Mac OS X 10.1の導入本ページはMac OS X 10.1の入手、およびインストールに関する情報を掲載します ■Mac OS X 10.1配付方法Mac OS X 10.1には3つの配付方法が用意されている。1つは新しくパッケージを購入するもので、米国では$129で販売される。また、すでにMac OS Xを所有しているユーザーの場合には有償アップデートCD-ROM提供が$19.99でAppleに申し込む事で入手できる。もう1つの方法としてApple販売店で無償アップデートを入手する事も可能。日本での配付状況などはアップル・ジャパンのMac OS Xページを参照してほしい。 有償および無償のアップデートCDの場合は、ユーザーがMac OS X(プリインストールの場合もOK)を所有している必要があり、そうでないとインストールできない可能性が高い(インストール方法は別記事を参照)。 Seybold会場で受け取った無償アップデートCDパッケージにはMac OS X 10.1アップデーターとMac OS 9.2.1アップデーターの2つのCD-ROMディスク、マニュアルが含まれていた。 Mac OS X 10.0のパッケージにはApple製開発ツールがバンドルされていた。Mac OS X 10.1のフルパッケージ($129)でも引き続き開発ツールが含まれるようだ。ただし、少なくとも僕が入手した無償アップデートCD-ROMパッケージには開発ツールは含まれていない。有償($19.95)のものに関しては現在不明。 ■Mac OS X 10.1のインストールインストーラーは基本的にMac OS Xから起動するよう作られている。Mac OS X 10.1ディスクを入れてインストーラーを起動させると、CDよりMac OS Xが再起動、10.1のインストール開始となる。 インストーラーはインストール先に既にMac OS Xが入っているボリュームしか選択する事ができなかった。このためもしMac OS Xを所有していてもOSの入っていないボリュームにインストールするという方法はとれなかった。 以前からのMac OS X 10.0xを上書きする事に抵抗を感じる場合、インストール先ボリュームを選ぶ際に「初期化」オプションをONにするという選択肢もある。これだとまっさらなMac OS X 10.1がインストールされる。ただし、選択したボリューム内の書類やアプリケーションは消去されるため、バックアップが必要となる(パーテーションを区切っている場合、他のボリュームには影響は出ない)。対象となるボリュームの書類やアプリケーション、フォントなどを一切消去せず、真新しいOSをインストールするいわゆるクリーンインストール手法が以前のMac OS 9などにはあったが、今回の10.1アップデートCDでは少なくともその選択肢は存在しないようだ。 尚、本ページを閲覧する方は既にMac OS Xユーザーが大半だろうが、もし初めてMac OS Xを使うという場合、自分のMacが対応機種/環境かを念のためAppleの情報で確認してみてほしい。 ■Classic環境(Mac OS 9.2.1)のアップデートMac OS X 10.1でClassic環境を利用するためにはMac OS 9.1を9.2.1にアップデートする必要がある(9.1のままだとサポート対象外の環境になるので注意)。筆者が受け取った無償配付パッケージには9.2.1アップデートCDが含まれていた(Mac OS X 10.1配付方法 参照)。アップデート作業はMac OS 9.1を起動してから9.2.1アップデーターCDのインストーラーを使用する方法が一般的。 Mac OS 9環境を9.2.1にしないでClassicを利用しようとすると、Mac OS X 10.1では「9.1を使用している」という警告ダイアログが表示される。尚、そのダイアログによれば、9.1でClassic起動後、9.2.1アップデートCDを使ってClassic環境を9.2.1にするようメッセージが表示されるので、Mac OS XのClassic環境からもアップデート作業は可能なようだ。ただしこの作業は試していない。 ちなみに、Mac OS 9.2.1へのアップデートはオンラインでダウンロードする事も可能。まだMac OS Xに移行する考えはないが、最新のMac OS 9を欲しいという方はそちらを利用してもよいだろう。 |