大雪が降った日に二人は
子供みたいに喜んで
走り回ってユキダルマつくった。
その子はなんだか不細工で
でも愛らしく
ふと貴方を思い出した
貴方に似せたわけでもないのに
似てしまったユキダルマと
自分がひどくコッケイで
隣ではしゃぐ彼の顔が見れなかった
忘れたと思っていたし
今はこの人が好きなのに
雪を見ると ついね
思い出してしまうわ
貴方との思い出は
あの日ユキダルマと一緒に
消えた筈だったのよ