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日々の記録 1999年8月


過去の記録目次



1999年8月25日 水曜日

こっちのサッカー専門雑誌「PLACAR」を見ていたら、今、フラメンゴにいるロマーリオが7月27日の試合で生涯通算600ゴールを決めたみたいです。で、生涯通算ゴールの記録が載ってました。やっぱ一位はペレでダントツの1281ゴール。二位がジーコの686ゴール。三位がロベルト・ダイナマイトの660ゴールです。現役ではロマーリオが最高で、ベベートが506ゴールで十位に入っていました。ペレはすごいっすね。二位のジーコの倍近いゴール数です。NHLのグレツキーや、NBAのジョーダンどころじゃないすごさですね。その上、彼は酒を飲まないし、タバコも吸わないし、麻薬もやらないし、女性スキャンダルもない・・・まさに聖人君子のような人です。

それからもうひとつ面白いデータがありました。ブラジルサッカーの貿易収支みたいなものです。1998年12月1日から1999年7月2日の間でブラジル選手がもっともたくさん活躍している国第一位はなんと日本で22人でした。二位はスペインとポルトガルで21人です。逆にブラジルで活躍している数の多い外国人はポルトガルで45人。そして第二位が我が日本!13人です。三位はギリシアで12人。こうしてみると、日本とブラジルのサッカーのつながりって深いんですね。

そういえば日本人ではないんですが、日系人選手があのサン・パウロFCに入りましたね。今年のサン・パウロリーグのベストイレブンの新人部門にも選ばれていたので活躍が期待されます。



1999年8月24日 火曜日

今日、サンパウロ新聞を見ていたら、アマゾンの河口にあるベレーンの南のトメアス移住地で移住70周年を祝う記事がありました。トメアスは日系人の集団移住地として有名で、一時はコショウ栽培で一躍その名を轟かせました。その後、いったんコショウ相場の下落で苦しい状況に陥りましたが、近年持ち直しているみたいです。で、そこの70周年記念イベントのひとつがゴルフ大会。しかも会場はトメアスカントリークラブ。僕も日本にいた頃はアマゾンって密林ばっかと思ってましたが、なんとゴルフコースもあるみたいですね。そして北ブラジル各地の日系人ゴルフクラブの面々が日頃の腕前を競ったそうです。ただ、要所要所に密林が残る難コースと書いてあったので、なんとなく「プロゴルファー猿」の世界を想像しています。日本ではどこにでもある記事ですが、アマゾンなだけに注目しちゃいました。



1999年8月23日 月曜日

今日、メーリングリストでお世話になっている人が亡くなりました。旅先のアフリカで罹患した風土病が原因らしいです。まわりで人が亡くなるたびに、自分の存在というものを考えてしまいます。

とくに知った人が亡くなった場合は強く感じるんですが、やっぱりその人とは違う世界に生きていたんだなぁという気がします。生きているときはお互いに共有するものがあり、一緒に笑ったりすることや、一緒に酒を飲んだりすることがあるんですが、死んでしまうとそんなことはありません。その人たちの世界は終わっちゃうわけです。でも自分の世界は終わりません。その人たちにとって1999年8月23日は永遠に来ないけど、僕には来ます。

当たり前といえば当たり前のことですが、それを実感するとき今まで絶対と思っていた「世界の存在」というものに自信がなくなります。死を考えないときは誰にとってもこの世界は存在する共有財産だ!と思ってしまうけど、それは本当じゃないんですよね。この世界は僕が生きている間だけ体験できる僕だけの世界なんですよね。そうやって考えていくと何が何だか分からなくなりますが、今のところ結局この世界はみんなのものではなく自分だけの(というと語弊があるならば自分の感覚だけの)ものなんだろうなぁと、そして友人達はそのなかの登場人物にすぎないんだろうなぁと感じます。そうするとみんなと遠く離れてしまった気がして寂しくなります。そして僕を残していった人達に「バカヤロー僕を残していくなよー!!」と思ってしまいます。



1999年8月22日 日曜日

今日は朝から生徒達とフェイラに行きました。ブラジル特産の果物の写真などたくさん撮ったのでそのうち紹介するでしょう。で、その後生徒の家にいって買ってきた果物の試食(彼らは毎日食べてるけど)。親の出稼ぎで日本の学校に行っていた生徒とじっくりと日本の学校や日本の生活の話など聞きました。この欄で書くにはもったいないぐらいおもしろかったのでもうちょっと詳しくレポートしてまとめてみようかなと思ってます。ひとつだけ書くと、「日本にはお墓が多いのでこわい。」とのことです。こっちではお墓は大きな墓地にまとめてあるんですが、確かに日本の田舎では田んぼの中なんかに忽然と古いお墓が現れたりしますね。



