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「マダム飲茶」

神戸市中央区 飲茶


■『マダム 飲茶』 (飲茶) 北野坂、山手幹線との交差点

さあ皆様お待ちかね?、マイナー・グルメ・リポート、略してマイグルの始まりです。記念すべき第一回は、今日初めて行ったというだけの理由で、『マダム 飲茶』 !。

北野坂、山手幹線との交差点の、もとガソリンスタンドのあった敷地に、異様なエクステリアをした鉄骨のビルが出来ました。きっとオーナーまたは設計者の意図としては、北野町界隈の入口に印象深いランドマークを、というつもりなのでしょうが、コストは安く、デザインは異様です。
それはともかく、その1階にくだんの中華料理(飲茶)屋がオープンし、今日行ってみました。いくつかのランチメニューがあり、まあ飲茶セットがうまそうだったからそれを頼みました。最初に、スープ(ザーサイとかも入ってた。結構いける)、揚げパン(これもなかなかぐー。神戸中華街で出店で売ってるスティック状のものではなくて、外観はピロシキ風。中身がうどん玉状に??練られた生地オンリーで、たんぱくな味でよろしい。)が、出てきました。

…ここまでは、ああ結構いけるじゃん、と思っていたわけです。

メインが来ました。蒸篭三段重ね。
一段目は、肉まん・シューマイ・えび餃子が一つずつ。結構結構。ええやん。
二段目。「油飯」。要するに、中華ちまきの中身。もち米を味付け、炒めた上で、蒸しあげる。うーむ。なんかちょっと、「休まる暇がない」状態になってきた。
三段目。スペアリブの煮込み(トウバンジャン系の味付け)をあらためて蒸したもの。…。

…、点心類って中華の中で蒸しあげてさっぱりしているところがええんちゃうん?この三段目のスペアリブってのは何なんや?ちょっときついんちゃうか。

うぐ。

「油飯」を食い終わったころには、残していた最初の「揚げパン」の油分もすごくきつく感じていました。これは明らかに、全体の油の絶対量が多すぎるし、各料理のなかの油もなんだか気になる。

おいしい中華料理って、たとえ油をたくさん使っていても、その「まろやかさ」の良さが前面に出て、「脂っこさ」は影を潜めているんですよね。それをおいしく食ったうえで、食後に少し胃がもたれたとしても、それは中華料理を食す楽しみの一部だと思う。

このお店の場合、味そのものはそんなに悪くはない。けれども、その油の扱いにちょっと首をひねる、かんじでした。今度行くときには自分で単品で調整しようか、という感じなわけです。



ところがこのお店には、料理のほかに面白い要素があったんですわ。

まだオープンまもないものだから、ホールスタッフの不慣れも目立つ中で、オーナー風情さんがホールに出てきてお客さんの対応をしている。この方はどうやら中国系。それは分かりますわね。飲茶屋さんなんだから。

ところがウェイターの一人が、…体格の良い白人ではないか。「いらっしゃいませ」だけは上手いけれど、若干変な日本語でテーブルを回っている。

それどころか、半ばオープンキッチンの厨房には、インド系のスタッフ?? コクサイテキですなあ。

そのうち、厨房に、何故か中国語を話している石橋貴明もいるに違いないと思ってしまいました。そんな雰囲気でした。

以上!。

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最終更新日00/11/09

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