「Dinosaur」の主人公たちはアリンコ映画「アンツ」の恐竜版のような設定でしたが、コンピュータ・グラフィックスで作られたリアルな恐竜達がみんな流暢な英語を喋るというのは、やっぱり違和感がありました。ストーリーの展開もわりとありきたりで、観ていてワクワクするようなことはありませんでした。
この映画が子供達をターゲットに制作されたのは間違いありません。(上映時間も子供向け映画お決まりの1時間半でした) しかし、その肝心の子供達が映画の途中で退屈しているのが雰囲気で判りました。途中で帰ってしまった家族連れも何組かいました。
私はコンピュータ・グラフィックスが好きなので、この映画のとても美しい映像は楽しむことができました。それでも私はこの映画は絶対にヒットしないと思います。どんなに映画を作る技術が優れていても、肝心のストーリーがつまらなければ面白い映画にはならないという、見本のような映画でした。