台中

年間の平均気温22.4度、四季を通じて気候が温和な台中市は台北、高雄につぐ台湾第三の都市で、商工業の発展に加え、市民の盛んの文化活動やあふれる人情味、美しい風景など国際都市に必要な数々の条件を持ち合わせています。

台中市は約300年の発展の歴史がありますが、これについては台中市政資料館で中国語で書かれた台中発展史や中国語と英語のパンフレットが閲覧できます。

台中市政資料館 台中史民権路97号 電話:(04)220-8481

開放時間: 08:30-11:30:14:00-17:00C

ギネス博物館

世界初の室内展示場と屋外テーマパークを備えたギネス記録博物館です。イギリスのブレイン&ウォーリーデザイン社が設計を担当、人文、動物、地学、スポーツなどの分野に分かれたテーマ館、各種の記録に関する映画を上映する世界映画館、ギネス記録保持者の実演が見学できるギネス実演館があります。また、屋外のテーマパークには児童遊楽区、ギネス記録図書館、その場でギネス記録の更新にチャレンジできるアジア登録センターもあります。

台中市朝富路77号 電話:(04)259-7123

開放時間:08:00-17:30 年中無休 入場料: 大人280元 , 子供 250元

 

彰化

「台湾の穀倉地帯」の別名をもつ彰化は東南北の三方を山々に囲まれ、西側を台湾海峡に臨むロケーションにあります。年中を通して気候が温和で、雨量も適量なため、農業が発展しており、中でも花の栽培は特に有名です。

彰化はかつて原住民の言葉で「半線」と呼ばれていましたが、清朝雍正帝(1723-1736)の時代に大陸の福建省から多くの人が鹿港一体に移住し繁栄した後、「彰化」と名付けられました。

彰化大仏

八卦山風景区の中でひときわ目立つのが高さ21.6メートルの彰化大仏です。前方には大仏を守るように2頭の獅子の石像が置かれています。

左側には水族館が、後方には大仏殿があり、さらに大仏殿の後方には二つの8階建ての塔が立っています。この搭からは彰化市内を見渡すことができます。

孔廟

1726年創建の台湾一級古跡で、主殿「大成殿」の彫刻が美しいことで有名です。ここには蒋経国前大統領の言葉「道貫古今」、清朝乾隆帝の言葉「與天地参」が掛けられた孔子の像やその弟子たちの位牌が奉られています。

彰化市孔門路6号

大肚渓口 (バードウォッチング)

大肚渓口は台湾を代表するバードウォッチングスポットで、台湾中部最大の水鳥生息区としても知られています。24種類の指定保護鳥が生息しており、国際自然資源保育連盟からはアジアの中の重要地帯地域に挙げられています。毎年12月から4月にはシギやチドリが、4月から7月にはツバメやカモメが多く見られます。ここでは10月から翌年の5月にかけての朝夕がバードウォッチングに最適で、多くの人が訪れます。

高速道路王田インター下車、大肚に向かって17号省道を行くと堤防のあるバードウォッチングエリアに着きます。

古都鹿港

彰化の西方、台湾海峡を臨む鹿港は海上交通が便利だったことから、台湾でもっとも早く発展を遂げた町です。龍山寺、天后宮、文祠をはじめ、オランダ人が統治していた頃の古跡が町のあちこちに見られます。詳しくはパンフレット「鹿港文化の旅」をご覧ください。

特産品と夜市

台中:一心豆腐干、太陽餅、檸檬酥、鳳梨酥、台中肉圓 中華路夜市、忠孝路夜市夜市

彰化:彰化肉圓、小月餅

南投:米粉(ビーフン)、紅茶

 

南投

台湾で唯一海に面していない南投県は台湾の中央に位置することから、しばしば「台湾の心臓」と呼ばれています。

面積は410平方キロメートル、山が多く平地が少ないのが特徴で、素朴な香の漂う埔里、水里、集集といった街や緑の自然あふれる渓頭・杉林森林レジャー区、日月潭、九族文化村などの観光スポットがあります。

 

