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FUJITSU FMV-Biblo 475 NL/Tのハードディスクを換装する

 

 富士通のBiblo 475NL/TはCPUが486DX4-75MHz、RAMは最大24MB、HDDは標準で340MBであった。
おもいタスクでなければ、Windows95もそれほどストレスなく動作するし、LinuxやFreeBSDなどならほんとに軽快に動くと思う。
 しかし、340MBのHDDはすぐに一杯になってしまう。それなのに、HDDのアップグレードはメーカも保証していない。
簡単にアクセスできないのがその理由だろうが、CPUをとっかえるわけじゃなし、HDDくらい自分でなんとかなるだろうと思い、トライしてみた。

 実際に試してみたのはもう二年近く前の1996年春頃だと思うが、DOS/Vパラダイス札幌店で2.5インチ、12.5mmハイトのIBM DSOA-20810という800MBのドライブで試してみた。

 Biblo 475において、内蔵HDDにアクセスする手順は以下のようになる。


※ 画像をクリックすると640×480ピクセルの拡大画像が表示されます。ブラウザの「戻るボタン」で復帰してください。

1. FMV Biblo 475NL/Tである。
現在は5歳の娘のおもちゃになりつつある。
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2. まず裏面からアプローチ。
FDDユニットを取り外し、バッテリーカバーのネジ(黄丸印)をはずす。
fmv002s.jpg (7079 バイト)
3. バッテリーカバーを取り去り、コネクタを抜いてバッテリーもはずす。 fmv003s.jpg (6944 バイト)
4. 15ヶ所のネジをはずす。順番はどうでもいいが、すべて同時にゆるめてしまうとなくしやすい。
深い穴のものから、一本ずつゆるめ、裏返して手のひらで受けるように抜くのが安全だと思う。
fmv004s.jpg (10711 バイト)
5. 後面のインタフェース部にも一本ある。 fmv005s.jpg (8377 バイト)
6. 表を向け、ゆっくり開く。水平にそのまま持ち上げても分離できそう。また、やや力を掛ける必要がある場合も。

ここで無理に全開にしようとすると取り返しのつかないことになる。

fmv006s.jpg (10553 バイト)
7. フィルム状のやや細いケーブルが正面に出現するので、コネクタ(黄丸印)を持ち上げてゆるめる。 fmv007s.jpg (10684 バイト)
8. 無事ケーブルがはずれる。 fmv008s.jpg (12150 バイト)
9. そのまま90度位まではひらけるが、ここでも無理をするとハマる。 fmv009s.jpg (12997 バイト)
10. 再びフィルムケーブルの罠がある。
7〜8と同様にはずす。
fmv010s.jpg (13592 バイト)
11 これでやっと左手が解放される。 fmv011s.jpg (11609 バイト)
12. キーボードを固定しているネジ(黄丸印)をはずす。 fmv012s.jpg (14046 バイト)
13. キーボードを上蓋側に反転させるとメインボードがあらわれる。 fmv013s.jpg (10155 バイト)
14. 右手前のサウンドボードを固定しているネジ(黄丸印)をはずす。 fmv014s.jpg (14782 バイト)
15. ネジ近傍の裏面にコネクタがあるので、ゆるめながらボードを持ち上げる。
はずしたボードはスピーカコード、マイクロフォンコードをつけたまま左側へ。
fmv015s.jpg (12980 バイト)
16. 黄丸印のネジを取る。スペーサをなくさぬように。

※白いテープはCPU用の熱伝導シールである。DSOA-20810は高温になるため、試してみたのだが・・・

fmv016s.jpg (12379 バイト)
17. 黄丸印の部にコネクタがあるので、はずす。実はこれがIDEコネクタである。 fmv017s.jpg (12362 バイト)
18. いよいよマザーボードを持ち上げる。
PCカードのイジェクトボタンを押し込めながら、手前側を持ち上げる。
イジェクトボタンがフレームに引っかかっているとボードは持ち上がらない。
fmv018s.jpg (14372 バイト)
19. このとき、黄丸印の部分がじゃまで、右図の角度くらいまでしかメインボードは上がらない。
下にHDDが見える。
fmv019s.jpg (12179 バイト)
20. この状態でHDDを取り出すことができる。 fmv020s.jpg (11974 バイト)
21. 固定用の金具がついている。後からわからなくならぬよう確認しながらはずす。
(ここでははずしていない)
fmv021s.jpg (9364 バイト)
22. フィルムケーブルを引き抜いておしまい。 fmv022s.jpg (7988 バイト)

 

注意
1. Biblo 475のマザーボードのBIOSは(少なくとも私のものは)0.5GBを越えるHDDを認識しない。
じゃあどうするか?
私の場合、2.5インチドライブをデスクトップで使うためのケース(コネクタの変換が必要なため)を仕入れ、デスクトップ機(当時はGATEWAY2000 P5-120)でFDISKした。この状態でBibloに収納して無事に使用できた。
2. HDDの熱は基本的には底面からしか逃げないようである。
発熱量の少ないドライブを選ぼう。
3. 相性のよくないドライブもあるようだ。
個人的な印象としては、標準搭載品と同じTOSHIBAのドライブの方がトラブルが少ない気がする。

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