体論となるとちょっと侍てと言いたい。大蔵省と日銀を解体して民営になんかしてしまったら、日本の紙幣に「日本銀行券」ではなく「○○準備銀行券」なんて書かれるようになって、その銀行の筆頭株主が実はロスチャイルドだなんて事になるかもしれないのだ。アメリカでは遠の昔にそうなっているのだ。判りやすく言えばアメリカ国民はロスチャイルドの金によって生かされていると言う事なのである。実際、改めてドル紙幣に「Bank ○f America」と書いてないのはおかしいし、不気味ではないか。声を大にして言うが、日本の紙幣に「日本銀行券」と書いてあるという当たり前のことが、実は極めて大切な事なのだという事実を、どうかしっかりと確認してほしい。これは少なくともまだ日本が辛うじて独立国であることの証左なのである。何時の時代でも、貨幣がその民族、国家の独立性の証しであった。キリストは税金を払うべきかどうかと問い詰められた事がある。これは払えと言えば、当時ロ−マによって支配されていたユダヤ人にとって、屈辱的なローマヘの隷属を奨励するものとして軽蔑され、指弾を受けるし、払うなと言えばロ−マへの反逆罪として罰せられると言う、選択の余地のない巧みな誘導の質間であった。しかし、キリストはそれを見抜き、貨幣を持ってこさせ、「これは誰の銘、誰の肖像か」と聞いた。「ローマのカイザル

28

のものだ」と言うと、では「カイザルのものはカイザルに、神のものは神に帰せ」と答えた。つまり神に返せとは、この地上の貨幣などではなく、心を捧げよと言ったのである。ことほどさように貨幣は国家のシソボルなのだから決して大蔵日銀を解体して民営などにしてはならない。それは日本の終りを意味するのである。
 

#狂牛はなぜ二頭しかいないのか

九六年、イギリスから始まった狂牛病騒ぎも何とも奇妙な話である。我々がTVで見るのは一・二頭の牛がよろよろとよろめいている姿である。そして、繰り返し画面に表れるのは、この一・二頭だけなのだ。ところがまるでイギリス中の牛がみんな、狂牛病になったかのような報道が成されている。それなら何千、何万頭のよろめき歩く牛の大群が写し出されても良いはずなのにそれは無い。

一体、あの狂牛病騒ぎはどこまで本当なのだろう。昔に比ぺればずいぶん安くなったが、それでも我々日本人は毎日牛肉を食ぺるわけではない。しかし、欧米の人々にとっては牛肉は主食といって良いのではないだろうか。

こうして次に羊肉。次に鳥肉と様々な手で食べられなくされたら、確かに食料バニックが起こるに違いない。何かおかしい。今まで何千年もごく普通に食べられてきたものが、急に食べられなくなるなんて、とても自然発生的な物事とは思われない。

#○一五七をバラ撤いている奴がいる

オウム真理教の騒ぎのとき、私が一番心配したのは水道であった。上水道の水源地に毒物や細菌を撤かれたら、防ぎようがない。オウムには外国の力が加わっていたと言う報道もあるのだから、今、我々は戦争状態に入っているのだと考えるべきである。そうすれば当然、上水道を防ぎ守ることに大きな関心を持たねばならない。私だったら、自衛隊をすべての上水道の主要な位置に派遣して二四時間体制で守らせる。また、岡山から始まった○一五七大腸菌騒ぎも、一応疑ってみる価値はあると思うのだ。アジテイターと言われるかも知れないが、今や、あまり前例のない事象はなんでも疑えと言いたい。今年は今のところ一応は平穏無事だが、昨年から、たしかに日本は目に見えぬ

31

敵との戦争状態に入ったのだ。と、ここまで書いたところで、NHKテレビを見ていたら、専門家が「この○一五七はクーロンです」と言ったので思わず飛び上がりそうになった。クローンとは誰かが作ったと言う事である。もちろん○一五七と言う細菌は昔からあるのだが、今回の○一五七はその中の一匹?から培養され増殖されたものだと言うのである。一体誰が何のために作ったのか。その内に、この○一五七はこの頃しきりに報道されている黒い気球につり下げられた籠に入っていたねずみが媒体だという、まことしやかな裏惰報が入ってきた。他国が流した気球なのだろうか。それなら大腸菌ぐらいで済むだろうか。それともこれは実験か。本当のところは判らない。○一五七が大腸菌だったからよかったようなものの、もし、コレラ菌やペスト菌だったらと考えると本当に怖い。しかし、これが何らかの人為的な疫病なら、誰が何の目的でやっているのだろう。大して意味のないこととも思えるのだが。クローンと言えば、私の前著『続・悪魔最後の陰謀』九一ページ以降に、人間のクローンの話を書いた。その時は半信半疑どころか、一信九疑ぐらいだったのだが、これも、ある日テレビを見ていたら、一頭の羊から作られた五頭のクローンの羊というのが出てき

32

た。内三頭は死んで、残った二頭の羊というのだった。そしてアナウンサーが言ったのだ「これは人間にも可能です」さらに追い討ちをかけて、人間クローン製造チューブなるものの写真が出た。この写真自体は実物ではなく明らかに模型だから、真偽の程はこれも明らかではないが、私の本の裏付けを得た思いであった。しかし、こんな事が裏付けされても全くうれしい事ではない。

34 #もう一つ別の巨大地震計画

スブリングマイヤー氏は日本にもう一つの人工地震計画があるとニュースレターに書いている。私は念の為に電話を入れて聞いたが確かにもう一つの〃Manmade アースクエーク”計画があると私に告げた。それは、阪神の時よりも大きいと言う。それによって日本経済を壊滅させるためだという。ただ、私にはその真偽は判らない。信じたくないし、考えたくもない。そして、例えそれが事実であったとしても、日本はそんなものでは壊滅しないと思う。逆に、阪神の時のように、助け合い、励ましあって強くなると思う。それよりむ

しろ、ジワジワと青少年の心を蝕む退廃と虚無、陰湿な人間関係、政治への失望、経済界への不信の方が日本を壊滅に導くような気がする。茶髪の青年たちの希望のない目
を見るとき、目本の将来が不安になる。お隣りの韓国に行くと、青年たちが生き生きとしていて、社会全体が日本よりピュアな感じがする。今、韓国はキリスト教が国民の三○%に達している。そのキリスト教が欧米のように腐れ切って、悪魔に浸食されたものではなく、本当に熱心で清潔なものであるからだろうと思う。もっとも、あまりにピュアで逆に心配になるのだ。例えば私の本などは決して韓国では発売されないだろう(私の本を韓国で出版したいと言って来て、資料を持っていったTさんはその後どうしておられるのだろう。全く連絡がないが、資料だけでも返して欲しかった)。いまだにアメリカが正義とキリスト教信仰の国だと信じているのだから、そのナイーブさが心配になるのだ。鳩のように素直なクリスチャン。しかし、イェスはまず先に、「へびのように聡くあれ」と言っているのだが。そのアメリカについては全く信じ難い話が聞こえて来るのである。

35 #米国「教育の日」は非ユダヤ人を大虐殺する法

さて、今、アメリカでは何が起きているのだろうか。我々は新聞紙上にのどかに選挙戦を戦うクリントンとドールを見る。時々、起こる日本人殺人事件。やってくる映画と言えば日本のやくざ映画の方がはるかに「もののあわれ」を感じるほどの殺毅と破壊と気味悪い物ばかり。しかし、このアメリカで今、静かに、しかし、厚かましく、恐るべき事態が進展している。以下に紹介するのはドン・ベル氏のレポートの要旨である。一九九一年三月五目ァメリカの下院は「一九九一年三月二六日を合衆国の教育の日」と定める法律を審議し、賛成多数で可決した。さらに三月七日には上院が同じ法律を可決し
た。三月二○日、時の大統領ブッシュはこの合同決議を承認し、公法一○二・四として発効した。しかし、その法律の中身は実際には国会議員も国民も知らなかったのである。
『合同決議102.12(H.J. res.104) March 20,1991
本議会は倫理的価値と原則の歴史的伝統は市民社会とわが国がよって立つ基盤である事を承認する。これらの倫理的価値と原則は文明の黎明期から社会の基盤であり、『ノアの七法』として知られていた。
これらの倫理的価値と原則なしでは市民の徳育教化は混沌に帰る深刻な危機に直面するであろう。社会はこれらの原則が、最近に至り、文明化された社会の組織によって、包囲され個喝されている危機の結果、弱体化されていることに深い関心を持っている。

これらの危機によって正当化された偏見によって、歴史的な倫理的価値を我々の顕著な過去から未来の世代に伝えるという責任の視野を、わが国民に失わしめてはならない。ルパビッチ運動はこれらの倫理的価値と原則を世界に広め育成してきた。・ルバビッチ運動の指導者ラビ・メナヘム・スカーソンは普遍的な尊敬と畏敬を受けてきたが、彼の八九歳の誕生日は一九九一年三月六日である。この偉大な霊的指導者〃ザレベ〃ヘの捧げ物の内、彼の九○歳の年そのものが〃教育と奉仕〃のよき実例であると見なされることを加えよう。この年われわれは、世界を『ノアの七法』の内に見い出される道徳と倫理の価値に立ち戻らせるために、教育と慈善を指

39

向する。そして、これは合衆国の大統領と国家の代表着によって署名された国際的な名誉の巻き物に書き記されるであろう。ここに合衆国議会の上院と下院は共同して議決する。世界ルパビッチ運動の指導者ラビ・メナヘム・スカーソン氏の九○歳代のスタートの日一九九一年三月二六日を合衆国の〃教有の日〃と定める。大統領は合衆国国民に、この日に適切な祝賀と行動を挙行するよう呼び掛ける宣言を発効し、要請する(注*八九歳と九○歳がおかしいが原文のまま)。一九九一年三月二○日認可

下手な訳で恐縮だが、読者はこの法律が一体何を目的としているのか分かるだろうか。恐らく当時のアメリカの国会議員もマスコミも国民も何がなんだか分からなかったに違いない。ここにわれわれはあまり馴染みのない言葉を見い出す。まず『ノアの七法』またルパビッチ運動である。まず、この法律の欺まんの一つはアメリカがその存立の基としてきたのはキリスト教であって『ノアの七法』などと言うものではないと言う事である。恐らくアメリカの国会議員はあまり聖書を読んでいなかったのだろう。ノアと言う名前に幻惑されて、それがあたかも聖書の中にあり、モーセの十戒に先立つものぐらいに考えたのでは

40

ないだろうか。ところが旧約聖書の中に『ノアの七法』などと言うものはない。あるのはタルムードである。タルムードの「『ノアの七法』に違反する者は誰でも、断首による死罪となる」とある(ユダヤ百科辞典二九ニページ)。『ノアの七法』はゴイム(異邦人家畜)のためにモーセの十戒に代わるものとして設立されたものである(モーセの十戒は人間であるユダヤ人用だから動物であるゴイムのために作ったということだろう)。そして驚くべきことにイスラエルではなくアメリカでこの『ノアの七法』が巧みに粉飾されてすぺての法に勝る公法として議決されたのだ。しかも『ノアの七法』の第二条には「神を冒涜する者」はこの法に違反していると見なされるとある。そしてイエスを神の子、神と見なすものはタルムードによれば神を冒涜しているのである。要するにこの「合衆国教育の日」の法律はアメリカの研究者によれば、クリスチャンを断首していいという法律なのである。そしてそれはもちろんクリスチャン以外にも及び得る。これは現実なのか。悪夢を見ているのではないか。私はいにしえの聖書の預言者たちのように驚きあきれて灰をかぶり塵の中に座したくなった。アメリカの国会議員は皆、酔っぱらっていたのか。マスコミは眠

41

っていたのか。アメリカの教会は何をしているのか。国家が檸猛なライオンのように変貌して、舌なめずりしているのを、目を開けて見もしないで、やれ、滑ったのころんだの、体が宙に浮いたの、虫歯に金が入ったの、手から油が潤るのと愚にもつかない馬鹿騒ぎを何時まで続けているのか(アメリカの教会の最近の流行)。ここに書いていることは私の想像や空想ではない、米国の法律に書かれていることなのだ。そしてこれは明白にキリスト教会をターゲットとしているのだ。これは世界からキリスト教を抹殺しようとするユダヤ教の陰謀以外の何物であろうか。

42 #統発する爆弾騒ぎの目的は何か

一九九二年、スプリングマイヤー氏は一九九九年までにイルミナティが計画していr驚くべき計画について彼のニュースレターに書いていた。私はその一部を最初の本『悪魔最後の陰謀』に書いた。しかし、そこに書かなかった事の内に「連邦ビルの爆破」という事があった。私には連邦ビルというものが何だが判らなかったし、日本とは余り関係な

いことだと思って無視したのだ。しかし、アメリカの読者の内には無視できない人がいた。それはオクラホマ連邦ビルのガードマンの一人であった。彼はスプリングマイヤー氏の情報を真剣に受け止め、その職場を辞職し別の仕事に就いた。一九九五年四月一九日、オクラホマ連邦ビルは強力な爆弾によって吹っ飛んだ。二○○名の犠牲者の内に十数名の幼い子供たちもいたのである。そのガードマンはスプリングマイヤー氏に感謝の手紙を送ってきたという。しかし、一体誰がこのようなテロを行ったのだろう。その爆弾は非常に強力で、到底一般には手に入らない種類のもの、すなわち軍隊でしか入手出来ない種類のものであるという。また、その直後に犯人として逮捕されたティモシ−・マクベインは、優秀な学生であり、湾岸戦争ではブロンズスター勲章を受賞しているというのに、この爆弾事件の直後、ハイウェイをナンパーブレート無しで一三○キロものスピードで走っていて捕まったというのだ。しかも、銃を持っていたというのに、何の低抗もしないで、普通の警官の制止に応じて簡単に描えられているのである。彼らはわざわ

ざ実名でレンタカーを借りてさえいる。とにかく間抜けな犯人なのだ。一九三三年二月二七日、アドルフ・ヒトラーはベルリンのライヒタッグと呼ばれるドイツ連邦ビルを破壊している。そして、ドイツ国民にテロリストを封じ込めるために、国民を登録し、強力な政府を造る必

43

要があると訴えた。FBIのルイス・フリー長官はこの爆弾事件の後で〃国家の敵〃であり〃人間性への敵対者〃である者を封じ込めようとナチスのプロパガンダを使って訴えた。そして一九九六年七月二七日、オリンピック真っ最中のアトランタの公園で爆弾が爆発した。そして、クリントンはこの種のテロの防止のために〃電話の盗聴の自由〃を議会に諮っている。スプリングマイヤー氏もテックス・マーズ氏もこのテロ事件の真犯人はアメリカ国家そのもの、そしてその背後にいるイルミナティだと断定している。そして、直接的には国家の指導者と呼ばれる人々の人名、事実が伝えられているのだが、あまりにも衝撃的で、信じられない事ばかりである。近年、世界の至る所で、無差別に爆弾が爆発し、多くの人命が失われている。これらの事件の特徴は、その事件そのものにほとんど意味のない事である。何らかの恨みとか、国家への反逆とか、民族の主張などがなく、ただただ爆発させ死者を出すだけなのである。その結果テロの防止が叫ばれ、国民、市民の自由が奪われようとしている。やがて日本にも、このような事が起こるかも知れない。どこかの巨大なビルが吹っ飛び、

44

多くの人命が失われ、入されることだろう。間抜けな犯人が捕まり、電話の盗聴、
国民の登録がなしくずしに導入されることだろう。

#ギロチンによる大量処刑が米国で始まる

これで一つの疑間が解けた。なぜCIAが極秘裏にギロチンを大量に輸人したのかである。私は一九九三年に出した『悪魔最後の陰謀』九二ぺージに「アメリカに何千と言うギロチンが輸入されている」と書いたところ多くの方が馬鹿馬鹿しいと言い、スプリングマイヤーや私を信用しない拠り所にしている。しかし、考えてもらいたい。我々はこのような情報がどんなに馬鹿馬鹿しく見えるかよく心得ている、我々はそんな事が判らないほど馬鹿ではない。私はこのような事を書けば必ずその様なリアクションがあるだろうと思っていた。しかし、スプリングマイヤー氏の真摯な人柄からそれを信じた。そしてあえて愚直に従った。これに限らないのだが今はあざけられても、いつか事実がそれを証明すると信じて書いている。五年か一○年か二○年か耐え忍ばなければならないのだろうけれど
45

スブリングマイヤー氏のニュースレターの読者の夫婦がやはりこの情報につまずき、氏のニュースレター購読の継続を断って来た。ところがある日アメリカの情報機関に関係している友人がこの家を訪ねた。そしてこの夫妻が何気なくこのギロチンの話をしたところ、彼は目を大きく見開き「どうしてそれを知っているのか。それは最高機密であり、私の友人がその輸入に携わっている」と語った。その読者の夫婦は継続を願って来たと言う。ヨハネの黙示録の二○章四節に「イエスのあかしをし神の言を伝えたために首を切られた人々の霊がそこにおり…」という言葉がある。私は今まであまり気にも留めていなかったが、この法律を聞いた時から急にこの言葉がリアルに現実味を帯びてきてしまった。なぜ聖書はわざわざ「首を切られた」と書いているのか。「殺された」でいいではないか。こうしてわざわざ「首を切られた」と書いてあると言う事は、よほどそれが印象的な様態と規模であるからに違いない。フランス革命の時も多くのクリスチャン、司祭が犠牲となったが、アメリカではもっと大規模に行われるのだろうか。ギロチンは一番苦痛を感じない処刑としてギロチンと言う人物によって発明されたと言う事だが、苦痛を感じるか感じないかは誰も証言出来ないわけだし、何より見る側にとっ

46

てはこれほど強烈に視覚に訴えるものはあるまい。そして、それが実はタルムードの好みなのだろう。フランス革命の中心となったジャコパン党とは、ジャコブすなわちヤコブの党、ユダヤ人の党である。クックという人もこの情報を伝えているが、彼はこの法律が実施されるのは反キリストが登場してからだと考えているようだ。しかし、実は次の情報から見て、私はこの事態がアメリカだけで〃ギロチンの刃が鋳びる前〃に起こるような気がしてならない。
 
 

#一般米国人は全員強制収容所に入れられる

アメリカ市民の大多数、とりわけ健全で有能で自覚のある市民を抹殺したり、再教育を受けさせるための強制収容所の建設が急ピッチで進んでいる。以下は『パトリオットレポート』一九九六年六月号の一部の要旨である。スチーブン・クェイルの短波放送〃blue print for survival"番組から転載された。スチーブン・クェイルは一九九六年一月一三日、元アメリカ陸軍統合参謀本部の監督官だったある人物と会

47

談した(原文は何かの集会での対話形式になっている)。その人物の名は公表されていない。Mr.SeaまたはMr.Cとされている。彼は22年間陸軍の重要なポストにいた職責上、あらゆる軍事基地を訪れた。そして数年前から、彼はアメリカ軍が全く違った方向に動き始めた事に気付いた。間もなく彼は繰り返し聞くことになるNew World ○rder(以下NW○)が事実上アメリカの軍隊を支配し始めていることを知ったのである。Mr.Seaは原文に書かれているだけでも六つ以上の最高位の勲章を授与され、佐官級の役職から退官に当たっても高位の叔勲を受けている。彼は一五年間に渡って三五か国以上の世界の国々を回り、五か国語を話すことができる。彼は政府の最高位の役職にあったが、彼が実態から学んだァメリカ政府は一般の人が想像しているのとは全く違っている。それは全く非合法的(Unconstitutional 文字通りに非憲法的)なものである。
Q一「強制収容所について話してくれませんか」
S一「まず、私は三一年間連邦政府の役職にいたがNW○は連邦政府の役人をあざむき、また国民全体をあざむいている。NW○はアメリカ国民が武器を持つことを許さないし、

48

アメリカ国民がどんな権威の役職にもつけないようにしようとしている(注*気をつけていただきたいのはアメリカ国民という言葉である。一部のアメリカ国民でない者には許されるのである)。あなた方が彼等に仕えることを辞めたら、あなた方はあざむかれるだろう。よく間いて、理解してほしい。私がある着いFBIの職員にこの話をしたころ、彼はこう尋ねた『あなたは彼等が、私の仕事を外国人に取り替えようとしているというのですか?』『その通りだ』と私は答えた。すると彼は(愛国的な警察官の機関紙)を私から求めていった。また、ほかのVIPたちに話したとぎ、ある州の警察のコマンダーが実に要を得た質問をした。『彼等はわれわれアメリカ人の警察官をどうするつもりなのですか』『あなた方の武装を解除して、われわれと一緒に収容所に入れるのです』」こうしてMr.Seaはァメリカ人を投獄し処刑するために設けられた軍の支援施設やその位置について語り始めた。彼は過去二年間にわたり米国内を約一○万マイルも旅行し、このような施設を彼自身の目で見て、写真に撮った。これらの施設は一般の人にはジグソーバズルの一ピースのように何がなんだか判らないだろうが、彼には一連の絵として見えるのである。初めて聞く聴衆の中には「ああ、それは道路の個で見たことがある」とか

49

「そうそう、偶然見かけたことがある」とか言う人もいるだろう。しかし、彼等にとってはそれは単なるパズルの一ピースなのである。例えば、参謀本部の中将に説明をし、三分の一ほど話したとき、彼は言った。「つまり、君はFEMA(連邦危機管理機構)が軍の準備品を奪うと言うのかね」「はい、閣下そうですがそれはバズルの一部に過ぎません。それは全く非合法(憲法違反)なのです。しかし官僚政治は軍事力の管理はできません」強制収容施設は作られている。これらはResisterとDissidentを入れるための収容所である。Resisterとは銃の保有者で取り上げられることに反抗する者、Dissidentとはクリスチャン、愛国者、憲法順守を訴える者の事である。これらの収容所はすでにあり、彼はその目で見てきたと言う。ノースカロライナ州のキャンブ・バヅクナーには道の両側に二つの施設がある。一つは前に作られ、もう一つは昨年作られた。二分の一マイル四方の施設で鉄条綱で囲まれている。その中程にはへリコプター基地がある。この実行計画は全てヘリコプターが使われる。全ての基地には防護柵がある。セイモアージョンンン空軍基地には鉄条網に仕切られた空の連邦監獄がある。バージニアのワリントンにほど近いところにも監獄キャンプがある。これらのキャンブにはRed&BlueゾーンがありRedは逮捕後、数日で殺される。

