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March 2002

Last Update : 3/13/2002



近所に日本コンビニオープン!?
3/13/2002
3週間弱の日本滞在から New York に戻ってきました。まだ軽く時差ボケが残ってるけれど、少しずつホームページの更新に励むことにしよう。今回は僕が住んでいる Astoria の街の話題。

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右の「Family Market」が日本コンビニ。ファミマに似ている?左は日本食レストラン、Shima。

大昔に僕が住んでいる Astoria の街について紹介した記憶があってそのときは「機会があればまた紹介でもしよう」なんて書いていたのに、結局それから一度も紹介してこなかった。今回は久しぶりに Astoria について紹介することにする。

実はなんと日本人向けのコンビニが Astoria にオープンすることになったらしいのだ。

数年前から運動と減量をなるべく心がけている関係であんまり食料品をスーパーで買い込むことが少なくなった。平日はたいてい質素に野菜と果物が中心だし。なのでスーパーには週に一度行くぐらいの頻度で、まして日本食料品店に行く回数となると月に1度くらいだろうか。
夜遅くまで開いている East Village にあるサンライズマートは便利だし、おにぎりやパン、総菜なんかも売っているので近くに住んでいたら時々立ち寄ったかもしれないが、Astoria からだと地下鉄に乗っていかなきゃならないので、平日行くなんてことはほとんど無いのだ。
ちなみにうちから一番近い日本食料品店といえば、Bloomingdale's デパートのそばにある「片桐」だろうか。それでも地下鉄に乗って3駅となりだ。ここは夜の閉店時間が、たしか7時頃と早いので平日の利用はほとんどあきらめ。

ところが去年の夏ごろから、New York にあるフリーペーパーなどに「Astoria に Japanese Convinience Store がオープン。店長候補募集」なる求人広告が載っていて、近所の日本人達の間では「あそこに出来るらしいよ」とまことしやかに噂されてきたのだ。
僕が住んでいる Astoria と言うこの街は以前も紹介したように、一般にはギリシア系移民が多く住むところとして良く知られている。最近では南米系の人たちも多く住んでいるが、めずらしくここに住むアジア系住民の多くが日本人なのだ。僕も Astoria で知り合った日本人の友達が多いが、もう10人を越えただろうか。友達のアパートを訪ねると、1階に備え付けられている呼び鈴の名前を見ても必ず日本人の名前が見つかる。僕が住んでいるのはこじんまりしたアパートなのだが、それでも半分がなんと日本人居住者なのだ。
それなので Astoria に日本食料品を扱う店の一つや二つがあっても不思議ではなかったのだが・・・。
ここに来て待望の日本食料品店、しかもコンビニエンスストアスタイル、ということで夜遅くまでやっていそうな雰囲気。今か今かと開店を待てど、実際の店舗に工事が入る様子もなく ( 近所なのでときどき通るときに見ていた ) その後 New York を襲ったテロ事件もあってか開店が遅れたか、もしくは計画が棚上げになってしまったかのように見えた。( Times Square に昨年末に出来ていたはずの吉野家もいつの間にか話しを聞かなくなってしまった )

ところがこのコンビニのすぐそばにすむ友達から「最近動きがあって、監視用のカメラとかモニターを設置していたよ」なんて話を2月上旬に耳にしたのだ。その後3週間弱日本に帰っていたのだが、New York に戻ってみるとなにやらさらに進展があった様子。なんと看板が取り付けられたというのだ。何でも名前は Family Market。

前日とはうってかわって強風が吹き荒れ、北風が身を切るほど寒い日曜日の午後、歩いてうちからこのコンビニまで行って来た。確かに看板は着いている。なんか字体は日本の Family Mart によく似ている。がやっぱりまだ開いていない ( 上の写真はそのときに撮った。ちなみに隣は日本食レストラン Shima。一度カツ丼を食べたのだがものすごいボリュームだった )。

ところが別の情報源に寄ると「昨日、食料品を運び込んでいるのを見たよ。開店はもしかして今日あたりじゃない?」とのこと。さっそく平日の夜、仕事帰りに車で店の前を通ってみると、おお、扉は開かれ中から蛍光灯の明るい照明が道路にこぼれている。中には6〜7人の日本人男女が見えるが、まだガラスドアには張り紙がされていて、準備中の様子。車を近づけて文面を読んでみると「3/15 Coming Soon」と書かれている。お、今週の金曜日に開店だな。どれどれ、ともう少し詳しく見てみると開店時間は月曜から土曜日までは朝10時〜深夜1:00まで。日曜日だけが10:00AM 〜 10:00PM の営業のようだ。コンビニだけあって Manhattan のサンライズマートより遅くまで店を開けていることになる。

昨年までは近所にカタカナで「ビデオマニア」なる日本のレンタルビデオ屋もあったのが、このコンビニ内にコーナーが出来るようで閉店になっていた。店の奥にはどうやらレンタルビデオコーナーもあるので、日本の番組も見やすくなるな。それよりますます Astoria から離れなくなるなぁ。

オープンは今週末。せっかく近所なので当日取材をかねて行ってみることにしよう。

Family Market
場所は Broadway / 29th と30th Street の間




Japan Watch
3/6/2002
現在日本滞在中。せっかく日本までホームページ更新データの詰まった MO を持ってきたのだから、実家の PC を使って一回ぐらいは更新しないと。

