iDiskをWebDavを利用せずマウントする方法

Mac OS X 10.1ではAppleのiDiskサービスでWebDavを利用するようになり、以前とは接続方法が異なっている。一方でWebDavをわざと使わず、以前と同じような接続方法(AFPプロトコル)を利用するやりかたを本ページに掲載する。

■なぜWebDavをつかわないようにするの?

1)互換性確保

現在、iDiskがマウントできないというトラブルが様々な場所で報告されており、pierre design bbsに報告された事例やMacFixIt記事などを読む限り、いくつかの要因が重なっているようだ。要因の1つにISPなどがWebDavプロトコルに対応していない…という場合があるが、解決策として掲載されているものの1つにiDiskをWebDavを利用せず接続するというものが挙げられている。特に以前は問題なくiDiskを使えていたのに10.1で不具合…という場合には試してみてもよいだろう。他のiDiskマウントの不具合に関する情報や回避策に関しては記事「Mac OS X 10.1:iDiskが正常にマウントされない件について」を参照。

2)セキュリティー問題

AppleのMac OS X 10.1でのiDisk接続でのWebDavインプリメンテーションに問題があり、WebDav接続すると比較的簡単にパスワードが漏洩してしまう可能性があるという。これはWebDav標準ではインターネットにパスワードを直接送信しない仕組みなのだが、10.1ではパスワードをそのまま送信するので、送信内容を傍受できれば簡単にパスワードを獲得できて仕舞えるという事のようだ。この件に関しては記事「Mac OS X 10.1:iDiskのパスワードが簡単に他人に取得される可能性」を参照。

■AFPを使ったiDisk接続

10.1で初めて利用可能になったWebDavを利用せず以前からのAFPでiDiskを使うためには、Finderの「移動」メニューから「サーバーへ接続...」を選択。「サーバーへ接続」ダイアログでアドレスに

afp://idisk.mac.com/

と入力する。

そうすると、通常のAppleShareと同様にサーバーマウント用ダイアログが表示される。ここの名前とパスワードにMac.comの自分のアカウント情報を入れると、iDiskをマウントできる。

前項目のような理由でWebDavをわざと避けたい場合には、この手順を使えばいい。

*本ページに掲載された情報は、pierre design bbsに情報を提供くださった方々のおかげでまとめる事ができたものです。

 

 

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