50

B1ueは慈悲深くも再教育を受ける。全てはボスニアまたはソマリアに起こったことの通りに行われることだろう。彼らは〃乗り継ぎ点〃と言うものまで用意している。もしあなたが見たいと思うなら、見ることができる。例えば、彼らは線路と土地と乗り継ぎ駅(または積み替え駅と言うべきか)を作った。道路にそってBerm(舗装してない歩道)を作ったが、それは囚人たちが下ろされたときChoppers(軍用へリコブター)を彼らの目から隠すためである(以下かなり詳しい各所の説明があるが省略する。一つにはうんざりすることばかりだから)。これらの収容所は現在、例えばAmtrak(鉄道会社)の修理基地などの名前をつけられている場合もあるが、共通しているのは鉄条綱のフェンスの頂上が内側に曲がっていることである。言うまでもなく、外部からの侵入を防ぐ目的なら、外部に曲げるはずなのだ。こうして壮大な収容所が沢山作られているばかりではない、その計画の中には当然、航空機も含まれ一二機のボーイング七四七をすでに三八都市に就航させている。それはFeederLine(供給線、もっと直接的には食料線)と呼ばれている。またブッシュ大統領によって認可された三○○○機の黒いヘリコプター軍団もある。この黒いヘリコプ

51

ターと黒い制服の謎の軍隊がアメリカ人の今後の運命を決するだろう。彼らのためには特別な航空管制システムがありFAA(連邦航空局)の承認なしで飛行している。これはまた、それらの飛行機のパイロットの怪しげな英語を隠すためにも役立っている。もっとも現在はまだ彼らの人員が足りないのでアメリカ軍のバイロットも使っている。現在、アメリカにはロシァ語を話す〃ジャーナリスト〃のモグラたちが多数潜伏している。彼らはマーシャル法が宣言されるとただちに彼らの穴から出てきてあらかじめ用意されているリストに従って、町々の〃不穏分子〃を狩り立てるために行動を起こす。但し、〃Red〃分子はマーシャル法の宣言の前に逮捕される。マーシャル法の後で逮捕されるのは〃B1ue〃分子だけである。いつかある日、あなたの家の上に黒いヘリコブターが舞い降りてきたら、あなたは逮捕され、ヘリコプターは乗り継ぎ地点まであなたを運び、七四七はしかるべきキャンブにあなたを運んでくれるだろう。
Q一「ここで私は一つの事を話して置きたい。私はここで芸能やトークショーをやっているのではない。生ける神がわれわれに『屋根の上で叫ぶ』ように導いておられるのだ。神はその民に警告を与えておられる。今、幾人かの人々は『携挙』を語り、平和の預言や喜

52

びの波の福音を告げている。私はMr.Seaが神の選ばれた人であり、聖霊によって満たされた人であると信じている。そしてクリスチャンであれ誰であれ、これらの事がどういう風に起こるか気をつけて欲しいと警告を与えてくれている。『神はその僕に秘密を明かさないでは何事もなさらない』と聖書に書かれているではないか」
S一「その通りだ。それはアモス書三章七節に書かれている。そこで、あなた方にお願いしたい。まず、電話によるネットワークを作っていただきたい。そしてあなたの家の上に黒いへリコプターが来たらただちに電話をしていただきたい。その電話が次々と連鎖して警告を発するように、そして、脱出できるようにしていただきたい」
Q一「皆さんに知っていただきたい事は、これらの事は未来の事ではなく、今すぐにでも起こることだと言う事だ。すでに用意は万端整っている。収容所は今そこにある。輸送手段もある(ギロチンもある)。スーパーコンピュータは今あるものになんでも加えることができる。彼らは両側で(?)何人死ぬか決めている。彼らはすでにデッサンを描き出している。そして、彼らは全てを石の下に隠した。しかし、隠れていない石がある。それは『人手によらないで切り出される岩』である」(キリストのこと)
質間者一「あなたがたはこういう事がいつ起こると思うのか?」
Q-「私は神が私を人間につくってくれたことを感謝している。私は肺の全ての力を振り絞って祈ることができるからである。神の民が祈りのために立ち上がるべき時がきている。もう余り時がないけれど、歴史がさし示すところではそうした人々がいるからだ。」

53 #因人輪送用貨車が大量生産されている

以下は今年五月に届いたスブリングマイヤー氏からの情報である。「一九八○年代にアメリカ軍は多数のアメリカ市民を逮捕監禁する其体的な計画を開発Lた。これらの計画の文書の一セットが情報公開制度によって私の手元に得られ、このレターは書かれている。それは二○○ページほどのものである。非常に多くの人々がアメリカの鉄道の沿線にある強制収容所についての情報を提供しているが、この計画の統合参謀本部の構成員であったある人物がこの強制収容所を調査し、これらについてもっと詳しい情報を提供した。それに加えて、昨年、ガンダーソン・スチール社(オレゴン州ポートランド)の従業員、、

が彼の会社が秘密裏に鉄道貨車を造り、溶接し、塗装し、検査していることを発見した。ガンダーソン社は北米の五大貨車メーカーの一つグリーンブライアーが所有している。内部ではこの会社がこの囚人輸送貨車の製造を請け負っていることが知られた。それぞれの貨車は各一両の監視塔のついた車両を持つ一四三両の無蓋貨車で連結している。私たちの幾人かがこの貨車の写真をとろうと試みたが、金属のせいで写真にとれなかった。三度目にはプロの写真家に依頼したがやはり金属のせいで成功しなかった。一九九五年五月、ダリーンブライアーは六○○○両、三五○万ドル(三五億円)に上る貨車の在庫発注をした。その前年の在庫発注は三一六三両、一四八万ドルに過ぎなかった。これは囚人輸送貨車の注文が増えたためである。他にもトリニティ工業、ジョーンズタウン・アメリカ工業などがこのような貨車を製造している。アメリカ鉄道貨車協会の一九九五年の貨車生産高は五万七七一○両で一九九四年の一八%増しである。これは一九八○以来最大の生産高で、その理由はもちろん囚人輪送貨車の大きな注文によるものである。因人輸送貨車の製造が終われば再び不況になるだろう。グリーンブライアーを率いているのはNW○に参加しようとしている人々である。ガンダーソン社の従業員の幾人かはCIAタイブのトラウマ・ベイスド・マインド・コン

55

トロールを受けている。彼等の短期間の記憶はスタンガンで消される。それがこのような大きなブロジェクトが秘密を守られている理由である(注*マインド・コントロールについては徳問書店刊『多重人格はこうして件られる』一九九六年六月刊を参照されたい)。私の友人フイル・シュナイダーはこのガンダーノン社とNW○を暴く仕事を手伝ってくれていたが、今年一月一一日に彼のアパートで殺された。私と会う約束の一日前であった。警察は最初フイルが心臓発作で死んだとごまかそうとしたが、すぐ自殺に話を変えた。警察は彼が片方の手だけしかきかない状態で、庭の水やりホースを自分の首に巻き付けて複雑な二重の結び目を作り自殺したのだと信じさせようとしている。アメリカの強制取容所については私の『世界を動かすユダヤ教の秘密』一四ページに書いてあるが、その情報源だったウイリブム・バプスト氏は消されてしまったという。しかし、ジョン・コールマン、ユースタス・マリンズ、テックス・マーズ、スブリングマイヤ−氏によってかなり明らかにされて来ている。しかし、その収容所に行く囚人輸送貨卓の話は初耳である。囚人輸送貨車、何と手回しのいい。我々はこのような光景をナチスのユダヤ人弾圧の映像で何度も見せられてきた。しかし、いかにナチスと言えども、まさかあらかじめ囚人輸送貨車を大量生産していたとは考えら

56

れないのだ。ところが、今、アメリカでそのような賃車がすでに何万両と製造されていると言うのだ。一体、誰が乗るのだ?誰が乗せるのだ?

#恐るべき大激動はいつ始まるか

さて、教育の日、ギロチン、因人輪送貨車。これらを並べてみると何かが見えてくる。フランス革命、ロシア革命、ナチスドイツ、あるいはもしかすると中国の文化大革命、カンボジアの大虐殺。これらを全て総合した、あるいは学習した、あるいはリハーサルした大虐穀、大迫害がアメリカで準備されているとしか言い様がないではないか。もう一度言うが、前に書いたクック氏はこんな事が起こるのは反キリストが現れてからだと言うのだが、私はアメリカだけで起こることだと思う。日本や中国に囚人輸送貨車やギロチンがあるなんて聞いたこともない。それに一番問題なのは誰がやるのかだろう。直接手を出すのは誰なのか。日本にはいそうもない。第一こういう事を推し進めるには余程確信を持った指導者がいなければならない。日本の指導者は頼りないが、こういう確信は

57

持っていない事だけはたしかである。アメリカにはロシアなどの外国軍。グリーンベレー、フィンセン、州兵。黒人暴動分子、白人の囚人、ストリートギャングなどが準備されているという。それは何時のことなのだろうか。前にも言ったように〃ギロチンの刃のさびる前〃または〃囚人輪送貨車が無駄にならない内〃に起こると思う。今年五月一六日のテレビのニュースでアメリカ海軍の提督で作戦部長だったジェレミJ‐ボーダ氏が謎の死を遂げたと伝えていた。ピストルがあったので自殺らしいという、実に下らない理由が伝えられている。私はこれを聞いたとき、やられたと思った。そして事態はますます悪くなっていると思った。それには訳がある。数年前のスプリンダマイヤー・レターによればアメリカの陸軍の将軍の二五%、海軍の提督の多くがイルミナティ、新世界秩序(NW○)に反抗していたという。一九九二年にブッシュ大統領がマーシャル法を導入しようとしたとき、特に海軍提督の一部はワシントンD.C.に核攻撃をかけると脅して止めさせたという。また、海軍のインテリジェンス(スバイ組織)の中にもNW○に反対している人々がいて、いざというときにはスバイ衛星の機能を停止させる事にしているという。その提督の最高位の人が死んだというのであ

58

れば自殺より暗殺を考えるほうが自然である。マーシャル法というのは、永続的な戒厳令で、アメリカ国民の権利を全て剥奪する法律である。古くはフォレスタル長官も精神病院に入れられ「自殺」させられた。読者はこんな話を間くと、到底信じられないだろう。しかし、事実アメリカにおいて、こういう事態が進行しているのである。

#新一○○ドル紙幣に極悪サタニストのすかし

次のぺージの写真は新しい一○○ドル紙幣である。大して目新しい所もないし、日本の一万円札に比べても随分簡単な印刷だと思う。しかし、この紙幣には驚くぺぎ秘密がある。それは右端の空白部分にある〃透かし〃である。写真のようにそこに書かれているのは表面にあるベンジャミン・フランクリンではない。それは片目の男で、名をアルパート・パイクという。更上最も邪悪な男の一人である。アルバート・パイク。それはフリーメーソンを少しでも知っている人なら、すぐに判る

有名な人物である。一八四○年代、アーカンサス州リトルロック出身の南軍の将草アルパート・パイクは『ルシファーの僧侶団』の頭領であり、イルミナティの一三階級だった(イルミナティとフリーメーソンは階級の数え方が違う。彼はフリーメーノン三三階級)。一八五九年から一八七一年にかけてはパイクは二○世紀に起こす三回の世界大戦の計画を作り出した。アルパート・パイクだけではなく、他にも多くの人々、例えばマッチー二などの名があがっているのだが、その後ろには壮大な世界制覇の野望をもった意志集団があったのである。アルパート・パイクはその中のもっとも優秀な理論家だったらしい。ということは彼は完全にサタニストだったのである。彼は特に『モラル・アンド・ドグマ』という書物によってこの集団の思想と行動基準のグランドデザインを描き出した人物として尊敬を受けていた。そして〃フリーメーノンの教皇〃と呼ばれた。しかし、研究者からは〃アメリカ史上最も邪悪な男〃と言われた。私はアルパート・バイクの肖像画を手に入れようと努力したが、なんと両眼を聞いた物しか見つからなかった。辛うじてビデオテープにあったので、再生した画面から写真を撮ったのがこれである。一般に片目の人は反対側から描かせたり写真を撮らせるか、両眼を開いたものを描かせるものである。パイクも同様に気にしていたのだろう。しかし、一○

62

○ドル紙幣の絵ははっきりパイクと判るように右側からの絵を〃透かし〃にしている。これで見ても、連邦準備銀行の意図は明白である。これは単なるしみや間違いではない、彼らははっきりとアルパート・パイクを入れたかったのだ。このような人物を紙幣に入れようとする連邦準備銀行とは何者なのだろう。それは一ドル紙幣の裏のデザインのようにフリーメーンン・イルミナティのアメリカ乗っ取り作戦の壮大な成果である。ドル紙幣はアメリカ国家の通貨ではない。ドル紙幣のどこにもBank ○f Americaという文字はない。これを陰謀と呼ばなかったら何を陰謀と呼ぶのか。しかも、その陰謀をかくも厚かましく世界に通用させているこの組織の力をよく認識されたい。一ドル紙幣と一○○ドル紙幣は陰謀の証明書である。世界にどれはどの枚数があるのか知らないがその一枚一枚にサタニストの陰謀が宣言されている。

(注*なお、ドル紙幣の陰謀についてはユースタス・マリンズ著 面影橋出版社発売の『民間が所有する中央銀行』という本に詳しく載っている。一般書店にはないので〒112東京都文京区大塚4の51の3の3B 電話03.3943.2020に間い合わせられたい)

63 邪悪な世界支配計画の中心イルミナティ
#イルミナテイ内部者の驚くべき暴露本
 

ここに『ウイッチクラフト アンド イルミナテイ 』という名の不思議な本がある。本と言ってもわずか八○ページほどの薄っぺらなものである。しかし、その内容はイルミナティを理解する上で非常に参考になるものである。この本には著者名が無い。私はこの本の翻訳、自由な解説、出版の権利を請求した際、著者の名前を教えて欲しいと頼んだ。ところが前の3つは快諾されたものの、ペンネーム以外は明かされなかった。それは強いて言えば、ロンドン・パリとかアレキサンダー・ナポレオンと言った、一見してペンネームだと判るものだったのだが、それすら公表しないでくれという事だった。そこには危機感と、それにもかかわらず真実を伝えなければならないという使命感が感じられた。さらには、この著者がもともとはイルミナティ内部の人間であったに違いないと思わされた。なぜかといえば、大規模な作戦は別にして、もともと全くフリーメーノン・イルミ

ナティと関係の無い人間を殺す事はそれほど多くはない。しかし、私の著書のフリーメーソンの誓いにあるように、裏切り者は間答無用、容赦なく殺されるからである。この著者は恐らくイルミナティのかなり高位の地位にいた人物に違いない。そして、その後、改心してクリスチャンになったのであろう。ところが彼の聖書解釈には依然として、イルミナティの時に教えられたであろう奇怪な解釈が出てくる。それで私はこの人物を信頼していいのかどうか迷った。しかし、その聖書解釈自体イルミナティを理解する上で極めて参考になるし、内容はこれまでのイルミナティの解説にはない多くの示唆があった。それで十分な解説をつけて出版しようと考えた。幸い、この本の販売元の人物には面識があったので彼は私がどの様な解説をつけても構わないと言ってくれた。とりわけ最初の部分、創世記に関わる解釈は私にとっては奇想天外、あきれ返る解釈なのだが、中にどうしても無視できない重要な内容がある。世界のすべての偶像礼拝の根源がニムロデとその母セミラミスから出ているというこの記述は、私がかつて見たことのないもので、それなりに説得力のある重要なものである。また、他にもイルミナティの暗黒部分、オカルトとWitchcraftとの関わりは貴重な資料だと思う。さらにこの数十年のオカルト陣営のキリスト教会への浸透の記録は

69

私にとって背筋が寒くなる内容であった。私はその内容の一部を確認するために昨年アメリカに行って調べてきた。それも後ほど書こうと思う。多くの読者にとってはあまり興味のないものかも知れないが、その及ぽす影響は決してあなたと無関係ではないのでぜひお読みいただきたい。以下はその内容と解説である。

70 #知られざるイルミナティの裏の顔

「過ぎる数年の間、神の霊は様々な分野において我々に関わられた。その一つの領域はイルミナティとWitchcraft(魔術)の現実と真実である。イルミナティー……それはかつて存在したものの中で最も秘密の組織である。これらの自らを〃光を受けた人々〃または〃全てを知っている者たち〃と呼ぶ人々は、その名をルシファー〃光を運ぶ者〃、すなわち彼らが礼拝し、彼らの力をそこから得ているといわれる存在から名付けている。新約聖書コリント人への第二の手紙二章十一節は『そうするのは、サタンに欺かれるこ

とのないためである。わたしたちは、彼の策略を知らないわけではない』といって、イルミナティについて学ぶ必要のある事を表している。その上、多くの神の民が駈され、それゆえにこの罪と邪悪に追随してしまっている時代のことは、旧約聖書ホセア書四章六節に書かれている。『わたしの民は知識がないために滅ぽされる』イスラエル(注*著者は真の教会を指してこう言っている)をパビロンから解放する事を助けるガイドとして、イルミナティとオカルトの結び付きに関する黙示を明らかにする事がこれらの真実の希望なのである。この仕事のために、神の霊感された書物(聖書)の他に次の書物を参考にした。『誰もそれを陰謀とは呼ばない』ゲイリー・アレン『大富豪の第四帝国』デス・グリフィン『暴動と革命の中のクリスチャン』トム・ペリー牧師『イルミナティ』トム・ベリー博士『アトラス・シユラッジド』アイン・ランド『オカルト神聖政治』レディー・クイーンボロー『スペルパウンド』『光の天使』チック・パブリケイションズ

71

『破れた十字架』『サポタージュ』〃テープ『イルミナティ』ジョージ・スターリングジョン・トッドの多くのテーブ(元一三ドルイドカウンセルメンパー)
次の事を覚えておくといいだろう。オカルト・イルミナティはその哲学の分野では誰も恐れていないように見える。しかし食物、撚料、武器、弾葉、薬品類、衣料などを自力で調達でき、田舎に住み、信仰か共通の関心を持ち、サパイパルのためにこの世のシステムに依存しない人々やグルーブは恐れている。この『ウイッチクラフト アンド イルミナテイ』を読むことによって、黙示の霊があなたに与えられ、神が祝福されますように」

72 #摩訶不思議なイルミナティの壁,解釈

「この主題を扱う本のほとんどはイルミナティの始まりを一七七六年と誤って伝えている。しかし、人はこの悪魔的な組織の思想や計画や目的や根が、実は我々の時代に花開くように遠い昔にその種が蒔かれたという事を理解するまでは、神の霊がこの終りの日に神の選民に教えていることの意味を悟る事はない」著者はこうして聖書の創世記から非常に変わった聖書の解釈を展開するのだが、内容は直接イルミナティとは関係ないし、日本の読者にとってあまりなじみのない話なので、ここは省略することにしよう。面白いのはエデンの園に現われるへびを、アダムに先立って創造された黒人という事である。これなど私には到底理解不能の解釈なのだが、もともとイルミナティに深く関わっていたと思われる著者がそのような解釈から解放されないのかまたは、イルミナティの聖書の読み方をそのまま語っているのであろう。また、ユダヤ人をカインの子孫と断定するのだが、これも聖書本来の考え方では、カインはハムの子孫で、ユダヤ人はセツの子孫である。これはユースタス・マリンズ氏などの解釈と似ている。さて、ここで私がぜひ取り上げたい話は、ノアの子、ハムの子孫ニムロデである。この書の興味深い点は、このニムロデがその後の宗教と反キリストの原形となったという主張で、これは非常に説得力のある物語である。

73
 

「クシュから強い魂の狩人で神に反逆したニムロデが生まれた。彼はパベル(バビロン)、カラ、エレク、アッカド、カルネ アツシリア、ニネベ、レホボデ、レセンの町々を建てた。昔の伝説によるとニムロデはパビロニアの大安息日 一二月二五日の日曜日に生まれた、という」イエス・キリストの誕生日クリスマスは一二月二五日になっているが、実は羊飼いが夜、野宿していたと言う事から冬でないことは確かなのである。もともと初代教会にはクリスマスを祝う習慣はなかったらしい。そこでサタンはいつの頃からか、キリストの降誕を祝うという名目で反キリスト、サタンの子を祝う日としたのであろう。あきれ返った話だ。クリスマスは太陽が一番表れなくなる冬至の祭りが変化したものだというのが教会の通説であった。「義の太陽」と呼ばれるキリストを迎えるという意味が付け加えられていた。しかし、実はニムロデの誕生日だったとはちょっとしたスリラーではないか。聖書はニムロデに関して簡単に書いているだけであるが、創世紀が謎に満ちた書物なので、このような知識は古代の伝承として受け止めるべきであろう。「創世記二章によればこのパベルの塔はニムロデのバビロンに建設が始った。この古代の『国連』ピルディングは、世界を統一する政治的宗教的組織の試みであった。この当時

世界の人類の言語は一つであった。そして彼らは自分たちの名を上げる事を顧っていた。しかし、まだこの組織の時は満ちていなかった。神は人々の言語を混乱させ、彼らを散らされた。それでパビロン(混乱)は別の計画を始めた」そんな古い昔から反神の組織が意図的に作られたとは考えられないが、パビロンと言う言葉がこの後のすべての神への反逆の代名詞になったことから見て、聖書に書かれている以上に悪魔的な都市だったのだろう。次いで極めて醜悪な、しかし、驚くべき思想が生まれてくる。この嘔吐を催すような物語は極めて重大である。その後の世界の宗教の原形が明らかにされるからである。「ニムロデの母セミラミスは、当時の世界でもっとも美しくまた堕落した女性であった。ある時、この町で暴動が起こったが、セミラミスが暴徒たちの前を通り過ぎると、暴徒たちはこの美しいクシュの女性を見るために暴動を止めてしまったと言う。来るべきメシヤの予言を知っていたクシュは、セミラミスによって子をもうけた。このクシュによる子、ニムロデこそ彼らのメシヤであった。クシュは死ぬ時、ニムロデとその母セミラミスとを結婚させた。ニムロデはすでに神として崇められていたし、クシュもニムロデをもうけたことによって崇められていたので、セミラミスは『天国の母』として崇められるようにな

