この Classic II は電源を切る度に、諸設定が消えてしまいます。 Logic board 上の電池はとっくの昔にきれていたようです。これでは、起動時に Finder の設定をし直したり、control panel の設定をし直したりと面倒この上ありません。
3.6V lithium 電池を新しいものに取り替えました。高砂市 ( 兵庫県 ) の大西ジムで 890 円でした。取り出した電池は 1991 年 6 月製でした。おそらくこの Classic II はこのころ製造されたのでしょう。
どの Mac より古いものがそうなのか、詳しくは知りませんが、Classic、II series や Quadra は、logic board 上の電池が切れていても起動可能です。
古い Mac は電源 concent から流れてくる微小電流を condenser に貯めておいて、その微小電流を power on 信号として電源回路に送り、起動できる仕組みなのだそうです。最近の Mac では、logic board 上の電池の電流で power on 信号を電源回路に送るのだそうです。
LC だったか Performa だったか、起動しなくなる trouble を 修理に出したら、切れた電池を取り替えれば済むところを、logic board 交換となって、10 何万円もの修理代を取られた、という悪名高い話がかつてありました。その点でも old Mac はいいですね。
私の職場の他の部署で、PM 7600 が起動不能になりました。業者を呼んで修理の見積もりを取らせたところ、logic board 交換で 11 万円はかかる、と言われ、そこの皆さんは困ってしまったのだそうです。
そんなある日、たまたま私はそこをふらふらと通りかかり、PM 7600 の電源 switch を押したら起動してしまいました。何故だかは分かりません。しかし 2 回目は起動しませんでした。そこで私は、もしや電池ではと思い、他の Mac の電池を取り出して持ってきて交換してみました。するとちゃんと起動するようになり、電源を切って放っておいてからでも起動し、大丈夫となりました。1000 円足らずで電池を買ってきたら直るからと伝え、電池が届いたら早速 logic board の socket にはめ、無事起動。11 万円 save することができました。こっそりやって、11 万円せしめることもできたかも知れませんが、詐欺行為になるので駄目です。
これは今年、1999 年になってからの話です。PM 7600 は購入後 2 年経っていなかったようです。そんなに早く電池切れになるものなのでしょうか。Power Mac を持っていない私にはよく分かりません。