か・い・せ・つ(初稿 91/6)
これは、私の書いた三作目のえっち小説になります。言わずと知れた、方程式ものです。
最近、SF小説が廃れて久しいので、方程式ものと言われてもピンと来ない方も多いかと思います。最近では、『機動戦艦ナデシコ』のタイトルなんかにも使われましたっけ。
方程式ものとは、本文を読んでいただいてもまったく同じ事が書いてあるのですが、燃料がぎりぎりまでしか積んでない宇宙船の中に密航者が忍び込んでさーどうする?
とゆーシチュエーションで書かれたパロディ群の事で、本歌はトム・ゴドウィンとゆー人の書いた『冷たい方程式』です。ちなみに早川文庫SFから出てますが、この人はB・B・クィーンズ並の完璧な一発屋ですので、特に探してまで読むこたーないかと思います(笑)。
で、すでに十五年以上前になるかと思いますが、一時期、日本のSF作家の中で方程式ものが流行った時期があるのですよ。栗本薫とか、梶尾真治とか、火浦功とか……。それに触発されて書いたのがこの作品です。ネタ的には、方程式ものを一度でも考えた事がある人なら、十人に八人くらいは思いつく程度のネタだと思うので、えっちシーン以外はあまり期待しないで下さい(笑)。
私は見た事ありませんが、恐らく同種の作品がえっちコミックなり何なりで発表されてると思います。もしご存知の方がいらっしゃれば、私にこっそり教えてください。
それでは、お楽しみ下さい。
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