これまでのぶつぶつ...
 
   
  1/1/04
 
 

Corporate America=日本の建前社会?

日本ではアメリカって個人主義で何でもスパっと発言する人が多い社会だと断言しちゃいますが、本当にそうなんでしょうか? なんとなく「個人主義」っていうのを間違って解釈してる人がいるような気がする。

たとえば日本文化の「本音と建前」なんていうのがありますが、日本ではちょっとでも「平均」からずれる人・事に対してはかなり厳しい「本音」で発言してOKなんとちゃいますか?すごく太ってる、すごく背が高い・低い、等々。日本で学生時代に働いてた時に上司からよく「でかいねー」(身長が172センチあるので)といわれて「はぁ」としか返事の仕様がないけど、内心「それがどうしてん?」というのと同時に別に日本の標準からしても太ってないので、なぜ「背が高いね」と言えないやろう?といつも思っていた。

その点からいくとアメリカはもっともっと「建前」の存在する社会。こっちの表現でいうと、多分politically correct(ness)に筆頭するんやと思うけど、特に会社では会社の外でも遊べるくらいの友達でもないかぎり、あまり個人的な事や本音なんていうもんでない。上の私の例の「デカイ」という言葉を英語にしてしまうとそのままbigになるけど、それは決して身長の高い人につかう言葉ではなくて、太っている人にFatというのは失礼なので「大きいね」という意味で(それも本人に直接いうのは稀)使われる。これがスポーツ選手のようにがっしりしてる人に使われるだけではなくてbigという表現を飛行機のコーチクラスの席が2ついるような肥満の人にまで使ったりするのであります。

アメリカの会社社会(英語でCorporate Americaという)は大きな会社になるほど建前社会で、嫌っている人でも実際ビジネス上で接しないと駄目な場合、その人の前ではニコニコ顔+決して悪いことは言わないっていうのは当然。昔の仕事場の部の上司がそういういった感じのやつで、影で私の事を「ちょっとテクニカルな事知ってるからって生意気なコガキや」と他のマネージャーに言ってるくせに(なんでこんな事を知ってるかというと秘書の人らとお友達なので皆さん私に電話やメールで内緒に教えてくれるのです。)私の前ではニコニコで「いつも一葉は仕事頑張ってるなー。」とか平気で言ってくる。

私の昔の直属の上司、アリソンは仕事も出来ないし泣き虫(自己紹介のページ参照)なので仕事面では全然尊敬できひんので、仕事上の仲は悪かったんやけど、その面以外ではさっぱりしたいい人なので別に問題なし。

これがアメリカにと日本とちょっと違うなと思う点。日本やとプロフェッショナルな面で嫌いやから、個人的にも嫌い。みたいなちょっと子供っぽいというか、一部が嫌いやから全部嫌いみたいな考え方をする人が多いように思うのね。でもアメリカやと人間の部分の性質をとって判断。

「スティーブ大嫌い。」I hate Steve.ではなくて
「スティーブの建前ばっかのところが大嫌い。」I hate that Steve is too political.になる。

だからアリソンと私は仕事に関しては仲良くないけど、仕事外の話題ならおしゃべりをずっと出来るような関係。勿論、その部分の性質で嫌いな部分が過半数を超えてる場合なんかはアメリカでもどこでも「その人が嫌い」になるんやと思うけど。

 
     
     
  01/09/02
 
 

ぐ〜たら映画批評

年末年始に風邪を引いて見たかったけど劇場に行かなかった映画のDVDを借りてきたのでその感想&(勿論)批評を。

Quills: Marquis de Sadeのお話。私はMarquis作の本は何も読んだことがないので、映画を「Marquisをハリウッド化しすぎ」と厳しく批難する学者の意見を読んでも「これでハリウッド化?」と反応してしまうんですが、映画は演技の上手い役者で固めてて、それはそれは怖い映画に仕上がっています。見終わった時には吐き気がしてその夜は思いっきり悪夢を見ました。血や糞が出てくるとかそういうグロさよりも、Marquisを演じるジェフリー・ラッシュ、めちゃ怖いです。映画はそれでも観客がMarquisに同情するようにしたてています。実際に人間として怖いのはマイケル・ケインが演じるDr. Royer-Collardかも知れません。勇気のある人はどうぞ。

Moulin Rouge!: これは劇場で見たかったけど忙しかったので行けなかった映画。リバイバルでないミュージカルの映画なんてすんごい珍しいけど、売れるんかしら?と思ってたけど、うまいこと工作してました。まずミュージカルなので歌→20代後半の私らの世代がなじみのある歌(マドンナのLike a Virgin、スティングのRoxanne、 QueenのThe Show Must Go On等)の編曲版がバンバン出てくるのです。二コール・キッドマンもユワン・マクレガ−も本人が歌っているそうで、結構上手いなと感心。話の筋は単純で若い貧乏物書きと肺病持ちの高級売春婦の恋物語。劇場/芝居の資金を賄っている公爵が二コール・キッドマン演じるサティーンを独り占めしたいので、三画関係が生まれる。映画の感想書くときになるべく話の筋は出さへん私でも書いちゃっても罪悪感ゼロの筋。この映画は音楽とところどころ「ミュージカルである事」自体をパロってる内容が売り。(一番最初にユワン・マクレガー演じるクリスチャンが考え付く歌詞/歌はThe Sound of Musicやし、公爵に新しい芝居を売る際のCan Canのアレンジも面白い。)DVDのおまけをみて「わー」と思ってんけど、この映画の舞台セットはすごい。これが実は一番の魅力やったりして。

Legally Blonde: これ見てからQuillsを見たので。「あー、逆の順で見たらよかった」と思ったくらい。超能天気な西海岸の大学のSororityの代表が「将来の事を考えたらもっと真面目な奥さんになれる彼女でないと...」という理由でハーバード法学院に進学が決まった彼氏にふられた事から自分もハーバードの法学院に行っちゃうエル・ウッズ(リース・ウィザースプーン)のサクセス・ストーリ。現実離れしてそうな内容やけど、この映画の原作を書いた作者は、「買い物が好きで一番でっかいモールがあったからLaw Schoolもスタンフォードに決めた」と断言している半実話。ただなんぼなんでもビデオエッセイなんて認めてもらえへんでしょう...LSATのスコアがあっても、ファッション・マーケティング専攻って... 主演のリース自身は結構インテリらしくて、スタンフォードを休学中らしい。ま、ElectionとかPleasantvilleなんていう映画を選んでいるところを見ると賢いなと納得。あんまり考えたくないけど、面白くてニコニコ気分になりたい時にどうぞ。

Pollock: 実はこの映画の題材、Jackson Pollockが私は大・大・大嫌いなんやけど、彼を演じるEd Harrisが好きやし、グラディエーターでオスカーを勝ち取っちゃったラッセル・クロウが本当にエド・ハリスに勝る演技をしてたのかが気になって借りてきた。先に結論をいうと、絶対エド・ハリスの方がええ演技してたと思う。これってAmerican Beautyでケヴィン・スペイシーがオスカーもらった年に私が「絶対、ショーン・ペン(Sweet and Lowdown)が受賞するべきー!」と思ったのに似ている。この映画自体最初にNYとLAでだけ上映して、全国で公開されんかったくらい小さい映画やからしゃーないけど、演技派で脇役も固めてるからあんまりアートに興味ない人も見入ってしまうと思う。

