|
UPS が届けてくれたのはこんな箱。あまりにもボロいんでちょっと心配したが、 |
|
中から Pioneer の箱が現れて一安心。 |
|
で本体はこんな感じ。 |
昨年日本に帰ったときにたくさん金を使ったこともあってここしばらく財布の紐もきつかったのだが、今年に入って仕事のストレスがたまる一方で、つい最近ほとんど衝動的に DVD プレーヤーを購入した。正確に言うと衝動買いではなくて前から買いたいと思って機種を選定して、加えてオンラインで買うサイトの目星もいくつかつけていたのだ。とは言っても「うちにビデオデッキあるけど、レンタルビデオあまり借りないしなぁ」という気持ちがあってなかなか購入に踏み出せないでいた。それともう一つ、DVD にはリージョン制があってアメリカで一般的に売られている DVD プレーヤーでは日本など他国の DVD ソフトの再生ができないなどのめんどうくささもあった。
どうしても見たい映画があったわけではないが、最近 web で見ていると昔の懐かしい映画などがデジタルマスタリングされたものが日本でのみ発売されているのを見ると、「どうせ買うなら日本のソフトも見たいしなぁ」と思っていたのだ。
日本では Playstation 2 がアメリカより先に売られているから、それもあって DVD の普及率も高くなったらしいので、ここで DVD のリージョンについて書いても「そんなの知っているよ」という人も多いかもしれないが、世の中にはリージョンフリーと言われる DVD プレーヤーが存在する。
世界各国をいくつかのリージョン ( エリア ) に分けて、ソフトのリージョンとプレーヤーのそれが一致しないと再生できないのが普通だが、このリージョンフリープレーヤーではどのリージョンのソフトでも再生できることとなっている。 初期に日本で発売された DVD プレーヤーはリージョンフリーだったそうだし、Playstation 2の最初のロットもそうらしい ( アメリカで発売された Playstation 2 はリージョン1、つまり米国およびカナダ向けのソフトしか再生できないらしいが )、韓国メーカーのものならば今でもリージョンフリーだそうだ。
アメリカでもベースプライスは $100 ちょっとのものからあるので、日本の安いプレーヤーと米国のプレーヤーと2台持ってもそれほど値段がかさむものではないのだが、ちょっとそこまで行くと行き過ぎかなと思っていた。しかも場所も取るし。
そこでいろいろ調べてみると面白いもので、もともとリージョン1 ( アメリカおよびカナダ ) 用のプレーヤーをリージョンフリー化して販売している業者があちこちにあることが分かった。もともとが Toshiba、Pioneer、SONY など名の知れたところのものなので、元来の機能も性能もよさそう ( 日本メーカーのものだとなぜか信頼できる ) だ。リージョンフリー化してない元来のモデルと比べても $100 程度高いかどうかなので、これならいつか買おう、とそう考えていたのだ。で休日出勤していたある日曜日、遅い昼飯をオフィスで食べながら web を見ながら値段を調べていたら、候補の一つに決めていた機種が意外に安く売られているサイトを発見。ちゃんと送ってくれるんかなぁという一抹の不安は残るものの、勢いでクレジットカードの番号を入力。気がついたときには最後の「送信」ボタンをクリックしていた。
クレジットカードに請求だけして、会社はもぬけのから、とまで信頼してないわけじゃないけど、やっぱりきちんと shipping してくれるのかどうか、それに配達の時に家にいないと受け取れない ( UPS は土日の配達を行わない ) ので業者に電話してみると「もう配達したよー、トラッキングナンバーはxxxxxxx」と教えてくれた。
・・・
注文からちょうど1週間、UPS は我が家にやってきて無事荷物を届けてくれた。前日会社から帰ってくると「配達を試みましたが・・・」というノートが扉に張ってあり、それによると「この日から3日間毎日配達を試みます」と書かれていたので、当日は朝から家を出ないで待っていたと言うわけだ。
一日待っていて配達はその日の夜6:00過ぎ。なのでどこにも出かけられず、この日は見られるソフトも一枚もないので、とりあえずマニュアルを見ながら細かい設定をしておしまい。リージョンの切り替えに関する資料として一枚の紙が一枚同梱されていたが、これによると「トレイにDVDを挿入していない状態で、SETUPボタンを押し、次に・・・」とある。そのとおりに操作していくと、おお、ちゃんとリージョンのコードが画面に現れた。これを見るとメーカーはリージョンフリーの状態で作成して、それをなんらかの方法で1とか2とかに設定しただけで各エリアで販売しているだけのようにも思える。がその夜はソフトがないので、ここまで。友達が「DVD なら安く手に入るよ」と言ってくれたので、それが手に入るまではちょっとお預けだ。
というわけで、友達のコネでチャーリーズエンジェルと X-MEN をそれぞれ$10で購入。加えて日本から来た友達に「ニューシネマパラダイス完全版」を買ってきてもらい、日本語版も堪能できた。
早速リージョンの設定を変えながら試してみたのだが、チャーリーズエンジェルと X-MEN はリージョン1以外では再生できず、逆にニューシネマパラダイスやフランダースの犬 ( これも日本語版を友達から借りた ) などの日本の DVD はリージョン1でも2でもどちらでも再生可だった。
この後も僕がプレーヤーを購入したことを聞いた別の友達が発売されたてのソフト「Men of honor」を持ってきてくれたりして、楽しくDVD 映画ライフを過ごしている。
DVD に刺激されたのか、「そういえば Hannibal 以降映画を見ていないな」と思い出して、友達と連れ立って久々に映画館にも足を伸ばした。今回見たのは「Along came a spider」という映画。ストーリーがよく練られた映画なので、ここで書いてしまうと後に見る人の興味をそぐことになってしまいそうだ。あらすじだけ、ということならば、要人の令嬢 ( ただしここに出てくる子供達は皆賢い ) が誘拐され、誘拐犯がわざと残す手がかりを元に、捜査官が追い詰めていく話で、最後まで緊張が解けない。小粒ながらキラリと光る、そんな感じの映画だ。
そのほか予告編でもいくつか面白そうなのがあった。「Mummy Returns」「Tomb Raders」「A.I.」などの公開にあわせて、久々に足繁く通ってみたいなと思ってしまった。特に「A.I」は久々のスティーブン・スピルバーグ監督作品なので期待が持てる。
DVD の話から最後は映画の話になっちゃったけど、結論は「衝動買い転じて、いい気分転換になりました。」ってことで。
リージョンフリーの DVD プレーヤーを購入したオンラインストア
DVD Overseas Electronics
2302 West Nichols Road, Suite-E
Arlington Heights, IL 60004
Phone: (847)483-9213
Toll-Free: (877)443-1212
Fax: (847)483-9212
公式サイト は www.dvdoverseas.com
|