7月22日(火)
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(ビーチ)
土曜日にカウカ湖に行った余勢をかって、日曜日にはアパートから歩いて10分のスオリ湖のビーチに出かけた。ヘルバンタに来た当初、沈まない太陽に誘われて散歩に出かけ、湖の水の冷たいことに驚き、そこに砂浜、飛び込み台、更衣室(日本の海水浴場にある海の家みたいな建物)などを見て、水浴場になっていることに、さらに驚いた記憶がある。その後、子供達がスポーツ教室で、この湖で泳いだことを聞かされて、本当に水浴場として使われていることを確認したのであるが、この日、ようやく自分で確認したのである。
ビーチ周辺には、子供の遊具や芝生の広場もあり、水泳とは全く無関係そうに(少なくとも見える)日光浴に専念している人々も多い。日光浴している人々も当然水着姿である。中には、相当期間陽光下で寝そべらなければ不可能なほど日焼けしたおじさんも寝ている(この人、我々が居た4時間の間、一度も座ったり立ち上がったりせず、徹底して背中を焼いていた)。水の中に入っているのは圧倒的に子供が多い。小さい子供達がビーチで歓声を上げ、少し大きい子供達は、木製の桟橋やその上に取り付けられた飛び込み台から、飛び込みを繰り返す。
スオリ湖の水は透明度が低く、繁殖する藻のせいか水の味も口に残る。おかげで、本来の水の色である茶色は目立たない。とにかく、土曜日のカウカ湖に比べた水質の違いは顕著である。地図で確認すると、流れの最上流に位置するカウカ湖に対し、スオリ湖は上流に合わせて10倍ほどの面積のサルキ湖、ラハデス湖を持っている。やはり上流の湖の方が水がきれいなのであろう。
それでも、ビニールボートを漕ぐには丁度良い広さである。湖は細長く、ほとんどの場所は幅が100mくらいしかない。何処でボートが動かなくなっても、最悪、自力で岸まで戻るのは難しくない。しかも、周りが背の高い森林で覆われているせいか、全く風がない。気温も30℃まで上昇、太陽光は肌を刺すように強い(日本に降り注ぐ光よりも、短波長の紫外線が多く含まれているのかもしれない)が、暑いという感じはない。
(夏休み)
今週は研究室に誰もいない。同室のマラさん他主要メンバーは、共同研究先のエストニアに出張中だし、秘書のリーッタさん、頼りのタイストさんは夏休みである。智が参加しているサッカーチームも夏休みで不参加者が多く複数チームの合同練習だと聞いた(実際には、智のチームに限ってほぼ全員が揃っていたように思うが)。午後、ファイルのバックアップだと言って、夏休み中研究室で働いている学部の学生(新しい研究室のホームページをデザインしている)が、部屋に来てくれた他は廊下に人気もない。少々寂しい限りである。わが家も智の新学期(8月12日から)の前に休暇を取ろうと思っている(7月31日〜8月8日は、このページもお休みとさせていただきます)が、どうも他の人々とはずれてしまったようだ。
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