実は最近のDiscoverの記事で「ジャクソン・ポラックの絵(後期のブラシをキャンバスにつけないで描いた物)は全てFractal(次元分裂図形というそうです。ようするに全体図はその縮小で構成されている図)でできている。それが大衆の潜在意識の中で肯定的に受け止められている大きな原因。」というのを読んでクリスと討論していたんやけど、化学者達が証明しちゃったって事は彼のペンキを投げつけるその手首は神々しいもんやったのかも。私に言わせたら、「ペギー・グーゲンハイム(彼女の家系の美術館同様グッゲンハイムとは発音しません。)に気に入られたらそら有名になるわ。」やけどね。映画の途中でロングアイランドに引っ越しちゃうけど、それまではグリニッチ・ビレッジで貧しい芸術家をしているジャクソンとリー・クラズナー(オスカーを勝ち取ったマーシャ・ゲイ・ハーデン)の生活(狭いアパートでアトリエの場所をつくると他の生活の場がないからキッチンにあるバスタブの上でトースト作ってたりね。)が見れるのでNYCに興味がある人も見る価値ありかも。

Planet of the Apes: オリジナルは見てません。でも憎きNRA会長チャールトン・へストンがオリジナルの宇宙飛行士役やったっていうのは知ってるんすが、彼が「サル役」ででてきます。いろんな映画評論家が「サル達の演技はいいけど、人間が最悪」って言ってたけど、「この映画はそのサルが主やねんからそれでいいやん。」と私は思います。マーク・ウォルバーグ演じるリオ・デイヴィットソンも知らない場所・時間に放り込まれた人間の心理を考えると「他の人を救う」より「自分を助ける」のが先にくるのもわかるけどなー。で、オリジナルとエンディングがちゃうそうですが、2001年版のほうが原作どおりなんやそうです。友達と「なんであそこに行き着いたか?」を語りたくなる映画。サル役の役者の演技(ティム・ロス怖いよ)と共に、彼らが着てる防具が最高です。

 
     
     
  12/17/01
 
  クリスマスツリーNYC版

今日は「NYCのクリスマスツリー」のお話。
☆まず用意するもの☆
@ツリー・スタンド:お水のはいる場所がついている物のほうがツリーを12月初旬に買っても1ヶ月木が枯れないで良いかと思います。値段はスタンドの質等によってバラバラです。40ドルもだせば結構ちゃんとした物が買えるはずです。

Aツリー・スカート:スタンドの上に巻くようになっているもの。(うちの木にはついていません。)特に絨毯のあるおうちなら落ちてくる葉っぱをスカートが受け止めるので部屋が散らからなくて便利。

Bツリー:クリスマス・ツリーは観葉植物なんかが売ってる店でも扱ってますが、たいていNYCでは道端に感謝祭すぎた頃から業者がシーズン中だけツリーを売り出します。サイズは大小さまざま。小さいアパート用の鉢入りで3フィート以下のものや、大きなホールのあるペントハウス用なんかの10フィート以上のツリーなど。値段は大きさ、木の種類によってバラバラです。大抵自分の家から歩いていける範囲にこういう道端のツリー屋さんがみつかるはずです。

木を買うときには必ず根元を切ってもらいます。そうすると水の吸いが良いので木が長持ちします。ブルックリン、ブロンクスやクイーンズの一軒家が多い地域やと、電動のこぎりや日曜大工道具を持ってない家のほうが少数派なので切ってくれない業者もいるそう。マンハッタンではまっとうな商売してる業者なら必ず切ってくれるはずですが、買う際にもう一度「下切ってね」と念を押しましょう。

根元を切ってもらったら、ネットにかけてもらって枝をまとめてもらいます。で、大人が二人いれば6フィート以下の木なら充分かついでおうちに歩いて帰れます。おうちに帰ってスタンドに真っ直ぐ木を立てたら、飾りをつけたいのは分かるんですが、1、2日待ちます。その間に網でまとまっていた木の枝が下りてくるので1日たつと木の形が整ってきます。そこで一つだけ長い枝があったりしたら切って整える事も可。

ツリーは大抵クリスマスを過ぎても1月まで飾られて、NYCでは1月中ツリーのリサイクルを行うので、そのままリサイクルのゴミの日に外にだしておくと、市内の公園の肥しにする為に木を持っていってくれます。ですから生の木を買った罪悪感も、木が焼いて捨てられるわけでもないのでちょっとは癒されます。ネコのいるおうちではなるべく飾り付けを木の上のほうにつけましょう。(うちは飾り物以前に、ピカブが木の中に住もうとするので苦労してるんですが...)そして外出、就寝する時はライトのコンセントを抜いておきましょう。一応伝統的にはクリスマスプレゼントはツリーの下に置かれ25日の朝にプレゼントを開けます。
 
     
     
  07/05/01
 
  メディアが殺人鬼を作る?

1999年にColumbine HSで起きた事件後、高中小での発砲/殺人事件がちらほらが目立つようになってきた。で、そのColumbineの時はちょうど映画The Matrixがやってたかなんかで、映画の中に出てくるキアヌがトレンチコート着て敵に乱射するシーンとColumbineでの殺人犯の二人を比べてた。それとはちょっと異なるけどレスリング(勿論あのニセのやつ)やMTVのJack Assっていう下らんショーの真似をして死にかけたりする子供が沢山いる事もちらほら聞くようになった。

こういう「アホ」で強烈に恐ろしい事故は大抵田舎・郊外で起きるような気がする。で、もっと悲惨なのが、こういう事件が起こると何でも「メディア」のせいにする親がいる事。田舎でこういう事が起こるのは多分やけど、「閑静で『治安の良い』地域に住んでたら子供は勝手に育つ」と勘違いしてる親が多いのと、子供側からの意見とては(これはロングアイランドに住んでる子らの実際の意見やけど)田舎には何もする事がないから、暇つぶしにアホな事をしようと考え付くから。暇なのは本当で郊外ではまじで「モールに行く」事しか娯楽がなかったりするらしい。で、最近そのモールがめちゃようさんあるNJでは親がティーンの子供をモールにほったらかしにしたまま用事をしたりしてる間にその子供達が悪さをするから、「モールはベビーシッターやあらへん!自分の子供の世話は自分でしろ!」っていう事をモールのオーナーなんかが公言し始めた。

親のメディアへの偏見に関しては...自分の子供が何してるかとか何を考えてるかを真剣に話したり、聞いたりせえへんからやと思う。で、決定的に「私が悪かった」って認める文化ちゃうから、自分で自分に火を付けた息子の事を「あのテレビの悪影響のせいで...」とかアホな事を平気でいっちゃう。訴えられるのを防ぐためにこういう番組は絶対Disclaimerと言われる「この番組でやってる事を真似したらあきません。それでも真似して怪我しても一切責任は負わない」という事を放送する。車のコマーシャルですんごいチェイス・シーンなんかを見せるもんなんかも絶対画面の一番下に「プロのドライバーが閉め切ったコースで運転しています」と出てくる。

メディアを責める親ってさ、私が思うに自分がそれだけアホな子供を産んで育ててるのを明らかに認めてると思うねんけど。テレビや映画でやってる凶暴で超血がドーッと出てきてて狂ってる物でも、「見たら真似する」って猿でもせんような事をするんやから。それを何で教えられんのかねぇ...それこそ子育て人任せすぎというか、「ここは高収入の人(もっというと白人)が沢山住んでる場所やから、大丈夫」とか思ってるんかしら?

