理科の実験で、色々な物質を水で薄めた経験は誰しもあるはず。
しかし水って化学記号だと H2O (小さい2の出し方がわからない)ですよね。
これって酸素と水素を物質に加えているって事にならないのでしょうか?。
ならないとしたらなぜなのでしょう?。
そういうのって最初に説明して
くれてもいいと思うのだけど、僕の小中学校の教師は、誰一人として
教えてくれませんでした。
どなたかご存知の方いらっしゃいません?。
ArctanX さんより寄せられた回答の一例です。
まず、酸素とか水素とか、物質は「原子」が集まってできた「分子」というものの集合です(一般的に)。
ここで、酸素原子を「○」、水素原子を「●」とします。
特殊な条件下(プラズマ状態とか)でない限り、酸素や水素は原子のままでは存在できないので、2つセットで「分子」として存在します。
酸素:○○
水素:●●
ここで、酸素と水素を1対2の割合で一つの容器に混合し、火花を散らせると、酸素と水素が反応し、水ができます。
○○+●●+●●→●○●+●○●
→の前後で「○」と「●」の個数の合計が同じであることに注意して下さい。
ここで、●○●は「水分子」であって、「酸素と水素を混ぜたもの」とは別物なんです。
で、さらに水分子は実際には
○
● ●
こんな感じでくっついています。で、さらに酸素原子○は−(マイナス)の電気を帯びていて、水素原子●は+(プラス)の電気を帯びています。
すると、水分子は
−
○
● ●
+ +
こんな感じに帯電しているわけです。したがって、水にモノを溶かすと、そのモノが+の電気を帯びていれば酸素原子○にくっつき、−の電気を帯びていれば水素原子●にくっつきます。
くっつくということは、「溶ける」ということです。
よって、そのモノがどちらの電気を帯びていても水は溶かすことができるわけです。
これが水は多くのモノを溶かしやすい理由です。
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本当の化学を専攻している人から見れば、かなりいい加減な説明ですが、大筋はこんな感じで合っていると思います。
参考になれば、幸いです。
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