ようこそ、私の音楽店へ。 私、店長のHiroがお相手させて頂きます。
さて、このページでは自分の音楽のルーツとも言えるHR/HMについて、自分なりの説明というか、
解釈みたいなのを書いて行こうかと思っています。
まず、私がHRにハマった切っ掛けというのが、友人宅でのSkid-Rowと言うバンドのCDとの出会いです。 高校の頃、はっきり言ってHRの
「ハ」の字も知らなかった私にとって、それは衝撃以外の何物でもありませんでした。 それは正に横頭をハンマーでガン!と殴られたような衝撃を受けたものです。
「こんな素晴らしい音楽を知らなかったとは!」と思い、矢も楯もたまらずにその日のうちにCD屋に駆け込み、SkidsのCDをゲットしてきました。 そして、それから数週間後。
今度はDeep Purpleとの出会い!!
これで私はとどめを刺されたようなものですね。 Purpleは、HRを知らなくても、かなり有名な曲が数曲あるので、お聴きになった方々も多い事でしょう。 かの名曲
「Smoke on The Water」の印象的なリフは万人が耳にした事があると思います。 更に「Highway Star」やら「Burn」はHRの世界に永遠の金字塔を打ち立てた名曲の数々です。
(個人的には、「Strange Kind of Woman」と言う曲がPurple最大の傑作だと思っていますが。)
とにかく、初めてGuitarを買う時にまで、「買うんだったら、何と言ってもStratocaster!!」
と思ったのには、やはりStratocasterのSoundsに魅せられたのもありますが、PurpleのGuitaristであるRitchie Blackmoreの存在は、既に私にとって無視出来
ない程の影響力を私の中に確立していたせいもあるでしょう。 (しかしここで素直にSinglecoilのStratoではなく、Lace SensorのStratoを選んだ辺りに、私のGuitarの音に対
する多少のこだわりを垣間見る事が出来ると思います。)
HMでも、HelloweenやAcceptを筆頭としてのGerman Metalはそのメロディが最高に良いです。 そのメロディアスな数々の曲は、クラシック音楽等からインスパイアされ、作曲されてきました。 そして、
GermanではHelloweenやAcceptに続くバンドは、Blind GuardianやHelicon、Gamma-Ray等、皆そのメロディアスな楽曲を打ち出して来たのです。
攻撃性に加えて、メロディをも味方につけたGerman Metalに、私は更なる魅力を感じました。 「自分の追い求めて来た音楽はこれだ!!」と、ちょっと端から観てるとクサいですが、私は心底そう思ったのです。
さて、ここらあたりでまずHR/HMについて、自分なりの解釈などを述べさせて頂こうかと思います。 だいたいにおいて、HRを毛嫌いする方々も多いでしょう。 何故でしょうか? 「単にやかましいだけ」
と言う答えが帰ってくる事が多いです。 中には、「あんなん音楽じゃないよ」とまで言いきる人も私は出会った事があります。 まぁ、それはその人の”感性”って物ですから、私はあえて何も言いませんが...。
しかし、ここを読んで下さってる方々はHR/HM好きな方々、もしくは多少の興味を持ってらっしゃる方々であると信じて問います。 では、HR/HMの最大の魅力とは何でしょうか?
それは、私自身はその攻撃性だと思っています。
この、「HR/HMのどこが良いか」なんて物も、個人個人によって違うでしょう。 しかし、ここは私の「私的音楽論」のページでありますから、私的に話を進めさせて頂きます。 とにかく私は、その「攻撃性」に
魅了されたのです。 それはあたかも、社会に存在するあらゆる体制等に対しての、行き所の無い不満を含んだ怒りのアンチテーゼの提出手段であるかのような、その爆発性、攻撃性に私は惹かれました。 これ以上ないと言うほどに。
クサイ事を言わせてもらえば、「迸るようなパワーと熱気」って奴がたまらなく私は好きなのです。
更にその楽曲のQualityの高さも素晴らしいです。 スピードに乗ったリフが紡ぎ出す疾走感、それを支える
素晴らしきテクニックに裏打ちされた流麗なメロディ。 自らが好きになったものであるから、全てが素晴らしく見えてきます。 そしてそれは少なくとも私の中では真実なのです。
他のHR/HM嫌いな方々がどう思おうと、それは個人の自由であって勝手ですから。 そして、私にとってはこれこそが、私の中のHR/HMに対しての真実なのですから、この辺に関しては自分自身、
何者にも否定はさせません。
真実というのは、人それぞれにあると言うのが、私の持論です。 「真実は常に一つ!」と言う方もいらっしゃるかも知れない。
ですが、そういう方々は、自分だけそう思っていれば良いのであって、他人にそれを強要はしないで欲しいものです。 勿論、私も自分の考えは強要なぞしません。 したくありません。
私自身、他人に何かを強制されるのは嫌いですから。 これ(自分のHP)だって、共感を持ってくれる
(HR/HMが好きな、もしくは興味を持っている)方々に読んで頂ければ嬉しいと思っている程度です。 基本的には自己満足のHPなのですから。
更に言わせて頂ければ、私はあのGuitarから迸るディストーションを掛け捲った音、Bassの腹に響く重いリフ、Drumsが紡ぎ出す素晴らしきビートも大好きです。 これが、8や16ビートに乗って、攻撃的ながらもメロディアスな音
を紡ぎだした時、私は全身に最高に熱い物が流れるのを感じます。 8ビートというビートは、人間の心臓のリズム(ビート)で、人間にとって最も興奮しやすいビートであると言いますが、これは全くうなずける話です。 これ(HR/HM)を聴いてる時の私は、正に「至福の瞬間」という奴です。
あのぞわぞわ来るような感覚は、私の場合、HR/HM抜きでは感じる事が出来ないでしょう。 他の方々にとっては、それはオートバイに乗ってる時であり、彼女(または彼氏)と居る時など色々でしょう。 ですが、私にとっては何と言ってもHR/HMを演奏、もしくは聴いている時に、このぞくぞく感を最高に感じるのです。
ここまで行けば、それはもはやマニアの領域でしょうね。 実際、自分でも結構マニアックかな、と感じる事が多々ありますから。 まぁ、自分で思うくらいでしょうから、私も結構なマニアなのでしょう。 (私以上のマニアはまだまだ多々いらっしゃる
でしょうが...。) とにかく、私のこのページにおいては、自分のお薦めを自分なりの観点で書いて行こうと思っています。 それが、私がこのHPを作った最大の動機なのですから。 「こんな素晴らしき音楽を知らない
なんて損だ!」との思いが、自分で出来る限り紹介しよう! と思った事により、自己主張が比較的簡単に出来るインターネットを選んでの、HP制作に繋がったのです。 このHPを見て、新たにHR/HMを始めとする素晴らしい音楽を好きになった人がいてくれれば、
これに優る喜びはありません。
November 29, 1996
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