先日映画A.I.を見たんやけど、Flesh Fairの所でもう怒りが爆発しそうになった。メカでも闘牛でもコロシアムでも、何かを殺して「わ〜い」とか娯楽にできる文化て怖い。アホみたいに7、8歳の子供連れてきてた親が映画の途中で何人も出て行ってたけど、それで正解。アホ親にはあの映画の「暗さ」をわがままに育ったガキに説明する能力はないから、出来ないなら見せないほうがいいのかも。ただ、そういうアホ親の「メディアのせいで...」っていうお決まりの言い訳のせいで他の見て「ニセの娯楽」として楽しんでるかも知れない人からまで、番組/映画等を奪うこともないと思うんやけど。(注:私はレスリングもJack Assもアホらしいから見たことないし、メイトリックスみたいな映画は「怖い」とか思わないし、こんなもんで感化されてこれを実行しようという子供はそれ以前の心の病気があって、それを治さな映画なんかが公開されんでも他の手段で何かやらかしてたと思う。ちなみに私が今までで一番「怖い」と思って震え上がってしまった映画はオランダ−フランス共同制作の映画Vanishingです。これのアメリカ版は全然怖くないけど。)
 
     
     
  05/10/01
 
  アイビーリーグ版light bulb joke(解説付き)

基本的にlight bulb jokeっていうのは「電球を変えるのに○○が(「ここではハーバード生が」などが入る)何人いる?」という文句で始まる。で答えがジョークになってるわけ。下のジョークも全て「電球かえるのにブラウン生が何人必要?」とかいう具合に学校名がかわっていきます。で、なぜかこのジョークシリーズにはアイビーリーグではないけど、MIT(ま、東海岸の名門ってことで)が含まれています。

How many Brown students does it take to change a lightbulb?
Eleven---one to change the lightbulb and ten to share the experience.
答えは「11人:一人が電球を変えて、10人がその体験を分かち合うから」ロードアイランド州都、プロビデンスにあるブラウン大学はとってもリベラルでちょっとヒッピーぽい(?)校風で有名な事から、どんな体験でも人と分かち合うという事で、この答え。他にもブラウン大学のジョークでは学生がへそピアスを教授に見せたら、逆に教授が「私も2つしてるよ」って返事してくるようなジョークもあるくらい。本当にそんなに過激にリベラルなんかは不明。

How many Columbia students does it take to change a lightbulb?
Seventy-six---one to change the lightbulb, fifty to protest the lightbulb's right to not change, and twenty-five to hold a counter-protest.
答えは「76人:一人が電球を変えて、50人が「(古い)電球がそのままソケットにいる権利」を主張して、25人がその主張に対する逆のプロテストを起こすから」NYCにあるからか、ジャーナリズムなんかが極めて優秀な学校やからか、なんせCUの生徒は政治的(?)に活発で自分の意見を持ってる人がたくさんいる学校なのです。悪くいうと、このジョークでもわかるように、しょうもない事でもアホのように討論する傾向あり。

How many Cornell students does it take to change a lightbulb?
Two---One to change the lightbulb and one to crack under the pressure.
答えは「2人:一人が電球を変えて、もう一人がプレッシャーに負けておかしくなる」ここでおかしくなるっていうのはCrackの日本語が多分ないので。なんでこんな答えになるかと言うと...アメリカの進学高校では皆が"Friends don't let friends go to Cornell"(友達は友達をコーネルに行かせない)と口ずさむ程、アイビーの中で一番自殺率の高い学校であります。それくらいプレッシャーがきつくてCrack(字のごとく自身にヒビがはいって、落ち込んだり、狂ったり、自殺したくなるような事を意味する)しちゃう人も沢山いるそうです。たしかアイビー中唯一最高GPAが4.5の学校です。(普通は4.0)NY州の郊外イサカ(Ithaca)にあるこの学校では学校所有の牧場の取りたて牛乳でできた手作りアイスクリームなんて物も食堂にあるそうで、アメリカで大学に入ると15ポンド程太るので頻繁にいわれる「Freshman Fifteen」もここの大学だとその倍は軽いそうです。

How many Dartmouth students does it take to change a lightbulb?

None---Hanover doesn't have electricity.
答えは「0人:ハノーバーには電気が通ってないから」ダートマスはニューハンプシャー州のハノーバーにある大学。で、他の学校が結構治安も悪そうな場所(NYC、フィラデルフィア、ニューヘイブン等々)にあるのに、ハノーバーは結構田舎なので(っていってもNJのプリンストンもすんげえ田舎やけど)こういうジョークになっちゃったのです。

How many Harvard students does it take to change a lightbulb?

One---he holds the bulb and the world revolves around him.
答えは「1人:一人の学生が電球を持つと地球が彼の周りをまわるから。」アメリカの大学名なんて知らない人にも知られている世界的に有名なハーバード。で、そんなにすごいなら、きっと自己中、頭でっかち、ワガママだろうっていうステレオタイプに基づいたジョーク。英語でそういう自己中な人に「あんた自分のまわりを地球がまわってるって思ってへん?」というのであります。

How many Penn students does it take to change a lightbulb?
Only one, but he gets six credits for it.
答えは「1人:でも電球変えるだけで一人で6単位もかせいじゃう。」これはPennが昔っからランキングでいうとアイビーの8校の中の一番下にいたので、「簡単なくせに」っていう他校のひがみから。でも実際のところU Pennのビジネス・スクール、ウォートンなんて毎年スタンフォードとかシカゴとかと全米一を競いあってる学校。

How many Princeton students does it take to change a lightbulb?
Two---one to mix the martinis and one to call the electrician.
答えは「2人:一人がマティーニをまぜてる間にもう一人が電気工事の人を呼ぶから。」これはプリンストンは学費の高っかいアイビーリーグの中でも一番「ボンボン」&「お嬢」が多い学校だからです。お金持ちにぶつかる率はここが一番高いよという事。

How many Yale students does it take to change a lightbulb?
None---New Haven looks better in the dark.
答えは「0人:ニューヘイブンは暗いほうがよく見える。」コネチカット州のニューヘイブンははっきり言って治安悪いです。っていうか汚いんです、街が。学校でたら一気に雰囲気が「ガラッ」とかわる地域ですね。学校卒業してニューヘイブンにそのまま居着く人はまずいません。(CT出身者やったら大抵グりニッチに戻るとか、NYCに引っ越しちゃうとかね。)

How many MIT students does it take to change a lightbulb?

five ---one to design a nuclear-powered one that never needs changing, one to figure out how to power the rest of Boston using that nuked lightbulb, two to install it, and one to write the computer program that controls the wall switch.
答えは「5人:一人が原子力使用で一生変える必要の無い電球を発明して、もう一人が残りのボストンにどうやってその新しい原子力電球の電力を普及するか考えて、二人がそれを実行する。で最後の一人が電球のコントロールを自動にできるコンピューター・プログラムを書く。」まぁ、長たらしい答えを見たらわかるけど、私に言わせたら、アイビーやないとかそんなんに関係なく、MITの理系は世界一ですね。でもハーバードもMITもボストンじゃなくて「ケンブリッジ」という街にあるので、このジョークはちょい間違ってるのであります。映画「Good Will Hunting」にMITとハーバードが出てくるけど、撮影の時に両校の感想を出演者の一人、ロビン・ウィリアムズが「自分がものすごく頭悪くなったような気がして、お上りさんみたいに『ほぉ〜』『へぇ〜』言いながら歩いてた。」と冗談交じりにいってたくらい。
 
