お粗末旅行記 　〜９８年５月２日〜８日 inトロント＆ナイアガラ〜

＜ストラトフォード編＞

５月４日（火）

• 今日はストラトフォードの演劇祭に行って「夏の夜の夢」を観てきました。ここは昔、シェークスピア・インと いう名の宿屋を中心に町が形成され、シェークスピアの故郷ストラトフォード・ アポン・エイボンにちなんで街の名前がついたということで、そんなつながりか ら毎年演劇祭をしているのだそうです。
  ちなみに、この街にはShakespeare St.やRomeo St.なんてのもあるんです。徹底的にシェークスピア（笑）

車中からの景色はすごーくのどか。

• この街はトロントからシカゴ行きアムトラック（VIA鉄道）で２時間、１日２往復しか鉄道の来ない小さな街です（もちろんこちらは自動 車社会で、鉄道に頼っているわけじゃないんですけど）。

ストラトフォードに着いたところ。

駅舎は煉瓦づくりでこじんまりした感じ。

• 中心街や劇場が点在するあたりは徒歩で回れるくらい。なんだかのどかな田舎 町って感じです。

街の中心は市庁舎。

どこかイギリスの田舎風な街並み

エイボン川沿いに遊歩道。 ここを１０分ほど歩くと　 Festival Theatreへ　　→

• で、今日はプレビュー公演も含めた演劇祭初日で、シニア向け割引の日だった のと平日昼間だからでしょうか、会場は老人会と学校観劇会の人たちだらけ。こ の子供たちがまた、暗転した途端に「ヒューヒュー」の嵐で、変な盛り上がり。
  芝居の方は（英語の台詞回しとかは全然わからないけど）今一つというか、こ の程度だったら日本のほうが面白いって感じで、「こんなのに大歓声あげちゃう の？」と思わず子供たちに聞きたくなっちゃった。なんかストーリーの笑わせ部 分（ライサンダーとディミトリアスが二人ともがハーミヤに乗りかえちゃうとこ ろとか、ボットムの頭が獣になったところ等々）で素直に爆笑してて、物語を知 らずに観たらこういう受け方もあるのかなぁなんて思わなくもないです。やっぱ り数を観すぎると素直さが無くなっていかんですな（笑）

ここがメイン会場のFestival Theatre

開場待ちのお客さん達。すごい人。

木をふんだんに使ったシックな舞台。

• 帰りのVIAが９時過ぎだったので、終演後、街を散策し、夕飯もそこで済ませ ましした。うーん、味はいまいちだったけど久しぶりにビールを飲んで（行きの 飛行機でワインを飲んだきり酒断ちでした）いい気分になり、帰りの鉄道では爆 睡。気づいたらトロントでした(^^;

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