75

った。この三重の結合によって、三位一体(唯一の神の内なる三つの神)の礼拝の種が播かれたのである。そして聖なる母と子(同時に夫)は全ての宗教の神となったのである」ここで、明らかに著者はカトリック教会の聖母子像を意識しているのである。他にも仏教における慈母観音像など母に抱かれた子の像はこのニムロデとセミラミスの雛形から生まれて来た思想なのだろう。それがなんと「子がイコール夫である」と言う事から三位一体を表すのだとすればいかに汚れたものを拝んでいることだろうか。著者はここで、三位一体と言う思想そのものが、かかる汚れた思想なのだと言いたいのではなく、聖母子像がサタン的な意味での三位一体だと言いたいのだろう。しかし、この伝説はおそらく事実なのだろう。全ての母子像は遠い昔、五○○○年も前に生まれた涜神の宗教、ニムロデと母の像のイメージブリントされたものなのであろう。これはキリスト教の三位一体とは全く違う思想であり、むしろサタンが人を惑わすため、あるいは神を侮辱するために作り出した遠大な反逆の思想なのである。「ニムロデがパベルの塔を建てている間に、ノアのもう一人の息子であるセムがニムロデの裁きを告げるためにやって来た。セムはニムロデを殺し、彼の体をいくつかの部分に切断し、使者を遣わして全ての異教の神殿に送った。使者の使信は、全ての性的素乱、幼児

76

の生贅を共にするパール、モレク、チューンなどの礼拝には、この同じ裁きが来ると言うものであった。それで、これらの宗教は地下にもぐり〃古代の秘儀〃となった。旧約聖書の中で〃grove〃と呼ばれているものは文字通りには神殿の事であり、今日のフリーメーソン、ェルクス結社、シュライナー、ムースロッジなどの事である。これらは選民によって滅ぽされよう」これは非常に典味深い指摘である。セムに関して、エチオピアの伝承では、セムはノアの命によって、アダムのミイラを埋葬するためにエルサレムに行き、突然地面が裂けた場所に葬った。そこをゴルゴタ(どくろ)と呼んだ。セムはその後、エルサレムに住み、メルキゼデクと呼ばれるようになったという。ゴルゴタはイエス・キリストが十字架にかかった所で、イエスは第二のアダムと呼ばれているので、不思議に符号するのだが、セムの権威と信仰の正しさを現す意味で、この本と合わせ読むと面白い。groveとは割世記二:三三では「アブラハムはペエルシバに一本のぎょうりゆうの木を植え、その所で永遠の神、主の名を呼んだ」とあるその『ぎょうりゆうの木』の事であるが、同じ言葉がそれ以降は『アシラの神殿』と訳されている。これは訳者の想像だがアブラハムは神との記念樹としてその木を植えたのであるが、後にそれは聖所となり、

77

なんらかの理由でアシラ神が祭られるようになったのであろう。アシラ神は枝を払われた太い木を立てたもので男根を表した。前の文章から見て、この「選民」はユダヤ人ではなくキリスト者を表すのであろう。「セミラミスは後にニムロデの体の断片を集めた、しかし、どうしても見つからなかったものがある、それは彼の男根であった。
セミラミスは彼女の全てのオカルトを結集し、彼の男根を呼び戻そう(callback)とした。これはそのまま多くの異教の礼拝(CallbaCk)となっている。そしてそのシンボルとしてオベリスクを作った」
全てのオベリスクまた日本の御柱などと呼ばれているものの源泉はこれなのであろう。信じられないだろうがアメリカのワシントン市にあるワシントンのモニュメントと呼ばれるオベリスクは全くこの意味である。多くの古代宗教、また今日の宗教に至るまで、性器礼礼拝は世界中にあるが、その起源が遠く四○○○年以上も前のニムロデとセミラミスの物語から来ているとは驚いた。私は案外本当ではないかと思う。これは日本の古事記や日本書紀に先立つこと二○○○年も前の話なのだから、メソポタミアから始まって遠く極東の鳥まで民族の移動と共に流れ着いたとしても不思議はない。恐らくこの始原の物語に照らすと、多くの宗教の主題が判るのではないだろうか。それはca1lbaCkという言

葉の原語を知ればもっとはっきりするのかもしれない。ただし、釈迦に始まる仏教は本来は偶像崇拝を求めず、むしろ釈迦はそれを禁じたと聞いたので、この物語の範疇には入らないと思う。仏教は宗教と言うより哲学なのだろう。それが土俗宗教とミックスして今日の仏教になったのであろう。「その結果として、全ての秘儀宗教と秘密結社のロッジ(礼拝堂)はこの男根礼拝とパール神礼拝に基礎づけられているのである。これはイスラエルがパールペオルにおいて犯した罪であると民数記二五章にはある」もともとパールとは柱の事で英語のパーと同じである。アシラとパールの違いはほとんど宗派、教派のようなものであろう。「ニムロデのシンポルがX 十字であることを覚えておくのも面白いだろう。このマークはチャールズ・マンソンの女たちの額に書かれていたように、多くのwitch(魔女)の額に書かれた。ローマカトリックがいうところのMerry Xmasの本当の意味は『Magical or Meriment Comunion  ウイズ ニムロデ 』(ニムロデとの魔術や快楽の交わり)の事である」XマスのXはギリシャ語のクリストスの頭支字だというのが従来のキリスト教会の教え

79

ていたところである。しかし、恐らくこの説の方が正しいのだろう。前に書いたように、もともとクリスマス自体が極めて怪しげな祭りなのである。しかし、私自身はクリスマスはその起源はともあれ現状は、教会においてキリストの誕生を祝うに相応しい祭りとなっていると思っている。「時が経つに従いこのオカルト宗教は一つのゴールに向かって行った。オカルトによってコントロールされる世界を統一する宗教的政治的組織である。この計画はサウル(Iサムエル1:28)ノロモン(I列王記二)ニコラオ、バルイエス、魔術師シモンの3極委員会、(使徒行伝六、八、一三、黙示録二:六、一五)にその記録が見出だされる。ポンテオ・ピラトはローマのドルイド教大学で教有を受けた」聖書にはそれぞれの人物がそういう意図で働いていたとは書かれていない。ましてニコラオ、バルイエス、シモンが協力しあっていたとは信じ難い話である。しかし、本人たちの意志とは別に、結果的にはそのような働きをしたと言う事をこういう表現で表わしているのかもしれない。要はサタンの悪霊による一致を意味しているのだろう。ポンテオ・ピラトはイエスを十宇架につけた時のロ−マ総督。ドルイド教については判らないが、彼がそういう教有を受けたとは興味深い。

80 #キリスト教の堕落を懸命に画策

「紀元三一二年一○月二八日、太陽礼拝の異教徒コンスタンチヌスはロ−マの王位を継ぐための旅の途中にあった。しかし、チベル川でマキセンチウスの反抗に出会っていた。コンスタンチヌスと彼の軍隊は数において大いに劣勢であったが、彼と彼の軍隊は、突如、空に十宇架の幻を見た。それには『このしるしにて勝て』と言うメッセージがついていた。コンスタンチヌスはそれに従って勝利し、伝説によればクリスチャンとなった。しかし、コンスタンチヌスの言う「しるし」は、実際にはキリストの十字架ではなく、太陽神のシンボルであるアンクーであった。今や〃クリスチャン〃となったコンスタンチヌスは三一二年ローマを支配し、313年ミラノ勅今を出してキリスト教を国教と宣言した。またコンスタンチヌスは彼の軍隊にバプテスマを受けさせ〃クリスチャン〃にした。AD三二五年にはニカェアで宗教会議を開催し〃Summun Pontifex〃(法王)として議長を勤めた。さらに教会を組織化しローマカトリック教会を作った。こ

81

こに異教の儀式はキリスト教化され、ただ名前を変えただけでそのまま取り入れられた。カトリックという名前は『普遍的な』という意味だという解釈が広く伝えられ、ローマの普遍的な教会という事になっているが、それは決して本当のキリスト教会という意味ではない。それはロ−マの宗教(偶像宗教など)を普遍的にしようというのが目的なのである。こうして世界は一六世紀にマルチン・ルターやその他の人々による宗教改革まで、暗黒時代に投げ込まれることとなった」コンスタンチヌス大帝に対してはキリスト教会はおおむね好意的に取り扱って来た。実際、それまでネロを始めとする歴代ローマ皇帝の激しい追害にあって、死と拷間の恐怖にさらされ続けたキリスト者にとって、コンスタンチヌスは救いと解放のメシヤのようにすら見えたとしても不思議ではない。しかし、コンスタンチヌスが見た幻の十字架が太腸神アンクーのシンポルだったと言う事も事実だったようで、他にも証言者がいる。実のところキリスト教にとって、迫害や死よりも、安寧と繁栄の方がはるかに危険な敵であった。ローマの迫害の期間、クリスチャンはかえって増え続け、信仰はますます純粋になり燃え上がった。だからサタンは作戦を変えたということなのかもしれない。それ以降のキリスト教は堕落の一途をたどり、もはやイェス・キリストの宗教とは掛け離れたものになって

82

しまったことは確かである。この手は旧約聖書の
バラムの作戦、黙示録のニコライ宗の方法とよく似ている。懐柔と贅沢こそキリスト教にとって最も手強い敵であることをサタンは知っていたのであろう。それは今「繁栄の神学」として一部の教会に入り込んできている。オーラル・ロパーツという有名な伝道者は最近「イエスは貧しくなかった」という本を出し、イエス・キリストが億万長者だったという神からの〃悟り〃を受けたと言っている。

#ユダヤ人アダム・ヴエイスハウプトがした事

「そして、一七○○年代になるとパパリアのインゴルシュタット大学の教会法の教授アダム・ヴェイスハウブトが視界に入って来る。ヴェイスハウプトはユダヤ人として生れたが後にカトリックとなり、イエズス会士となった。イエズス会は一五三四年ローマカトリックの秘密結社として設立された。その目的はプロテスタントが広がるのをどんな犠牲を払っても食い止めることであった。

83

ヴェイスハウプトは後年イエズス会を退会し、次の五年間を瞑想に費やした。彼はフランス王室に幾人かの友人を持っていたが、彼らは黒魔術や、幼児の生け贅を行っていた。また彼は『カバラ』『ソロモンの大きな鍵』『ソロモンの小さな鍵』を書き写そうと願っていた。これらの本はオカルトの訓練によって、どのように悪霊をコントロールできるかについてあらわしている。ロスチャイルド家とヨーロッパの銀行家の家族はこれらの本を持っていた。そしてヴェイスハウブトはそれらを解説してもらったと伝えられる。これは一七七○年代の初めのことである。ロスチャイルド家の財政的支援とオカルト的支援を受けてアダム・ヴェイスハウブトはこれらの本の他に『シオンの長老の議定書』『陰の書』『ネクロモニクロン』などを元にイルミナティという組織を作る計画を思いついた。ところでロスチャイルドと言う名の本当の意床は〃Roths  チヤイルド〃または〃 サン オブ Wrath〃すなわち〃憤怒の子〃の意味である」アダム・ヴェイスハウブトについてはいろいろと違う情報を知っているが、この説が一番判りやすいと思う。特にロスチャイルド家とのつながりと役割をこれほど筒潔明僚に説明しているものもない。ロスチャイルドと言う名はドイッ語のロート・シルド「赤い盾」

84

が英語読みになったものだと一般には知られているが、ユダヤの最高位に位置するこの家族の名には何か別の意味があるに違いないと思っていた。〃怒りの子〃とは適切な名である。聖書に悪魔に従う者を「生まれながらの怒りの子であった」エペソニ:三とある。因みにロックフェラーはロック(岩)すなわちキリストをフェラー(倒す者)と言う意味があるという。『ソロモンの大きな鍵』『ソロモンの小さな鍵』『陰の書』『ネクロモニクロン』などはイルミナティでも最高位のものだけが持つことができる極めて限定されたオカルトの書物である。中には世界に3冊しかないと言うものもある。イエズス会については私の著書『世界を動かすユダヤ教の秘密』を参照されたい。「アメリカのイルミナティは一七七六年五月一日に設立された。この頃、ヴェイストハウブトとロスチャイルド家とは彼らのプライベイトな魔術師集団ゴールデンドーンを発足させた。この集団は今でもロスチャイルド家のプライベイト魔術師集団である。一七八二年七月一六日イルミナティとフリーメーソンは合同した。会員は3○○万人であった」これは短いが非常に重要な資料である。ゴールデンドーン(黄金の夜明)はイルミナティの重要な結社。ここで魔術師集団と訳した語は英語のcovenであるが日本語には適

85

切な訳語がない。幼児の生け贅などを含む悪魔礼拝の祭司団である。メーデーが五月一日であるのは当然この関わりである。「一七八五年、イルミナティの急使が雷に打たれて死んだ。この急使はイルミナティの秘密文書を運んでいたのである。パバリア政府はこの文書を入手し、イルミナティの本部を急襲した。それでイルミナティは以後地下にもぐったのだが、このようなパパリア政府の報告にも関わらず、多くの国や教会はイルミナティが社会を脅かす事などないと考えた。ヴェイスハウブトの狙いは筒単なものであった。
1全ての国家の廃止。
2全ての個人財産の廃止。
3全ての相続権の廃止。
4全ての愛国心の廃止。
5全ての家族、結婚、子供の公共教育の廃止。
6全ての宗教の廃止。
これに加えてこの新しい秘密結社の八つの階級が発案されていた。
1(国王)
2(キリストの誕生の時に来た、三人の博士の称号。占星術師、魔術師)  
3 (摂政)
4(僧侶)
5フリーメーソン  
6 (少しだけイルミネイトされた者?)
7ミネルバル
8(見習い修道士)
 僧侶から上の階級だけが秘密を守る誓いをさせられ、イルミナティの本当の計画を教えられる。一八二六年キャプテン・ウイリアム・モーガンはイルミナティによって最初の死刑を執行された人物である。彼らの計画に反対したフリーメーソン員として、モーガンは舌を抜かれ、はらわたをえぐり出され、手足を切られた。モーガンの死に様を知ったフリーメーノンの会員の四○%がこの結社を離れた」使者が雷に打たれてイルミナティの陰謀が暴露されたのは有名な話。またこの刑はフリーメーノンの入会の時の誓いの言葉を思実に実行したものである。前記「続・悪魔最後の

87
 

陰謀」の一九七ページ参照。Rexという言葉に注目してほしい。「一八二九年イルミナティは共産主義として知られる全ての破壊者集団を一つの頭の下に結集させる事にした。一八三○年にアダム・ヴェイスハウブトは、偽りの死亡時懺悔をし、カトリック教会に再改宗して死んだ。イルミナティはもはや死んだと思われた」普通、人は死ぬ時には本当の事を言うものである。多くのフリーメーソンがフリーメーソンであることを表して死んでいった。しかし、アダム・ヴェイスハウプトという男は死に臨んでも偽りと、神と人類への挑戦を止めなかったのだ。

88 #三回の世界大戦はアルバート・パイクの計画

「一八四○年、アーカンサス州リトルロック出身の南軍の将軍アルパート・パイクは『ルシファーの僧侶団』の頭領であり、イルミナティの一三階級だった。一八五九年から一八七一年にかけてバイクは二○世紀に起こす三回の世界大戦の計画を作り出した。バイクの計画は次のようなものであった。
第一次世界大戦 ロシアの皇帝をひきずり落とし、カール・マルクスの『共産党宣言』によって共産主義を制定する。さらに他の国々の政府も共産主義によって滅亡させる。第一次世界大戦はイギリスとドイツという二つの異なった体制の揚力によって実現した。第二次世界大戦 ナチズムをてこに、ファシズムとシオニズムの間の違いを利用して、ドイツを滅亡させる。それによって、〃ユダヤ人の〃イスラエルをパレスチナに造る事が出来るだろう。共産主義国をアメリカと同じ力になるまで育てる。フランクリン・ルーズベルトとウインストン・チャーチルがこれを助けた。
第三次世界大戦 キリスト教民主主義国家を滅亡させる。世界平和のためのルシファーの教儀が公に宣言され、無神論共産主義が世界中で確立する」
ある程度この道の事を学んだ人でないとこの辺の事は理解できないかも知れない。今世紀に起こった世界大戦が緻密な頭脳によって十分練り上げられ、巨大な力によって周到に

89

準備された計画的なものだったなどという事を信じろというほうが無理というものであろう。もちろん事実はここに書かれたものほど単純ではないし、アルバート・パイクという一人の人物によって全てが決まったというものでもない。しかし、確かに二つの戦争の前に、そのような戦争を起こそうという計画があったという文書が今に残されているのである。間題はこの計画によれば、さらにもう一つの世界大戦があるということである。第一次、第二次の二つの戦争でどれほど多くの人々が死に、どれほど悲惨な事態が起こった事であろうか。それでも飽き足らずにさらに第三次まで起こそうというこれらの集団は、確かに人間とは言えない。彼らはサタンに身を売った悪鬼である。一体このような悪業をなぜ神は許されるのだろうか。二○世紀に流された数千万、数億の血を神はなにゆえ黙って見過ごしておられるのだろうか。私にも判らない。しかし、今は本当の世の終りである。人間の罪と、サタンの悪が最後の一滴まで注ぎ出される時なのである。物質の世界の限界が来ようとしている。そのように全てのものが極限まで熟して、人の知恵、力、サタンの悪の全てが残りなく出尽くした後に、神の介入が成されなければならない。中途半端ではまた出てくるだろうから。

90
 

「一八六五年、南北戦争で荒廃した南部を再建しようと思っていたアブラハム・リンカーンは、国際銀行家集団からの戦時債の返還を拒否した。それでイルミニスト、ジョン・ウイルクス・ブースによって暗殺された。ついでに加えると、ジョン・F‐ケネディも同じようにして殺された。彼はイルミナティ結社に反抗したからだと伝えられている。両方の殺人ともに大統領のシークレット・サービスが協力した。一九○○年代初期のロシア革命はニューヨークのアメリカの銀行家によって財政支援されたと言う事は有名な話である。イルミナティは一九六三〜六五年にかけてマフィアを打ち砕いた。最近公表されたところによればイルミナティはその名をモリヤ〃征服の風〃と変えた」リンカーン、ケネディ共にイルミナティによって殺害されたのは研究者の間では周知の事実である。ロシヤ革命はもちろんのこと、その後のソビェトの全てがイルミナティによってコントロールされていた。ただスターリンは手強かったらしい。この辺の事は多くの書物があるので参考にされたい。ところで『モリヤ』とはイスラエルのエルサレムにある神殿の境内の、今はイスラム教の「岩のドーム」が建っている場所の事である。ここでアラブ人とユダヤ人の祖先アブラハムが神の命令に従って自分の子イサクを捧げようとした

91

場所である。かつてこの側にイスラエルの誇るソロモンの神殿が建っていた。ユダヤ人たちはいつかここに神殿を再建し、そこから全世界を支配する号令を出す事を夢見ている。だからイルミナティがモリヤ〃征服の風〃と言う名に変わったというのは、いよいよその夢の実現が近づいたと言う事であろう。これは実にさり気なく書いてある小さな一行だが実に重要な情報である。ジョン・コールマン氏は〃征服の風モリヤ〃という名称を使っている。なおモリヤという名は聖書からは「ヤハウェは備えたもう」であって「征服の風」という意味はない。「たしかにイルミナティは世界の経済、政治、市民、宗教、社会の全ての分野を支配しているが、さらにそれ以上のものである。イルミナティの深みを、あなたはこの本を読み進む内に判ってくるだろう。神が私たちの理解の目を開いてくださるように」

92 #イルミナティは驚くべきオカルトの世界
  #世界征服計画を克明に小説化

「世界を征服しようという陰謀は人間の歴史と同じだけ古いものだということを、我々は見てきた。近代の歴史においてイルミナティは二度世界をコントロールしようとした。一度目はナポレオンの時、二度目は第一次世界大戦の時である。イルミナティの本当の目的と彼らが地球を支配するという陰謀の全貌を知らされているのは全世界に約五○○○人しかいない。彼らの計画は一九五七年に暗号として小説の形で書かれた。一九五○年代半ばに、フィリップ・ロスチャイルドは彼の妾の一人で、女流作家、哲学者として名の知れたアイン・ランドに世界のWitch(魔女、魔術師。男女のサタン礼拝者。その献身者)に向けての暗号文書を書く事を命じた。この小説『アトラス Shrugged』はベストセラーにするつもりなど全くなかったのだが、そうなってしまった。アトラスshruggedの主な登場人物は次のような個人または企業の暗号名である。
 

ジョン・ガルト・…フィリップ・ロスチャイルド
ダグニー・タガート…アイン・ランド
ダグニーの兄弟・…鉄道事業連合体
ジョン・ワイアット…・デイヴィッド・ロックフェラー
ハンク・リアルデン…・…・…・…・…・USスチール、ベツレヘムスチールなど
フランシスコ・ド・アントニオ…・銅鉱山連合体
ザ・パイレート・…・……………現在起こっている海上の海賊行為、ガルト、ド・アントニオ、海賊。ロスチャイルド裁判所

この本の中の『裁判所』は相当の大企業の社長たちが彼らの事業が破産することを遠回しに納得せざるを得ないようにする。これらの企業のオーナーたちはガルトとド・アントニオと一緒にコロラド山地の隠居所に消えるか去って行く。コロラドはパーミューダ・トライアングルの暗号で、バーミューダ・トライアングルはイルミナティの世界壊滅の中心的予定図なのである。これらの企業は、『裁判所』が実行する暴動、飛行機と鉄道の遣難事故、穀物貯蔵庫の爆発、インフレ、金価格によって引きおこされる株式市場の暴落、パニックと政府のコン