     
     
  05/02/01
 
  太郎さん・花子さん

銀行なんかに行くと日本では記入例の名前はたいてい「山田太郎」さんだったり「山田花子」さんだったり。飼ってるネコもサザエさん宜しく「タマ」イヌは「ポチ」。

では「アメリカではそんなのはあるのか?」と思われた方。ありますよん。でも銀行の記入例とかじゃなくて、アメリカでのそういう名前の例は「名無しのごんべ」さんといったほうが正しいのかも。それはJohn Doe(ジョン・ドウ)とJane Doe(ジェイン・ドウ)。

これって例えば捨て子なんかが病院に運ばれちゃって名前がわからない時にJohn Doeというように呼ばれるの。で、例が悪いけど、警察なんかで殺人の被害者で身分証明書なんかを持っていなかった人なんかもJane Doeという風に呼ばれるのであります。

イヌの典型的な名前が日本では「ポチ」ならこっちでは絶対的にFido(ファイドー)でしょう。もうこの名前の場合「イヌが」というかわりに「ファイドーが」という言い方もするので本当に日本でいう「ポチ」くらいの親しみがある名前です。で、ネコのほうはそういう圧倒的に皆が納得する「ネコ」的名前は少なくて、もし挙げるとしたらJasperとかでしょうか?アメリカは何故か「イヌ」をこよなく愛する国なのでネコの名前で国民が全員一致でうなずける名前事体ないのかも知れません。ネコ母としては悲しい限りです。(涙)
 
     
     
  02/15/01
 
  赤ちゃん置き去り法?

今朝はちょっと疲れてたのでぼ〜っとバナナブレッドを食べながらテレビを見ていたらディズニーの映画「The Prince of Egypt」が始まったので見てみた。モーゼスの話やからいくら「うそつきディズニー」でも映画が始まる前にDisclaimerがあった。映画はじまったら私の好きなRalph Fiennesがでててビックリ。(他にもハリウッドの俳優が皆声を担当してた。でもモーゼス担当のヴァル・キルマーの声って顔なしで聞くとなんか誰なんかわからんくらい特徴のない声!)ところであんまり映画とは関係ないんやけど、赤ちゃんモーゼスを川に流すのをみて、最近NYCでおこった事を思い出してしまった私。法の名前は覚えてないんやけど、最近NYC(と多分その周辺も)で新生児を置き去りにする事が「合法化」された。置き去りというてもどこでもじゃなくて、病院、警察等の赤ちゃんが確実に安全に取り扱われる場所だけ。なんでこんな事が「合法化」されたかというと、10代のシングルマザーなんかが「赤ちゃんなんて育てられない!」とかいってごみ箱に捨てたり、赤ちゃんを埋めちゃう事があって、そんな事になるなら、赤ちゃんが欲しい人なんていくらでもいるから...と条件つきで「合法化」というよりは、赤ちゃんを上記の方法で置き去りにするなら、「法で裁かれない」という決まりになったんざんす。でこの条例をモーゼスにあてると法律に引っかかっちゃうやろね。ま、これは奇跡のお話やからそれでええのです。
 
     
     
  02/02/01
 
  肥満度とハッピー度の関係

CNNによると肥満(Obesity:日本でいうところのじゃなくてアメリカでいうところの肥満度やと思う。例えば太りすぎで自分で靴下も履けないような人)の原因が一つ明らかになったみたい。一言でいっちゃうと肥満体の人はDopamine(ドーパミン)のReceptor(レセプター:受容体=ようするにドーパミンのシグナルを受け止める神経)が極めて少ないので、どんな行動(食べる、寝る、遊ぶ)をしても脳が「満足」「幸せ」という感覚を覚えないそう。だから肥満体の人は食べても食べても「おいしぃ〜!!!!」とか「う〜幸せぇ!」とかいう満足感を得られないそう。他の中毒(お酒、煙草他のドラッグ等)の人も同じ欠陥性を示しているらしい。アメリカの人口の半分以上が「平均以上」の体重らしいから(だから逆にいうとアメリカの平均体重はちょい〜かなり肥満)アメリカには化学的にいうて「幸せ」な人が少ないんかも知れん。そう考えると悲しいね。

私とクリスの友達の奥さんが私がいくらアメリカ人でも今まで見たこともないような巨大な人で(身長は私と全く同じで体重は私の4、5倍くらいあるらしい。)このリサーチで分かった事が全部当てはまってる。(けっこうなんでも文句いう人で、不眠性でもあるらしい。)NYCはアメリカの中にあっても体重が普通(こっちの女の人のサイズでいったら4から最高でも8くらい)でないと「デブ」「怠け者」と思われちゃうので人の体重は日本とそう変りません。その奥さんもNYCでとことん仕事を探したけど面接に行ったとたん駄目。(ニューヨーカーの考え方は「自分の健康の管理もまともにできないのに、どうやって責任感をもって仕事に取り組めるのか」というわけ。私も賛成。)全然関係ないんやけど、私の夢の本(毎日めちゃめちゃ長い映画のような夢を絶対見るので、気力のある時は枕元においてある本に目が覚めたときに夢日記をつけている。)は「Dawn of Dopamine」いう題がついている。(ドーパミンの夜明けという意味なんやけど、このサイトにずっと来てくれている人はわかったかもしれんけど、私はAlliteration(頭韻)をふむのが好き。)
 
     
     
  01/31/01
 
  タバコ、大・大・大嫌い

下のダイアモンドに続きPC(Politically Correct)なメッセージ。私はタバコも吸わないし、お酒ものまない。お酒を飲む事が一番楽しいと思っている知人なんかには「お酒も飲まないで人生楽しいの?」と思われているらしい。お酒は単に「美味しい」と思えないので飲まないんやけど、タバコはどう考えても何の役にもたたへんので吸った事もないし、吸いたいと思った事もない。日本に住んでいた頃にどこへ行っても喫煙者がえらそうにしているのが気に入らなかったので、私のような非喫煙者の権利の方が保証されてるアメリカは住み心地がいい。

アメリカといっても多分田舎にいったら、そんなにPCでもない場合もあるかも知れないけど、ここニューヨークではタバコを吸いたい人は肩身のせまい思いをしなければならない。もちろん会社・学校・駅等々などでは一切喫煙禁止なのでどうしても吸いたい中毒の人はお昼時にビルの外に出て吸ってる人もいる。それも歩道を歩いている人に嫌がられても文句は言えない。なんせ日本のタバコには生ぬるい「健康によくありません」みたいな事が書いてあるくらいやけど、アメリカではタバコ自体のパッケージ、その広告、コマーシャル等に「SURGEON GENERAL'S WARNING: Smoking Causes Lung Cancer, Heart Disease, Emphysema, And May Complicate Pregnancy.」(公衆衛生局長官からの警告:喫煙は肺ガン、心臓病、肺気腫の原因となり、又妊娠障害を起こしかねます)などの法で定められためちゃめちゃストレートに「病気になるで。死ぬかも知れんねんで。」のようにピシャっと表記していないと売ってはいけないのです。日本(私の見た限りイタリア&スペインも)ではタバコの害が無視されてるというか、政府が見て見ぬふりをしてるというか...アメリカでは喫煙者は即刻軽蔑されます。「発ガン物質やぁ」いう事がわかっていて吸ってるなんて、よっぽど頭が悪いか、それほど重度の中毒の人やから。(私も実際そう思う。自分とまわりの人間を病ませるだけよ。)

