7月16日(水)

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ハッチバックの鍵

 ウノの怪音は治まってしまい修理を要求できないので、ハッチバックの鍵を修理した(というよりは、鍵の周りのケースの交換により完治した)。いままで、自転車のチェーン錠で内側から扉をしばり、開かないようにしていたのは必要なくなった。鍵をかけるとハッチバックは他の扉と同様にロックされるのである。信じられないようだが事実である。ちなみに、交換料も信じられない値段である(交換部品200マルッカに対して交換手数料420マルッカである。交換自体はあっという間であろう。たぶん、メカニックの手数料よりも、威厳を持って請求書/領収書にハンコを押してくれたホワイトカラーの人件費の方が高いのであろう。)そもそも、ハッチバックの鍵を直そうと思いついたのが間違いのような気がするが、まあ、いいか。
 修理は30分で終わる2階でコーヒーでも飲んでこいとチケットをもらった。上がって見ると食堂で昼食も(日変わり定食だけだが)提供している。大学に戻るのは1時半頃だから、ここで昼ご飯を済ましておけば丁度良いと昼食を注文した。食堂のおばさんは全く私の言葉を理解しないが「今日はカラ(魚)だがよいか?」てなことを聞いているようである。もちろん歓迎だと身振りで答え、昼食にありついた。盛りは多くない(それでも日本なら、少し多め?)が、味付けは悪くない。これで27マルッカであるから、(ケバブの店以外の)町中で食べることを思えば10マルッカ分くらいは稼げたかもしれない。コーヒー一杯5マルッカと表示されていたから、15マルッカは取り戻せたかもしれない(このような考え自体が情けないかもしれんが)。それにしても、食堂のおばさんの自信を持った接客態度は流石である。笑顔も頼もしい。小さなことで一喜一憂していることが、あほらしくなる。おかげで気持ちよく帰れたと言える。
 ハッチバックが閉まるようになると、今度はルオベシで復活したはずの燃料計が元に戻ってしまった。久々に給油をしたのに、燃料計の針が1/2を越えようとしないのである。さっそく、走行距離をノートにメモし、次の給油時期を予測することにした。間違っても、ディーラーで直そうなどと考えてはいけない。

(タミヤのプラモデル)

 少し前の話になるが、玩具売り場で日本製品を見つけた。ファコンではない。フィンランドでは、ファコンはおもちゃ売り場ではなく、電器店で売っているようである。玩具売り場で見つけたのは、懐かしいタミヤのプラモデルである。戦闘機や戦車(もちろん日本の戦車では無く欧州の戦車)が主であったがプラモデル売り場の半分程度を占めている。箱は古そうなので、それほど人気があるとは考えにくいが、タミヤの製品は日本でも品質の高さで定評があるから、売れているのかもしれない。ソコス百貨店だけでなく、郊外スーパーの売り場にもあった(こちらには長谷川の製品もあった)。但し、価格はソコスで日本の定価の三倍、スーパーでも二倍強である。高すぎて売れないだろうな。


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