Lost in Space


特撮が息を飲むほど美しい映画でした。特に前半は見せ場の連続で、スペースジャンプを行った瞬間に宇宙船の乗組員が静止するシーンや、主人公の少年が自分の身体を動かしながらロボットを遠隔するシーンなど、印象的なシーンが沢山出てきました。
ところが、後半惑星に不時着したところから、タイムジャンプの話しが出てきたりして、話しがやたらにややこしくなり、しかも宇宙のシーンがほとんど無かったので、せっかく前半で盛り上げた雰囲気が盛り下がってしまいました。
特撮が素晴らしくて、出演者も魅力のある俳優を起用していますので、本当にもう少しシナリオが良ければ、いい映画になったはずですが。この辺が、この映画が大ヒットしなかった理由だと思います。おまけに上映時間は2時間10分で、ファミリー向けの映画としてはちょっと長すぎると思います。
ただし、映画全体を通して、特撮シーンの美しさはとびきりですので、SF映画が好きな人なら一見の価値はあります。


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