テレビでもケーブルを除いた民放チャンネルでは、よっぽど悪いイメージで写してない限り、タバコを吸うシーンは出てきません。もちろんタバコのコマーシャルも禁じられています。そのかわりに「これでもか!」というほど色々な有名人を起用した「禁煙キャンペーン」のコマーシャルは流れています。最近ので有名なんはクリスティー・ターリントンのそれ。彼女は13歳の時からタバコを吸いはじめて26歳でやめたそうやが、やめたきっかけは当時まだ50代やった彼女のお父さんが肺ガンで亡くなった事から。彼女自身も肺に障害が出始めてるらしい。なんか不思議と芥川龍之介の「煙草と悪魔」を思い出してしまう...

友達の間には「タバコは吸わないけどマリファナは吸った事がある」という人もいる。私はなんせ体に悪い物は一切反対派なので、ドラッグ類は一切しません。違法なもんなんてもっての他です。ただ、マリファナやる人の言い訳に多いのが「タバコほど害が無い」ですが、なんでも火をつけて煙を肺に吸い込むもんには害があっても良い事なんてちっともないです。そんな言い訳する奴はただの中毒です。病気で体中の関節・筋肉などが傷む人用にカリフォルニアではマリファナ(この場合、タバコの用に草に火を付けて吸うんやなくて、多分Bongで水を通して吸う)を医療用に使う事が認められています。どっちにしろ、そんな極端な状況にいてカリフォルニアに住んでいてお医者さんに処方箋を書いてもらっている人以外にはマリファナは違法であります。なんせタバコにしろマリファナ(ひどい時にはもっと強度のドラッグ)にしろ、お酒にしろ、アメリカでも(多分日本でもかなぁ)友達からのプレッシャーで何でも始める子が多いのに呆れてしまう。コロンビア大学にも喫煙者が数え切れない程いるので、はっきりいって恥ずかしい。(必然的に仲の良い友達はタバコを嫌う人ばっかりになる。)タバコを吸う友達には私が嫌というほど「体に良くないで。止めぇや。」としつこく言うので本当にやめてしまった子もいますが。タバコを吸ってる方...匂うし、肌はシワシワ、歯はボロボロ・黄色くなるし、本当に良い事なんてなにもありませんよ。「タバコをやめると体重増える」とかあほな事を言うてる方、タバコやめたら食べ物の味が断然美味しくなるから満足感がちがってきて太りもしないんとちゃいますか?是非まわりの健康コンシャス人間の為にも禁煙しましょう。
 
   
     
  01/29/01
 
  ダイアモンドは人を殺す

突拍子もない題やけど、これは別に大袈裟でもなんでもないと思う。私はジュエリーを殆どしない。耳に穴もあけていないのでイアリングもしないし、かぶれるのでネックレス等もつけない。手は一番酷くて乾燥する時期には皮膚が弱くなって指輪をしていると指が切れる場合もあるので結婚指輪さえお出かけする日にしか付けられない。(皮膚に直接付けないブローチなんかは結構好き。)クリスに会って初めてプレゼントを貰った時に(ちなみに絵を描くのでイーゼルだった)私がジュエリーを付けないので「かずはは一番プレゼントを買いにくいガールフレンドや」と言われた。前置きはそこまでにして、軽いかぶれを除いてではなんで私がジュエリー、特にダイアモンドを拒むのかというと...人が動物愛護からベジタリアンになったりするのと似ている。

ダイアモンドは採掘される量が他の貴石に比べて少ないので、需要もお値段も高い。ダイアモンドの結晶は長い間(約1億年以上)地球に眠っていたものが、急速に火山の噴火と共に地上に送られてできるから珍しいのはわかる。ブラジルで発見されたダイアモンドも1866年に南アフリカで採掘された後は、アフリカ産の物が主に世界で取り引きされるようになった。ダイアモンドの取り引き会社としてすぐ頭に浮かぶ名前は、記念日ダイアモンド類のコマーシャルでも有名なDe Beersじゃないだろうか?この会社以外にもベルギーのダイアモンド会社は非常に多い。何故かと言うとアフリカでもダイアモンドが取れる火山地帯は、つい最近までベルギーの植民地だったから。独立国家となったコンゴなんかでも大きなベルギーのダイアモンド会社で取り引きされる石の採掘が今でも盛ん。

そこでなんで私が「人を殺す」なんていう事をいうかというと、ダイアモンドの採掘・取り引きは実際に、殺人や内戦の原因になってるから。例えばダイアモンドの採掘は危ない環境の中、グループになって一定の期間かかるとする。ヨーロッパ、アメリカなどで3万USドルで売られる石をそのグループが見つけても、De Beersなどの取り引き屋には最高でも800USドルくらいでしか買い取ってもらえない。「国々で生活費の差があるんやから、そんな事でぶつぶつ言ってたら、他の貴石だって一緒やん。」となるんやけど、アフリカ、特にSierra Leone(シエラレオーネ) Angola(アンゴラ) Congo(コンゴ)では内戦のような激しい人殺しが起こっているのです。

まずグループは採掘、カッティング、磨きなど担当の人々からなりたっており、グループリーダーが800ドルの一部をもっていき、その残りを何十人かが分け合います。そうなると一人一人にあたるお金は数ドル。長い間かかってやっと見つけたダイアモンド、アメリカで一握りのお金持ちが買えるか買えないかというような宝石を作った人間がもらう額ではないでしょう?そう思う人は採掘してるアフリカ人にも少なくはないので、他人が見つけたダイアモンドを盗んで稼ごうとする人も出てきます。それが加速・悪化したものが俗にいう「blood diamond」と呼ばれる人の血を流してまで取り引きされたダイアモンドです。2、3年前にNY Timesを読んでいた時に女の子が泣き乱している写真と共に「Diamonds Killed My Family」なんていう見出しがついた記事を見つけたのをおもい出す。「売るほうが悪い」と感じる方もいるかもしれない。でも毛皮業界が消費者側の影響で大打撃をうけたのと同じで、ダイアモンドも「需要」が減れば殺し合いも無くなるんとちゃうかな? 「プロ -アフリカ」で自分の事を「アフリカン・アメリカン(カナディアン等々)」と呼ぶ黒人のお友達、家族のいらっしゃる方、ダイアモンドは彼らの遠い「兄弟・姉妹」を殺すものなんやでぇと教えてあげましょう。それでもダイアモンドが好きなのよという方、最近の技術でできたニセモノはプロがみても分からんとかいうしね、いかがですか?