1999年8月21日 土曜日

本日はお寺の盆踊り。日本と同じで8月は盆踊り月間。毎週各地の日系移住地で盆踊りが開かれます。そして来週はアラサツーバでブラジル日系社会最大と言われる盆踊り大会。数千人規模でやるみたいです。でも僕は行きません。友人をイグアスに連れていくという楽しい任務があるからです。盆踊りはまたあるけど友人はいつ来るか分からないですからね。



1999年8月20日 金曜日

結局この日曜日は運動会にも行かず、学習発表会の準備。生徒達には「長靴をはいた猫」をやってもらうというかやらせることにしました。その演技指導や舞台でのダンスを考えないといけません。こっちのほうが運動会よりも大変っす。これからしばらくはまともな先生業務をやらないといけないっす。よって更新頻度が落ちると思いますが、まあ、それもいいでしょう。



1999年8月19日 木曜日

ここ二日ばかり疲れがたまっていたのか夜9時前には寝る日々が続いて更新さぼりました。その分今日は元気に旅行記を書き上げることができたのでまあいっか。昨日、文協の人と話をしたら、今度の日曜にとなりのとなりの地区の運動会に行かなきゃ行けないみたい。しかも来賓として。となりのとなりと言っても250kmぐらい離れてるし。自分が参加するなら行ってもいいけど、来賓じゃね・・・



1999年8月17日 火曜日

プロバイダーつながりません。アップできません。もうそろそろ乗り換えを考える時期になってきました。
この週末からブラジルも冷え込んでいます。といっても南部だけです。北の方は相変わらず暑いそうです。昨日の朝方はサン・パウロの最低気温が氷点下5度まで下がったみたい。ここでも最低気温3度、最高気温15度とブラジルとは思えない寒さです。ただ、まわりの人の話によると、毎年冬はそれぐらい寒くなるみたいです。冷え込む前日の金曜日には30度近くまで気温が上がっていたので、その気温の落差は体にこたえます。



1999年8月13日 金曜日

今日は自慢させて下さい。昼間の授業も終わり、家に帰ってパソコンで遊んでいたら、突然生徒が押しかけてきました。家では大したもてなしができないので外に食事に連れていったんですが、生徒に「先生いつまでいるの。」と聞かれ、正直に答えたら「ずっとここにいなよ。」と言ってくれました。以前から何度か言われたことがあるんですが、何度言われてもうれしいです。

ただ、まわりの人のそういう気持ちが伝わってくると、「いつまでいるの?」と聞かれたときに正直に答えにくくなってきました。帰るのはまだだいぶん先なのにまるで明日にでも帰るかのようにがっかりするからです。そして食事の帰りには文協の会長と会ったんですが、会長には「9月に一週間パンタナルに釣りに行くから先生も来なさい!」と言われ「その時期は授業中ですから・・・」と答えると「会長が誘ったんだから大丈夫。もう一人の先生に任せてあんたは来なさい」と譲りません。こちらもうれしい悲鳴です。そして明日から釣りツアーに連れていってくれるのは40代のこちらの日系社会の中堅を担うおじさん達。

奇しくも各世代の人の温かい心にふれた一日でした。まだこっちに来て四ヶ月なんですが、もうここは僕の第二のふるさとになりました。いつか帰る日が来るかも知れませんが、死ぬまで忘れないし、これから先僕の心の一部は常にこの町に残ることでしょう。本当にこの町に来てよかった。日本語の先生でよかった。



1999年8月12日 木曜日

報道によると、昨日は「地球滅亡の日」を恐れて自殺した人が出た模様。日本でもそんな人はいたんでしょうか。ところで、今はサッカーのカンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル選手権大会)の真っ最中。テレビではよくサッカーの試合をやってます。ただ、連日メールを書いたりHPを更新するためにパソコンの前に向かっているので居間にあるテレビを見る暇がありません。寝室でパソコンを使っているんですが、ここにも一台テレビをおかなければいけないようです。



1999年8月11日 水曜日

結局なにも起こりませんでした。今日は暑さで有名なアラサツーバまで研修に出かけていましたが、何もかも動けなくなるような暑さだけが僕を苦しめてくれました。でもまだ冬。夏の暑さはこんなもんじゃないそうです。本当にシャレにならなくなってきました。越冬ならぬ越夏できるんでしょうか。



1999年8月10日 火曜日

今日は8月10日。ここ、ブラジルでは明日11日がノストラダムスの大予言による地球滅亡の日です。さすがにサン・パウロでは真剣に考えている人は少なく、しいていえば子供達が「地球が終わるから勉強しなくてもいい?」と真剣に考えているぐらいです。しかしアマゾンの友人の話によると「まわりの人達は『明日は地球の終わりだけどアマゾンの奥までは来ないよね』と話している」そうで、やはり広いブラジル、まじめに考える人達はいるようです。



