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今日は朝から夕方まで地下鉄のサービスが停止することを知らせる張り紙。下の張り紙はここを無料のシャトルバスが走るので、それを使えと伝えている。 |
今年も税金の申告の季節がやってきた。
New York に住むようになってから、税金の申告は友達に教わった中国系の税理士事務所で書類を作成してもらっている。オフィスが Queens 区の Flushing という China Town にあるので、今年も地下鉄に乗って行ってきた。
うちから車で行っても20分で着くところなのだが、China Town だけあって週末は賑わい、道の混雑と言ったら頭痛ものなのだ。うちから20分で着いても駐車場を探すのがこれまた困難だったり・・・。なので今年は友達 ( これまた昨年も一緒に行った ) N 君と途中の駅で待ちあわせて、地下鉄で行くことにしたのだ。
最寄りの駅から待ち合わせの駅までは2駅。駅と駅の間隔は銀座線のように短く歩いても10分足らずで次の駅についてしまうほどだ。平日のラッシュほど頻繁に地下鉄が走っていない土曜日とはいえ、日中であればたいてい10分も待たずに次の電車が来るので15分あれば着くはずのところ、それでも十分な時間を考慮して、待ち合わせの時間の20分前に家を出たのだ。
ところが、駅に上る階段にたどり着いてみると ( 駅は高架 )、橋脚にべたべたと写真で紹介しているような張り紙がしてある。これによると土曜日は朝から夕方まで僕の住んでいる前後の区間で地下鉄サービスが停止しているらしい。かわりにシャトルバスが走るのでそれを使えとも書いてある。視線を張り紙から話して、あたりを見てみると、案の定道路の反対側に10人以上の人たちが立って、バスがやってくるのを待っている。
地下鉄が運行を停止している区間内のシャトルバスサービスなので、最寄駅からは2駅区間なので、一瞬「歩こうか」と思ったものの、この日はとても寒く、「やっぱバスに乗ってこー」と思い直し、人々の中に混じった。
シャトルバスと言っても普段 Manhattan 内を運行している通常サイズのバスでかなりたくさん乗れるし、バス自体は数分に一度やってくるのだが、やってくるバスやってくるバス全て満員なのだ。降りる人はわずかで、ほとんどの人は地下鉄に乗るためシャトルバスサービスの終点まで行ってそこから地下鉄に乗ろうとしている。数人降りて、数人乗れるかどうかなのだ。中には停まらずにそのまま通過してしまうバスも。結局5本待ったところで、近くにいた MTA ( NY市交通局 ) の職員が「終点まで近いので、できれば歩いてください」といい始めた。このときとばかり白タクがたくさん出ていて、ちょっと高いがあきらめてそれに乗る人、とぼとぼと歩き始める人それぞれだが、僕も約束の時間までもう5分もないので、小走りで走る羽目になった。結局時間通りに着いていた友達も寒い中待たされ、僕も余計なジョギングをさせられて ( 体自体は温まったが ) 不便をこうむることとなった。
New York の地下鉄は24時間、365日運行されているのだが便利なのだが、その分工事はこうして休日の昼間に電車を止めてまで行うので、どっちもどっちと言ったところか。昔は「日本でも24時間運行すればいいのに」と思ったがこういう作業を日本では始発までに終わらせてしまうのだろう。
予定より遅れたものの、無事 Flushing に着いて税金の申告に必要な書類の作成を依頼しに、毎年2回訪れる ( 給与所得証明書などをじさんするときと、作成された書類を受け取りに行くときの2回 ) 税理士事務所に到着。帰りは始発のシャトルバスに乗ってゆっくり揺られて帰った。
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