Microsoft Windows98 β-3
preview program
をインストールしてみる

 

 2月はじめにほんの短期間だけ募集のあったWin98 preview programに応募した。3月26日に待望のCD-ROMが到着したので、さっそくインストールしてみた。

 まずは、比較的素直なシステムである、職場のマシンにインストールしてみた。


**** マシン・スペック ****

機種 自作DOS/V
マザーボード Intel Aladdin
CPU clasic Pentium 133MHz
RAM EDO-DRAM 64MB
2nd cache PB-SRAM 256KB
HDD (1)WDC AC31000
(2)IBM DSOA-20810
(3)IBM 500MB(型番失念)SCSI
FDD Argotechnos21 3-mode
CD/PD drive Panasonic PD-AB8(ATAPI)
SCSIカード Tekram DC-390
PC-CARDドライブ IOデータ CARD DOCK/DV
サウンドカード Sound Blaster 16
ビデオカード canopus TOTAL 3D NX4
ディスプレイ SONY Multiscan 15sfII
プリンタ OKI microline 4w(モノファン)
モデム SONY SMD-560BW

 

 注目は、
(1)TOTAL 3DはWin95の時には、インストール直後にVGA.DRVをメーカ提供のものに差し替えないとハングアップしていたのだが、それがどうなるか。(これは初代Tritonとの相性らしい)
(2)CD/PDもATAPIの特殊なデバイスかもしれない。Win95の時にはPDのドライバをあとから組み込む必要があった。
(3)PCカードドライブを組み込んでいる環境も、デスクトップではあまり多くないかもしれない。
(4)HDは3台だが、容量の問題でIBMの2台はドライブスペース3を使用して圧縮してある。この環境が問題なく引き継がれるかどうか。

以上の点である。

 

**** 上書きインストール ****

 まずは、既存のWin95に上書きインストールしてみる。

 PDに大事なデータをバックアップしたあと、Win98βのCD-ROMをセットする。NEC版やら、中文版やらも一緒に入っているので、AUTORUNはかからない。マニュアルの指示どおり、setup.exeを起動する。

 ASCII DOS/V issueの98/4月号にも書かれているとおり、契約への同意や起動ディスクの作成(2枚)のあたりで画面に注目し、マウスやキーボードを操作するが、あとはほとんどノー・タッチで、3回の自動再起動ののちWin98が起動した。何のトラブルもなく約40分で終了、実にあっけないものだった。

 壁紙は、Win95で使用していたものがそのまま引き継がれ、デスクトップのイメージはほとんどかわらない。ただ、フォントのスタイルが変わっており、見やすい印象を得た。また、デフォルトのセッティングである、メニューのクローズアップ・アニメーションも目新しく、今のところは気に入っている。

 Internet ExplorerやOutlook Expressの操作も全くと言っていいほど同じ。プリンタも同じように使える。アルゴテクノス21の3モードFDDも1.25MBがちゃんと読めるし、PDドライブも(ドライブネームは変わったが)問題なし。どうやら、Win95のドライバは上書きインストールではほとんど引き継がれるようだ。

 そのほかの一般の操作性もWin95と何ら変わることなく、おしゃれなマイナーチェンジという表現がふさわしい。少なくとも私の環境では、全く違和感なく使えそうだし、逆に言えばこれでOSの安定性の向上がなければ、特に導入の必要性がないともいえる。

 Win95にインストールしてあった、クリスタル・カリバーン(ピンボールゲーム、16bitアプリ)が起動途中で「ちゃんとインストールされてないから、やり直してちょうだい」といったメッセージを出して終了してしまう現象が発覚。やっぱり、16bitアプリはだんだん追いやられていくのかなぁ。


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