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日本語学校も今日でいよいよ前期最後の日なので、日本語教師の研修会でもらって
きたアイデアの「学習運動会」というのを初めてやってみることにしました。
「ウンドーカイ」ということばは毎年日伯協会でやってる伝統的な運動会で
なじみがあるので、こどもたちはすっかりそういうもんだとおもっていたらしい。
「せんせいー、綱引きは16人でどうやるのー?」
なんてきいてくる子がいた。
とにかく、走ったり遊んだりしたなら日本語を覚えるプログラムなんだけど、
問題を考えるのがたいへん。しっかり2週間とられました。
今、近くの町パリンチンスでは「アマゾンのカーニバル」ともいえる
牛祭りをやっているのに、そのテレビ中継も見れなかったなぁ。
いつも教室ではよく覚えている子も、競争で焦るとあたまがまっしろに
なっちゃうみたいで、つくえのまわりを地団駄ふみながらかけまわったり
してる。
心配性の子はまだずうっと先のプログラムについてせんせいー、あのときは
どうするのこうするの、と聞いてくるし、1位になった子はうれしいから、
どうして自分がその問題ができたのかすごい剣幕ではなしてくれるし、
できなかった子はブウたれてくるし。
はぁ〜、小学校で40人クラスなんて(今でもあるのかな)うけもってる
先生を尊敬するよ。
まあ、大きい子が手伝ってくれたりしたので助かりました。
なんだかんだでプログラム終了、あとはお決まりのフェスチーニャでケーキを
食べておしまい。
がんばってたくさん点を取っていい賞品をもらった子は後期もっと頑張るだろうし、
お母さんも見てるのにちっともできなかった子は…頑張るようになってくれたら
いいな。期待。
みんなが帰り、嵐のあとの静けさ。
暗くなって電気をつけた教室で同僚の先生とお疲れ会をしました。
「ふぅ。終わりましたねェ…」
「そうねェ…。終わるもんなのねぇ…。はぁ。」
そう、終わるもんなのです。
たいへんなことも、楽しいことも。