この事について詳しく知りたい方は色々なサーチエンジンで「blood diamonds」で検索してみて下さい。
 
     
     
  01/04/01
 
  ぐ〜たら映画批評

雪が降ってから零下が続くからかうちのRadiator(ヒーター)はぶっ続けに高温。そのせいかここ数日ずっと微熱で冬休み中に始めようと思っていた彫刻も体力を使うのでできない。そこで秋の間に買いためたDVDをいくつか見たので私流批評を書いてみます。

The Fantasia Anthology: 1940年公開のオリジナル、ファンテイジア2000とそのどちらにも収録されなかった作品や裏話などをいれたLegacyの3本セット。Legacyはまだちょっとしか見れてないんやけど、映画の方も2本とも素晴らしい!!!2000にはちゃんとオリジナルからも一番人気のある「The Sorcerer's Apprentice」が収録されているし、ドナルド・ダックも出てくる「Pomp and Circumstance」も良い。一応NYCのサイトなので、ガーシュウィンの名曲「Rhapsody in Blue」は古き良き(?)NYがアニメになって出てきます。オリジナルは60年も前の技術やから比べる方がおかしいんやけど、2000年版のほうがやはり映像は優れてるなぁと思ってしまう。特に涙が出そうになるほど綺麗で感動的なのが2000版の「Pines of Rome」これ一曲分見るだけでも価値あるDVD!

High Fidelity: 映画館で見たかったけど暇がなくてDVDが出るまで待ってた映画。シカゴが舞台やけど、実はNYCでも撮影をしてた映画なのです。アメリカで初めて「スカイスクレーパー」が建ちだした両都市だけに街の風景は似ているところがあるから、その都市に住んでいない人にはあんまりわからんからかも知れんね。主演のジョン・キューサックは昔ティーン時代にやってた役がそのまま年取った感の人間を演じてる。彼も結構好きやねんけど、この映画は脇役が面白い&すごい。まず面白いのがジョン演じるロブのレコード屋でパートで雇ったら毎日来だした店員2人。そのうちの一人が確か「8 Heads in a Duffel Bag」でDavid Spadeのルームメート、「Jerry Maguire」でナニー役やった人。なんか根暗っぽい容姿の彼ともう一人の超ハイパーな店員バリーは正反対の性格やねんけど、ロブも含めて3人ともすごい音楽オタクなんがかわいい。で、「すごい」脇役は結構名の知れた人が出てくるから。ロブの彼女が一時期お付き合いするのがヒッピーみたいな格好のティム・ロビンズ、ロブの彼女の友達役でジョンの実姉ジョァン・キューサックが出てくるし、ロブの元彼女でキャサリーン・ゼタ・ジョーンズやインディ系映画では有名なリリー・テイラー、めっちゃ久々に顔を見るリサ・ボネ等々。ここまでええとこを誉めておいて最後に言うのもなんやけど、話の筋自体はあまりにも典型的に「学生ぬけ」ができていないアメリカの(主に男の)子の幼稚な精神そのもので、まわりの友達に男女共々そういう人間を毎日見ている私は「つまら〜ん」と思った。「なんで私の彼って...」とかお悩みの高校生・大学生・学生ぬけ出来ない彼氏を持つ方にはええ教科書(?)なんではないでしょうか?

My Fair Lady:オードリー・ヘップバーンの映画の中でも一番好きな映画。ビデオテープは場所を取るから、持っているテープのコレクションをDVDに変えて行こうと思って買ったものの一つ。いつみても37歳には見えないオードリーをみて「ん〜、見えんな」と違うところで感心してしまう私。しかし時代が変ると色々な物がかわる...言葉もそう。Elizaがコックニー訛りをちょいと直した直後にアスコット(競馬)に出かけた際、教授に決められていた天気と健康の話題から会話がどんどんずれていくんやけど、健康の話題からインフルエンザの話になってElizaが自分の叔母がインフルエンザで亡くなったって聞いてるけど、実際には「殺られた(Done the woman in)んとちゃうかと思いますの」と言ってみたり、競馬のレースが始まって興奮のあまり自分の持ってるチケットに賭けてる馬に向って 「さっさと走らんかい!」(さっさとケツ動かせ!=Move your blooming arse!)と大声で怒鳴ったりしてまわりの皆さんを仰天させるんやけど、今の世の中ではそんな事いっても民放のテレビでも「ピー」とも鳴らない程度の言いまわりになってるし。今現在の卑語も50年たったらあんまりにも使われすぎてテレビで放映できるくらいになるんやろうか?この映画でオードリーの歌声が吹き替えっていうのは結構知られているけど、DVDではオードリー自身が歌っているシーン2つ(Wouldn't It Be LoverlyとShow Me)が収録されている。前者は特に彼女の声の方が絶対良いと個人的には思うねんけど、やっぱり彼女はジュリー・アンドリュースみたな超人的な声の持ち主ちゃうから吹き替えになっちゃたんかなと残念ながら納得してしまうところもある。
 
     
     
  12/28/00
 
  なんで家具なのか?

昨日、今日となんか「なんで」シリーズを展開してる感じ。「なんで家具をそない買うのか?」昨夜も私に洗脳(?)されたクリスと共にオークションである椅子を$430で落札。「ちっぽけな椅子一脚になんでそんなに払うねん」と笑われる方もおられるかも知れない。今までに有名な椅子も購入してるけど、この椅子は結構私の「なんで」にうまく答えれる要素大有りなので取り上げてみる事にした。

皆さんは「スカイスクレーパー」と聞くとマンハッタンにある超高層ビルを想像されるでしょうか?「高層ビル」という定義をもつ建物は1970年のワールドトレードセンターみたいなノッポなビルが出来る約100年も前から建てられはじめました。そこから発達した中期の高層ビルのかたちはサリバンのレンガと鉄鋼で出来たビルのようなものです。

「高層ビル」の外壁に使われる素材が変っていった1800年末期〜1900年の始め頃、オフィスの中で使われる家具自体も、従来の木製のものから金属製のものにかわっていったのです。木製の家具から金属(アルミ、スチールなど)製のものへの変換は「近代的」な容姿を取り入れる為だけではなく、火事予防に対応出来る外壁と違って木製の家具は高層ビルでの火事への心配を高めたからでもあります。しかし人間というのは習慣を急に変えれないのか、1912年頃から出没しだした新しい金属製家具を売る会社の殆どが最初は木とアルミなどの金属の「混血家具」を製造していました。で、私が落札した椅子も1910年代の波に乗ってハイブリッドの家具を作っていたShaw-Walker製のものです。(今は倒産したのか電気会社のウェスティング・ハウスの一部らしい。)この時期以降の椅子は殆ど全て金属で出来ていたりするので、この椅子はその短い期間の人間の適用性と心理を表しているようで、非常に引かれたのであります。

そういう家具の身近にあって実際に使えるのに、短くとも「人の歴史」を語れるところが大好きです。彫刻なんかも好きやけど、見つめる以外に何もできないのがつまらないような気がして。誰の家にある家具でも今までの歴史(おばあちゃんがお嫁入りした時に持ってきた家具等)を語るものや、これからの歴史(新しく買った家具)を作るものであって、決して「これはナポレオンが使っていた机」なんていうのだけが「歴史を語る家具」ではないと思う。(もちろんそういう特別な家具も興味深いけど。)皆さんもちょっと家具集めてみたくなったかな?(ならんか?)
 