95

トロールによる混乱などによって自ずから破産して行く」
  アトラスShruggedと言う小説を私は知らない。日本語に翻訳されているとしたら読んで見たいものである。それにしてもまずそういう計画があるということ。それを仲間に知らしめる必要があるということ。その手段に小説や恐らく映画が便われるということ。そのような小説や映画を作る才能のある人材がいるということ。そのような小説がその通りに実現して行くということは何というシステムであろうか。バーミューダ・トライアングルについては知っている方も多いと思うが、西大西洋のカリブ海にあるバーミューダ諸鳥の海で船舶や航空機が消えてしまうという馬鹿馬鹿しいミステリー仕立てのフィクションなのだが、十数年前には非常に大規模なスケールで報道されていた。ここに大企業の社長たちが去って行くとはどういう意味なのだろうか。現代のパイドパイバーなのだろうか。「イルミナティが支配しようとしている社会の分野は六つある。
1宗教、(すぺての宗教であることに注目。聖書ダニエル書11:36~37参照)
2政治、(黙示録13章参照)
3経済、(これは最も早く実現した)

96

4教育、(特にアメリカで著しい変更が行われている)
5軍隊、(米軍を中心とする国連軍PK○、PKFが主役になるだろう)
6地域社会(YMCAなどを利用して、細かい単位まで)
一九七二年八月一日フイリップ・ロスチャイルドはテキサス州サン・アントニオで開かれた一三人評議会一三ドルイドカウンセル、世界政府の最高議決機関)に使者(原文ではState クーリエ)によって書簡を送った。それには通常の決済と経過報告の他に、権力の委譲計画が入っていた。それは次のようなものであった。
1大統領と副大統領の交換(これはリチャード・ニクソンとジェラルド・フォードのことである)。
2共和党の継承者(フォード)を選挙によって民主党員(ジミー・カーター)に取り替える。
3民主党の大統領は次のような法律を制定する。
a連邦銃規制法によって国民から武器を取り上げる。
b教会の無税の廃止。これは世界教会会議(WCC)の会員として新たに登録され少なくとも五○○名の会員を有する教会だけが政府によって承認されるという議
会法案四一条による。
c集団虐殺行為(Gen○cideact)。ある人を一つの宗教または信仰から他のものへ転向させる事を殺人と同し犯罪と見なす。
d大統領マーシャル法行動。この法律は「国家的危機」の時、憲法と国会と経済組織を停止すると言うものである。これは要するに大統領がアメリカの独裁者となることを意味する(この法律はすでに議会を通過した)。
e反貯蔵行為。これは一度に食物、燃料、薬品などを三○日分を越えて貯蔵する事を重罪とする法律である(これも通過した)。
f反商業行為。機会均等行為。ある分野で大きな業績を持つ会社はいかなる個人でもその分野で新しい会社を始める事を助けなければならない。その際の費用は前の会社の貫担で行われる。
正当分配法。一つの会社は生産物を、同じ業種の他のいかなる会社より多く生産または販売してはならない。
命令#一○/二八九。危機の間、辞職、雇用、解雇、使用人の賃金を上げる事を禁止する。また事業そのものを売る事、買う事、移転する事を禁止する。また新

しい発明を禁止する。カーター大統領はもし職場を去る前によほど怠慢でなかったら、これらの法律を知ることが出来ただろう」(注*要するに知らなかったはずはないと言う事)この著者の言う事が本当であるとすると、ロスチャィルドは世界政府を越えた存在であり、途方もない事を考える人々である事が判る。この計画の1と2はすでに実現した。間題は3である。aに関しては別に誰も異存はないだろう。しかし、アメリカの実惰からして全ての家庭、個人から銃を取り上げるという事業を国民に納得させるためにはどれほどの犠牲が今後払われなければならないのだろうか。それらの犠牲が自然発生的に起こるとするならそれは一○○年も必要とすることだろう。だから急いでやるためには企まれた事故、犯罪によって無数の人命が失われることとなろう。bの教会の無税廃止は当然打って来る手であろうから驚くことでもない。驚くべきはcである。これではキリスト教が歴史上、常に最優先課題として来た「伝道」は殺人と見なされるのだ。Genocideとはナチスがやったということになっている民族の絶滅を目指す殺致をさす言葉である。そして恐らくキリスト教以外の宗教の活動

何等かの特例措置で無罪となるのだろう。この事をアメリカのキリスト教会は知っているのだろうか。dに関してはそれほど驚く事ではない。大統領の特権、独裁は当然考えられる事である。eに関してはよくもそこまできめ細かく考えるものだと思うし、驚く人も多い事だろう。この著者や他の人々は今のうちに金、食物、燃料、薬品などを大量に蓄えよと教えている。しかし、もしこのロスチャイルド法がアメリカのみならずわが国にも適用されると、そのような行為は『重罪』となるわけである。だから、かえってその提言にしたがった人々を犯罪者として監獄に送ることになるのではあるまいか。私は初めからそんなナイーブな方法ではこれらサタニストに対抗できるとは思っていなかった。ただ、この本の著者の矛盾していることは最初にこれと反対の事を提言していることで、それが不思議でならない。fこれも信じられない法律だが、要するに自由競争は全く許されなくなるのだろう。発明まで禁じるとは念の入った事だ。
「アメリカの計画…アメリカにおいては次のような方法で、全ての人々が政府に全く隷属するように計画されている。

100

1偽りの燃料と食料の不足を演出する。
2〃へルター・スケルター〃と呼ばれる混乱が演出される。軍隊を除く全てのトラック便、列車、航空機、船舶の運行は停止される。このために解放された二○万人の白人の囚人とオートパイ・ギャングが町に大衆の狂気を造り出す。教会の建物は爆破され、レイブ、殺人、その他の戦懐すべき戦術が行われる。それは…ロスチャイルド法廷によれば…終りの時にニューヨークが大停電に見舞われた時に…起こる事になっている。
3マーシャル法宣言。何らかの公的救援を求める世論が発せられた後、州兵が秩序維持に当る。国民の五人につき一人の警察官が置かれる事になろう。ひとたびこの『国家非常事態』が宣言されるともう取り消される事はない。このマーシャル法は一九七九年二月、ジミー・カーター大統領によってイランによる米国の大使館員人質事件の際、部分的に実行された」何をか言わんやである。説明を必要としないと思うのだが、ヘルター・スケルターと言うビートルズの曲は当然これと無関係ではない。この本は一五年もまえに発行されたのですでに書いたように一部は実現しつつあるわけである。

101 #第三次大戦後エルサレムが世界を支配する

「第三次世界大戦はイスラエルによって、石油、農耕地、化学製品における戦いによって引き起こされる。アメリカを除く全ての国々がイスラエルに石油を売らなくなるからである。人々がまだ建物の中にいるうちに核爆弾の使用が許される。自然資源、農耕地は手をつけられない。戦争が終わった時、世界はエルサレムから支配される。第三次世界大戦が始まって三○分以内にアメリカの人口の九○%が死ぬだろう。最初の一時間に三○○○発のミサイルがアメリカに打ち込まれる。ほとんどの工業都市は破壊される。ロシアのミサイル(1○個の戦闘用弾頭をつけたミサイル)がアメリカ政府の公認の下にアメリカの主要な湖と川に置かれる」この置かれると言う意味が判らない。原語ではPlacedとなっているのだが、前の関係から打ち込まれると言う意味なのか、それとも単に置かれるのか定かでない。三○○○発のミサイル攻撃の後で置かれても仕方がないのだから、あらかじめセットされている
 

と言う事なのだろうか。これは第3次世界大戦を予言した非常に珍しい情報ではなかろうか。これは単に未来小説の空想というものではなく、ここまでの著者の記述から、イルミナティ内部の計画のように思える。しかし、三○分以内にアメリカ国民の九○%が死んだとして、その後はどうなるのか、あまりにもわずかな情報で、信じられない面もある。第一、神がそのような非情な事態を許すだろうか。実際に広鳥、長崎ではそういう事が起こったから起こるのだろうか。しかし、広鳥、長崎の数十倍、数百倍の悲劇が起こるわけである。アメリカの大都市全て破壊され、自然資源、農耕地、田舎だけが生き延びると言うのだろうか。放射能は残留しないのか。まるで数年前によく現れた核戦争映画の実現だが、だれでもこん地獄絵は想像もしたくない。当然われわれの質間は、日本を含めて他の国々はどうなるのかと言う事である。アメリカによるロシアヘの反撃はないのだろうか。ヨーロッバや中国はどう動くのか。これをいわゆるハルマゲドンと言うのだろうか。箇条書きともいえるこの文章ではもどかしい思いが残る。それにしても、こんなことを計画して実行する人間の組織というものが本当に存在するのだろうか。それは本当に人間なのだろうか。もはや悪鬼と成り果てているのでは

103

なかろうか。また、第三次世界大戦の後に世界はエルサレムから支配されるとは実際にはどういう事態なのだろうか。これは他にも証言があり、エルサレムが統一世界政府の首都となるらしいのだが。「日付、時間的経緯に関しては世界征服の陰謀のほぽ九○%はスケジュール通りに実現している。しかし、たとえ黙示録十三、一七、一八章の『獣』(すタン)による政治と宗教の統一が、イルミナティの計画によって見事な軍隊の行進のように進んで行くとしても、全ては神の予知と計画の御手の中にある事は確かなのである。それでも事が発生して行く過程と人間の時間や順序の不確かさから、『しかし、このことは知っておかねばならない。終りの時には、苦難の時代が来る』2テモテ3:1」

104 #許されざるイルミナティの悪行

「一九五七年アイン・ランドはフィリップ・ロスチャイルドの指示によって本を書いた。この二○○ページにおよぶ〃フィクション〃小説『アトラス・シュラッジド』はイルミナティの世界征服計画へのwitchcraftの暗号文書となった。おそらくイルミナティの計画をあばくことより彼らのオカルト的陰謀の思想や観念を見い出すことの方が重要であろう。
P323『……議論するな、受け入れよ、お前自身それに合わせ、従え』
P4ll『どんな政府が持っている権力でも、権力と言うものは犯罪によって破壊できるものだ。もし十分な犯罪がないなら、誰かがそれを作ればいい。誰かが、人民が法律を犯さないでは生きて行けないように、細かい事まで犯罪だと制定すればいいのだ』P503『自由が機会を与えられ、失敗する。それでもっと厳しい管理が必要となる。そうなると人はもう、彼らの問題を解決する事も出来ず、しようとも思わなくなる。彼らは強いられてでなければ何もしなくなる』
P514『人を武装解除する道は犯罪しかない。彼自身がそれは犯罪だと受け入れるようにする。誰かが10セント盗んだら、銀行強盗を企てたように罰する、そうすると彼はそれを受け入れる。彼はどんな悲惨にも耐え、自分がそれ以上いい状態に値するとは思わなくなる。この世に十分な罪がなかったら

我々がそれを作り出せばいい。我々が春の花を見ることは悪いことだと教えれば、彼はそれを信じ、そのように行動するだろう。彼はもはや我々が喜ばない事は出来なくなるだろう。彼はもはや自分を守る事も願わなくなる。彼は自分がいかなる価値もあるものだとは思わなくなる。彼には闘争心と言うものがなくなる。しかし、自分自身の生き方を心得ているような人間からは我々を守らなければならない。清い良心を持った人間には気をつけねばならない。そういうやからは我々を悩ますものである』」

一般に善良な人は、他人も自分と同じように善良なのだと考えるものである。だからここに書かれているように、むなくそが悪くなるように邪悪で陰険な思想があるとは思わないし、ましてそのような思想を実行しようとする人々がいるとは考えても見ないだろう。しかし、この世界を支配しようとしている人々は、自分は豪壮な家に住み、優雅な晩餐会をした後でこのようなことを話し合っているのである。このような人々の話は、アメリカではすでに目にすることもできないほどマインドコントロ−ルされている。そして、日本でもアメリカ的発想と共に入り込んできている。特にキリスト者は愛と寛容と忍耐を持って敵を愛せよと言うイェスの言葉に恵実であろうとするから、このように陰謀を口にする

106

者などサタンの回し者と思われることになる。しかし、もしここに主イェスがいたらこのような人々を許しはしないだろう。それはまさにユダヤ・バリサイ派への主イエスの態度に現れている。たしかにイエスは『敵を愛せよ』と言っているが、敵も味方も一緒くたにしろという事ではない。味噌も糞も一緒にせよとは言っていない。敵を知ることは戦略の基本である。戦場で敵と味方の識別も出来ないならその指揮官は無能と言わざるを得まい。ところが今日至るところで敵味方の区別が出来ない事態が起こっているのだ。
「P566『人々を取り扱う実際的で唯一の手段は恐怖だ』
P585『誰がこの政府に立ち向かえようか』(黙示録一三:二五の『だれがこの獣と戦うことができようか』からの引用)
P617『それぞれの必要に応じて、それぞれの能力が現れる』(カール・マルクス共産党宣言より)
P637『ドルのしるしはチョッキを着て、太った豚のような姿であらゆる漫画に現れる。詐欺師や、汚職屋やかっぱらいを意味している悪のブランドというわけだ。自由主義国では、金は業績と成功と能力と男の創造力の現れであり、それ以上に悪名の象徴としても用いられて来たのだ。それはまた滅亡の印として、人々の

額に刻印されるのだ。それはまた合衆国のイニシアルでもある。合衆国は歴史上、堕落のシンボルをそのモノグラムに採用した唯一の国である。君自身に問うてみたまえ、ある国のモラルが崩壊していて、どのくらいその国が存在し続ける事が出来るものか。この国はその富が、生産や軍事力や貿易によってでなく、略奪によって得られた歴史上唯一の国なのだ。また、金が、人の心や労働や人生や幸福、さらには彼自身のシンボルでさえあった唯一の国でもあった。もしこれが悪だったとしても、もしこれが我々の地獄行きの理由だったとしても、我々ドルを追い求める者、それを作る者は共に、それを受け入れ、この世によって滅ぽされる事を選ぶだろう。我々は額にドルの印を誇りをもってつけよう、なんならそのために生きる事も、死ぬ事も望むところだという記章として』(注*これは一ドル紙幣の裏のピラミッドのシールの事を言っているのだろう。そして、それが黙示録一三章一六節の獣の印の事なのだろう)『我々は、もはや時間が残されていないのを考慮し始めた。我々は、我々が世界の解放を見るまで生きのびるのか、我々の戦いや秘密を次の世代にまで残Lていかなければならないのかどうか知らなかった。我々はただこれこそが生き

108

るべき唯一の道だという事を知っていた。しかし、今や、我々は我々の勝利と凱旋の日を間もなく見ることだろう。略奪者たちの掟が崩壊する時に。自己犠牲の信条が…少なくとも一度は…その偽りのない道程を走り終えた時。人々がいかなるいけにえも義の道をさえぎらず、彼ら自身に下るはずの天罰がそれるのを知るとき…、自己犠牲の説教者たちが、それを進んで実行しようとしても、捧げるべきものがないと言う事を発見する時、そして持っているものがもはやそうしたいとは思わないのを発見する峙…人々が自分の心臓と筋肉が彼らの頼りにはならず、彼らが打ちのめしてしまった心が助けを求めて叫んでも、彼らの答えがないのを覚る時、…彼らには権威の見せかけすらも残されておらず、法律の残滓さえも、道徳性の形骸さえも、希望も、食物も、それを入手する道も残されていないとき…彼らが崩壊してしまって、そして道筋が明らかであるとき…我々は戻って来て、この世界を再建するのである』(ロスチャイルドとイルミナティの基本路線)
こうして見てきたように、イルミナティの支配は深く、暗く、偽りに満ちている。それは正に『この時代の神は……あらゆる魔術と憎むべきものに満ちている』という聖書の言

109

葉を十分に納得させるものである(ダニエル書二章)。しかしながらこれらの無神論の哲学が勝利し力を発揮出来るのも、これらの事が十分に熟して、我々が、獣を打ち砕くキリストと顔と顔とを合わせてまみえるようになるまでの事であると言う事もよく認識し納得しておかなければならない」普通の人間なら、憎しみ、偽り、脅しを中心とするこのような哲学は耐え難いものであるに違いない。いかに裕福に、その日その日を贅沢三昧に過ごしたとしても、実はこれらの人々、イルミナティとか世界政府とかオリンピアンズとかいう人々の生活は、決して本当の喜び、平安、幸福にあふれたものでありはしないだろう。それはいわばあのマフィアの家族愛を講った映画『ゴッドファーザー』のような世界なのだろう。こうしてこのような思想哲学によって作り出される社会不安、戦争、殺致、経済恐慌などが我々の前に横たわっているというのは、うんざりする話ではあるのだが、著者の言うように、どんなに悪魔が荒れ狂っても、最後に神は介入されるのであるから、しばらくの苦難の時を堪え忍ぽうではないか。聖書によればそれは三年半の間にすぎない。世界がこのままでは神の御手の中には収まらず、一度は破壊、惨劇を通らなければ自分自身の罪を認め、神への自発的な回帰を願わないのは悲しいかな現実なのである。

110 #ハロウィーンもクリスマスも悪群祭

「我々がイルミナティの世界統一の陰謀とオカルトの悪魔的王国の関係を認識しない限りこの秘密結社の力の深みを本当に知ったことにはならない。それゆえwitchcraftとオカルト信仰の基礎的な理解は必須の事である」‐キリスト著にとって、これは非常に嫌な仕事であり、それゆえ誰もイルミナティの陰謀を探ろうとはしなかった。しかし、この陰謀の裏付けとなるオカルト、悪霊的知識を少しは知らないと、全くナンセンスになってしまう。研究者の中には「私はこういう間題には触れない」と言う人もいるが、それではイルミナティを知ったことにはならないし、陰謀の奥行きを知ることはなくせいぜい表面だけの知識に終わってしまうだろう。「すでに我々はニムロデのオカルトの歴史と時代を見てきた。しかし、全ての時代に渡って、ニムロデは多くの国々で様々な名前で知られてきた。例えば、バール、オシリス、ホーラス、ジュピター、センタウ、パッカスなどなどである。またセミラミスは、アシタロ

111

テ、イシス、シベル、アイリーン、ダイアナ、イシュタル、プィーナスなどで知られている。ウイッチクラフト 界には多くの神々のシステムがある。全ての時代の暗黒の世界で、もっとも悪しき人々はドルイド僧である。これはまた『柏の人々』Men of オークとも呼ばれている。彼らは人間の生け贅を要求する。男子の奴隷やローマ軍の兵士が堅い砂地の上に置かれた籠の中で、生きながらに焼き殺された。ドルイド僧たちは火の神エルフィンが大地から出てきて犠牲を飲み尽くすように叫び求める。その間、ドルイド教のビートの音楽が間こえる(注*これがロックミュージックなどに取り入れられている)。このドルイド教の大きな祭りがハロウィーンである。オカルトでは一○月三一日のその祭りは『サムハイン』と呼ばれている。ハロウィーンの日に、ドルイド僧と信者たちは、城から城、農奴から農奴へ〃トリックオアトリート〃と言いながら渡り歩く。ドルイド僧たちが城で要求する〃トリート〃とはその城の王妃か他の女性の生け贅である。〃トリート〃がドルイド僧の気に入ると、彼らは、人間の脂肪で作ったろうそくが灯されている『ジャックオランターン』を置いて行く。それは悪霊によってその城の内部の人間がその夜殺されるのを防ぐと言うものである。ドルイド僧の要求が彼らの気に入ったもの

112

で答えられないとHex(Hexagram)が入り口のドアに書かれる。これが〃トリック〃であって、その夜、サタンと彼の悪霊たちがその城の誰かを恐怖の内に殺すのである。
すでに見たようにクリスマスもハロウィーンもサタン的な祭りであるが、欧米では子供のお遊びとして一般社会に普及している。これも彼らの遠大な計画なのであろう。
ハローウ

ィーンの実態がこのようなものであるとしたら、欧米のクリスチャンはそれでも自分の子供を遊びに行かせるであろうか。最近、ハロウイーンの日に子供が多数殺されるのでアメリカから帰ってきた人の話では、次第にやめられているという。

#悪魔に献身した霊的指導者
 
 

「witchたちはアダムが今でも生きていると信じている。そして黙示録九:二二のアパドンはイエス・キリストと信じている。一六○○年代にフランシス・コリンズがウイッチクラフトをアメリカにもたらした。

歴史の歪曲の典型がコリンズ家の物語である。悪名高い『サレム魔女裁判』は、実際にはコリンズ家が雇った説教者と裁判官によるクリスチャンを裁く裁判であった。結局、魔女と宣告されたのはクリスチャンではない売春婦1人だった。witchたちは一七○○年代に神々がロスチャイルド家に宿るようになったと信じている。実際、フィリッブ・ロスチャイルドの娘はセミラミスの霊を持っていると信じられている」我々はこのWitchと言う言葉にあまりなじみがない。私はどうしても適当な訳語が見付からないので、これを魔女とか魔術師と訳す事をしないで英語のままWitchとLて紹介することにした。この言葉は、魔女とか魔術師というおとぎ話的な意味ではなく、キリスト教の神父や牧師に当たるオカルト世界の霊的指導者であり、悪魔に献身したものであるようだ。そして、どうも我々の想像以上に欧米では一種の職業、または日本の宗教者のように極めて現実的なしかも意外に多い事であるようである。ロスチャイルド家が神の化身、言わばキリスト教でいう『受肉』したサタン(彼らはそれが神だと思っているのだが)だということは今日このような闇の世界では常識となっているようだ。端的にいえば、ロスチャイルド家は反キリストの母体なのである。

