日本から持ってきたもの
こたつ |
ホットカーペット |
炊飯器 |
電気ポット |
加湿器 |
毛布、羽毛布団 |
アメリカで生活するにあたってアメリカ国内で入手しにくく、かつ持っていたら便利だろうなという物を一時帰国のときに持って帰ったり、引越しの荷物に入れたりしたのだ。たいていのものはアメリカで揃うし、場合によっては日本製のほうが良いにしてもアメリカで買ったほうが良いものもある ( テレビやビデオなど )。でも電気製品全般はやっぱり Made In Japan が世界最高の品質だとつくづく感じさせられる。 ( 除くデザイン )。でもこうやってリストを見ると無くても生活には全然困らないものばかりなのだ。
こたつなんか最近は日本でも使っていなかったんだが、ニューヨークの寒い季節には妙に合うんじゃないか、と引越しの荷物につい入れてしまった。まあ普段はこたつ布団をはずせばソファにあわせたテーブルになるのでいいんだけど。でもニューヨークでは暖房が完璧すぎるくらい完璧に入るので ( 真冬でも暑くてちょっと窓を開ける必要があるくらい ) こたつとして使うことは少ないかも。
ホットカーペットは4月、5月の肌寒い日にとっても有効だ。なんといっても日本製のカーペットの肌触りはアメリカ製のそれに比べても全然いいので、別に暖を取る必要がないときでも気持ちいいぞ。
電気ポットと加湿器は日本に一時帰国したときにスーツケースに入れて持ってきた。加湿器は日本ではすでに衛生の面から販売されていないミスト型がまだアメリカでは主流なので、これも日本で手ごろなやつを買ってきた。冬は朝起きるとのどがからからになっていて、寝る前に手洗いしたTシャツなんかも一晩でパリパリに乾いてしまうほど乾燥しているので、風邪予防の必需品だ。肌もかゆくなってきて知らないうちに表面がぼろぼろになってしまう。ポットは加湿器を買ったついでに「あったら便利だよな」程度の気持ちで買ってきた。いちいちやかんでお湯を沸かすのもめんどくさいからね。
炊飯器は必須なのだ。僕みたいに料理をしない人間でも、それほど日本食にこだわっていなくてもやっぱり炊き立ての白いご飯が食べたくなるものらしい。友人の勧めもあってこれは日本で購入。メーカは保証してなくてもアメリカで使っているのだ。電圧が違ってもこのくらいの違いであればほぼ問題なさそうだ。でもなんかあってももちろん僕は保証できないけど。
もちろんこちらでもチャイナタウンあたりのスーパーや、ヤオハンに行けば売っているのだが、はやりの「直火炊き、厚釜」タイプはみかけない。炊き方にこだわっているわけじゃないけど、味はイメージに左右されやすいので「おいしく炊けるに違いない」というのも実はおいしく食べられるコツじゃないかと思う。
毛布や羽毛布団もこっちにあるのはちょっと違う。毛布に関しては日本みたいに厚くて毛が気持ちいい、あのタイプはない。どちらかというとフリースみたいな薄手の毛布だ。実を言うと枕も日本のそば殻を持っていきたかったのだが買うのを忘れてしまった。こちらでもそば殻枕を「Sobakawa」という名前で Dr. なんとか ( 日本人の名前 ) の冠をつけて売っていたけど、薄型タイプでちょっと僕の欲しいのと違う。
逆に家具は一切持ってこなかった。だから引越ししてきて最初はお金がかかったものだ。ベッドもたんすも本棚も机も椅子もソファも買った。
それとオーディオの類もすべて友人に譲るか実家に留守番だ。テレビもビデオも ( アメリカのケーブルは 80チャンネルくらいあるので、日本のでは対応できない )、ミニコンポも日本に残してきた。それに TA や電話機もだ。
もちろん愛着のある家具であれば持ってこれなくも無いが、それなりの運賃の覚悟とそれにふさわしい部屋に住まなければ、却って引越しの途中で傷ついたり、アメリカでの生活にそぐわなかったりして悲しい目に会うに違いない。僕はそれまで持っていた物への愛着と言うか執着も日本に置いてきたが、最近フランスからやってきた同じ会社の人は、先祖代々受け継いでいる家具をちゃんと空輸したそうだ。
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