|
店内の様子。カウンタの上にはアントニオ猪木のタイピングソフトの広告。
これはCANON G1で撮影 |
なんと今度は秋葉原の PC ショップの New York 出店である。
日本でも秋葉原界隈に行く人であれば知っている USER'S SIDE というショップなのだが、これが8月末に New York に出店したとローカル日本新聞 ( というより広告誌の色合いが強い ) に載った。どうやら Los Angels と San Francisco には既に店舗を構えているらしいのだが、今回 New York に、そしてさらに1ヶ月後には San Jose に出店したんだそうだ。
既に営業している2店舗と、新規店舗の San Jose 店を見ても分かるように California 州に3店舗というのは、それだけそこに日本人が多く住んでいることを端的にあらわしているのだろう。そこに日本の PC ショップが進出するのも分かるような気がする。
翻ってNew York も日本人在住者は多いのだろうが CA ほどではないのではないだろうか。しかも日本経済の停滞と先日のテロの影響で、日本企業に勤めている日本人駐在員も減っていると思われるので、法人相手のビジネスは難しいんじゃないかな。
ということで、とある日曜日に早速友達と連れ立って取材 ( 冷やかしともいう ) に行ってみる事に。
場所は、これがなんと 5番街という目抜き通り。近くには CompUSA ほか、PC ショップがあったりして、逆に激戦区になってしまうはず。それなのにここに USER'S SIDE が店を構えたのは、New York に秋葉原を輸出しよう、という狙いがあるのではないかとかんぐってしまう。
ショップは秋葉原ショップらしく ( ?)、ビルの2Fにあってちょっとわかりづらい。しかもそこに New York のセキュリティが付け加わりちょっと入るのが面倒だ。ビルの1Fの小さな入り口から入ると、壁に部屋番号の書かれたパネルがあるので、ここでボタンを押す。すると店内の人がインターホン経由で扉を開錠してくれるというしくみだ。
割と多くのアパートがこんなセキュリティのしくみになっているので、New York 在住の人であれば入り方は分かると思うが、旅行者には分かりづらい?
この様子は、下に紹介した New York 店のホームページに写真付きで紹介されているので見てほしい。さすがに秋葉原でもこんな風に入り口から紹介している店はないだろう。とはいえ旅行者の人がわざわざこの店に行くことも少ないとは思うけど ( 笑 )。
さて細長い階段を登って店内に入ると、そこはまさに「日本」。何といっても照明が明るい。すぐにショップの人たちが「いらっしゃいませ」と声をかけてくる。建物の中は内装工事を終えたばかりの匂いもして新鮮。
品揃えも日本製品が一通り。最初に目に付いたのはノートブック PC。デスクトップ PC は数台のみだったがこれはアメリカで英語版を買って日本語版の OS を入れればそれで日本語環境になるのだからそれほど問題になることはないが、ノートブック PC となるとそうは簡単にいかない。まずキーボードが日本語かなキーボードになっていない。このショップでも日本製ノートブック PC に関してはほぼ全てのメーカーのものをそれぞれ一機種ぐらいずつ展示していた。ただし「展示品にはお手を触れないでください」と書かれているのは展示品を販売するためのようだ ( ちがうかもしれない )。
他に売っているのは、日本語の OS、ゲームソフト、デジタルカメラやアクセサリ、パソコン用小物といったところか。プリンタに関しては米国モデルを売っていて、日本モデルはなかった。これはインクカートリッジなどの関係で仕方ないのかもしれない。
さらに在米ショップの特徴としては、日本語環境に関するサポートがメニューになって店内に張られていたこと。やはり PC が突然不調になったときに、日本語環境で問い合わせできるサービスは日本人にとって助かるに違いない。僕でもよく聞かれるぐらいだから ( 笑 )。
一通り店内を周っていて USB 機器のコーナーのノートパソコン用の小さなマウスを発見。そのほかにもアメリカでは売っていないような USB 機器を売っているので ( たとえばキティがメール到着時に話す USB 人形なんかもあった )、このあたりはアメリカ人にも売れるかもしれない。こういった気のきいた小物はこちらではなかなか手に入らないものなので、ついこのマウスを衝動的に購入。でも小さくて持ち運びに便利そうだ。
価格は日本からの輸入品に関してはそれなりのドル円換算レートで計算しているようで、日本で買うより多少高め。とはいえ、リーズナブルだろう。ノートパソコンに関していえば$1 = 100円で計算しているぐらいに感じた。
しばらくは New York の経済も冷え込んで商売も大変かもしれないが、貴重な1店なので New York に定着してくれるといいのだが。
USER'S SIDE・New York 店
431 Fifth Ave., 2nd Floor
New York, NY. 10016 U.S.A
Toll Free: (866) NY・AKIBA (692-5422)
TEL: (212) 696-4322 FAX: (212) 696-4323
毎日営業。
USER'S SIDE の米国法人の公式サイト
NY店の様子は次のところでより詳しく見られる。
New York店の様子
|