114

「witchcraftの基本は占星術である。全てのwitchは占星術の知識を持っている。占星術の基本的な信仰は、人の運命はその人の生まれた時の星や惑星などの位畳によって決まっていると言うものである。そしてそれは決して変わる事がないと言う。占星術師のwitchはこの外に催眠術、占い、オイジャ盤(占い盤)の経験を積んでいる。この内、催眠術はカリスマティック伝道者として有名なルース・カーター・ステイプルトンやウオルター・マーチンによってキリスト教会に導入された。占いのタロットカードについては、中世の宗教裁判のころに違法とされたので、図柄が変えられて現代のカードに取って代った(トランブのことか?)。これが今日のラスベガスの繁栄に貢献しているわけだ。witch本人たちはオイジャ盤は信頼していない。むしろ振り子を用いる。オイジャ盤は、好寄心の強い見物人をオカルトに引きずりこむのに使うのである。witchは最高で九○%は正確に当てる。witchはハーブ、占星術、ジュェリー(魔除け、お守り)の三つを力の源と考えている。また乱交騒ぎの酒宴、麻薬、子供の血のいけにえはwitchcraftの礼拝の基本である。今日の『自由恋愛』などのセックスを過渡にはやしたてるやり方は、オカルトの乱交の拡大と拡張を目的としたものである。最近の子供や若者の間で麻薬の使用が激

増しているのも同じ理由による。セヅクスや麻薬を用いて、子供達をwitchcraftにひきずりこむ手ほどぎをする者の九五%は公立学校の教師である(注*アメリカの場合だが、本当のことなのだろうか。本当だったらすごい事だ)。案外知られていないことなのだが麻葉の使用そのものがすでに魔法の一部なのである。聖書の中で魔法はギリシャ語のPHARMAKEIAという言葉が便われているが、それは『薬によって催眠状態になる』と言う意床である。英語の薬局Pharmacyはこの言葉から来ている。多くの若い人々がクリスチャンになろうとしながら、オカルトの方に流れてしまうのはwitchcraftに何か『力』があるように見えるからである。ところがそこにはどんな力も、教会で満たされるようなものもない。witchcraft世界には情緒とか家族の絆と言ったものもない。それと言うのもオカルトには多くの近親相姦、幼児のいけにえ、乱交、スワッピングがあり、冷えきった堅い心が形成されて行くからである。だからwitchcraftの世界には自殺が多いのもその理由であり、死も興味をそそる対象として教えられる。witchcraftの入門の階級は、フリーメーノンの第一階級と同じだが、手首を

116

切る儀式が加えられる。全ての入門者は『秘密の誓い』をさせられる。僧侶の手は塩水の中に浸され、入門者にふりかけられる。こうしてborn again〃生まれ変わった〃とされる。これはカトリックとルーテル派まねである(訳注*これはキリスト教会の洗礼の真似だが、カトリック、ルーテル派共に塩水ではないはずである)。着い女性の場合六力月間、売春婦となる。古代の神殿娼婦がそうであったように、町の売春婦は若い入門者であったり、witchcraftの募集のためのオカルトの尼僧である場合がある。witchcraftの教会にはカトリック教会そっくりの祭壇がある。カトリック教会の『告解』はセミラミスの僧侶によって始められたものである。witchになりたいと願う者は彼がしたことを全て話さなければならない。こうして、僧侶たちはこれらの人々を〃固めて〃おくことができる。witchcraftの低いレベルでは〃神々のシステム〃が教えられる。例えば、ダイアナ、ジュピター、プィーナスなどである。これがWitchcraftとSatanism(悪魔礼拝)の基礎的な違いである。だからwitchcraftは多神教であり、多くの神々を信じている。一方、Satanismは一神教であり、サタンだけを善悪両面の神として信じている。高いレベルではルシファー礼拝の真相が教えられ、ロスチャイ
ルドは肉体を取った小さい(ルシファーよりは)神だと教えられる。このルシファー信仰において、ルシファーは良き神でありヤハウェ(聖害の神)、クリスチャンの神は邪悪な神でイエス・キリストはルシファーを気取る詐欺師だとみなされる」こんな事を翻訳していると胃が痛くなってくる。しかし、イルミナティとオカルトの本当の姿を知る上で貴童な資料と言える。かねてから私はサタン王国の二重構造に気がついていた。明らかに初歩的な段階では多神教なのだが、高位のサタニストたちはサタンそのものを唯一神とする一神教だと見ていた。これは実に大きな問題である。インド、チベットを初めとする多神教も結局はサタン礼拝への導入部に過ぎず、ルシファーは最終的には自分が神、それも聖書の言う全能者にして創造者であるヤハウェだとしたいのである。それにしてはルシファーも愚かだと思うのは、サタニズムには聖書に匹敵する確実な論証文献がない。結局のところ、聖書に寄生してだけ自己をアピールできるに過ぎない。だからイェス・キリストは詐欺師だと言ったところで何の根拠も指示できないのである。しょせん負け大の遠吠えのような話なのだが、こういう信仰に嬉々として入り込む人間が後を絶たないと言うのも奇妙な話である。ロスチャイルド家が小さなルシファー反キリストというこの明確なことばは注目に価する。

118 #白魔術は知繊黒魔術はカ

「witchcraftそのものには二つの大きな流れがある。白魔術と黒魔術である。白魔術の信者はその力を、TM(瞑悪)とかヨガを通して〃宇宙の意識〃から受けとると信じている。それは平和的であり、怒りとか憎しみと言った感惰ではなくむしろ受動的である。彼らにとって白魔術は知識のための道其であり、彼らのための教育者である。彼らの力は人類にとって有益であると思われている。例えばテレビ番組の『Bewitched』(奥様は魔女)のように。一方、黒魔術は〃力〃が回答だと言う。また〃万物から全てのエネルギーを彼ら自身に集中する〃事によって、その力を自分たちのために使う事ができ、最終的には世界を支配する事ができると信じている。怒りと憎しみを通して、降伏か死かを教えられる。映画『スターウオーズ』のダース・ベイダーがその例である。

ll9

興味深い事にイェス・キリストはマタイによる福音書一二:二五と二六でこう言っている。『おおよそ、内部で分かれ争う国は自滅し、内輪で分かれ争う町や家は立ち行かない。もしサタンがサタンを追い出すならば、それは内輪で分かれ争う事になる。それでは、その国はどうして立ち行けよう』全くその通り、立ち行けるはずがない。witchcraftの世界ではお互いにお互いを滅ぽしあっているのだ。それは神の子たちと同じ事である(訳注*最後の言葉は英語ではSons ○f Godとなっている。著者は恐らく創世記六:二の堕落天使の事を意味しているのだろうと思うのだが、その場合だと英語の聖害ではsonsと小文宇になっているので、もしSonsがクリスチャンの事を指すならば皮肉と言うことになる)。witchcraftの僧職の訓練は一三歳から始められる。厳しく激しい訓練が課せられるこの時期は〃外庭〃として知られている。witchcraftの僧侶は、適任との保証を得る前に少なくとも三世代にわたってwitchとしての素養を積んだ者がいる家族の出身者であることが望ましい。五月一日はwitchcraft世界では最も有名な日である。この日はwitchcraftの神パルタンの誕生日である。パルタンはバンまたはルシファーとしても知られ

120

ている。この日はまた、アメリカのイルミニズムと共産主義の誕生日でもある」これがメーデーの本当の意味である。『外庭』と言うのはモーセの天幕の神殿のテントの外の庭の事である。そこで普通の察司たちが犠牲を捧げたり、身を清めたりした。天幕の中には大祭司しか入れなかった。「witchたちはソロモン王は生涯、魔法使いであり、男性のwitchだったと信じている(列王記二章)。ソロモンはカパラと『ソロモンの小さな鍵』『ノロモンの大きな鍵』を書いたと信じられている。Witchメルリンはオカルト勢力のN○・1のリーダlである。また輸廻転生はwitchcraft界の基礎的な信仰である。一つの生命から他の生命に移行する過程は〃夜の風〃として知られる。カトリックはそれを練獄と呼んでいる。この浄化の過程を通してwitchはもっと強力な者になって帰って来て、次の生命でwitchたちを支配する希望を抱いている。オカルトの主な本は次のようなものである。
1カパラ モーセの第六書として知られ、ソロモンが書いたと言われている。この本は数秘学を基礎としている。

121

2影の書
3ネクロモニクロン(訳注*巫術、死者との交霊)
4ソロモンの小さな鍵
5ノロモンの大きな鍵
これら全ての本はいかに悪霊をコントロールするか、そして個人的な利益と栄光のために呪文を投げ掛け、witchcraft世界の歴史と信仰に与えるかが書かれている。JRRトルケインの本は実際のところ彼自身の書いたものではないが、『影の本』の創造の章のコピーであり、ノアの洪水より古いと言われるオカルトのパイブル、ネクロモニクロンに基ずいている。witchcraftはまた大変〃科学的〃な術でもある。テレキネシス(念力作動)は呪支をかける事であり、バラサイコロジー(疑似心理学)はテレバシー、予知能力、超心理事象のコントロールである。アルパート・アインシュタインのE=M2Cは、実はオカルトの力学の方程式なのである」ソロモンがこのような本を書いたと言う記録は聖書には全くない。また、アインシュタインがイルミナティであったことは研究者にはよく知られたことである。

122 #イルミナテイとオカルトば不可分の閣係

「witchcraft世界の最終目的は〃ルシファーの子〃を王位に据え、witchたちが世界を支配する事である。witchcraftの予言は『ルシファーの子が王位につく時、witchたちはとこしえの平和を得るであろう』と述べている。witchとイルミナティはクリスチャンと、彼らが〃キリスト教会〃と考えているものを憎んでいる(注*この著者の〃キリスト教会と考えているもの〃という言葉はよく判らない。彼は現行のキリスト教会を信用していないのかもしれない)。彼らはクリスチャンを最悪の凶兆と考えているのである。だからこそキリスト教会への浸透と除去はイルミナティの最優先課題なのだ。しかし、申令記一三章、一八章九:一四、出エジブト記一三章一八はwitch偶像礼拝者、占い者、魔法使い、霊媒、死者との交霊をするものなどは永遠の死に定められている。このようにイルミナティとwitchcraftの結び付きは強く、ここに書かれた以

123

上のものであることはよく理解されなければらない。イルミニズミとオカルトを切り難すことは出来ない。彼らは手に手を取って歩いている」今、世界の支配堵たち、それが表であれ裏であれ、特にヨーロッパ、アメリカの王、女王、大統領、首相、将軍、国際銀行家、大企業のオーナー、科学者、スポーツマン、映画俳優、タレント、その他力ある人々のほとんどが、表では熱心なキリスト教徒を装い、裏でこのようなオカルトとWitchcraftをやっているなどと言う事が想像できるだろうか。だれも信じたくないし、このように、公表すればあたり一面を真っ暗にしてしまうような事を言う人間をかえって怪しむのも無理からぬ事である。私自身、全くこのような事に関わるのはうんざりなのだ。しかし、このような勢力が、実は今や世界の中枢を完全に制圧し、彼らの最終目的に向かって最後のラストスバートをしている事実を目のあたりにしては、黙っていろと言うほうが無理と言うものであろう。やがて、間もなくこれら
の事が全て事実であることが、どんなににぶく、ナイーブで健全なクリスチャンにもいやおうなしに判る時が来るだろう。

124 アメリカの資産は全てユダヤの手に渡った
#なぜ私銀行が公定歩合を決めるのか

「イルミナティの力の源は『金』である。金と経済と貿易と商業のコントロールを通してイルミナテイは世界をコントロールしている。この経済のスフインクスの頭は勿論ロスチャイル家である(五人ではなく三人)。ヨーロッパの銀行が世界の主要な銀行をコントロールしている。次の五○○にはオナシス、フォード、ルーズベルトなどと共にロックフェラー、デュポン、ケネディなどアメリカの三大家族が入っている。ここからヨーロッパのあらゆる銀行が始まる。世界銀行(ロバート・マクナマラ頭取)チエースマンハッタン銀行(ロックフェラー所有)、ファーストナショナル銀行(ケネデイ所有)連邦準備制度(一般に考えられているように政府機関ではない。株主による銀行である。1913年に創立され、アメリカの貨幣と金価格と株式市場などを決定できる。そして全ての個人を束縛している)。次に世界の貿易価格を決定するワールドコモンマーケットが来る。

その下にアメリカの多くの大企業がある。これらの企業は、将来自ら破産することによって経済の崩壊を招き、アメリカの国民が皆、政府の援助にすがってしか生きられ無いような生活スタイルを持たせる。続くぺージで読着は、いかにアメリカ政府が準備金を減らすことによってドルの価値を引き下げたかが判るだろう。負債を支払うために、アメリカ政府は『連邦準備制度』Federal Reserve Systemから金を借り続けた。その連邦準備制度はただ自分で紙幣を印刷するだけの事だった。これは実に不可解で不法なことだった、なぜなら、憲法によれば貨幣の発行権は国会にあるはずなのだから。Fedは政府が債券を返し続けている間、高い利子を課している。アメリカ政府の負債はあまりにも大きいので国民の税金は元金はもとよりFedに支払う利子にさえ足りない。この見返りに国際銀行家たちは政府の高い地位を選ぶ権利を与えられている」
およそまともな人なら、こんな話を間くと胃が痛くなるのではなかろうか。アメリカ国民のどれくらいがこのような事実を知っているのか判らないが、これがアメリカという国の本当の姿なのである。判りやすくするとこういう事である。アメリカ政府はあらゆる階層に渡ってほとんど垂れ流し的に膨大な予算を食い潰す。それは特に必要もない戦争、そ

127

れも銀行家たちが巧妙に仕組んだものによって、また、果てしもない兵器の購入によって天文学的な赤字を計上する。そこで政府は「連邦準備制度」という一私銀行から金を借りることになる。その金というのが不思議な事に、この銀行が発行する私的通貨である〃ドル〃なのである。この銀行はこのドル礼をただ印刷して政府に貸付けるだけでいい。何の元手もいらない。強いて言えば紙代と印刷代だけである。信じられますか?早い話が、あなたが自分の家でコピー機かブリントゴッコで印刷した金で何でも買えるとしたらどうだろう。まるで打出の小槌を持っているのと同じ事である。それと同じ事なのだ。一体誰がこのような仕組みを考え、アメリカに備え付けたのだろうか。実に巧妙、緻密な犯罪ではないか。これは銀行強盗よりひどい国家そのものの強奪である。アメリカ国民はこのドルを自国の通貨と信じ切っているのである。そして世界もまた、この魔術のお札を「基軸通貨」と呼んでいる。私たち研究者はよく陰謀論者と言われる。ただ「陰謀論」という言葉だけで、あらゆる証拠も事実も雲散霧消してしまう。しかし、このドルのシステムだけでも陰謀の存在の確実で不動の証明ではなかろうか。それすら否定するならすでにそのような人は完全に洗脳された、彼らの言うCatt1e(家畜)に等しいものなのである。

128
 

「もし、国会が『連邦準備制度』をしりぞけ、アメリカという国家の金を印刷するなら、国費はその力を回復し、財政赤字は無くなり、不法な税制は解消し、インフレは静まり、ァメリカ経済は馬車の馬のように安定するだろう」一つの国が自分の国の貨幣を持つという当たり前の事ができないという不思議。付け加えるなら、もし、このような明白な疑問を率直に投げかける国会議員がいたら、彼は三日以内に殺されるか、それほどでないにしても二度と選挙に勝てないようにされるだろう。これは確実なことである。だからアメリカには真実を求める一人の国会議員も存在出来ないのである。こんな事は誰も認めたくない。人は自分のよって立つ基盤を足元から崩されるのは好きではない。だから事実に目を向けようとしない。しかし、爆進して来る機関車を認めたくないと言って目をつむっていれば機関車はどこかに行ってくれるのか。「陰謀論」をあざける人は、その人の車の行く手の橋が落ちていると教えてくれた人を「おまえは馬鹿だ何も判っていない」と罵っている人のようなものである。しかし、これが今日、本当に起こっていることなのであるから何とも事実は漫画的だ。「我々の一ドルの裏側の左側に合衆国の〃裏の国璽〃を見ることが出来る。ところがアメリカはこの国璽(Seal)で何も捺印(Seal)しなかったし、そのつもりもなかっ

130

た。この国璽は実は秘密の暗号なのである。アダム・ヴェイスハウブトによって作られたこの印章は、一九三三年FDR(連邦準備制度理事会)によってドル紙幣につけられた。ロスチャイルド法廷の頭石とルシファーの〃全てを見通す目〃とピラミッドがイルミナティの組織構造である。NORUS ○RD○ SECL○RUMとは〃新世界秩序〃または〃世界統一政府〃という意味である。ANNUIT C0EPTISは〃我らの事業(陰謀)は成功の冠を受けた〃である。ビラミッドの基定部にあるローマ数字はアメリカの独立記念日であるとされているが、それにしては一七七六年七月四日ではなく一七七六年五月一日である。これはアメリカ・イルミナティの誕生日なのである。
一三個の星の構図は魔術のシンポルの力あるHexagram(六角星)別名ダビデ
の星〃である。
アメリカのコインに書かれているIn God We Trust(我らは神に委ねる)という〃神〃は決してイエス・キリストを言っているのではない、オカルトの神一サタンであるルシファーを指しているのである。

131

最後にドルのサイン$は〃ジョン・ガルト〃のシンボルと言い、古代のピラミッドの中に見い出された。〃鞭を打て、懲らしめよ、正義を作るために〃という意味である。もっともUnited Statesの頭文字を重ね合わせたものでもある。以上、アメリカの国璽が悪しき意味と暗号のシンボルであったとしても、真に力ある方はサタンではなくヤハウェなる全能者である。このSealはまたイスラェルについての真理も含んでいる」(注*意味不明)これについては鬼塚五十一氏やその他多くの著書に書かれているので、少し興味のある方ならよく御存じであろう。これもまた〃陰謀〃の動かし難い証拠である。世界に流通している通貨にサタンのマークが刻印されているとは何とも黙示録的事実ではないか。それにしても何と巧妙であつかましい事だろう。まさに聖書の言う『この世の君』である。

132

#米国の証券も紙幣も最早紙クズ

「*Gold券 Gold Certificate(アメリカ政府が価格二○ドル以上の金地金をつけるものに対して発行する証券)が財務省に本当の金貨が預金されていることとしていたように、紙幣も同様の価値があるとされていた。合衆国の保障がそのうしろにあった。しかし、もはやそうではない。*Greenbackは一般にはリンカーン・グリーンパック(Greenback一八六二年発行、裏が緑色なのでこの名がある)として知られている。戦争の遂行のために借りた〃金〃に対する国際銀行家たちの高い利子の支払いをリンカーンが拒否したときに、これは発行された。この発行には一セントの利子も支払われなかった。

*Silvercert券  Si1ver Certificateの表面には、銀への兌換が出来ると言う証明があった。少なくともこれは政府は約束を破っていない。しかし、ドルに関しては金にも銀にも変える事は出来ない。

133

*一○○ドル紙幣 最初Federa1 Reserve Note(ドル紙幣のこと)が出た時は、それはFedの銀行に請求すれば金に兌換できるとはっきり書かれていた。一九三二年から、それはもう真実ではない。種は植えられ、アメリカ市民はこの紙幣を受け入れた。我々はもはや決して回復する事は出来ない。
*一ドル紙幣 長年に波って、公衆はこのFed Noteを本当の貨幣だと受けとってきた。この証券は、いかなる銀行でも法的な貨幣に交換できるとはっきり書いてあるのに。
*五ドル紙幣 合衆国はいまや最後の段階に来ている。金賃証券でも銀貨証券でもFederal Noteでも兌換したり交換したりできるものはない。公共であれ個人であれ、この証券は全く政府の〃負債の法定貨幣〃である。国民は選択は出来ない、ただ受け入れるのみである。連邦準備制度は決して払う事の出来ない負債を作り出して、国庫を組織的に略奪してきた」ここはそれぞれの紙幣のコビーが添付されているのだが、不鮮明で、実物は私には手に入れられそうもないので省略する。

134

「外交間題評議会CFRは一九二一年陸軍大佐ウイリアム・ハウスによって創立された。J.P.モルガン、ジョン・D.ロックフェラー、パウロ・ワールブルグ、ヤコブ・シフらがその背後にいたのだが、これがアメリカン・イルミナティである。その長はジョン・D‐ロックフェラーである。一九七八年六月三○日には一八七八人のCFRメンパーがいた。主な者は次のようである。ロックフエーラー、レイ・スーアフアソン
ヘンリー・キッシンジャー リチャード・ニクノン テーアイ・ケズニアイ ジエラルド・フオード ハワード・ベイガー ロパート・マクナマラ デイヴィッド・ブリンクリー ジミー・カーター ジョン・チヤンセラー H.J.ハインツ

135
 

アレクサンダー・へイグ, ジャコブ・ジャビッツ. ウオルター・モンデール, ハワード・ジョンソン, パーパラ・ウオルターズ ,ジョン・アンダーソン, ディーン・ラスク,ジョン・リンゼーダ, グラス・フェアパンクス, サム・ジャッフェアーヴィング・R‐レビン, ウオルター・クロンカイト, ジョージ・ブッシュ, シャーリーGテンブル, ブラック。 カーター内閣のメンパー、レーガン内閣のメンパーの多くトライ・ラテラル・カウンセルまたはただコミッションとして知られるTLCは一九七三年デイヴィッド・ロックフェラーによって創設された。ジミー・カーターはその創設メンバーであり、大統領となった。TLCはCFRの頭脳センターであり、アメリカ版のョーロッパCommon wealth Market(アメリカはその秘密会員である)である。全てのCFRとTLCはルシファーが神であり、アダムは支配を委ねられたその息子で

