平成10年10月24日、両国に飛来し初めてハッキリとその姿を晒したUFO。 幻想と疑惑の念を抱いていた民衆達の目には一体どのように映ったのだろうか? そしてUFOの搭乗員は、どんなメッセージを我々に残したのだろうか? 結局は多くの謎を残したまま、1万人の魂を乗せて発進してしまったが・・・。 |
その目的は、あくまで世界の平和。その証拠にUFOの搭乗員達は単一民族ではないのです。 様々な星からやってきた高度な技術とテクニックを持つ者達が、言葉のいらない外交芸術を駆使し世界平和の架け橋になる。あなたにもそれが理解できるでしょうか?? |
10月24日 午後5時17分頃〜 両国国技館 |
アントニオ猪木
登場
いきなり館内に猪木登場のアナウンス。あまりに唐突な出来事にざわめく国技館。
オイオイ、通路でのんびりタバコ吸ってる場合じゃないぞー。みんな自分の席へ走る走る。
本当に坊主頭になってる!そしてリングにはアントン・レスキューのお姉さん達がサツマイモを持って並んでいる。
マットの上には、でっかく「魂」の文字が書かれたシートが掛けられている。
まだ客席は2割も埋まってないのにいいのか?こんな事が始まっちゃって!
5才の男の子に音頭とらせて「だぁー!」もやっちゃったぞ。
いろいろと活動報告が・・・。さらに猪木は客席に向かって「何か質問はありませんか?」。質問だって言っているのに「喝を入れて下さい!」。「じゃぁ、上がって来い」!!続々とリング下に集まり出す猪木信者達。
まだ客席は2割も埋まってないのにいいの?こんな事が始まっちゃって・・・ホントに。
藤原組長・バトラーツ石川社長・時の人アレキサンダー大塚
登場
まだ客席は3割も埋まってないってのに、こんな豪華な顔ぶれによるトークショウが始まっちゃったぞ。
組長「猪木さん、なんで坊主になったんですか?」
猪木「切符が売れなかったからなんだ、ははは」
組長「全員坊主頭なのに、一人だけ違う奴がいる。誰かバリカン持ってないか?」
社長「そ、そんな無責任な事は言わないで下さい(^^;)」
猪木「アレキ・・・ん?何だっけ?世代が離れているから分からないんだよ」
大塚「僕は、東 三四郎に勝つのが目標です」
猪木「うふふふふ」
大塚「11月23日ここでロードウォリアーズと闘います」
大塚「11月23日ここでロードウォリアーズと闘います」
大塚「11月23日ここでロードウォリアーズと闘います」
組長「3回も言いやがって!」
社長「(#^.^#)」
猪木「まぁ、つまり格闘技の原点というか(・・・つづく)」
外人リングアナ登場
まだ客席は4割くらいなんだけど始まっちゃうのね?
オォー!客席の照明が全部落ちたぞ。やっぱ、こうじゃなきゃね。
しかし、この外人リングアナよく間違うねぇ。
ふぁーすと・ばとぉおおー!
日高郁人(バトラーツ)vs四代目タイガーマスク(みちのく)
僕、初めて観るんです。彼らの動くところ。つまり、試合。あ、でもタイガーは前にケーブルTVで見たかも。
2人ともU.F.O.グローブが似合うね。おお、投げる・蹴る・粘る。やるじゃん、2人とも。いい試合だったぁ。
さすが、プロレスラーだ!四代目タイガーの勝ち。
せかんど・ばとぉおおー!
ケビン・カー(マーク・ホール道場)vsビッグ・モータイ(黒崎健時道場
推薦、元クリス・ドールマン道場)
パンフの紹介文が、共にやたら短い2人。この試合だけ、U.F.O.キックボクシングルール。ところで、キックのルールが一切説明されていないんですけど。
試合は・・・逆行催眠でも記憶が蘇りませんでした。スミマセン。
ふぉーす・ばとぉおおー!(あれ?3試合目じゃないのか)
リー・ヤングガン(ハップン・ドーLA支部道場)vs村上一成(順道会館)
勢いがイイぞ、このリーさん。そして村上の登場だ!
こいつが村上かぁ。なかなかイイ体してるな。シューティングの選手みたいだ。
オオォ!リーさん、水面蹴りお見事!!カッコイイぞ〜〜。なかなかやるぞ、この人!
村上の腕ひしぎが決まった。・・・なかなかギブアップしないぞ、リーさん。ヤバいんじゃないか、腕?