     
     
  12/01/00
 
  ホリデーシーズンのご挨拶

感謝祭も過ぎてロックフェラーセンター(ちなみに英語ではRockefellerなのでロッカフェラーの方が近いと思う)のクリスマスも点灯されたことやし、アメリカはどこの街も本格的にホリデーシーズン到来といった雰囲気。日本では年賀状を書くようにアメリカでもこの時期に家族・親戚・友人なんかに季節のご挨拶をするんやけど、キリスト教系の家庭はたいてい「Merry Christmas + Happy New Year!」(楽しいクリスマスと良い新年を!)というように年が明ける前に(というより25日以前に)カードを送る。私の住むNYCでは人種・宗教もまじまじなのでそういうわけにもいかない。ユダヤ系の家庭にクリスマスカードを送るのは失礼だし、ハヌカ(Hanukkah又はChanukah:2000年のハヌカは12月22日〜29日らしい。)用とクリスマス用にカードをわけて買うのも面倒くさい。ということで、うちを含めて大抵こういう状況に敏感になる必要がある家では「Season's Greetings」(季節のご挨拶)系の宗教に関係ないカードを送る。

旦那は半分黒人やのにこんな事言っていいのかわからんけど、この時期クリスマス、ハヌカと共に急に「ホリデー」だとしゃしゃり出てきたのが「Kwanzaa」(クワンザ)と呼ばれる「アフリカン・アメリカン」の為の祭日みたいなもの。(私にはアフリカ人のお友達が何人かいるので、個人的に文化的な繋がりが全くないくせに自分の事を「アフリカン・アメリカン」なんていうアメリカ黒人が嫌い。)これは1966年にどっかの大学教授が決めた宗教に全く関係ない行事で見てる限りこれを喜んで祝ってるのは頭の悪いうちの従姉妹のキムみたいな「アメリカ人っていう以外は特になんのエスニシティーは無いし、特にアフリカの事は知らん」みたいな黒人が多い。(クワンザと聞く度にトム・クルーズやジョン・トラボルタが教徒なんでお馴染のサイエントロジーを思い出してしまう私。なんでかというとサイエントロジーはカリフォルニアで何十年か前にある二人の大学生が「全く何も根拠のないところからデマで宗教を作ったらFollowerが出るか?」という賭けから出来た宗教だから。)一応歴史があるいう事で、キリスト教とユダヤ教のお祭りをしてはる人には失礼にならんように「季節のご挨拶」のカードを買ってるけど、これならこういう新興もののお祭りだけを祝う人にも支障なし。宗教・人種のるつぼに住んでいる方は要ご注意!

しかし、文頭のクリスマスツリーがNYCの恒例行事になってるのをみても思うけど、芸能人をよんで生中継で放送する点灯式を見ようとミッドタウンに来ていた人が全員キリスト教なわけない。中には絶対ユダヤ教の人も見にきてたでしょう。やっぱりクリスマスだけはアメリカでも完全に商業化されちゃった感がある。テレビ番組「フレンズ」のフィービー役でお馴染のリサ・クドロウはユダヤ教徒やけど、旦那さんがキリスト教徒のフランス人。で、結婚した年のクリスマスに彼女が子供の時から「憧れていた」クリスマスツリーを飾って暖炉のマントルにくつ下をつるして...っていうのをすると思ってたら、旦那さんに「うちの家族はツリーも飾らないし、25日に家族で集まって美味しいご飯を食べてワインを飲むだけ」と言われてショックだったと彼女がいってたくらい。ブルックリン出身のアダム・サンドラーも「ハヌカ・ソング」なんて出しててその中で「近所でツリーがないのはうちだけやけど」って冗談こいてるけど、やっぱり子供に宗教を理解するのは難しいから、大きく綺麗に飾り付けたツリーがよその家にあるのを見てうらやましく思うんやろね。私もこの時期だけは都合よく商業化クリスマスを大いに祝っちゃう奴です。
 
     
     
  09/14/00
 
  私の典型的な夢のサンプル

私に親しい人の中では結構有名な話やけど、私はREMサイクルが起こる度にきっちり夢見てるかして毎日いくつかのごっつへんな夢をみます。(もちろん覚えているのはそれを全部一体にしてしまってるから余計変な夢になる)今日のはめずらしく公に公開できるくらいの「まともさ」なので紹介。

私がなぜかデカイ、ブルーのスクリーン(映画の宣伝用に使われているけど、家の中にある)のある畳のある部屋で新品のトイレを組み立てている。(そういうキットが箱に入って売っているらしい)そうするとUSPS(郵便局)のユニフォームをきたおっちゃんが私あての半分開いて中身が出掛かってる荷物を届けにくる。(それも部屋まで)それはなぜかユアン・マクレガーからの荷物。(なんでやねん)どうも彼は私の幼なじみで、映画俳優になる前からの知り合いらしい。「最近結婚した」というて、なんかそこらのドラッグ・ストアーでうってそうな薄っぺらいアルバム2冊に結婚式+旅行の写真なんかが入っていた。どうもその半分壊れていた箱からなくなった手紙に「○○日にそっちへ遊びに行く」と書いてあったらしくて、「トイレ組み立て」と戦っていたところにユアン・マクレガー何故か柔道着で登場。で他の皆さん(実生活での知り合いや、なんか人間じゃないへんな生き物の友達まで)を含めてフライド・チキン屋に行く。ユアン曰く「今度の映画でごっつ腕力のいる役をするからもっと腕をガッチリせなアカン」とそこでこの夢の中ではなぜか有名人のパーソナル・トレーナーをしてるうちのクリスと腕を鍛える訓練をする事になる。で、男二人でタオルもってチキン屋を出てしまう。そこで起きてしまいました。さて、心理学とか勉強してる人、私の夢の意味はいかに?(そんなんしてイランけどね。「フロイドなんてタダの欲求不満のおっちゃんやんけ」というのが私の意見じゃ。)
 
     
     
  09/07/00
 
  大人の為のハリー・ポッターシリーズ

Harry Potterを私が大人に薦める理由は年齢に関係なく楽しめて共感のもてる話の筋以外にもある。それは作者J.K.ローリングがシリーズに編み込んだ歴史+神話好きの大人向けのダジャレ。彼女はどうみてもギリシャ神話や古代ローマの歴史が好きと見えて登場人物の名前なんかにおいては主人公のハリー以外の多くに彼女の洒落たセンスがうかがえる。

例えばハリーの親友の一人Hermione(Her-MY-o-neeと発音)はトロイ戦争の原因である美女Helenとスパルタの王Menelausの娘の名前。神々よりも美しいとうたうヘレンはどんなに美しくても人間。それと同じ感覚でハーマイオニーにしても本の中ではそれと同類の扱い(どんなに成績が良くても人間の子)を差別主義の登場人物らから受ける。ハリーのいじめっ子(?)の名前Dracoは紀元前ギリシャの法律家で掟をやぶった人間には手足の切断などの重い刑をいいわたした恐ろしい人間。寮に出てくるいやぁな管理人の名前、Argusはこれまたギリシャ神話に出てくる100個の目を持つ見張り人。Siriusは大犬座のシリウス星、Remusは双子でローマを築いたRomulusと共に狼に育てられてるし...他にも寮の名前やなんかでも全て実際に存在した人でその人の行動や性格がシリーズの中で使われている名前の持ち主の性質を表してるんですな。パズル感覚で、新しい人物が登場しても大人だけにはこのキャラクターが今後どんな態度にでるかがちょっと想像できるように仕立てたローリングのダジャレは楽しい工夫だと思います。
 
     
     
