トホホ…隠岐ツアーの巻
1998/9/12〜9/15 隠岐島前海士町(おき どうぜん あまちょう)
いや、決して隠岐が悪い訳じゃございません。実際、今回の隠岐は今までの来た中では私たちに最もすばらしい表情を見せてくれました。透明度も40m以上!(自分のなかでは透明度45mが最高の評価点です)。魚影もサイコーでした。なにしろスズメダイの群の中にエントリーしてしまい、まわり真っ黒なんていう一本もあったのです。(あうっ。見せられないのが残念。いやホント、これまでで最高の写真がいっぱい撮れたんです。)この事件さえ無ければ、今までのダイビングのベスト5に入るすばらしい3泊4日8DIVの旅(ってかなり体育会系かも)でした。
・事件はこうして起こった
隠岐の中ノ島と松島の中間地点にあるカミオグリは海士ダイビングサービスでもイチオシのポイントで大型回遊魚ねらいから地形派、ゆっくり見ればマクロもOKの何でも来いのところ。ただし、スルドイ人はすでにお気づきのように大型回遊魚ポイント=潮流が速いポイントなのだ。
私たちは、前日もそのポイントに入っていたのだが、あろうことか全くといっていいほど潮流が無かったのである。それが私に隙を作らせていた。
・がんこものの油断
私はDIVのハウジングに絶大なる信頼を置いているので、最近ではエントリーの際カメラを持ったままバックロールで入るのが通例となっているが、カメラとBCをつなぐ金具は接続したりしなかったりしていた。その日、カミオグリを甘く見ていなかったと言ったら嘘になる。前の日の記憶が残っていた自分は、金具を接続しないままエントリーしてしまったのだ。
・けがをするより100万倍マシ
結果から先に言うとカメラを持ったままガイドロープを持ってマスクの修正はできないってコトです。哀れ、我が愛機はカミオグリ北側50〜100m位の深さ30〜50mのところ(と思われる)にピューッと吹き飛ばされていきました。(ツアーの全てを取り込んだメモリーカードが一番惜しいぞっ!)
・泣いてばかりはいられない
と、いうことであきらめの早いがんこものは、また残業に励んで新しいデジカメを手に入れようとしています。「今度はこんなのがいいよ」とか「こんなのはやめとけ」とかいろんな情報をお待ちしています。こんな不幸があったのに、どうしてやる気満々なのかというと…。
・大先輩からのリンク
今回、このツアーから帰ってくると超オドロキのメールが届いていました。Lonver氏のMyDivingPageからリンクの依頼が来ていたのです。実はがんこものが水中デジカメを始める際、WWWで「水中デジカメ」を検索すると出てきたページで、私もこのページを見て「いつかはホームページ」と決意を固めた元祖というか、本家というかそういうページです。(最近、自分のホームページのコトで頭がいっぱいで忘れてましたけど…すみません先輩!)従って、ここまで来たがんこもののホームページはやめるわけにはいきません。
・たまにはカメラ無しも
ここのところ義務のようにデジカメを持って海に入っていたんですけど、カメラを失ってみて、「あー、しまった。カメラ無しはこんなに自由だぞ、こんなに世界は広かったんだ!」ってこともわかりました。ですから、たまにはカメラ無しのお気楽なダイビングも楽しもうと思います。