デコーダ選び

目標を達成するにはデコーダカードの機能として
1.TVOut付き
2.CC(クローズドキャプション)出力
3.リージョンの変更が出来る。
4.プロジェクタ対応にするために、マクロビジョンOFFに出来る(オイオイ)
以上を満たす物を探した結果

  SigmadesignのRealmagic HollywoodPlus(以下H+)を使ったカード

を買うことに決めました。でも大変な苦労をすることになりました。

H+はいろんなメーカーから販売されています。代表的なところではバーテックスリンク 松下(LF-U250MPJ)などがあるのですがこれらは高いので、最初一番安かったMINTONVM601を購入しました。Illusionシリーズで有名なメーカーです。

ここで注意しないといけないのがカードに付属のケーブルなのですが、VIDEO出力用のケーブルがYケーブル(S端子とコンポジット同時出力)とS端子->コンポジット変換ケーブルの2種類があります。
これはS出力をコンポジットに変換するケーブルではなく、ボード側には6ピンのコネクタが付いててSケーブルの場合はそのまま刺さり、コンポジットの時はは残りの2本のピンを変換ケーブルを使ってRCAピンに変換しています。

テレビに表示し同時にキャプチャを行うにはYケーブルでなければいけません。

ざっと見たところ
 S端子->コンポジット変換ケーブル付属の物
  バーテックスリンク   RealMagic
  松下   LF-U250MPJ
  Creative   PC-DVD Encore 6X(Dxr3カード付属。これもRealMagicと同じです)
 Yケーブル付属の物
  MINTON   Illusion VM601
  FORMOSA   GoldenMelody DVD8300
でした。なぜか安いボードはYケーブルみたいですね。

Yケーブル

まず、本体にPWR128P/GTV(以下PW)とH+をさし、H+のコンポジットをPWのコンポジット入力に戻してやりました。
ここでH+のコンポジット出力をPWの入力へ戻すために、ビデオケーブル一本使うのは邪魔だし減衰するためよくありません。見ての通り非常に細いケーブルですし。
そのため、RCAピンのオス-オスのアダプタが無いか探したところメス-メスのコネクタは延長用で在るのですが、オス-オスは在りません。
無ければ作るだけです。

ピンアダプタ

RCAピンオスの頭だけ買ってきて二つ向かい合わせてはんだ付けしました。ノイズには弱そうですが、CCの取り込みだけなので問題無いでしょう。

後ろから見るとこんな風になります。

上からデコーダボード、PowerWindowです。一番下は標準のコネクタ。これにもS端子とコンポジットがついてます。

さてドライバもすべてインストールしました。早速アメリカ版「ARMAGEDDON」をドライブに入れまずVGAで動作を確認後VIDEOに切り替えPWの「MediaScope」を起動し、コンポジット入力に切り替えたところ、「おお、表示できるではないか。完璧!!」と、ここまではスムーズでした。

しかし「MediaScope」でCCをONにしたところ、「あれ!!変だぞ」。なぜか止まってしまうのです。動きがカクカクでボタンの反応が遅く、終了もなかなか出来ません。

ここからが大変です。いろいろドライバを換えたり、キャプチャカードを別のマシンに入れて試したりしたのですがまったくだめで、原因が何か全然わかりませんでした。
ただコンポジットのケーブルを抜くと普通の動きに戻るので、CCが悪さをしてるのは間違いなさそうです。
実はVM601を購入する前に、知人が持っていた、別のメーカーのカードFORMOSADVD8300 であらかじめCCが出力されるのを確認するために試したのですがその時はは出来ていたのです。

こりゃVM601の不良だと、思い交換してもらったのですがこれもだめ。松下やCreativeの物(持っている人がいたので)も試してみましたが全部だめでした。と、いうことで少し高かったのですがDVD8300を買うことにしました(でも安物の部類ですけど)。これは日本の代理店のSOHOというところがBBSでサポートを行ってます。GoldenMelodyのHi-Fiveとか作ってるとこです。

でこれで試したところすんなりOK!! 「なんだったんだ今までの苦労は!!」

後で気づいたのですがVM601はH+にのってたエンコーダチップ「EM8300」のリヴィジョンがRev.AでDVD8300がRev.Bでした。多分Rev.AはCCの出力にバグがあるのかBtのキャプチャチップと相性が合わなかったのではないでしょうか。あくまでも予想ですが。
皆さんもしCC目的で購入するときは、なるべくRev.Bの物にしましょう。

実行中の画面

DVDプレーヤとMediaScopeを実行。真中に映像・右にCCを表示

H+はVGAかVIDEOどちらかにしか映像を出力できないのですが、一度キャプチャしているのでCRTにもTVにも映像が出ます。もちろん気に入ったシーンがあれば画像のキャプチャも出来ます。
試してませんが、動画も取れるかも知れません。その時はCPUとHDDももうちょっとパワーアップしないと。
「ARMAGEDOON」のM田S子をよく確認する為、キャプチャしたりしました。

これでCCもちゃんと取り込めます。ファイルに保存して後で翻訳ソフトにかければ何言ってるのか、ある程度わかります。
うーーん。これでアメリカのソフトもバンバン楽しめるぞ!!。

あっ!ひとつ内緒のことをしなければいけません。そうしないとビデオキャプチャがマクロビジョンに反応して、しましまな画像になってしまいます。もちろん日本のソフトもアメリカのソフトも自由に見るためにもあることをしなければいけません。それはSETP5で。

AV機器たちと一緒に置いた様子
全体
あんまり違和感無いでしょ

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