今回のお薦めCD!!

ここは私、店長Hiroが持っているCDの中から、今回のお薦めをPick Upして紹介していくコーナーです。 HR/HMを始め、Classic、Rock、Jazz、他幅広いジャンルをカヴァーして行きたいと考えてます。


今回のお薦め!!

ジャンル: Hard Rock
Album 名:Blizzard of OZ
アーティスト(Band):Ozzy Osbourne

Set List
I Don't Know
Crazy Train
Goodbye To Romance
Dee
Suicide Solution
Mr. Crowley
No Bone Movies
Revelation (Mother Earth)
Steal Away (The Night)


店長のコメント


さて、久々の更新、お薦め第3弾目は、またまた私の趣味に戻って(笑)Hard Rockから、Ozzy Osbourneを取り上げてみようと思います。
元Black SabbathのVocalistで、Black Sabbath脱退後に元Quiet RiotのRandy Rhoads(G)、元RainbowのBob Daisely(B)、Lee Kerslake(Dr)というライン アップで制作されたAlbumです。
この強烈な個性を持つメンバーを見て解るとおり、纏まった良いAlbumに仕上げられていると、私は感じています。
ツアーやレコーディングでは、ここにBob Daiselyと同じ、元RainbowのDon Airey(Key)が参加していました。
このAlbum名や、Ozzyの名は知らずとも、どれかの曲は何処か何処かで聴いた事があると思います。
では、早速Album Reviewの方に行ってみましょう。

まずは1曲目の「I Don't Know」。
これは、ピック スクラッチから始まるノリの良い曲で、小気味の良いリフが気持ち良いですね。
Randyのメジャーでの初のFull AlbumでのPlayなせいなのでしょうか、鬱憤を爆発させるように弾きまくっているのが印象的です。
この曲では、BobのBassが面白いビートを紡ぎだしていて、根底をしっかり支えつつも、曲にスパイスを効かせています。
Drumsの方は、リズムキープに徹していて、曲の味付けこそ少ないものの、貢献度は他のメンバーと変わりません。
最後に、ちょっと苦言を言わせて頂ければ、流石に古い曲なせいか、疾走感溢れるGerman MetalやSlash Metal、YngweiやStratovarious等を聴き馴れている様な お客様には、少々疾走感に掛けると言う所でしょうか。
ちなみに、Live盤の「Tribute To Randy Rhoads」では、リフをもう少々早めた疾走感あるPlayが聴けます。

次に来るは、店長個人、最もこのAlbumでのお気に入りの曲であり、Ozzyの未だ代表的な曲の「Crazy Train」です。
BobのBassとLeeのDrumsの不気味なイントロで始まるこの曲は、そのギター リフが印象的です。
ソロは早くはありますが、基本に沿ったソロですので、Guitarを齧った事のある方ならば、練習を積めば弾きこなせると思います。
しかし、簡単だからと言って退屈なソロなのかと言うと、さにあらず。 素晴らしいソロの構成力で、聴き手に直撃してきます。
サビの部分のベース フレーズは、Bobの作曲能力の高さを表わしているのではないかと、個人的には思っています。

次は、Randyが母親の為に書いたと言う曲、「Dee」をご紹介致しましよう。
この曲は、Guitarのみで書かれた曲で、短いながら哀愁のあるメロディが聴き手に訴えてきます。
Randyの楽曲は、決して派手では無いかも知れませんが、その1曲1曲が正に秀逸と言えると思います。
死して尚、人気の高さを誇るRandyですが、その理由は、Guitarの上手さや人柄もありますが、何よりこの楽曲の構成力の高さと言えるのではないかと、 私は感じています。

さて、次はまたOzzyの代表的な曲の1つ、「Mr. Crowley」に行きたいと思います。
おどろおどろしいKeyのイントロから始まるこの曲は、悪魔信仰者、アレイスター クロウリーを題材にしている曲です。
この曲も、派手なフレーズやテクニックは無いかもしれませんが、その楽曲構成力の高さを誇る曲で、スリル感溢れる曲です。
この曲はVideo Clipにもなり、何人かのお客様はOzzy、Bob、Don、Lee、そしてJackson Randy Rohads Model(もしくはLes Paul)を駆るRandyの勇姿を見た方もおられるかと思います。
Video Clipのイントロは、墓場から黒のコートを着た男が走り去っていくシーンから始まりますが、まさに「Mr. Crawly」に相応しい雰囲気を持ったVideoとなっています。
しかし、少々ダークな感じを狙ってる曲が多いせいか、ここまで来るのに疲れるという方々もいるようです。
全体のAlbumとして、纏まってるのが逆に”あだ”となっている所が、この曲の欠点と言えば欠点でしょうか
(勿論、私自身は疲れなど感じませんが……。/笑)

総合的には、「Artistは最初のAlbumを超える事が出来ない」との言葉を私は聞いた事がありますが、全くうなずける言葉だと感じさせるAlbumです。
それはとりも直さず、このAlbumが素晴らしい出来のAlbumと言う事で、Ozzy自身、これを超えるAlbumを作るのは難しいとさえ言っています。
(それでも、「不可能だ」と言わない辺りが、彼らしいと言えば彼らしいのかも知れませんね。/笑) 点数的には、Randyの素晴らしいGuitar Playが聴けると言う所も評価して、92点辺りをつけたいと思います。
HR/HM Fanの方々は、店長お気に入りのDeep Purpleと並んで、是非1度聴いてみて頂きたいAlbumです。


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