僕からのちょっとした提案。


 その1

 今度の選挙くらいひどい選挙制度もないと思う。小選挙区で落選した候補者が 比例区で議員になるなど、やはり矛盾だと思う。もちろん他の先進国でも同様の 制度を採っている国がある事は知っている。だからといって、この制度がいいと いうことにはならないと思う。

 ここで僕からの提案。

 1っ目は、小選挙区制度は政党同士の政策の争いになると思っていたのに、そ うはならなかった。やはり地元に橋を作ってくれる人、道路を作ってくれる人、 そういう人に投票してしまう傾向があるようだ。しかしこの結果殆ど人の通らな い橋が出来たり、道ができたりしてしまう。そこで、その建造物に対する成功率 を調べるのはどうだろう。たとえば2車線の道路の全国の平均使用率を調べ、そ れを基準にして、それぞれの道がどれだけ役に立っているか計算し、その成功率 により、その地方への予算の配分を減らす、あるいは一定年数カットするくらい のきつい罰則を設けるのだ。もちろんそれには、多少の例外を認めるのはやぶさ かではない。どうしても必要なもの、例えば病院などは、基準を緩やかにする等 の配慮は必要だと思う。これにより、某代議士の地元のみ、だれも使わない、地 元の建設業者だけが儲かる公共事業を大幅に減らせるのでは、ひいては地元のみ しか目に入らない代議士は、そのうちにいらなくなるのではと思う。

 2っ目は、思い切って大選挙区制度に変える。その上、投票する人と、投票し たくない人の二人を用紙に記入する。これにより地元というものがなくなり、少 なくとも1っ目の問題がクリアされやすくなる。その代わり誰が立候補している かさえわからなくなる可能性もあるが、逆に言えば、国会でちゃんと働いている 人は、ニュースに登場するはずである(例えば今の菅厚生大臣のように)。その かわり、新聞やテレビ等のマスコミは、ある程度客観的に国会でちゃんと仕事を している人の報道をする。また、汚職等をしていた人も、報道する。

 もちろん全国会議員を比例区にするってのも、ある程度悪くはないとも思うが。


伊藤さんより頂いた感想です。


選挙制度のお話の感想です。

建物の成功率を調べるのはよいアイディアだと思います。
明らかに無駄な建造物がたくさんあると思うのですが、感覚的に そう思ってもそれを客観的に計るのが難しいのではないでしょうか。
成功率の測定方法に課題があると思います。
建造物以外で国民に貢献した人への考慮も必要と思います。

今回の選挙では投票に行かない無党派層を狙って政見放送もCMみたいなのに なっちゃいましたね。ぼくなんて毎回大笑いの連続でかなり楽しませて もらいました。
その上、誰だったかが、選挙に行った行かないを自動車免許更新時の優遇や ペナルティとして取り入れるなんて言っていました。
そんなことをするなら、GAMMAさんの言うような「投票したくない人」、 もしくは「マイナス1票」の制度を作った方が、投票所に足を運ぶ人が 増えると思います。

ただし選挙制度を決めるのも議員なのでこんなことぜったありえないと思います。

もんくばかりで、ちゃんとした意見とはいいがたいですが掲載は可です。


 その2

 とりあえず、選挙区を全国で大きく6っつ程度に区切る。これは、現在の 衆議院の比例区のブロックと同様で十分。この場合、議員は前5回立った 小選挙区の含まれるブロックからは立候補できない。落選した議員は同じ 選挙区から立候補しても構わない。これで、地盤という自縛から切り離される。 同様に2世議員の有利性も、かなり相殺されると思われる。
 つまりは、同じ地盤に4年以上いられないのだから、地元に公共工事を無理 矢理引っ張ってきても、自分自身の次の選挙にはそれほど有利になる材料だとは 思えなくなる。逆に国政での働きを、自分の持ち札にした方が有利となるのでは と思いたい。逆に落選議員も同様にどんどん変わらされては、手持ち札のない 彼らには、殆ど当選の目はなくなる。ということで、長年地元で地道な活動を しても構わないと言う、ハンデを与えてもよいと思われる。もちろん当選したら、 次回からは違う選挙区で戦う事になる。うまくゆけば、いまよりは政党という ものを重視するようになるのではと思う。比例区で当選し、すぐに離党するなど もっての外である。


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