  06/12/00
 
  おかしな活字

一応日本の状況も知っておいたほうが良いかなと思って毎日ネット版の朝日新聞は読む事にしている。「国連の女性2000年会議」とやらの記事が載っていたので読んでみると家庭内暴力を含む女性に対する「すべての形態の暴力」を処罰可能な犯罪として取り扱うことをはじめ、女性の教育充実や女性労働者の権利保護、エイズへの取り組みなど、多岐にわたる分野で各国や国際機関が取るべき具体的な行動とイニシアチブがうたわれている。だってさ。これと別の記事には「発展途上国では重度な女性問題の解決が望まれる」みたいな事が書いてあった。しかし家庭内暴力が「違法な行為」として法律で裁かれない日本、後者を見てたら、日本は自分が「先進国」って事を言いたいみたいだけど、日本は経済的に儲かってる国の中でも市民・公民・女性権等に関しては一番の後進国や!(だいたい首相も選挙で選べないしさ、都会人の投票権は田舎者のそれの何分の一にしか値しないし、雇用に年齢制限があったりして、アメリカならこれ違法行為よ。)でこの女性会議と共に「カタカナ語の氾濫を和らげよう」みたいな記事が載ってて、その中で「意味が十分に理解されていない語のカタカナ表現をやめよう」って言ってるのにこの一番めの国連の記事の最後の言葉はイニシアチブ!!!(爆)

TOEFLの点数でもアジアで北朝鮮についで最下位っていうとんでもない「先進国」日本で教える英語ではしょうがないけど、このInitiativeってのはこの文では「主導権」ってとこか。日本語で一単語の訳が見つからないとかいうならしょうがないけど、わざわざ文字数増やしてまで読者がわかりそうにない言葉を選んじまう記者を雇う朝日新聞も狂ってるなと思うけどね。あと同じ感じでモチベーション(これってなんかお餅みたい。)Motivationも嫌でもカタカナにしたかったらモティヴェーションでしょう。で、日本語は誰でもわかる「動機」なんでこうわけわからん英語風な事をしたがるのかなぁ...最近見つけてすっごいビックリした意味の間違ってるカタカナ語は「カリスマ」だいたいCharismaはカリズマと濁ったSの発音だし、そんな凡人が持てるようなもんではありません。(殆ど宗教的に多数の人を引き付ける力や、超人的な魅力の事です。そんなもんがそこいらの街の美容師にあるわけないでしょう?)
 
     
     
  05/28/00
 
  ぐ〜たら映画批評

ちょっと病気気味なので今週末は連休やのに死ぬほどビデオを借りてきて家でゴロゴロしている。昨日は4つ連ちゃんで映画を見た。「Dogma」「Sleepy Hollow」「Eye of the Beholder」と「Never Been Kissed」の4作。なんかカテゴリーバラバラで見終わって余計に疲れた。

Dogmaは思ってたより良くて2回も見てしまった。(一人で見てたらクリスが帰宅したのであんまりにも面白かったから二人でもっぺん見た。)主演はMIBでForensic Doctorをやってた女優リンダ・フィオレンティーノ。他にもキャストはほとんど全て有名人(ベン・アフレック、マット・デイモン、クリス・ロック、アラン・リックマン等多数。)Kevin SmithのNJシリーズ4作目。私は3つめのChasing Amyを見てないんやけど、Dogmaは1作目のClerksと同じくらい面白かった。でも公式のサイトから行けるSmithの製作会社のサイトにも載ってるカソリック教徒からの苦情・嫌がらせの手紙を読んでもっと笑ってしまった。「カソリックや神を馬鹿にしてる!」って言いたい人が多いみたいやけど、Smith自身カソリック教徒やし、結構真剣な内容の映画やと思う。馬鹿にしてるというよりは旧聖書に出てくる神様ってけっこう「きっつい」からマット・デイモン演じる天使ロキが偶像崇拝他、多々の罪を犯した映画会社の重役を「罰する」シーンを聖書まともに理解してない人が「虐殺」みたいにとらえてるみたいやけど、旧聖書の神様はもっとひどい+「えぇ〜」と思うような事を平気でしてる。宗教に興味ない人も一度この映画を見たあとはじっくり聖書読んでみたら、面白さも倍増すると思う。(ただこの映画キリスト教徒がすくない日本でどないして字幕をつけるのかがちょっと心配。だいたい宗教以外にも鏡の国のアリスの中に出てくる詩の分析がマット・デイモン登場していきなり出てくるし...ちょっと興味深々。)あ、ちなみに5月31日からClerksのアニメ版がABCで放映開始らしい!!!

次のSleepy Hollowは有名な本の映画化。Star Warsファンにはすぐわかるパルパティーン役のIan McDiarmidがちょこっと出てる。主演は監督ティム・バートンのお気に入り、ジョニー・デップ。バートンの撮影は綺麗から好きやけど、やっぱりハリウッド映画、原作では死んじゃうデップ演じるイカボッド・クレインも生き残ってハッピーエンディグ。大体、いつも気味悪い役のミランダ・リチャードソンが出てきた瞬間に「あ、この人悪役だわ」ってわかるようなキャスティングはアカンよね。ま、でもジョニー・デップの別人のような様相と演技は良かった。(クレインの結構失神したりして弱っちい所は原作の主人公と全く一緒だったりする。)でもまあ血がよう出る映画です。見終わった直後はスパゲティ食べれません。

Eye of the Beholderはかなり有名な同じ題名の本を元にしてるらしいけど、映画版はもう一言でいって最悪。主演のアシュリー・ジャッドは色々変装できて楽しかったやろうけど、私は個人的に嫌いなのでなんせ鬱陶しかった。ユアン・マクレガーが「Boxing Helena」のジュリアン・サンズ的にちょっとイカレてる役をしてるけど、なんかこれもパンチ弱し。時代錯誤な小物(セット他)はなかなか良いけど、下らん映画やと思った。レンタル代ももったいないかも。

最後のNever Been Kissedはここのところ「かわいい純粋な女の子」役が多いドルゥー・バリモア主演。彼女は25歳のシカゴの新聞編集者が高校に生徒として侵入し「今時の子供」をリポートする記者を演じている。最近のバリモア嬢はなんか好感がもてるこういう役ばっかり。それに最近は糸のようにガリガリ・ぺちゃんこのカリスタ・フロックハートみたいなのばっかりがハリウッドに多いから女の子らしい体型のドルゥーがかわいく見える。でも話は結構みてて目を閉じたくなるほど「つらい」シーンが多い。主人公のがり勉高校時代ののフラッシュバックは皆にいじめられたり、からかわれたりしてるものばっかり。究極のいじめは学校で一番人気の男のこにプロムに誘われた彼女がおめかしして玄関で待っているところにその彼がリムジンでもう一人の女の子と通りかかり、ドルゥー演じるジョシーに卵を投げつけるシーン。観客はこれを予想してるけど、ジョシーは完全にそれを期待してないので、彼女のリアクションを見るのが結構つらいかもしれない。でも結末はやっぱりハッピーエンドなのでカップルとかに受けそうな映画。この映画もうひとつ嬉しいのが私の好きなリーリー・ソビエスキーがこれまたがり勉Geek役で出てる事。彼女いつも思うけどヘレン・ハントそっくり!!!二人で姉妹か親子役をやってほしい!
 
 
 
最後にこのページをいじったのは2004年 3月10日。
 

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