渓頭・杉林森林レジャー区

渓頭森林レジャー区は鹿谷郷の鳳凰山(1150m)に位置する台湾大学農学部の実験林で、2500ヘクタールの敷地内に多くの柳スギや台湾スギが植えられており、バードウォッチングや森林浴が楽しめます。このほか、区内には神木と呼ばれる樹齢二千年を超える老樹や美しい大学池、イチョウ林、標本園などもあります。

杉林森林レジャー区は、渓頭から阿里山に向かうハイキングコースの途中にあり、区内には流龍頭、相映坂、石井磯、青龍滝、松滝岩、天地眼などの観光スポットがあります。

 

日月潭と九族文化村

台湾最大の天然湖で、太陽の形をした日潭と三日月の形をした月潭からなるため、日月潭と呼ばれています。湖の周辺には、文武廟、孔雀園、徳化社、玄奘寺、慈恩搭などの観光スポットがあります。近くに住む原住民・倦ーの豊年祭りには多くの人が見物に訪れます。

開放時間:6:30-18:30 入場料 50元

九族文化村は台湾に生活する九つの原住民の部落をそれぞれ再現したテーマパークで、原住民のもつ伝統技術ら民俗舞踊が鑑賞できます。このほか、噴水ショー広場を備えたヨーロッパ宮廷式花園や遊園地もあります。

開放時間:7:30-17:30 入場料:500元 Tel:(049)895361

 

中部横断道路

中部横断道路はアジアでも最も美しい山岳ハイウエイのひつつで、台中の東勢から花蓮の太魯閣渓谷を結んでいる。雲海を懐に抱いた険しい峡谷や、霧に煙る丘、星がきらめく夜空や神々しい日の出そして原生林の散歩など、この道はその美しい色々な表情を見せてくれる。全長200キロ、車だったら6時間もあれば走り抜けてしまうこの道を、ゆっくり歩いてみるのはどうだろうか。宜蘭と霧社からもこの公路にでる道があり、両者ともその景観には甲乙つけがたい。

 

谷関

東勢を出て訳30キロ、中横公路の最初のポイントは温泉郷・谷関です。谷をはさんで険しい崖がそそり立ち、そのわずかな空間に温泉ホテルや土産物店が林立しています。地勢があたかも渓谷の関所を形成しているところからこの名があるといいます。龍谷天然有楽園内には高さ80mの滝があります。

 

梨山

台中県に位置する梨山は海抜2,000メートルに位置し、中部横断道路宜蘭支線の最終点である。リンゴ、梨、桃などの果実園が雄大な風景に色を添えている。

交通:台中から花蓮行き又は梨山行きのバスが便利。

 

合歓山

南頭県にある合歓山は台中市から車で5時間ほど。毎年1〜2月には周辺の山は雪に覆われ、台湾でもっともポピュラーな雪見の名所になっている。一年中ハイキングやロッククライミングも楽しめる。標高は3000メートルを越えるため、冬季には冬山の装備が必要。合歓山頂上にはロッジもあり、松雪楼は宿泊可。

 

日月潭

緑深い山に囲まれエメラルドの水をたたえた日月潭はハネムーンのメッカとして知られている。眼下に日月潭を一望できる文武廟(文神の孔子、武神の関羽を祭る)、孔雀園、胡蝶館、先住民の村、ハイキングコース、慈恩塔からの眺めなど見どころ充分。

 

阿里山

阿里山は標高2,000m、嘉義から車で約2時間のところに位置している。いたる所に桜の木が見られ、春には花見客で賑わう。5〜6月になると色々な野鳥が集まり、阿里山は手軽に登れる高山としては台湾随一の美しい風景を誇っている。特に雲海からの御来光は絶景で、それを見るために訪れる観光客も多い。

阿里山への道は嘉義から始まる。山腹を横切って阿里山へ続く道の途中には先住民の集落が点々としている。麓から終点まで沿道には飽きることがない風景が展開する。また、嘉義からは阿里山森林鉄道も運行されている。手を伸ばせば、木々に手が届くようなコースを登っていくミニトレインはいつも満席の盛況である。阿里山から渓頭まではハイキングルートも通じている。きわどい崖っぷちのあるこのコースはハイカーに人気のコースである。

 

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