136

あると信じていなければならない。アメリカの政府機構(DEMG○PUNFBICIA○SICI)等は、
1 全ての大統領はFDRであることはもちろんCFRであった。
2 国会での〃大きな議論〃は覆い隠される(例えば韓国国会議員のスキャンダルは反貯蔵法の通週を覆い隠した)。
3 リチャード・ニクソン……はウオーターゲイトを企てられた。ニクソンは中国とのコミュニケーションを開こうとしてロスチャイルドに盾突いた。中国はロスチャイルドの敵対国家だから、ニクソンはスキャンダルで破滅させられた。
4 イルミナティは一九四二年日本軍の真珠湾攻撃の後、世界統一政府と統一宗教を生み出すために国連を創設した。
5 FBIはコルト拳銃をカリフォルニアに搬送する事を蔡止した。あまりにも多くの人がそれを買ったからである。、
6 スミスアンドウェッソンとウインチェスターは(訳注*共に銃のメーカー)一九六四年から作為的に不足の状態を作り出している。
7 一九七三年から一九七八年の間に、合衆国陸軍の小火器の半数が〃失われた〃

138

8 合衆国の郵政省では疑われることなく手紙を開封し再封するェキスバートがスバイ行為をしている。
9 イルミナティは一九○七年の経済恐慌と、第一次世界大戦と第二次世界大戦、不況、朝鮮戦争、ベトナム戦争を両面から資金援助していた。共産党……共産主義に匹敵するものは他にない。このアイディアはアルパート・パイクによって、紛争の前衛として造り出された。ネイサン・ロスチャイルドはカール・マルクスに二枚の小切手を与えて援助した。ロシア革命はニューョークの銀行家たちによって財政援助を受けた。ロシアは今日三三評議会(前章参照)によって方向づけられている。ジョン・パーチ協会……ジョン・パーチ協会はモルモン教徒でフリーメーンン三三階級のロバート・ウェルチによって創設された。ジョン・バーチ協会は国際銀行家、CFR、ロックフェラー、ケネディなどに抗議するだろう。しかし、決してロスチャイルドやイルミナティのオカルトとの結びつきについては発言しない。ジョン・パーチ協会はイルミナティに対する圧力を取り除くための別動隊に他ならない」この道を少し勉強した人なら常識と言ったところなのだが、改めて、アメリカが完全にイルミナティのコントロール下にあることを実感しないではおれない。アメリカの一般市

139

民、教会の指導者たちはほとんどこれらのことを知らないし知ろうともしない。これはイルミナティ、反キリスト、サタンによって願ってもないことであろう。彼らはそのように無関心、無知、無防備にアメリカの国民と教会を導いた。だからこのような文書自体がむしろ怪しげな不信仰の産物に見られてしまうのである。この中で特に注目すべきはジョン・パーチ協会である。この団体は反イルミナティを装っている。この協会に限らず、ロックフェラーをひどく攻撃する〃陰謀論者〃でも、ロスチャイルドを全く語らない者たちがいる。これは非常に厳しい選択眼が必要である。また、これは非常に難しい間題である。一体どこまでを信じ、どこまでを疑うべきなのか。ロスチャイルドは男爵だから陰謀の番頭に過ぎないなどという、与太ばなしを真面目に受けとっている人もいるが、もともと王制の廃止を計画している団体が、王制に伴う貴族階級の番付を尊重するはずがなかろう。ョーロッバ社会の王家の多くが、これら陰謀の中枢にいることは確かだが、彼らの誰がロスチャイルド家に上回るはずがあろうか。ロスチャイルドが一切の人間的な階級を越えて特別な存在であることは至るところに証拠があり、広瀬隆氏の「赤い盾」でも証明されている。陰謀はまたディスインフォメーションの世界である。全ての惰報を適格に判別できなければ混乱するだけだ。

140
 

「今や国際ユダヤまたはイルミナティとして現れた創世記三:一五のNachashは、地上でもっとも高度に組織化された民族である。ユダヤ民族はだれでも、いくつかの種類の組織に所属し、存在する組織体のほとんど全ては彼らのコントロールを受けている。ユダヤ人は黒人をNAACPを通してコントロールし、我々の外交間題をCFRを通してコントロールし、プロテスタントをNCC、WCCを通してコントロールし、カトリック教会の権力の中枢に浸透してコントロールし、アメリカの大きな部分をフリーメーソン・ロッジを通してコントロールしている。簡単に言えば、ユダヤ人は存在するほとんどの主要な組織、黒人の命運を支配し、左翼と右翼、政治、宗教の組織、さらには全てのマスメディア産業をコントロールしている。ユダヤ人は組織のネットワークを高度に発達させ、それによって世界の全てのユダヤ人を完全にコントロールしている。それらの中でよく知られているのはブナイ・ブリス、アメリカ・ユダヤ人協会、名誉毀損同盟で、これらはアメリカ中にユダヤ秘密警察部隊として活動している」ここで語られていることの内で、Nachash(へび)ユダヤ民族が、この著者の不可解なところである。あるいはこれはユダヤ民族に対する椰楡なのかもしれない。妙に

141

ユースタス・マリンズ氏の書いたものと似ている。彼もまた必要以上にユダヤ人を悪し様に言うのである。もっとも、本当に一部のユダヤ人に対してはそう言いたくなるのもわかるのだが。

142

#超極秘組織ユダヤカハール

「この他にほとんど知られていないユダヤ人の組織はユダヤ・カハールである(注*カハールは正しくはケヒラと発音するのだが、訳者はカハールと覚えてしまったのでカハールで訳させていただく。カハールとも呼ばれている)。このスーパー・シークレットな組織は三○○人委員会によってコントロールされている。彼らは定期的に集まってカハールの国際的な行動計画を画いている。この三○○人のユダヤ人が実際には世界のほとんどの国々の経済的、政治的、宗教的ブロバガンダを形成している。彼らは@無制限の資金、Aあらゆるブロバガンダ、B高度に輻湊した組織、によってこれを行っている。ユダヤ・カハールは国際的なユダヤネットワークであり、世界のほとんどの政治的命運を支配している。このサタン的なグルーブのトップには一人の人物が座っている。彼は世界のユダヤ人のリーダーであり〃ユダヤ王〃として知られている。カハールの組織では、世界は東半球と西半球に分けられ、それぞれユダヤ王の下に二人の人物が指導している。東半球と西半球の指導者は〃スポンサー〃と呼ばれていて、この二人のサタン的指導者が、それぞれの半球を担当している。この二人のスポンサーの下に、七人の〃アーク・センサー〃(大監察官)と呼ばれるユダヤ人がいる。この最初の階級はカハールの第七階級と呼ばれている。彼らはそれぞれ彼らの指導者と互いを知っている。また、この七人の下にそれぞれ七人の補佐官がいて、四九人のサタニック・ユダヤで構成されている。この四九人はカハールの第六階級で〃ミニスター〃(大臣)と呼ばれている。この四九人が、またそれぞれ七人の補佐官を持っていて、それは〃ヘラルド〃(式部官)と呼ばれ、カハールの第五階級である。この三四三人のへラルドの下にまたそれぞれ七人のメンバーがいてこれは〃コーチャー〃(廷臣)と呼ばれている。この二四○一人は第四階級である。その下の第三階級一万六八○七人は〃スクリヴナー〃(公証人)、第二階級〃オーディター〃(監査役)は一一万七六四九人、七番目の第一階級八二万三五四三人は〃ミュート〃と呼ばれる。このように、それぞれの半球の九六万八○○人のサタニック・ユダヤ、両半球の

143

合計一九二万一六○○人がカハールを構成しユダヤ王によって世界を支配している。ユダヤ・カハールは超極秘の組織であり、東西の名目上の君主を越えている。スポンサーは彼の下の七人を知っているが、その他のカハールメンパーを知らない。この高度に組織化された極秘のユダヤ人のネヅトワークは、この世界の全てのごく小さな行動方針まで連絡可能である。東西それぞれの半球のカハール政府は、ほぽ一○○万人のユダヤ人に命今する事ができる。それぞれのメンパーはただ配下の七人に声を掛けるだけで、およそ数分で世界中のュダヤ人に伝達できる。カハールは、この地上に〃蛇の未〃の支配の促進のために、与えられた時間内にどんなことでもやってのける。ストライキ、革命、学生暴動、福祉への不満の暴動、あるいはこの世界の白人のクリスチャン国家である〃女の末〃の金やプロバガンダのコントロール、政治的、社会的支配を彼らの手に集中するために、命じられた行動を実行する」(訳注*蛇の未とはサタンの子、反キリストの事。女の末とはイェス・キリストの事。著者は白人のクリスチャン国家だけがキリスト教の継承者だと思っているらしい)カハールと言う名を知っていたらあなたは相当な陰謀研究家である。カハールこそ本当の世界政府であると言っても過言ではない。三○○人委員会、一三ドルイドカウンセル、

144

ロスチャイルド家の下に位置しているが、実際にはカハールが彼らの決定を実行する。カハールの意向無しでは三○○人委員会と言えども何も出来ないはずである。先に示した、ロスチャイルド家を頂点とするピラミッドは言わば裏の世界政府の表の顔である。あるいはロスチャイルドが王で、ロックフェラーが西半球のスポンサーかもしれない。そうすると東半球のスポンサーは誰なのだろう。わずか数分で世界中のユダヤ人に最高意志決定機関の行動方針を伝えることが出来るのだとすれば、我々の誰がこの組織から自由であり得ようか。カハールとイルミナティの「シオンの長老」と言う組織がどういう関係にあるのか判らないが、いわゆるユダヤブロトコールがカハールの行動規範だとすると、「シオンの長老」とカハールはほとんど重複するものではないだろうか。言わばイルミナティの「シオンの長老」はカハールのイルミナティ内の窓目なのではなかろうか。いずれにせよカハールこそ本当の世界征服の野望を抱いたユダヤ人の世界政府である。しかし、私はあえて言うが、神こそこの世の真の主権者である。カハールの実態はサタンの軍団であるが、全能の神とイェス・キリストの軍団に、決して勝つことは出来ない。「カハールの基本的な方針、すなわちユダヤ人によるこの世界の支配のアウトラインは

146

『シオンの長老の議定書』に書かれている。この文書はカハールの基礎的方針を示し、また読むものは誰でも今世紀の歴史がいかにこのユダヤブロトコール通りに実現してきたかを見る事が出来る。ュダヤプロトコールにおいてユダヤ人のシンポルである〃蛇〃が政治的なシオニズムとその一方のユダヤ教を表現している事に注意してほしい」第三議定書に「………余すところの距離はわずかである。われわれがたどって来た道は、わが民族の象徴である神秘的な〃蛇の輪〃を結合しようとしている。この輪が結合されたその時、全欧州諸国は頑丈なたがでしめつけられたようになるだろう」とあるが、今や本当にそうなった。「このサタンの蛇の頭は世界のユダヤ人の頂点または頭として上げられた者たちを表している。彼らはそれとは知れないようにべールに包まれて、世界のユダヤ人という胴体と共に動いている。ユダヤ人が自分たちのシンボルに蛇を選んだと言う事は興味深い事ではなかろうか。よく聖書を勉強した者なら、この事を驚きはしない。彼らは蛇の未であり、彼らの祖先をたどって行けばカインに至るからである。有名なユダヤ人、アバ・ヒレル・シメァルバーは一九四九年ユダヤ教の出版物『リベラル・ジュダイズム』の中で、新しく作られたイスラエル国家についてこう言っている。『カインの呪い、追放され、地上を放浪する

147

ものとされた呪いは取り除かれた』ユダヤブロトコールが、タルムードと他のカバリスティックユダヤの書物と共にシオニズムと今日のユダヤ教双方の基礎である。タルムードはかつて書かれたものの内で、もっとも反キリスト的であり、サタン的な書物である。それはイエス・キリストに向けて書かれている六三章の卑猥で下品な話を含んでいる。政治としてのシオニズムと宗教としてのユダヤ教は旧約聖書ではなく、タルムードに基礎を置いているのである。シオニズムは宗教であるユダヤ教の政治的顕現であり、両方ともサタン自身によって生み出されたものである」カハールはこのように緻密で堅固な鉄の結束を保っているように見える。ところが我々キリスト者から見ると、このょうな組織と規律を作らねばならないと言う事は、逆に言えば弱みなのである。キリスト教、特にブロテスタントは逆である。そこには緻密な組織も厳密な規則もない。千差万別、支雛滅裂、勝手気ままな教派、教団があり、お互い何の連絡もなく好き勝手に動いている。何しろ一人一教派なんていうのさえあるのだ。しかし、それが神の秩序なのである。この地上に降り積もる、おびただしい数の雪の結晶が、一つとして同じものがないように、神の秩序は多様性と独自性にあるのであって、サタンのよ

148

うに一つの統一したパターンの連続という没個性的、機械的な秩序ではない。どこかの国や宗教のように一糸乱れぬマスゲームを見せて驚かそうというような、わざとらしい芝居や、人間性を無視した奴隷のような、あざとい秩序はそこにはない。果たしてカハールは本当にユダヤ人を掌握しているのだろうか。賢明な民族なら、このような強迫、圧迫に従わないものだ。恐らくユダヤ人の多くは表の結束とは別に、裏ではせせら笑っているのが実情ではないのだろうか。ナチスのホロコーストを繰り返し見せつけるのもその結束を計る手段なのかも知れない。いや、ホロコーストそのものが実はユダヤ民族を結束する手段としてユダヤ人自身によって計画されたのだという人もいるのだ。

152 #ではイルミナティとはどんな組織か
#イルミナティの五組織とは

「イルミナティは世界支配を遂行する五つの基礎的な組織を持っている。これらの五つの領域は互いに集まって人間の生活の全ての局面に知られている。全世界の全ての人は彼らに影響を受けないではいられない。これらの五つの組織は次のようなものである。一 経済富の組織(商業、労働、貿易)。二 政治権力の組織(国家)。三 市民生活知識の組織。四 オカルトと宗教霊的力の組織。五 社会芸術と文化(テレビ、ニュース、ハリウッド、音楽など)。これらの組織の頂点にはロスチャイルド〃法廷〃の頭石がある。ロスチャイルド家は五人の兄弟で構成されている。フィリップ(ロスチャイルド家当主)、エドモン、ヴィクター

、ガイ、ナサニェルである。一つの組織の長には、一度に三人の兄弟しか当たれない。(訳注*意味不明)この頭石の中の〃法廷〃に『ルシファーの全てを見通す目』があり、これがイルミナティの霊的バワーである。この組織の第二のバワーはロスチャイルドの私的祭司団、グランド・ドルイド・カウンセルである(この祭司団の構成員の名前は後述する)。このあとに、カウンセル三三、すなわち世界のフリーメーソンの最高位の三三人が来る。次いで、ビルダーパーガーとして知られる、世界で最も富める五○○人の組織がある。このカウンセル(評議会または議会)は一九五四年オランダのプリンス・ベルナルドとユリアナ女王によってオランダのビルダーパーガーホテルで創設された。ユリアナ女王はフイリッブ・ロスチャイルドと共にシェル石油の共同経営者である。この五○○人は年に一回秘密の会合を開き、彼らの世界統一政府を作るための前進と発展の計画を練る。全ての組織は秘密の誓いと入門の儀式と階級を持っている。またこれらの組織は外面的には『人類を人種、身分、信仰などのいかなる区別もなく、一つの良き幸せな家族にするために』という目的を持っている。次の図は組織の一つの例であって完全なリストではないことを記憶されたい。これらの

153

人々はほとんどアメリカの組織で外国のものではない。そのメンパーの名前は住所、電話番号、職場、社会安全番号などと共にベルギーのブリュッセルにある〃獣〃として知られるコンビューターに登録され、それはまた世界中の三六五のコンピューターに繋がっている。アメリカにはこのコンピューターは六五あり、その内、特に一つはニューョークのロックフェラーセンターにあるエドガー・ケイシー財団にあり、これには全てのクリスチャンの名前が登録されている。またもう一つはテキサス州ダラスのIBMビルディングの地下4階にある」ブリュッセルの〃獣〃には世界の人口の三分の二が登録されていると言われているが、この著者はその事には触れていない。ただイルミナティの名簿があるというのだが、これはおかしな話である。本来こんな小人数のグループなどコンピューターの助けを借りる必要もない事だし、大体、自分たちの仲間をコンビューターで管理する訳もあるまい。訳者が知っているのはソルトレークシティのモルモン教会の地下にあるということだが、ケイシー財団は初耳である。エドガー・ケイシーは眠れる予言者として有名でいわゆるリーデングをする霊媒であった。だからここで一応参考として置くべきことは、世界管理のコンビューターが三六五あるということであろう。

155

#一三人のグランド・ドルイド・カウンセル

「この内、モダニストとは訓練と教育で誰でもWitchになれると信じている者。トラディショナリストとは真のWitChはWitchの家族から生まれなければならないと信じている者のことである。ギャビン・フロストモダニスト。議長。『Witchのパイブル』の著者。witchcraftとキリスト教を合体させる運動を率いている。彼は、もしwitchcraftが正しく提供されれば人々はwitchcraftを喜んで迎えるだろうと信じている。DR.レイモンドJパックランド〃ロルカ〃として知られる.
トラディショナリスト。モダニストが権力を握るまで議長であった。元コロンビア大学の文化人類学の教授。『プラクチカルキャンドルバーニング』『内側からのwitchcraft』『Sax ウイッカBib1e』などの著書がある。ニューハンブシャーのwitchcraft大学の教授。前議長のジェラルド・ガードナーに個人的に次の議長に推薦さ

れた。Mr S.ルイス・プラウン モダニスト。レランド・ブラウンの妻。レランド・ブラウンは前CIA。バージニアでワーホーク・コンピューターを任されていた。閉め切った部屋で火事になり、鼓膜を破いたためにCIAを引退したが、ワーホーク・コンピューターの開発に携わっている。ルイス・ブラウンはこの評議会ではギャビン・フロストと共に最強力な人物である。アイザック・ポンナヴィッツ モダニスト。バークレー大学で儀式的witchcraftの学位を取って卒業。IQは205と言う。彼はイルミナティの頭脳である。世界征服のブランを導いている。彼は教会とクリスチャンの実際的、法的破壊を任されている。また議案四一条、ジェノサイド・アクト(前章の信仰、宗教の変更を殺人罪とみなす法案のこと)とマーシャル法のゴーストライターである。ジョージア州アトランタのディーズ・ガンコントロールの設立に協力。セント・ポウロにあるACLU『アクェリアン反名誉毀損同盟』を創設した。これはアメリカ全土のクリスチャンと教会をWitchへの名誉毀損で訴えるためのものである。全ての報酬契約による殺人を是認している。ルーリン出版社の『ノスチカ(言葉)』紙の前編集長。カリフォルニア州バークレー在住。

157

〃レデイ・ロウりン〃 トラディショナリスト。Dr‐パックランドの前妻。再婚してこューョーク在住。シビル・リーク トラディショナリスト。占星術師。著者。『Witchの日記』『シビル・リーク占い読本』『世界を支配した木』『数霊学』『あなた自身の星占い』『テレパシ−・ガイド』『骨相学』『witchcraftの完全な芸術』『占星術図解事典』『大統領候補の占星術ガイド』など他にも三冊以上の著書がある。世界で最も広く読まれているオカルト本の著者である。トム・ホール モダニスト。セントルイス在住。『グリーン・エッグ』編集長。全世界Brotherhood教会の指導者、これはWitchcraftの中の多神教派に対する唯一神教派である(訳注*ルシファーを唯一の神とする)。メソジスト派に心霊現象を認めさせた。ジョセ・ベル〃レディ・シェパ〃として知られる。トラディショナリスト。他のオカルチストと共に彼女の住むフロリダ州メリッタ島の九○%の土地を所有している。Witchcraftのパイブルと言われる『影の本』の著者、しかし、この本は〃おとり〃である。『Gromorie オブ レデイ Sheba』の著者。

158

ルイス・ハウプナー モダニストを装っているトラディショナリスト。ロスアンジェルスのイーグルロック地域在住。アメリカの新間雑誌連盟の占星術コラムを執筆。『Witchcraftによる力』の著者。ハリウッドポウルで開かれたオカルト儀式を指導し、ロスアンジェルス郡全体にセックス呪文を投げ掛けた。ただちにレイプやその類いの行動がうなぎ登りに始まった。これは公式に記録されている。パウロ・ハサン トラディショナリスト。Dr‐パックランドに師事。ロスチャイルドに抜擢された。ドルイドWitch。いくつかのWitchcraftの本を害いている。サタニズムの傾向。「主の祈り」を逆に三回唱えるだけで入門(イニシエイト)できると一一一一○ボプ・ルーリン トラディショナリスト。セント・ポーロ在住。アメリカにおける最大のオカルト書籍の版元、ルーリン出版のオーナー。〃アレクサンダー〃 トラディショナリスト。ニューョーク在住。イボンヌ・コリンズ〃レジェナ〃(ルシファーの花嫁と言う意味)。トラディショナリスト。ヴァージニアのリンチパーグ在住。ジョン・トッドに代わってこの評議会に入れられた(訳注*ジョン・トッドは会員だったがクリスチャンになり、この評議会を含む壮大な

159

陰謀を暴露したために、監禁されたが最近釈放されたとも伝えられる)。リンチパーグで生まれ育ったが、ジェリー・フォルウヱル博士が牧師をしているトーマス・ロ−ド・パプティスト教会に出席していた。彼女は彼女の私生児についてフォルウヱルがある種の忠告をしたと両親から嘘をつかれてフォルウヱルから遠ざけられた。彼女はトーマス・ロード・パブティスト教会が深刻な財政間題を抱えていたとき、証券と両替手数料の調査をするように迫った一人である。彼女はなお政治的活動をコントロールしている。評議会員の候補の一人、クリストファー・トルケインはトラディショナリストである。イギリスに住み、Witchcraftのパイブルである『影の書』の創世記、出エジプト記、レビ記にあたる『ホビット』『シマリリオン』を書いたJRRトルケインの息子である」
私はここに出てくる人物たちを全く知らない。アメリカ人かその道の人なら幾らか知っているのかもしれない。ただ、ここで分る事は、これらの一三人は明らかに政治的権力の地位にはいない、言わばキリストの一二使徒に当たる霊的な権威者なのであろう。しかも、一三人の内の六人までが女性である。ほとんど全てがWitchであり、ルシファー礼拝者なのであろう。彼らはWltchcraftの世界では非常に恐れられ、敬われている

