12月24日(水)
December 24th (Wed), タンペレ通信に
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(カゼ)
来フィン後、初めてカゼを引いてしまった。月曜日の夕方には熱も出てきたようで頭がガンガンする。豊田高専に勤めるようになってからも、二年に一回くらいの頻度で、この時期に熱を出して寝込んでいる。当人は、「過労かな?」と思っているのだが、家内にいわせると「運動不足でしょ。」ということになる。客観的に見ると、ただのカゼだろう。幸い、熱は一晩で下がり、頭痛は去ったが、調子は回復していない。病気になったとき、家族と一緒に来ていることは極めて心強い(単身だと、心細いだろうなと思う)。なにしろ、家族のメンバーのうち、寝込んだとき、家庭生活に最も影響の少ないのは父ちゃんですから。というわけで、今回は、あまり記事が書けませんでした。フィンランドのクリスマスの様子については、次回以降に、ぼちぼちと、報告いたします。
フィンランドでは、クリスマス・イヴの24日が日本の大晦日、25日から週末にかけてのクリスマス休暇が日本の正月3が日に相当するようです。日本とは約1週間の時差があると考えたら分かりやすいでしょうか?私は、仕事の区切りがつかないため、今週一杯は働く予定ですが、キャンパスはいたって静かです。
(静かなキャンパス) (白い木々)
(クリスマス商戦)
12月(というよりクリスマス準備の時期)は特別なシーズンのようで、いつもは閉店の日曜日にもデパートやスーパーが開いていたりする。家内がみどりさんから聞いたところでは、フィンランドの子供達は、普段、たとえ誕生日だったりしても、あまり物を買ってもらっていないが、クリスマスプレゼントだけは凄いとのこと。大小取り混ぜて一人20個もプレゼントをもらうのだという。しかも、この国はサンタクロースの本場である。イブにはサンタクロースに扮したサンタの使いがそこら中に出没し、子供達に直接プレゼントを手渡すのだそうだ。
この時期、テレビのコマーシャルも、チラシ広告も年に一回の正念場と、気合いを入れて宣伝合戦を繰り広げる。中でも、タンペレに複数の店舗を持つスポーツショップのテレビコマーシャルは絶品で、そのセンスの無さ、というか、感覚の違いというか、思わず、「こんなのがでコマーシャルになるのか」と一人ごとをつぶやいてしまうものである。地元のスーパーさえ、コマーシャルを打つほどで、テレビの放送時間に占めるコマーシャルの時間が長い。特に番組の放送時間が長いニュースなどは、15分間の放送時間の最初と最後に長いコマーシャルが入るので、実質の放送時間は10分もないかもしれない。もしかして、この時期にはコマーシャルの時間がさらに増えて、番組の時間とコマーシャルの時間が同じくらいになっているのではないかと思えてしまう。
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