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どこでも普通に見られる携帯メール
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地下鉄でも携帯が通じるところではメール

実家の PC には MO ドライブはないのだが、今回の滞在で最初に買ったのが実は IEEE1394/USB2.0 対応の 2.3GB MO ドライブ。早速これを実家の PC につないで今回の更新分を書いてます。



さて Japan Watch と題して何を書こうかと考えたとき、それは日本に着いて最初に気になったアノことになるだろう。アノこととは、携帯利用度の高い事。
成田空港に着くや否やポケットから携帯電話を取り出し、旅行中に受けた留守電とメールのチェックをする人の多い事。
やはり旅行中に受信したメッセージや留守電は気になるもんだよなぁ。僕も日本から New York に戻る際、 JFK 空港に着いたら真っ先に携帯電話の留守電を聞くと思う。でもアメリカと日本で大きく違うのはやはり携帯でのインターネットとメール。
留守電メッセージを聞くために携帯を耳に当てている姿は同じだけれど、携帯のキーボードをかちゃかちゃたたいてメールを送受信している姿はまだアメリカではポピュラーではない。

その様子は、以降毎日見かける事になる。電車を利用すればホームのあちこちや電車の中で携帯を操作している人を多く見かけるし、カフェなどでもコーヒーを飲みながら携帯というのが一般的な風景となっていた。
2000年秋に一時帰国したときもすでに携帯メールは普及していたけれど、これほど多くの人たちが携帯を操作している様子は見かけなかったような気がする。ちょっと前だと電車の中でもまだ本を読んだり、雑誌を手にしている人が多かったけれど、今ではそれが携帯に取って代わられた感も強い。はっきりと数字は分からないけれど携帯メールのせいで、雑誌の売上って落ちているんじゃないか?加えて言えばウォークマンをしている人の数もだいぶ少なくなったと思う。それだけみんなが携帯メールにいそしんでいるようだった。
僕も最初は使い方が分からず、「短期間の滞在中なら使うこともあるまい」と思っていたところ、帰国後友達から続々メールが入るようになり、恐る恐る使い始めるとこれが意外と便利。限られたボタンを使っての入力はキーボードに慣れている身にとってははっきり言って苦痛だけど短いメッセージならなんとかなるか、という感じ。

ではアメリカではどうかと言うと、携帯でのインターネットメールとショートメッセージ、どちらも存在する。存在しているのだが、これを使っている人は少ない。僕が AT&T の携帯電話を使い始めたころはこのどちらもが無料だったが、これが有料サービスになったこともあって送信はできなくなった ( 受信は可能 )。だれもお金を払ってまで使いづらい電子メールサービスを使うか、と言ったところか。最近では AOL のインスタントメッセージ、AIM を搭載した携帯電話とサービスを開始したキャリアもあるのだが、これはまだ利用者を見た事がない。まあアメリカでは PC でインターネットと言うと AOL を使っている人がほとんどなので、このユーザとインスタントメッセージが送れるならば、ショートメッセージも電子メールも要らないくらい普及度は高いのだが、日本でも NTT DoCoMo が AOL と提携しているので、サービスが開始されるかもしれない!?

使ってみると意外と便利なメッセージングシステムだが、なぜ日本でこれだけ急速に普及したかを考えると、人前で電話することに対する遠慮があるような気がする。
以前も書いたことがあるが、電車に乗ればそれこそそのアナウンスの方が耳障りなくらいに「携帯電話の使用はお控えください」の連発。今回の滞在中、車内で会話をする人はほとんど見かけなかったぐらい、このマナーとやらは周知徹底しているらしい。会社でも携帯電話で友達からの通話を受け取りにくくてもメールなら返信しやすかったりする。しかも人前で打つメールの内容を読み取られないようにするための液晶シールドなる物 ( 正面からは液晶の内容が読めるが横からだと真っ黒になって見えない ) まで売っていたりして如何に人前での使用を気を使っているのかがよく分かる。
携帯文化先進国の日本、いずれはこの風景もアメリカのあちこちで見られるようになるだろうか。

マナーの話ついでにもう二つ。
一つは、駅がうるさいこと。まさに駅は音の洪水に感じた。以前はなんとも思ってなかった事だが、久々に来て見ると「電車が近づくアナウンス」「降り乗りの指示のアナウンス」「出発を知らせるアナウンス」「発射のベル」などそれぞれのホームが高らかな音であふれている。目の見えない人に対する親切なのだろうか ( ただし欧米ではあそこまで微に入り細に入るアナウンスは聞いたことがない )。
それともう一つは、あきれながらも関心してしまったキャッチコピー。確かこんな感じだったのだが「お化粧パタパタははたはた迷惑」。
これも駅に張ってあったのだが、ウォークマン、携帯電話と続いて今度は化粧自粛キャンペーンでも張るつもり?



さて久しぶりに訪れた日本でしたが、いよいよ明日米国に戻ります。しばらく出勤しない生活が続いていたので、仕事に戻るのがちょっとつらい・・・。もう少し日本に滞在していたい気持ちも強いのだけど、有給休暇も少なくなるのでそうも言ってられません。戻って落ち着いたら New York Watch の更新を再開する予定なのでまた見に来てください。


 

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