結局、リーさんギブアップ。腕、死んだ模様です。でも、その闘魂は買うぞ。
この試合も良かったなぁ。なんかファンになってしまった感じ、2人とも。
しかしよくよくパンフを読むと、村上が小川と共にアメリカの道場荒らしに行った時に、この2人大乱闘になって村上が負けたそうじゃないか。なんでマスコミは、こんな面白いネタを記事にしないかなー。これ知ってたら、もっと試合前から期待感タップリで臨めたのによ。まったく、だからプロレスマスコミは駄目だって言うんだよ。
ふぉーす・ばとぉおおー!(今度こそ)
オーランド・ウィット(パンチジム)vsジェーソン・ブレス(マーク・ホール道場)
オーランド・ウィットって、K−1で結構イイ成績を残してる人なんですね。
ううーん、また思い出せない・・・。
15分間の休憩です
パンフの方には「10分」って書いてありますけど。
確かに、少し時間を置かないとこのペースで行ったら8時前に全試合終わっちゃうんじゃないか?
いつの間にか客席は8割程度埋まっているみたい。
ここで頂いたメッセージを一つだけ紹介します
あ、クリントン大統領からってやつか?ホワイトハウスからだっけ?どっちでもいいや、さすが猪木。
・・・なんだアリからか。
2度目の「だぁー!」
イノキ・ボンバ・イ・エに乗って猪木再登場。4・4以来の「猪木コール」。
これからが本番かな?
ふぃふす・ばとぉおおー!
ケビン・ローズイヤー(WKA?)vs初代タイガーマスク(UFO)
この名前、聞いた事があるような・・・おお、ドン・ナカヤ・ニールセンに勝った奴じゃん。第一回アルティメットにも出てるんだ。
身長193cm・体重120kg??佐山とエライ差があるんじゃないの?
見ててなんか、アンドレ・ザ・ジャイアントと星野勘太郎の試合を思い出してしまった。(そんなのあったっけ?)
ダウンは喫したものの、初代タイガーの勝ち。
しっくす・ばとぉおおー!
ジョー・チャールズ(?)vsマーク・ホール(マーク・ホール道場)
入場時から荒れている大型黒人ファイター、ジョー。ケビン・ローズイヤーに勝ち、ダン・スバーンに負けている。さらにスコット・ビーザックに勝ち、オレッグ・タクタロフに負けている。UFC−Jにも出場したらしい。
対するは北尾を倒した男、マーク・ホール。なんか、ドン・フライに3回負けているそうです。キングダムにも来て、佐野や山健にも負けたのかな?強いのか弱いのか分からない実績を持つ2人の対決。
やたらマーク・ホールの前蹴りがヒットする。しかしジョー、体型に似合わぬ浴びせ蹴りを連発。その都度、客席も大いに沸く。が、バテバテで戦意喪失。試合放棄。あまりの情けない結果にマーク・ホールも怒る。門下生2人が情けない試合して、自分の試合もこれじゃあ怒るわな、そりゃ。
そういえば、レフェリーはアリ推薦の元WBC世界ヘビー級チャンピオン、スコット・レドークス。なんか、ただ立っているだけのような気が・・・。
すぅえべんす・ばとぉおおー!
ブライアン・ジョンストン(CLUB245)vsジェラルド・ゴルドー(カマクラジム)
前の試合で一気に観客のボルテージが下がってしまったので、ここはお馴染みの2人に期待をかけてます。なんとか盛り返してくれぇ、頼む。ってな状況でお馴染みのジョンストンのテーマ曲。「鎌倉」を掲げてゴルドー。
ゴルドーは相変わらず不気味です。ゆら〜〜り。
サミング!またサミング!そう、今日はノールールマッチなんですよね。でもヤバいでしょ、さすがに。
ジョンストンのセコンドがリング内に。負けじとゴルドーのセコンド、イゴール・メインダートも中に。
抗議しております、ジョンストン。しかし、レフェリーはスコット・レドークス。何もしません。
「島田がやれ!」との声も。
ジョンストンのセコンド、メインダートにタックル。・・・この人、なんか見た事あるんだけど名前が思い出せないなぁ。誰だっけ?と思っている内に大乱闘。新日でもよく見られた光景です。
カンカンカンカンカン。ノーコンテストです、との事です。期せずして湧き起こる猪木コール。
ま、みなさん文句言ってるみたいですがこの裁定は問題ないんじゃないでしょうか?双方のセコンドがリング内で大乱闘しちゃったんだから、ノーコンテストでしょ。やっぱ。ただ、目潰しに抗議するジョンストンは間違ってます。今日だけは。ノールールマッチなんだし。
あ、そう言えば今日の外人選手の試合でセコンドが付いたのって初めてでは?