160

に違いない。彼らがはたして人種的には何に当たるか著者は明らかにしていないが、古来、Witchのほとんどはユダヤ人であったことから、多くがユダヤ系ではないかと思う。彼らのほとんどが、ロスチャイルド家がョーロッバに本拠地を置いているにも関わらず、イギリスではなくアメリカに住んでいることも注目に値する。彼らだけでなくイルミナティのほとんどがアメリカに住んでいるのはなぜなのだろうか。余程、アメリカは住みやすいのか、うまみがあるのか、全く彼らの思う通りの国だからだろうか。それともョーロッパはもう手を加える必要がないと言う事なのだろうか。これは誰かに間きたい間題である。

#YMCAもイルミナティの下部組織

「イルミナティの市民社会における主な組織はもちろんフリーメーソン・ロッジである。前に述べたように、三三カウンセルは世界中のフリーメーソン三三階級である(ブルー・メーソンには三三階級はない)。手首を切るという儀式を除いてはフリーメーノンの入門儀式はWitchcraftの

161

それと同じである。フリーメーンンの教えの基本はカパラである。またフリーメーソンの内の国際主義者または世界統一主義者だけがイルミナティになることができる。三二階級と三三階級の間に名誉三三階級がある。名誉三三階級と三三階級(入門から昇級した者)はイルミナティの〃全て〃を知っている。三○、三一、三階級のレベルは、幼児の生け贅に基ずくルシファー教の教えを知ることができるまでに信任されている」フリーメーンン三二、三三階級だと言う人間は案外沢山いるのだが、それらの人々が本当にルシファー、サタン礼拝に伴う、言葉にする事もはばかる醜悪な儀式をしたのだろうか。信じられないし信じたくない。この人の言う事が本当だとするとフリーメーンン三三階級というのは恐るべき集団である。彼等は完全に良心が麻痺している。それでいて現代社会の最上層部の人々なのである。重要なことは結局彼等の信仰がカパラに基づいていると言うことだろう。ユダヤ密教というか。この世界の裏、闇の宗教である。「一九四二年、三人の三三階級のメーソンが『フリーメーンンリーの失われた鍵』と言う本を書いた。その中に三三階級への昇級の案件が書かれている。この『ブロックの上の勇士』の儀式はトパルカインとルシファーの力を受けるために人間のいけにえを用いる礼拝を行うものである(訳注*トパルカインとは旧約聖書創世記にアダムの子カインの六代目

162
 

で最初の鉱工業を起こしたと書かれている人物)。本当のクリスチャンはフリーメーソンに止まる事はできない。なぜなら、彼らはイエス・キリストではなく〃力ある風〃に祈るからである。Jaycees、オッドフェロー、ボーイスカウト、ガールスカウト、YMCA、YWCAなどはイルミナティの破壊集団として『暴動』のために活動するための若者を探すためにだけ作られた組織である」暴動は大文字で書かれているので、未来の特定の大暴動を指すのかも知れない。それにしてもボーイスカウト、ガールスカウト、YMCA、YWCAの当事者にとって、これはひどい侮辱の言葉だろう。恐らく彼らには驚天動地、晴天の霞露、藪から棒、野良犬に噛まれたような気がすることだろう。今、日本で行われているこれらの活動がこのような目的で行われていない事は明白である。ただ、ある人の父がYMCAの責任者だったが、死ぬ前に「YMCA、YWCAはユダヤ人の組織だ」と言っていたと言う話を聞いたことがある。特に日本においては、これらの団体は本来の目的とは違って、社会的に有益なものと変わっていることは間違いない。しかし、その創立者は明らかにフリーメーソンだった。「カトリック教会の結社ナイト・オブ・コロンブスはフリーメーソン組織であり、人間の

164

いけにえ礼拝を行っている。すべてのロッジタイブの組織は現代の偶像崇拝の神殿であるgroveである。それらは神の審判によって滅ぽされる運命にある」

# 邪悪なイルミナティのカルト組繊

「人間は神の形(イメージ)に創造されたので、私たちの主はわれわれに神の霊との交わりを切望する霊を与えられた。これらの陰謀の反乱の中で、この思慕の思いは光の王国ではなく、暗闇の領土に向かう邪道に向かった。それゆえイルミナティもまた人間の霊的実在を指向する組織に浸透し支配しようとしたのは当然である。カール・マルクスは『宗教は民衆のアヘンである』と言った。それで暗闇の勢力も彼らの汚濁に満ち、悪霊のたかった針を霊的パビロンの中毒者たちの腕に刺すように努めたのである。前の章でオカルトの組織のいくつかについて明らかにしたので、以下にその説明を加え

よう。「ゴールデン・ドーンはロスチャイルドのブライベイトなWitch団である。一七七○年に創設され、そのメンパ-にはJ.R.R.トルケインとC.S.ルイスがいる」私はトルケインが何者か知らないが、C.S.ルイスと間いて飛び上がるほど驚いた。ルイスはクリスチャンの間では知らぬものはない、寓話によってキリストの福音を伝えていると信じられている人物であり、恐らく世界中の教会の書棚には必ず一冊や二冊、彼の本はあるはずだからである。こうしてまた我々はサタンの高笑いを聞くことになる。何と巧みな、何と恥知らずな人々であろうか。「アクェリアンアートフェステバルは全てのオカルトのブラザーフッドと結ばれている。Witchcraftには八つのブラザーフッドがある。このフェステバルはWitchcraftのチャンプレンがいるサン・クェンチン監獄の礼拝堂で行われるように計られた。世界教会会議(WCC)と米国教会会議(NCC)は全てのブロテスタント教派と単立教派を一つに集めて、カトリックとの連合を目指す組織である。WCCから、聖書の神からの霊感を香定しようとする『高等批評』が生み出された。WCCは共産主義を認めてい

166

る。また、どんな異教の宗教とも平和を持とうとしている。この伝統的なキリスト教への反乱は皮肉な事にァメリカの伝統的な教会からの献金によって支えられている」ここを解説するのは非常に難しい。目本人の読者にはなかなか理解してもらえないだろう。まず『高等批評』は聖書を〃科学的〃に分解し神の言葉ではなく人間の創作とした。これは伝統的な教会の信仰と著しく違っていた。しかし、この神学にょって二○世紀の教会はひどいダメージを受けた。また、共産主義との和解、他宗教との平和などは日本人には、いい事ではあっても決して悪い事ではないと思われるだろう。しかし、伝統的な教会は真理は唯一であると思っている。それは聖書の主張である。神は唯一。キリストは唯一の仲保者。それがキリスト教の本来の主張であるから、WCCはこれを否定した。しかし、実際のところ、WCCやNCCの教会は信徒数を減らしている。
 

「サイエントロジーは心霊治療と超理性事象を教える〃キリスト教会〃の中心である。ユニティー・チャーチはwitchcraftがクリスチャンに呼び掛ける主要な舞台である。ユニティー・チャーチは第一に哲学を教える組織である。テキサス州ダラスのユニティー・チャーチで全ての人生の歩みと仕事は神との調和であると言う説教がシリーズで語られた。このシリーズはこの教会のメンパーであるヌード・アーチィストが、男性、

167

女性、子供の信者の前で彼女の演技を披露することで締めくくられた。チャーチ・オブ・ウイッカは一三ドルイド・カウンセルのギャビン・フロストによって指導され、だれでも公に参加できるwitchcraftの組織である。ウイッカとは賢い者という意味である。アクェリアン反名誉毀損同盟はやはり一三ドルイド・カウンセルのアイザック・ポンナビッツによって指導されユダヤ人やWitchに対して発言するクリスチャンを訴えているユダヤのADLの配下にある。ブラザー・ヤコブの最後の審判のプロセス教会はイルミナティの最もラジカルなグルーブである。この教会のメンパーはよく彼等の信条に従って暴発する(チャールズ・マンソンはこの教会のメンパーだった)。彼らは人身供犠を守り、キリスト教会を爆破する。彼らの別の主要な預言者マザー・エリザベスは元アッセンブリーズ・オブ・ゴッドの会員であった。ブロセス教会は『光を得た者』を信じ輪廻転生を信じている。ガーディナリアン・ブラザーフッドはイギリスのWitchcraftの親和会である。ローマカトリックの薔薇十字団は人身供犠をおこなっている。ガーターの聖なる結社はイギリスにあり首相によって指導されている。

168

#あなたの身辺にも悪魔の手が伸びている

一九七○年代にイルミナティは彼らのジュェリーを広く一般に、そして特にキリスト教会の中に配布する時がきたと決定した。この時までにwitchとヒッピーたちはこれらのシンボルを身に付けていた。イルミナティの企業であるエイボンはオカルトジュェリーの最大の販売会社である。一九七四年から彼らはキリスト教書店でこれらを売っている。これらのジュェリーは何年も前にただ悪霊礼拝のために作られた。そしてロックミュージックのテープのように悪霊と共に送り出される。それぞれのシンポルは特別なまじないを表している。以下はそのシンボルとオカルトの意味である。
ヘクサグラム 今は『ダビデの星』と呼ばれているが三○○○年にわたって「ソロモンの頭飾り」として知られていた。悪霊を呼び出すwitchcraftの最悪のしるしである。『ヘックスする』というのはだれかに呪いを掛けることである。
アンクー エジブトで作られた。最も古いシンボル。太陽神ラーの礼拝と輪廻転生の信仰を表す。処女性を軽蔑し礼拝行為として乱交を行うという意味がある。
ユニコーンホーン(一角獣の角)イタリアンホーン、
フェアリーワンド(妖精の杖)、レブリカーンズ・スタッフ(妖精の杖)として知られている。経済を悪魔にゆだねていると

181

いう意味。スコッティシュ・ドルイドが作った。
ビース・シンボル ブロッケンクロスとして知られている。カルパリーとキリスト教会を拒否する。心の平安をもたらすと言う(注*カルバリーとはキリストが十字架にかかった場所のこと。キリストの救いを拒否すると言う意味)。
オベリスク 神であるニムロデとパールのシンボルとして知られる。男根礼拝。
ペンタグラム(五角星)一角が上はルシファーを表し、二角が上はサタンを表す。夜の角のある狩人。東の星。山羊の頭。ブルーメソニックロッジのシンボル(注*ルシファーとサタンは同じものだが、彼らの間では何か違いがあるのかも知れない。山羊というのもメンデスの山羊、サタンを表している)。
クレセントムーン(三日月)オカルトの僧侶。天の母礼拝。
サークル(円)オカルトの神殿。神殿は今はないので円の中で行う(注*中にペンタグラムを書いたものが魔術の集会で便われる魔法陣。
カルテックス・ガソリンのマークはその意味)。
トライアングル(三角)witchcraftの基礎的シンポル。アロー(矢)のろいを投げ掛けるサイン。

182

逆様の赤十字 人間の生け贅。
虹 ルシファーの輝き。
みみずく 悪魔によって与えられたオカルトの知識。
スカラペ (糞ころがし)永遠の輪廻転生。
この他、ピアスはオカルトの僧侶のために捧げられた若い少女がした。何気なく胸に掛けているペンダントに実は呪いが掛けられているかもしれないとはいささか気になる話だ。特にビースマークは教会でさえ付けている人がいるが、カルパリーの十字架の否定という呪いが掛けられているとすれば、まるで信仰と反対のものを付けているわけだ。知らぬが何とか?虹にご注意。これは最近、特に使われるようになった。ピアスが僧侶のための俸げもののしるしなんて驚いた。

184

#これがフり−メーソンの宗敷シンボル

「次に記すのは一八八五年、アルバート・パイクがバリから全世界のシュブリーム・カウンセル(フリーメーソン三十三階級)に当てた文書からの抜粋である。『結社はD-.M.一J-の速かな執行を要求する。国々の歴史の様々な局面で活動的なシュプリーム・カウンセルを持っていると言う事は幸運なことである。一八二○年よりこのかたグランド・コンシストリーとシュプリーム・カウンセルの選ばれたメンパーの間に親密な交流の機会が形式されてきたことは尊敬に値する。この会合を秘密にしておくことは必要である。公にはD.M.Iは三三階級のイニシアルである。秘義的にはD‐一M‐一I‐一はDestruction(破壊)、マテリアリズム(物質主義)、Imposition(欺購)のイニシャルである。それは「物質主義に低抗するすべてのものの破壊を覆い隠せ」と言う意味である。三点はフリーメーソンの働きは三重であるとの意味である。

185

結論として結社が要求するD.M.Iの実行は………・あらゆる意味において、彼らが何者であれ、人はまず第一に家族を欺き、次いで人類を欺く目的に近付くために国家を欺かなければならない』」アルパート・パイクとは一体どういう精神構造をしていたのだろう。新一○○ドル札にあるように確かに邪悪な顔付きではあったようだが、それにしてもかくまで悪しき思想を得意然と書き記す神経が判らない。そしてフリーメーソンが友愛団体だなどというごまかしを、そのまま信じるナイーブな人々は、その愚かさのゆえに自らに破滅をもたらしても仕方がないと思う。どんなに忠告しても聞き入れないならば。以下はフリーメーンンのシンポルの意味と定義である。

186 あなたの身辺にも悪魔の手が伸びている

テンプル(神殿、寺院)テンブルという言葉の語源はラテン語のテンバス(時)である。それ故、古代の寺院と呼ばれた建造物は時間を記憶するためと、人知を記録することを目的としていた。そのような建造物は人類に偉大な利益をもたらすはずだった。しかし、迷信のべールがそれらの上に投げ掛けられた。それは政治的に経済的に少数のものが多数をだますために信じられた。そして事実の単純な記録として、寓話が徐々に作り上げられて行った。また神殿の秘密が解脱者のために秘義の教義として起こって行った。一方、多数の民衆のためには公開の教義が起こり、それが祭司制の起源となった」ピラミッド、ストーンヘンジ、バルテノン神殿など古代の建造物の多くは、現代の我々にも神秘性を感じさせるものである。しかし、パイクが言いたかった事は、これらの神殿建造物そのものが人類に何事かを教えると言う事を強調し、一方で多くの宗教がとってきた祭司制、僧侶制が民衆をたぶらかし、政治的に経済的に私利私欲のために利用してきたと言う事であろう。これは一面説得力のあるように見えるが、事実はそうではない。とりわけキリスト教にとって祭司制は多くの人々が言い、また今日、民主主義的発想から来る平等の概念から、非難することだけが横行しているが、祭司制は大きな利点を有している。パイクが言う秘義の教義(Esoteric ドクトリン)が生み出したものを考

187

えてみるがいい。そこには僧むべき奴隷制、マインドコントロール、性的堕落、人身供儀を伴う邪悪そのものの儀式ばかりではないか。彼らが言う解脱者(initiated)が、カトリックを含むキリスト教の聖職者たちの自己犠牲、愛の労働などをどれほど果たしているのだろうか。これは実際に比べてみれば判ることだ。キリスト者は自己賛美をしないから判らないだけである。悪い実例だけを拾い上げて、それを全体に広げているだけのことである。エプロンフリーメーソンの皮のエブロンは中世の石工(メーソン)の技能者のエプロンを永続させるためのものではない。それは(ユダヤ教の)大祭司の装いに起源を求めなければならない。彼等が祭壇の段を上るときに、前が裸になることを隠すためのエプロンである。言い換えれば、それは出エジブト記二八章四二節の規定に従った亜麻布のしたばきのことで、大祭司の腰を覆うものであった。それは割礼の象徴の一種である」パイクは実に悪知恵にたけた男である。あるいはフリーメーソンそのものが聖書の剽窃、偽造の集団なのであろう。大祭司の衣装になぞらえるとはあきれ返った偽りだ。割礼とは宗教的な包茎手術のこと。ユダヤ人は生まれて八日目に行う。ただしこの文章は聖書とは何の関係もない。

188

*ザ・ウイドー(やもめ)シナゴグさらにイシスの意味。エジブトの寓話。イシスの物語。タイホンはオシリスを殺して棺の中に閉じ込めた。その後、その体を幾つかの断片に切り分け、ナイル川に投げ入れた。善きやもめイシスは彼女の夫の体を探し集めたが、一つだけ見つからなかった。そしてその紛失物のことを後世に伝えるために、その部分を拡大表現したもの(オベリスク)をその棺の上に立てて男根礼拝を制定した。また、この言葉はマニ教徒に関係している。富裕なやもめに援助されたというマニ教の創設者マニの伝説に由来する。さらに、最初のフリーメーソンとして行動したチャールズー世のやもめ、ヘソリエッタ・マリアにも由来する」イシス伝説はこの本の最初の部分にあった、ニムロデと母セミラミスの話にそっくりである。これは恐らく後者がエジプトに伝わって神話となったのであろう。時間的にはニムロデの方が早いと思われる。
*パラジューム 王のように治める者のこと。男根は王の普遍的象徴。ヒンヅー教のバラ 男の性器から取られた」これは幾つかの説があるのだろう。トロイの伝説にあった女神バラスの像もバラジューウムと言った。面白い事はエジプトの王のことをファラオまたはパロと言うがこれは男根の
 

英語ファラウスと非常に似ている。恐らく同じ意味なのだろう。古代社会では男根が王の象徴だったというのは本当だろう。フリーメーソンにはバラジューム・ライトという結社内結社がある。
*オウロボロス 尾を飲み込んでいる蛇。性的欲望。男根のシンボル。
*シャンパラ 神々の都。ある民族にとっては西にあり、あるものにとっては東に、あるいは北に、南にある。ゴビ砂漠の聖別された地にある。神秘主義と秘密の教儀のホームである。オウロブロスは後に、結婚指輪の原形となったという。シャンバラは古今東西に普遍的に存在する地下都市伝説である。地上天国のようなもの。そこに行って来たという探検家の物語を読んだことがある。そこは世界のエリートが教育を受ける場所である。そしてそこの王は堕落天便であったという。真に迫った不気味な物語だった。
*クンダリニ 精力。
*剣 剣は議長を勤め、儀式を司るグランド・マスター、グランド・ミストレスなどの霊媒が、火の霊と取引するために呼び出す時のみ用いる」これは事実の一部しか伝えていない。剣は悪魔礼拝の時、幼児などの人身御供を切るのに用いる。私はアメリカのwitch(魔女)の店で実際にそういう目的で使われている剣を見たことがある。
 

#食い荒らされたキリスト教会

「一九四七年から四八年にかけて、オカルトはファンダメンタルとかペンテコスタルと呼ばれる教会に浸透し始めた。神の霊がパビロンから出るように新しい働きを始められる一方で、他の霊がパビロンに入るように働き始めた」

203
 

この著者は全ての働きがサタンの働きだと言っているわけではない。確かに前著『世界を動かすユダヤ教の秘密』222ぺージ以降に書いたように、二○世紀に神の素晴らしい働きがあった。しかし、エデンの園にへびの姿でサタンがやってきたように、神の新しい働きのすぐそばにサタンは自分の仕事場を設けるものである。「『癒しの声』という組織が始まり、間もなくカリスマティックムーブメントが花開いた。『癒しの声』は全ての教派の中に、神の霊に満たされたクリスチャンの装いをしたwitchたちが〃出て行って、宣べ伝え〃若者たちを彼らの〃しるしと奇跡〃に導くように訓練した。これらのwitchたちは今でもミネソタのセント・ポール教会でクリスチャンらしく振る舞うために、キリスト教の教理、クリスチャンの口癖、振る舞いを教えられている。ウイリアム・ブラーナムは神の霊に満ちた田舎の説教者だったが、やがて『癒しの声』に取り込まれた。そしてすぐにこの組織の指導者たちより有名になった。彼は、労働組合(非常に左翼的)、テレビジョン、映画、やがて来る混乱について攻撃した。彼は大きな集会の壇上で、彼の後ろに座っていたこれらの指導者を指差して、〃私の前にいる悪魔と戦うだけではなく、後ろの敵とも戦わなければならないとは全くやっかいな

204
 

ことだ。ここから立ち去れ!〃と叫んだ。ブラーナムがこれらの侵入者に気がついたことに怒ったイルミナティは、彼を殺すことに決めた。その頃、ブラーナムの集会には悪霊の影響が入り込んでいたが、それを是正する仕事の途中で、オカルトに洗脳されたアルコール中毒の男が一四○キロのスピードでブラーナムの息子の運転する車にぶつかり、ブラーナムの頭を砕いた。そして、ブラーナムはwitchcraftの影響を受けていたのだという偽りの報告が公表された。これらの働きの目的は、福音的な(純粋なというような意味)教派を引き下ろし、リベラルな教派と合同させて一つのエキュメニカルな教会にすることである。これらの組織は次のような教理を教えている。
1 救われるために悔い改めは必要ない。
2 罪との分雛は悔い改めに必要ない。
3 クリスチャンがこの世と分離する必要はない(これは〃富の信仰〃に立つ映画スターや芸能人によって知られている)。
4 異言を話すと金持ちになり、物質的な祝福を受けるようになる。
5 もう律法に束縛される事はない(こうして旧約聖書を捨てさせた)」

205

私はこれらの働きの真ん中にいるのだが、なるほどとうなずける所と、ちょっと侍てと言いたい所とがある。この著者の信仰によるのだろうが私自身はカリスマ遅動の全てを否定することは出来ない。しかし、たしかにそういう側面もあると思う。「一九六○年代にキリスト教会はロックミュージックの影響にさらされた。ロックミュージックの悪霊的影響を助けるためにイルミナティはカルパリー・チャペルの牧師チャック・スミスに四○○万ドルの小切手二枚を与え『マラナタ・レコード』を発足させた。これによって〃ジーザス・ロック〃という形でロックミュージックを教会に送り込んだ。Witchたちを〃神の霊に満たされたクリスチャン〃として訓練したイルミナティはスパロー・レコード、パードウイング・レコード、W○RD、ミーア、レキシコン、ライト・レコードといった会社に侵入させ、ラブンング、Cildren of Day、ナンシー・ホイットニー、ラリ・ノーマン、チャック・ガーランド、フイル・カーギーなどの〃ministries〃(伝道の働き)を送り出した。W○RD、ミーア、レキシコン、ライト・レコードはW○RD Recordの子会社であり、W○RD Recordのオ-ナーはスタンダード・オイルであり,
スタンダード・オイルのオーナーはロックフェラーであり、ロックフェラーのオーナーはフィリッブ・ロ

