店長のコメント |
さて、第2弾目のお薦めは、Jazzに行きました。 しかも大御所Sonny Rollins。 現在、レヴューはHR/HM方面に偏ってますし、これ以降もしばらくそっち方面の改装(更新)を続けて行きますので、 せめて「今回のお薦め」くらいは、違うジャンルもやって行きたいと考えた訳ですね。 良い音楽は、HR/HMに限らず幅広く紹介して行きたいですからね。 しかし、まだ店長自身、Jazzにそんなに詳しい訳ではないので、レヴューがHR/HMほど突っ込んだ物にはなり得ないのが残念な所です。 私がJazzを聴き始めたのはまだ1年半くらい前で、Albumも大御所と言われてる方が殆どです。 私もまだまだ修行不足です。 もっと良い音楽を探して、頑張りたいと思います。 誰かJazzの詳しい方がいましたら、店長の私までお願いします。 さて、このAlbumの前に、私は既に別のSonny RollinsのAlbumを数枚持っていた訳ですが、Jazzに詳しい友人曰く、 「Sonny Rollins聴いてて、「Saxphone Colossus」聴いてなきゃ嘘だよ」と言われた訳です。 で、早速言われたその日に買ってきました(笑)。 掛けてみて、びっくりしました。 このアドリヴのうまさ! 今まで持っていたAlbumと比べようも無い程のアドリヴが、ステレオからガンガン来るじゃないですか。 いやぁ、正直驚きました。Jazzはまだまだ知識不足の未熟者なのが、悔やまれました。 私の好きなDeep Purpleで言うと、 「Machine Head」を聴かずしてDeep Purpleを語っているようなものです。 では、早速レヴューに行ってみましょう。 まずは、1曲めの「St. Thomas」ですが、まずはちょっと変わった雰囲気のDrumsから入る曲です。 20秒ほどすると、SonnyのSaxが来る訳ですが、 ゆったりとした流れを持って、まずはいい感じのスタートです。 中間は、少々ありきたりすぎるスケールが使われていますが、流れ自体は崩してないので、気にはなりません。 途中でDrumが入りますが、この曲のDrumsの全体リズムは、どこかレゲエがジャングルっぽいリズムを取りいれてるような気がします。 続くソロは伸び伸びと吹いてて、情感がとても良い感じですね。 次は「You Don't Know What Is Love」ですが、これは典型的なスロー テンポなスタンダードっぽいナンバーです。 バーボン片手に照明を落として聴くのが、ぴったり来るような雰囲気の曲です。 少々スタンダート”過ぎる”所が、逆にありきたりかな? と感じなくも無いですが、彼のそのアドリヴのうまさで十分その辺の退屈感を消してる辺りが凄いですね。 「Moritat」は、このAlbum最大の曲ではないでしょうか? いきなりSonnyのSaxから入る曲で、この曲での彼のアドリブは、Album随一ではないかと感じられます。 ゆったりとしていて、かつ流れるようなアドリヴは、やはり経験から来るものでしょうか? Jazzをあまり知らない私でさえ、凄いと思います。 ただあえて欠点を挙げるとすると、イントロでのDrumsがハイ ハットのみという単調さが少々気になる所ですね。 まぁ、Drums主体ではないですから、これはこれで逆に目立ち過ぎると行けないのでしょうが……。 最後の「Blue7」は、イントロのBass Lineが個人的には好みですね。 この曲では、Wood Bassが使われてると推測出来ます。 エレキでは出せないような、なめらかな音がこの曲を引き立てています。 SonnyのSaxは全体的に切れ切れで押さえながら吹いてる気がします。 要所、要所ツボを心得てのPlayですね。 連続的な「Moritat」を聴いた後には、良い感じのナンバーだと思います。 また、Pianoも効果的に使われていて、 曲全体を引き締めています。 総合的には、やはり彼自身これを超えるAlbumが作れないと言ってるのが解るような気がしますね。 ただ、Jazzが好きな方、興味がある方以外には、逆に思いっきりJazzしてるのでウケが悪いと感じます。 個人的には、聴き始めという事もありますが、やはりJazzのおいしさを再認識させてくれるAlbumという感じはしますが、先程も述べたように、あまりにもJazzしてるがため、Jazzに入りたての一般リスナーのウケを考えると、 ちょっと辛口ですが86点辺りをつけたい所ですね。 #まぁ、私もJazz入りたてのリスナーな訳ですが…(笑)。 |