1999年度のまとめ。
IMA最終課題
取手アートプロジェクトのドキュメント作成
各学生がそれぞれの課題への取り組みを本、ビデオ等の形でまとめました。
単にまとめるというわけではなく、これも作品のうちです。
個人的な感想として、しっかりした作品を作った人は
きちんとドキュメントをつくっていたように思います。
作家と しての自覚のある人ということですね。
1年間のまとめ
この一年のまとめのミーティングをしました。
そこで今後の先端の有り様がまたもや「模索」されました。
実際に決まっていることは
1:助教授が増える。
木幡、桂、古河、長谷部さんの4人です。
古河さんと長谷部さんには今年度も先端で教鞭をとって頂いていました。
( 古河・音楽、長谷部・身体芸術論)
アーティストだけだった今年の教授陣に
「 評論家」「同時通訳者」など様々なタイプの4人となります。
一体どうなるのか、期待は大です。
学生も目指す表現が多様化することでしょう。
2:教室移動
いままでは他の科と同じ校舎でしたが、さらなる迫害のもと(ウソ)
同じ校地内にある取手美術館を先端が使用 することになります。
コンピュータ室も移動です。
で、ますます他学科と疎遠になりそう。食堂での交流が不可欠。
あと、参考までに教授達が
<IMA BOOK MAP 2000>
というのを作成しました。
良いアーティストは沢山本を読んでいるということで。
ごく一部ですが挙げておきます。
ニューロマンサー
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(ウィリアム・ギブスン)
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反解釈
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(スーザン.ソンタグ)
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オリエンタリズム
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(E,W,サイード)
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アンチ・オイディプス
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(ジル・ドゥルーズ、フェリックス・ガタリ)
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創造の種
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(S、W、ホーキング)
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パサージュ論
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(ヴァルター・ベンヤミン)
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ノンセンス大全
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(高橋康也)
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森のバロック
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(中沢新一)
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写真論
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(スーザン・ソンタグ)
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これをよんだからといって単位をもらえるわけではないし、
偉いというわけではないのですが、少しは本を読めということなのでしょう。
ミーティングではもっと自主的な活動をしてほしい、
単位より自分に必要な授業を選べ、
「単位なんてとらなくてもちゃんと活動していれば卒業させてやる!」
とか、
「いや芸大の肩書きが欲しいといえばそんなのいくらでもくれてやる!」
など、教授達の学生といまいちすれ違いがちな気持ちがポロリ。
この1年は学生も教授 も本当に手探りでした。
学生は先端という言葉に押しつぶされそうになったり、
従来の科と違うことで、何がしたいのか分からなくなってしまったり。
でも結局言えるのは、悩んだにしろ楽しく過ごしたにしろ、
先端として1年が過 ぎてしまったわけで、
それなりに成長している筈だということ。
私としては先端の超個人主義は割と居心地がいいです。
というわけで今年はまあ準備段階だったとして、
来年度はまず自分の問題としてアート(に限らず)に取り組みたいです。
で、マチ子の先端第1年度、終わり!!
来年度もよろしく!!
新1年生の皆さん、仲良くしましょ。
取手でまってるよ!