復活して早々、下品な話題ですが街角の雑誌で「あなたの大きさは普通?」なる記事を見かけました。大きさとは男なら誰でも気になるアノ大きさです。
記事を読んではいないんですが、雑誌の表紙には「ブラジル人の平均は14.5cm、ちなみにアメリカ人は12.9cm」と書いてありました。こうなると比べたくなるのが人間というもの…って自分のではありません。日本の平均とです。いろいろ調べて判明した日本人男性の平均はデータによってマチマチですが、12〜14cm。論評は避けますが、みなさんどう思いますか?
これに関連する話ですが、どこかで読んだニュースによるとブラジル人は世界で一番セックスが好きな民族なんだそうです。アメリカの学者のレポートだそうで、その根拠は定かではありませんが、日ごろブラジル人たちの熱烈な愛情表現を見ている僕としては納得したくなります。
そしてセックス好きのブラジル人の真価が発揮されるのがカルナバル。このときばかりは国民全部が頭が真っ白になるまで浮かれ騒ぎますから、その晩はベッドの中でも盛り上がるのは当たり前。かくして十月十日(とつきとおか)あとにはたくさんの赤ちゃんが生まれることになり、この子供達を『カルナバルの子供達』と言うとか。実際ブラジルでは年末から年始にかけて誕生日の人が多いと言うのがこれを裏付けています。
しかし話を聞くと、ブラジルには父親のない子供がたくさんいるそうです。一説にはブラジル人男性は相手の女性に子供ができると逃げてしまう場合も多いそうですが、カトリックの国なので中絶が禁止されているのもその大きな原因でしょう。身の回りでも父親がいない子供が結構いて、日本人的には「大変だろうな」とか思いますが、そこは暖かいブラジルのお国柄、まわりの人達もそんな子供達を色眼鏡でみることなくかわいがっています。
どこ国にも短所と思われるところがありますが、それを補うような長所もあるんですね。
いまさらながらあけましておめでとうございます。
長い間ご無沙汰しましたが、やっと帰ってきました。バイーアのシャパーダ・ジアマンチーナで山登りを楽しんだ後、ペルナンブッコのオリンダやセアラーのジェリコアコアラなどに行ってきました。
帰ってきたら帰ってきたで、旅行中に溜まった用事の始末に終われる毎日で更新が大幅に遅れてしまいました。
さて、めでたく年も明けて新世紀に突入ですが、身の回りには病気や事故が続けざまに起きています。まずは自分自身も毒虫に刺されたらしく、全身の発熱と傷口の化膿でひどい目にあいました。幸いお医者さんに診てもらって事無きを得ましたがブラジルの虫はやっぱりあなどれません。毒虫に刺されたらしい部屋の中にはサソリの子供なんかがいたりして、もしかしたら生まれて初めてサソリに刺されたのかも…と考えるとなんだか得した気になるから人間って不思議です。
その他、知り合いが交通事故で怪我をしたり、足の血管が詰まって手術したり、病気で入院したりと不穏な21世紀の幕開けになりました。
そうなると入院している知人のお見舞いが増えるわけですが、ブラジルの病院にお見舞いに行くのは初めての経験。やっぱり面白いことがありました。知人が入院しているのは割と高級の部類にはいる私立病院。その時は四人でお見舞いに行ったんですが、受付で名前を言うと、「すみませんが、同時に病室に入れるのは二人までとなっておりますので、残りのお二人はこちらでお待ち下さい」なんて言われます。しょうがないのでしばらく待っているとようやく僕たちの番になります。部屋の場所を聞いて、行こうとすると受付の人が何か言っています。
受付「すみませんが、お連れの方は病室には入れませんのでここでお待ち下さい。」
僕「えっ、なんで?」
受付「お連れの方はショートパンツをはいておられますが、当病院ではショートパンツをはいている方のお見舞いはご遠慮願っております。」
僕「へっ!?」
受付の人が見せてくれた「お見舞いの方へ」という注意書きを見ると、いろいろと書いてありましたが、その中に「Tシャツ、ショートパンツ、ぞうりなどを着用している方は病院内に入れません」ってのが本当にありました。まるで日本の中学校の校則みたいで開いた口がふさがりません。しかしそう書いてある以上あきらめざるを得ないので僕一人でお見舞いに行きましたがなんとも不思議な規則です。