OEAMOM / Harmony In Your Bathroom | |
1998 COMPACT DUO RECORDS |
Harmony In Your Bathroom | |||
1. I Feel So Fine | 4:43 | ||
2. TELESTER [THANKS! JOE MEEK] | 4:43 | ||
3. NEW WORLD (I HERE THE) | 6:13 | ||
4. Soft Suite | 3:48 | ||
5. Pure Wonder | 5:38 | ||
6. New World Remix [kratioy mix] | 6:08 |
YOSHIMITSU FUJITA | DRUMS | LUDWIG GALAXY SET '28'12'16'13, ROLAND CR-3000, ROLAND TR-800.TR-727, ROLAND SVC-350 VOCODER, ZOOM STUDIO 1201 |
KENSAKU MIYAJIMA | KEYBOARD | ARP ODYSSEY, VOX CONTINENTAL, FENDER RHODES MK-1 PIANO BASS, YAMAHA CS-10, ROLAND SH-1, FAFISA CONPACTFAST 2, MOOG SOURCE |
NAOYA OKUBO | GUITAR CHO | TEISCO K-2L'66, TOKAI TALBO, YAMAHA FJ-160, RICKENBUCKER, ELECTROHARMONIX BIG MUFF |
MASAMUNE AKITOMO | BASS | RIVERHEAD FLIGHT BASS, FENDER JAZZ BASS'73, GUYATONE VIOLINBASS'68 |
KEIGO MATSUMURA | VOCAL GUITAR | TEISCO TGR-1'64 |
GUEST | VOCAL | MICHIYO IKEDA TRACK-3,4 |
VOCAL | SEIKO HAYANA TRACK-4 | |
VOCAL | MAIKO KITAOKATRACK-1,5 | |
RIMIX | YOHEI YAMAMOTO TRACK-6 | |
VOICE, ACORSTIC GUITAR | SHINTARO(COSTARICA) TRACK-6 | |
VOICE | LAWN(MIDORI YAMAMOTO) TRACK-6 | |
RECORDED AND MIXED BY KEIGO MATSUMURA AT THRU OF SUMMER'98 | ||
SONGS WRITTEN BY HARMONY IN YOUR BATHROOM |
全く失礼な話だがこのハーモニーインユアバスルーム(以下 H.I.Y.B.)は以前はこんなかっこいいバンドではなかった。'97年に同郷大阪のナショナルフルーツエイトとスプリット7" を出したが、いや確かにそこに収録されていた曲(ちなみにこのCDには未収録)はステレオラブ風の反復フレーズが気持ちいい佳曲であったが、まさかここまでいい曲の書けるバンドになるとはその時想像していなかった。その頃はメンバーが完全に決まってなかったのが大きかったのだと今になってみれば思うが、ようやく'98年春頃に今のメンバーに落ち着いた。ソングライティングを手がける松村を中心に、大阪のインディー界ではそれぞれかなりの実力を持ったバンド(どのバンドも良い!)をやっているプレーヤーが正式メンバーとなり完成したのがこのCDだ。 全く素晴らしい、最高だ!!と思うでしょ? 最大の魅力はメロディーと音の響きの美しさ。メジャー7thコードを多用したソングライティングはメランコリックでありながらポップでもあり、アレンジはいたってシンプル。その所為で各楽器、とりわけヴィンテージオルガン&ピアノと、こもりのあるドラム音がアナログな暖かさをよく出している。熱心な音楽ファンなら気づいている方もいると思うが、H.I.Y.B.ってシー&ケイク(トータスとならぶシカゴ音響派代表バンド)にとても似ているのだ。特にtr-3、tr-5なんてパロディーかと思うほど似ている(笑)。松村はシー&ケイクのファンでもあるのでかなり意識して曲を書いているはず。しかし、tr-2のジョーミーク作のトルネイドス(60年代のサーフバンド)のカバーはレゲエっぽいリズムだったり、tr-4はボサノヴァである。そしてtr-1,3,4,5の女性コーラス(ちなみにtr-3,4で唄っているのはナイスフェローの池田ミチヨ)の入れ方なんて本当にセンス良すぎる! 松村の幅広い音楽の趣味がうまく出ていて、「大阪のシー&ケイク」の一言でかたづけるには余りにもったいないほどの音楽性を確立していると思うが、本人たちはそれでも喜んでたりして(笑) とにかくこの傑作アルバムは必ず多くの人に気に入ってもらえると思うしこれほど多様化している国内外の音楽業界のどこかで話題にならなきゃならないものである。去年の7"と同様、ナショナルフルーツエイトとのスプリットという形になるようで、そちらの音源も含めこのCDの発売が楽しみだ。 The Sleeve! 田中正樹
|
National Fruit 8 | ||
7. BRITISH | 4:12 | |
8. I'M THROWING STONES | 2:29 | |
9. EGG | 2:01 | |
10. RUN TO THE SUN | 3:37 | |
11. TIME IS GOOD | 1:58 | |
12. FIRST LOVE, STRIPES | 0:59 | |
13. MAPLE | 5:39 |
KAZUSHI MAEDA | KEYBOARD GUITAR VOCAL | |
HIROKI TOMOI | BASS | |
RYOUICHI FUKUTANI | DRUMS | |
SATOSHI SAKURAI | GUITAR | |
RECORDED AND MIXED BY NATIONAL FRUIT 8 AND KEIGO MATSUMURA | ||
SONGS WRITTEN BY KAZUKI MAEDA |
初めてNATIONAL FRUIT 8というバンドを知ったのは、Harmony In Your Bathroomとのスプリット7"を聴いたときで、"ステレオサマー"という曲でした。大好きなイギリスのバンドを聴くときのような、不思議なドキドキが、今でもあの曲のイントロのギターを聴くと心の中で高まります。そして、初めてライブをみたのもHarmony In Your Bathroomと一緒に出演してた時でした。その時、初めて他の曲も聴いたですが、どの曲も「そう、そう。」と思わずうれしくなるような展開をしてゆくので「日本にもこんなバンドが...」とびっくりしました。私たちの大好きなアメリカやイギリスなど海外のバンドと同じものをNATIONAL FRUIT 8は持っているような気がします。音の雰囲気、暖かさが意図的なものでなく自然ににじみ出ていて、とてもおだやかな気持ちで聴いていられます。もちろん、そこには繊細さや緊張感も含まれていて、その独特の空気、浮遊感が私たちは大好きです。本当に数少ない、心から素敵と思える、共感できるバンドです。これからもずっと、ファンで、応援していますので、新しい曲をどんどん発表してほしいです。
Jenny On The Planet
|