206

スチャイルドである。こうして次のような事が始まった。ナンシー・ホイットニーの『ラットルミーシェイクミー』は権威、家族、牧師、教師、警察官などの〃お堅い指導者〃を十把一からげに引き下ろし、若者たちに反逆精神を徐々に植え付けようとしている。フイル・カーギーのあるアルパムは全て、音楽の中で読まれる物語で催眠効果を与えるロックミュージックである。その全ての比喩的な表現の中には、一度も神の子としてのイエス・キリストについて語られていない。デビー・ブーン(バット・ブーンの娘)の『ユーライトアップマイライフ』はルシファーの歌を書いた女性によって書かれたものである。ケネス・コーブランドの『水の上にバンを』はチャック・ベリーの歌が背景にある。イルミナティはまたゾンダーバン、コリンズワールドなどのキリスト教出版社を所有している。これは全てのクリスチャンメディアに彼等の教えの影響を与える事ができる」
ここに書かれていることの全てが本当かどうか私には判らないが、大いに参考にすべきだと思う。しかし、キリスト教というものはしばしばサタンの攻撃にさらされても、何時

207

かはまた、雪でしないだ木が雪をはねのけるように、正しい信仰に戻って行くものであり、そしてその時はもっと賢く強力になっているものなのだ。もう一つのイルミナティの〃クリスチャン組織〃はカリフォルニアのメロディーランド教会である。ラルフ・ウイルカーソンが指導するこの教会はオカルトのカリスマ浸透の頂点である。そのメンパーの中には、ロン・デプリースト、ジム・スピルマン、ウオルター・マーチン、ミカエル・エッセクス、マイク・フランクらがいる。ウオルター・マーチンは反キリストはコンピューターだと言った人物である。催眠術を導入し、witchは救われないと言ってwitchcraftはキリストの血より力強いとした。ミカエル・エッセクスは『私は王の子』(訳注*一般的にクリスチャンの問で王とはキリストの事)という本を出し〃富の信仰〃を推し進めている。マイク・フランクは元サタニストで『サタンセラー』と言う本を書いた。彼はメロディーランドのホットライン(相談電話)を作った。彼はホモでキリストのメッセージを水で薄めている。クリスチャンよりwitchの方が力があると支持している。ウオルター・マーチンは十三ドルイドカウンセルのギャビン・フロストと旅行をして、キリスト教が馬鹿げていて、思い上がったもので、witchcraftは害がなく、愛に満ちて、賢いものだと見えるようにするための討論をした。メロディーランド教会は、クリスチャンは平和を愛好し、攻撃的でなく、自己防衛の心のないものだと教えるブロパガンダの主要な推進力であるが、聖書は神の民が彼等の手に剣を持ち(黙示録一九章ではイエスも神の子らもそうしている)、裁きの剣を保持し、その意志があるのだ」

私はラルフ・ウイルカーンン牧師の説教を聞くいたことがあるが、その当時はとても素晴らしかった。しかし、その後スキャンダルの噂が流れ、信用を失った。ここに書かれていることは、そういう受け取り方もあるのかと考える事もできるし、本当にそういう意図でこの人々が動いているというインサイダー情報なのかとも思える。難しい間題だが、何か別の情報が出てきたとき、一般にクリスチャンがすぐそうするように頭から否定しないで、可能性を考えて置くという包容力が必要だと思う。
「Witchcraftとイルミナティが教会に植え付ける毒麦はいつも数の穂、〃獣〃のしるしを実らせる事を覚えておくといいだろう」

209

これはけだし名言だ。教会は常に富を求めるとぎに堕落してきた。今また装いを新しくして、繁栄の神学、富の信仰が教会に入り込んできている。そしてそれは教会をこの世のレベルと同じ水準にまで引き下ろしている。獣とは黙示録一三章のサタンの人格的存在。この他にとくに重要な二人の人物について書いておこう。

210

#キリスト伝遺の代表者さえイルミナティ

キャサリソ・クールマンは日本では全く知られていないが、アメリカでは一世を風靡したファンダメンタル・キリスト教のペンテコスト派の女性伝道者である。彼女は癒しの伝道者として知られ、彼女の集会では多くの人々が失神し、多くの奇跡を表したとされている。しかし、彼女はフリーメーソンが三分の一を占める南部バブティスト派で教役者の資格を取った。彼女は一般のアメリカ人の白人なら必ずといっていいほど卒業する高校を中退し、その後、有名になるまで謎の多い人生を送っている。

211

実はこの本に「キャサリン・クールマンはルース・カーター・ステイブルトンの前のグレーテスト witchである」と書かれていた。私はこれを『世界を動かすュダヤ教の秘密』
一三六ぺ-ジに書いた。それは他の証言からも信用性があると思ったからである。しかし、その後、これが非常に重大な間題であることに気が付いた。それと言うのも現在、アメリカと日本などで大いに活躍している、ベニー・ヒン、アナコンディア、フレーソンなどと言う伝道者たちが、このキャサリン・クールマンを師と仰ぎ、彼女から霊感を受けたと広言しているからである。特にベニー・ヒンなどはキャサリン・クールマンの墓で特別な霊感を受けたと本に書いている。私はこの間題について自分なりに明確な確認をしたいと思った。しかし、何しろ相手はすでに死んだ人間である。調べ様がないと思っていた。ところが死んでいるからこそ判る

のではないかと思い始めた。フリ-メーソンやイルミナティやWitchは墓にその証
拠を残すからである。そこでキャサリン・クールマンの墓を見に行くことにした。かつてエホパの証人の事を調べた時、その創立者C.T.ラッセルはフリーメーソンではないかと思った。そのために彼の墓を見たいと思ったが
間もなく彼の墓の写真を見る機会があり、案の定メーノンの教義のピラミッドである事がわかった。さらに間もなく彼

が本当にフリーメーノンそれも極めて重要なキーパーソンであることが判った。さて、キャサリン・クールマンの墓はロスアンジェルスのグレンディールにあるフォレストローン墓地にある事が判った。私はロスアンジェルスに向かい、ホテルに泊った。ホテルから彼女の墓の位置を聞こうと思い、フォレストローン墓地に電話すると「その方の墓は、ブライペートな場所にあり、一般には公開していません。親族、知人、友人しか入る事は出来ません」と言う答えであった。それまでにも、その名の墓地は五か所ある事。それはハリウッド・ヒルズではなく、グレンディールであることなどをやっと調べた後であったからその失望は大きかった。体中から力が抜けて、部屋に人って呆然としていた。「何のためにここまで来たのだ」「何で公開しないのだ」もちろん人がどんな墓地に入ろうとその人の勝手だが、普通、クリスチャンで神の器と言われた人物が自分の墓を非公開にすることは考えられない。なぜ、隠さなければならないのだろう。強いて言えば、自分が崇められないように隠す事もあるかもしれないが、モーセほどの人ならばとにかく、彼女はそれ程の人物ではない。また親族、知人、友人しか入ることができない墓地とはどういう墓地なのだろう。しかし、これで引き下がるわけには行かない。明日は一日中歩き回ってでも見つけるぞ。悶々と寝苦しい夜が続く。まるで

212

一秒一秒が1時間のように感じられた。ほとんど眠られずに夜を過ごした。私がどうして彼女の墓に行くことができたかについては、新約聖書使徒行伝のぺテロのように、天使が連れていってくれたのだと言うことにしておこう。とにかく、はっきりしておくが、この件でフォレストローン墓地の管理者には全く貴任がない。彼らの安全のために言っておくが、サタンより神の方がはるかに上なのだ、不可能はない。その墓は美しいフォレストローン墓地の奥まった一角に高い石の塀を巡らし、頑丈な鉄の扉に鍵を掛けて守られていた。そこは五○○坪ほどの特別な区画であった。しかし、その塀もすべての扉も、私をさえぎることはできなかった。扉の中に入って思わず息を飲んだ。何百とある墓石のほとんどにフリーメーソンのマークが書かれていたのだ。これはショックだった。まさかそんな!キャサリン・クールマンの墓にはもしかしたらあるかなと思っていたが、その墓地全体がメーソンの墓地だとは想像もしていなかった。道理で入れないと言うわけだ。ただし、その中にはキリストとおぽしき人の姿を描いたもの、また、ただ名前と生年、没年を書いただけのものもあった。しかし、圧倒的に多いのはメーソンのしるしのある墓石であった。墓石はすべて同一規格で五○ X 四○ cm ほどの石造りのものであった。

213

ところがキャサリン・クールマンの墓だけはひときわ大きく、青銅でつくられていた。しかし、メーノンのしるしはなく、ただ彼女が生前キャッチフレーズにしていた言葉
〃I believe in miracle because I believe in God〃が書かれていた。メーソンのGodは聖書のヤハウェではないからキャサリン・クールマンの墓のGodも同じように聖書の神と言う事もできない。その墓の際立った特徴は没年月日だけが書いてあって、生年がないことであった。他の墓には生年と没年が書いてあった。後から間いたところではスブリングマイヤー氏もその点は〃Quite Strange〃極めておかしい、と繰り返していた。また、一番上の真ん中に蔦と蔦の間にKと言う文字がいわくありげに書かれていた。これはキャサリン・クールマンの頭文字のように見えるがもっと深い意味があるように思える。フリーメーソンイルミナティはGと言う文字に特別の意味を持たせている事はすでに学んだ。Kについてはまだ判らないが、Gが七番目、Kが11番目、足して一八になることから何か意味があるように思われてならない。さらに、witchたちは自分の年が何千歳だと言うものである。彼女がwitchそれもGreatest witchであれば生年の書かれていない事も納得が行く。正

214

確?に言えば彼女の生年は何千年前という事なのかもしれない。それで書かなかったのだろう。それ以外には考えられない。

彼女の墓がひときわ大きかった事も、彼女のフリーメーノン内部での地位を物語っているのだろう。他に恐らくグランドマスターと思われる人の墓も見たが、規格は同じだったから、彼女の地位は相当なものだったようだ。それにしても、私はとんでもないものの蓋を開けてしまったのだ。私は突然、全てのぺンテコスト派(私の本『世界を動かすユダヤ教の秘密』二三ぺージ以降を参照されたい)の敵になったような気がした。ある宣教師は、それはキャサリン・クールマンの晩年を取り仕切っていた夫婦が勝手にやった事だと言う。これは解答にはならない。もしキャサリン・クールマンが生涯、神の僕、聖霊の器なら、どうしてサタンを礼拝するフリーメーソンが自分たちの最大の敵である彼女を、自分たちの墓地に埋葬する事を許すだろうか。蛇足だがこの夫婦はキャサリン・クールマンの晩年の世話をし、彼女の莫大な遣産を手にした。癒しの伝道者キャサリン・クールマンは一九七六年二月二○日、癌によってこの世を去った。

215 #イルミナテイの最筒侯作ビリー・グラハム

ビリー・グラハムはフリーメーソン三三階級であると私が書いたために、私はキリスト教会ではほとんど信用されない人間となってしまった。なにしろビリー・グラハムは二○世紀を代表する〃福音的な〃(純粋なというような意味)伝道者と知られているし、時には使徒以来の最高のクリスチャンといわれる始末である。彼は最近パーキンソソ氏病を患い、いろいろとインタビューを受けて、実に信仰的な答えをしている。「もしあなたが神に会ったら、何を一番申し上げたいですか」「私は自分がまず正直であったこと、第二に従順であったことです」何と言う嘘つきだろう!ビリー・グラハムがフリーメーソン三十三階級であることの証人は私が知っているだけで五人以上いる。フリッッ・スブリングマイヤー、ユースタス・マリンズ、デス・グリフィン、ジョン・コールマン、テックス・マーズ…・…。これらの人々は無数の証言者から得た証言で語っているのである。マリンズ氏が今年二月に来日さ
 

れたとき、私はビリー・グラハムについて尋ねた。彼は全く当然の事として「ああ、ビリー‐グラハムはメーソン三三階級だよ。彼の家族は大きなショッビングセンターを経営していて大金持ちだよ」と言った。これは世界のキリスト教にとって実に大きな間題なのだ。以下にビリー・グラハムの信仰を表すテックス・マーズ氏のニュースレタ−一九九五年八月号からの抜粋を載せる。「アメリカ副大統領アル・ゴアは彼の著書Earth in the Ba1anceと言う本の中で『自然そのものの中に神は満ちている』と言っているが、それは自然そのものが神だと言っているのである。一方ビリー・グラハムは一九七八年のMcca1l誌のイソタビューに答えて、彼の救いの神学は変わったと述べている。「私はかつては遠い国々の異教徒たちは(救いの道から)失われ、地獄に向かっていると信じていました。しかし、もはやそんな事は信じていません。神は他の方法でも、例えば自然の中などに存在すると信じています」それもそのはず彼らは伸間なのだから。ビリ-‐グラハムもアル・ゴアもニューエイジャーなのである。ニューエイジの信仰はガイアすなわち地球は〃惑星神〃であるというが、何とビリー・グラハムの考え方と一致するだろう。さらにグラハムによれば天国は自然崇

217

拝者だけでなくキリストを拒絶したユダヤ人にも用意されている。この有名な伝道者によればユダヤ人はたしかにイェスを拒否したがそれにもかかわらず天国に入る事になっている。ではカトリックはどうですかというMccall誌の質間にグラハムは『忠実なカトリック信者は救われます。基本的にオーソドックス・ロ−マ・カトリックは同じものです』そして間もなく彼はローマのカトリックのカテドラルで説教するようにヴァチカンのトップから招かれていることを明らかにしている。この驚くべき事実はビリー・グラハム自身によって二○年前に語られ、ポピュラーな婦人雑誌Mcca11に書かれ、コンビニユンスストアーやスーパーマーケットで売られ、何百万人もの婦人たちに読まれたのであった。またWorld Magazine一九九五 Feb 一八で、ビリー・グラハムはコラムニスト、カル・トーマスの質問に、妊娠中絶に反対して赤ん坊を救う戦いは〃大きな問題ではありません。むしろ地球を救うことのほうが重要です〃と答えている。彼はこの考えをすでに長い間保持している。〃何時いのちが始まるかはだれにも判らないのだから〃Cincinati Newsletter一九九二 Jan『偉大な命の権利』より。〃それは私が追及したい間題ではありません〃CNNのLarry King Show一九九三。〃こういう間題からは遠く雛れていたいのです。それはあまりにも感情的です〃Phil

218 

adelphia Inquirer Newspaper一九九二。またホモセックスに関しても彼は〃それは大きな罪ではありません〃と言って最近のNationa1 Press Conferenceのレポーターたちを驚かせた。一九九四 Declarry King ShoWではホモとレスビアンは〃そのように生まれついたのです〃と言って正当化した。ビリー・グラハムにとって一九六三年以来アメリカで中絶された四○○○万人の赤ん坊は〃大きな間題ではない〃のである。彼にとってもっと童要なのは地球環境間題なのである、だから中絶は正しいことなのだ。それにしても、なぜアメリカの何百というテレビ、ラジオのメッセンジャー、クリスチャン誌、新間の編集者、大きな教団の指導者、教会の牧師たちはグラハムの非聖書的な見解に異を唱えないのか。なぜ沈黙を守っているのか」

ビリー・グラハムはサタン礼拝の席に出席しているところを元一三ドルイドカウンセルのジョン・トッド他に目撃されている。ビリー・グラハムはイルミナティの作り出した最高傑作と言えるだろう。彼は恐らく多重人格なのであろう。私はビリー・グラハムに何の恨みもない。また、彼がフリーメーソンだからという事によって何の利益を得るわけでもない。
それどころか私の立場は悪くなる一方なのだ。しかし、事実なら言わなければない。私は人間ではなく神を恐れている。どんな中傷もあざけりも恐れない。

220 #おわりにユダヤを推絶する中国政府に見習え

多くの方々が、イルミナティ、新世界秩序の陰謀を知って、ではどうしたらいいのですかと聞いてくる。私はとにかく、まず第一に知る事です、と答える。知ることは最初の知恵であり、知らなければ危険である。もちろん私の素人考えだが、イルミナティと対等に渡り合っているように見える国がある。中国である。中国はイルミナティの前身ともいうべぎ、東インド会社によって骨までしやぶられる手痛い目に遭った。東インド会社は驚くべきことに、China Inland Mission(中国内陸伝道団)というキリスト教団体を設立して、キリスト教の布教の名目でアヘンの普及をした。これは、ジョン・コールマン氏の『三百人委員会』(徳間書店刊)に詳しく載っている。私は最初、それを読んだとき目の前が真っ白になった。なぜならChina Inland Missionとはキリスト教会史に燦然と輝く、

221

大いなる伝道団として知られているからである。特にハドソン・テーラーというイギリス人は、その献身と愛で中国全土に福音を伝えた偉大な神の器として知られている。しかし、このハドソン・テーラー以外は、そういえばほとんど我々は知らないのである。ジョン・コールマン氏はイギリス情報機関の人間だったために、インド局の『古雑記』という文書に巡り逢い、確実な情報としてその本に書いている。中国内陸伝道団の〃宣教師〃はキリスト教の布教ではなくアヘンの普及に当たっていたのだろう。事の真偽はともかく、中国攻府がこのアヘンの普及と、その反発で始まったアヘン戦争、香港の九九年間の割譲の屈辱から、イギリスに代表されるイルミナティのやり方をしっかりと学び、今、決して彼らの罠にもはまらず、脅しにも屈せずに、決然と我が道を行く政策を実行しているのは見習うべきことであると思う。もっとも、そのおかげで、キリスト教に対して厳しい追害を行っているのは周知の事実である。それにもかかわらず、中国ではキリスト教は驚異的なスピードで成長している。さて、一方、ミャンマーのアウンサウン・スーチー女史を、日本のマスコミが民主化運動の天使か、ジャンヌダルクの再来のようにもてはやしているのはどうしたわけだろうか。アウンサウン・スーチー女史の夫君がイギリス人で、しかも世界最高の情報機関MI6の

222

メンパーだという噂が本当だとすれば、ミャンマー軍事政権の態度も中国同様にそれなりに評価すべきものではなかろうか。今、日本に必要なのはしっかりと、この事態を見抜く政治家と、子供染みた正義感を振り回してもっとも困難な政治という大事業を台無しにしてしまうことのない国民である。私はてい小平氏がもし中国にいなかったら、今頃、中国はどうなっていただろうと思う。恐らく今の旧ユーゴのようになっていただろう。一二億の人民を支配するという政治は、かつて一度も人類が経験したことのないことである。一つの政府が効果的に治めることのできる人口は五○○○万人だという。その二四倍もの人口を治めるのは至難の技である。まして、この国を破壊し、人口を大幅に削減し、奴隷化しようという意図を持った集団が、虎視吐々と狙っているのである。しかし、中国は生き延びるだろう。前の本にも書いたように、聖書もそれを予言している。日本の末来はこれら東洋の国々との緊密な連携によるほかはない。フリーメーソン・イルミナティは絶対に白人主義である。彼らの下部組織は人種偏見を糾弾するが、彼らこそ、自人だけが人間だという考えの持ち主なのである。日本の頭脳と技術をアジアのために用いよ。思い上がらず謙虚にアジアの一員となれ。その国々には今、急速に純粋なキリ

223

スト教が興隆している。そのことを真撃に学ぶべきである。さもないと日本はまたしても、無為無策に滅亡の道を歩くことになるであろう。イルミナティの計画する反キリストが世界のどれぐらいの地域を支配するかは、判然としないが、私は多くて二分の一、場合によっては三分の一ぐらいではないかと思う。しかも、その本当の統治期間はわずかに三年半なのである。神はサタンをいつまでも野放しにはしておかれない。時が来れば、彼らを地獄の火の中に投げ込まれる。これは黙示録に書かれているし、それを知っている悪霊たちは、イェスキリストが来られたときあわてふためいて命乞いをしているのである。それにしてもいつも不思議に思うのは何故、神はサタンを放任されているのだろうかという素朴な疑間である。これは深遠な真理であるが、判りやすく言えば、光は闇があってこそ認識される。ただ善だけしかない人間はまた無知であるに過ぎない。人間は、神の愛を知るためには、苦悩、悲しみ、痛み、嘆き、行き詰まり、恐怖、絶望、焦燥、憎悪、殺意、犯罪、裏切りなどの暗闇の部分を知らなければならなかったのである。そして、そのような性質は神にはなかった。サタンとなったルシファーは神がその目的で造った訳ではないが、自ら進んで神に背き、神には無い暗闇の性質を持つに至った。

224

では、と人は間うであろう。神は人類をもてあそんでいるのか、サタンを使ってゲームをしているのかと。否である。神は人類を研鑽しておられるのである。試みを受けて勝ち得た善こそ本当の善である。闇から見いだした光こそ光である。悪に勝った正義こそ正義であって、正義だけが一人歩きするものではない。旧約聖書のョブ記にはこの事が書かれている。卑近な例をあげるなら、幼子の無邪気は美しいものだが、それは脆弱な美である。保護されてのみ存続するものである。神が人類に求めた愛、善、正義、真実は試練を通らなければならなかったのである。サタンは全く悪であるから愛、善、正義、真実というものが理解できないのである。聖書は単なる一つの宗教の教典ではない。人類普遍の運命の書である。例え、全ての国々がこの書に逆らって立ち向かっても、粉々に粉砕されるだろう。この書をあざ笑う者は、永遠に後悔の涙を流し続ける事になるだろう。黙示録はもっとも端的にその事を表している。私はキリスト教徒だから、牧師だからそう言っているのではない。一人の人間として人間である読者に語っている。黙示録を筆頭に聖書の預言は必ずその通りに実現する。実現しない事は一つもない。それは全能の神が、特定の人間を選んで霊感を授け、語り、書かせ、集め、保存された書物なのである。聖書をあなどる者は単に無知なだけである。

225

 戻る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  1