1999年8月9日 月曜日

今日は呼出をくらっちゃいました。「先生に苦情が来ています!」という事務の人の呼出で、聞いた瞬間「あのことか?それともこのことか?」とか「ついに異文化の洗礼か?」と背筋がちょっと寒くなります。で出頭してみると「自転車の事なんだけど・・・」。こっちは「何っ、自転車。そういえば一度通りに飛び出して車の人に怒鳴られたな。」と頭が高速回転します。「先生、速いです。」、「へっ!?」。「先生、自転車速いね、ここ時速20キロまでね。」、「は・・はぁ・・・」、「近くに住む人から、すごい速さで走っているって言われたね。注意してね。」う〜〜む、確かに学校から家までは下り坂なんでぶっ飛ばしてたけどスピード違反を注意するならもっと他にも注意するところがあるだろう!!という思いを飲み込み、安全運転を心がける小心者の僕でした。



1999年8月8日 日曜日

昨日は父の日でした。それまではイグアス行くぞ!と喜んでましたが、父の日の後、おじさん達と話していたときに「釣り行きたいっす。」と言ったところ、急遽来週末に泊まりがけで釣りツアーに行くことが決定。いつでもいける(と思っている)イグアスは中止!行き先はミランドーポリスという町の近くで、大きなトゥクナレ(こちらのゲームフィッシュみたいなもの。食べるととてもおいしい)が釣れるそうだ。もうそれだけでうきうきしちゃってます。



1999年8月7日 土曜日

今日ホドビアリアに行って来週末のイグアス行きのバスの空席を聞きました。すると往復とも「有り」、よっしゃーイグアス行くぞ!と思ったら手持ちの現金が足りない。今日は銀行も休みだし・・・で、窓口のおばちゃんに「月曜に銀行から金おろして持ってくるからとっておいて」といったら「いいよ。」の返事。でもいつもの窓口の人じゃなかったから心配。さて、これから父の日に行って来ますか。



1999年8月6日 金曜日

明日は父の日。またもや出し物の準備で授業がつぶれる。といっても「今日は歌だからそんなに準備しなくてもいいや。」と気楽に構えていたのも確か。



1999年8月5日 木曜日

昨日のコンフェデレーション・カップ決勝、ブラジルは開催国メキシコに敗れたみたいです。授業中で見ることができなかったけどそんなに悲しんでいる様子はなかったみたい。さらにテレビではガソリンや軽油の値上げの話で持ちきり。特に道路封鎖などで反対を示していたトラック運送業界と政府との玉虫色の合意がいかにもブラジル。軽油が値上げになれば旅行の足のバス代も上がるのかな?



1999年8月4日 水曜日

今日、寮で食事をしていたら見なれない顔が。聞いてみるとこの8月から入った学生らしい。それまでカンピナスで保母さんをやっていたけど一念発起、歯科医をめざすことにしたそうだ。その人のおじいちゃんは福岡生まれ。お隣の佐賀育ちの僕とも何か縁があるのかな?とにかく九州出身者が多いんです。僕の町は。1世の人になると「お〜〜あの町か、知ってるよ、かどの駄菓子屋はどうなったね。」などと東京時代にもできなかった超ローカル話を地球の裏側でやったりできます。ホント地球は狭すぎです。



1999年8月3日 火曜日

わが日本語学校も今日から授業。準備段階では頭が休みぼけしていたんですが、いざ教壇に立つと、久しぶりの授業で気持ちいいです。終わった後の「ビール飲みてぇ」の気持ちがこれまたいいです。



1999年8月2日 月曜日

昨日の運動会で張り切りすぎたのか、すこし筋肉痛です。 今日からこちらの学校は新学期。毎日食事をしている寮でも再び前のような活気が戻ってきました。 ついでに今度の8月7日は父の日で、文協でイベントを開きます。 その話し合いが今日から始まりました。そして今日で終わりました。 まあこっちでは日本ほど肩に力が入らないと言うか、泥縄というか分かりませんが毎回こんなもんです。 今週は2回しか授業がないのに「8月7日までに子供の出し物を準備してくれ。」 には困ったもんです。前回の童謡の集いでの演奏でもやれば十分でしょう。





1999年8月1日 日曜日

今日は運動会。運動会といっても子供だけでなく、大人も参加する文協の運動会です。 とにかく賞品が豊富。あらゆる競技に参加した人すべてが賞品をもらえます。 本日の戦果。砂糖×4、油×2、洗剤×2、洗濯用洗剤×2、小麦粉×1、 パスタ×3、ノート×2、ビール多数。我ながらよく頑張りました。 日本にはない面白い競技もあったのでそのうち報告します。


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