セコンド、せめて一人くらいつけないと可哀想ですよ。リー・ヤングガンだって腕死んでるのに誰も手助けしてくれないから起き上がるの大変だったし。他の試合でもKOかなんかされても誰も肩貸してくれる人さえいなくて。なんとか考えとかないといけないのでは?新日の異種格闘技戦でもそうだけどね。あれ、可哀想だよ。
ん?ジョンストンのセコンドって、もしかしてデイブ・ベネトゥー?違うかな?
とにかく、「タッグでやれ!」との声も。それも良いですね。
混乱のうちにリング下でゴルドーがマイクを持ってなにやらアピール。何語だったのかな、聞き取れず。
続いてジョンストンもマイクで一言ガナる。本部席の人の胸ぐら掴んで通訳させた。「目潰し、汚いじゃないか!」
だから、ノールールマッチだってのに、知らなかったのかな。
花道を戻ったゴルドー軍団にジョンストンが突っかかる。こういう乱闘は、個人的に大好きです。
でも、この試合で事実上ノールールマッチっていうのが無理だというのが分かりました。
ふぁいなる・ばとぉおおー!
ドン・フライ(CLUB245)vs小川直也(UFO)
小川ぁー、とにかく頼むぞー。このままではマズい、ヤバい。ビシっと締めてくれないと非常に危険です。
しかし相手はドン・フライ。ひょっとするとひょっとする?暴動の雰囲気?
でも、あのドン・フライのテーマ曲で場の雰囲気は一転。さらに久々に聴く小川のテーマ曲。なかなかいいね、この曲も。非常に小川に合っていると思う。
小川、柔道着を着てるぞ。いい顔してる。期待できるかも。
リングイン。フライいきなり襲い掛かる。島田レフェリー、ゴング要請。試合開始。なんかプロレス的だなぁ。
殴る。小川下になり、上体はエプロンへ。セコンド、柔道着を脱がしにかかる。小川、場外へ。完全に道着を脱ぐ。下には黒のショートタイツ。なんだ、別に柔道着で試合するつもりじゃなかったんだ。
うおお、投げた!見事。豪快でキレイ。さすが柔道世界一。続いて竜巻谷落とし(?)。
そして、バックドロップ。(ジャーマンじゃないよねぇ、あれは)
よーし、次はSTO行け!それでキレイに勝とうぜ。納得できるからさ。
しかし相手はフライ。そう簡単には行かない。けどフライ、投げを失敗。小川、そのまま首に巻き付いてスリーパー。試合終了。勝った。よしっ。でも、でもたぶんきっと・・・。
ほら、ほら起き上がってきた。全然元気じゃねぇか、フライ。ダメじゃん、これじゃ。
でも、いつものマウントからパンチ連打でフライの「結局勝ち」・・・とはならず。小川は場外に逃げてガッツポーズ。さっさと引き揚げる。フライ、今度は立会人の猪木に何やらまくしたてる。猪木、挑発に乗らず。
うううううーーん。
なんと言うか、なんか物凄く中途半端な感じで旗揚げ戦は終わってしまいました。
次回は大阪
大阪かぁ。行けないなー。確かに今日は中途半端な感じだった。けど、次も観に行きたいと思ったぞ。
一番印象に残ったのは、最初の
日高vs四代目タイガーだった。次に、リー・ヤングガンvs村上。そして、ジョンストンvsゴルドー(試合後の乱闘含む)。そして、小川の投げ。
大阪では誰が出るのか分からないが、たぶん結構面白くなるんじゃないかと思うよ。日高vs四代目タイガーや、リー・ヤングガンvs村上みたいな試合だったら絶対観てて面白いと思う。不安なのは、マーク・ホール道場系。いや、マーク・ホールは悪くなかったんだけど結果として彼らが絡んだ試合は全部ヤバい試合だったから。ヘタすると、全試合ああいうのになっちゃう可能性もある。その辺が格闘技系の怖いところだよね。・・・カ・シンや藤田の参加は無いのかなぁ。
1998年10月26日 |
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