6月11日(水)
タンペレ通信に戻る
(日本人?)
大学の食堂で日本人?学生を見かけた。今日は、打ち合わせを兼ねて早めに昼食に出かけた(どちらかというと、私がプログラムコードと格闘の最中だったので、そっとしておいてくれた気もするが)マラさんと別れ、一人の昼食となった。テラスへの入り口近くの2人がけテーブルで、今日はポークカツレツと表現するのが一番近いメニューをこなしていると、2つ向こうのテーブルに座っている男子学生が日本人に見えた。国外にいると、東洋人の中からかなりの確率で日本人を識別できる。
間違っていないと思ったが、相手が若者だけに声をかけるほどまでの気は起こらない。先程のプログラムが気に掛り、彼のことは忘れて食事をしていると、食事を終えた彼がたぶんフィンランド人の同僚と一緒に私のテーブルの横を歩いて行った。間近で目が合ったとき目礼をされた様な気がしたのだが、タンペレ工大に日本人学生がいるのだろうか?
(日本人!)
帰宅すると、隣の棟に日本人女性が住んでいると言われた。Midori Parmonen (みどりさんと呼ぶことにします)と称するその女性は、ノキアの技術者である Juha-Matti Parmonen (ユハ)さんと結婚され、半年前からフィンランドに住んでいるとのことである。現在は、午後、タンペレ大学のフィンランド語集中コースで学ぶため、ユハさんが半日休暇を取って生後4ヵ月のさくらちゃんの世話をしているのだそうだ。家内と子供たちが会ったのは、ユハさんとさくらちゃんで、智がアパートのベランダから「おかあさーん」と呼んでいたのを聞いて、日本人だと確信し、声をかけてきたのだそうだ。
我々のことは、今までもヘルバンタのいろいろな場所で見かけたが、話声を聞けなかったとのこと。ユハさんと家内は英語と日本語のちゃんぽんで話をしたそうな。
夕方、ユハさんから聞いた電話番号に電話した家内は、日本語で話をしていたから、みどりさんと話をしていたのであろう。年代が少しずれる(彼等のほうがかなり若い)が、身近に日本語の話せる知り合いができるのは、助かる。
家内の求めに応じて、タンペレ中央広場ケスクストリ近くのスポーツショップへ中古の自転車を買いに行った。女性用5段変速の中古車で550マルッカである。わが家の自転車の中では最高価格の高級車ということになる。これで自転車が4台揃い、今週末は近郊へサイクリングに出かけられそうである(素子は、大人の自転車の子供席ということになろうが)。行きはバスであったが、帰りは自転車に乗らざるを得ず、ケスクストリからヘルバンタまで自転車をこいだ。
前半は緩やかな下り坂で快調であったが、ハイウエイを越えた辺りからは例によって上り坂になる。けっこうハードであるが、多くのフィンランド人(ヘルバンタから下ってくる人のほうが多かったが)が自転車で移動している。半分以上はスポーツ車で形の良いヘルメットをかぶっている。郊外の自転車道も整備されているし、フィンランド人は自転車好きのようである。
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