とある週末の深夜、というより早朝の4時過ぎのことです。
新宿歌舞伎町にP太郎くん(仮名、推定年齢28、おとこ、独身こいびとぼしゅーちゅー、ちょいデブ、笑った顔が水野晴郎似) が一人たたずんでいました。

きっと、どこかの屋台村で閉店まで飲んだくれていたのでし ょう、いい気分になったP太郎くんは新大久保の方に歩き はじめました。ちょっと飲みすぎたようです。寂しい裏路地 に迷いこんだP太郎くんはちょっぴり不安になりました。

そして、そこで見たものは、いかにも怪しげに密談をする外国 人軍団がいるではありませんか!彼らはどうやら中東男、南蛮 娘、シャム娘、朝鮮娘たちのようです。品行方正で、夜遊びなど めったにしない頭にバカがつくほどクソマジメ人間のP太郎く んはこんな光景を見るのは初めてです。

しかぁ〜し!これはきっと地球の危機だ!いざ鎌倉!!ぢゃなかった とにかく人一倍、性技、もとい正義感の強いP太郎くんはこれを黙 て見すごす訳にはいかないのでした。彼女らに尋問を始めたのです。
あっぱれ!その勇気!これこそニッポン男児のかがみなのダ!
そして、そのなかの一人の朝鮮のおねいさんが尋問に答えてくれたのです。

おねいさん:「あたし、日本人と韓国人のハーフなのにまんえんでど〜ぉ?」
P太郎:「おかねないって!」
おね:「いくらもってるの?」
P太:「う〜ん、8000えん」
おね:「じゃあ、7000えんで『しゃくはち』やったげる、ね?いいでしょ?」
P太:「どっ、どこでよ?」
おね:「だいじょうぶ、いい場所あるから」

そういって、おねいさんはP太郎くんをとある民家の車庫につれていくのでした。

地球の危機を救うために、敢然と朝鮮娘に挑みかかったP太郎くん。
おねいさんは近くのフツーの家の駐車場の影にP太郎くんを連れ込むと 恥丘(ちきゅう)の危機を救うためとばかりに勇ましく 彼の「はどうほう」をお口に含んだのです。

えっ、まじ?
おおおぉっ!!あっ そんなとこまでぇっっ〜!!

いざ!恥丘のピンチだ!!
はぁどぉ〜ほぉ〜!はっしゃよぉ〜い!!

恥丘ぅ〜性感ん〜! おぉ〜・まぁ〜・んん〜〜!!

かならぁ〜ず ここでぇ〜 イィ〜ッてくれとぉ〜
くわえるぅ〜 女(ひと)ぉ〜 にぃ〜
腰ふぅ〜りぃ〜 こぉ〜たぁ〜 えぇ〜
(ちゃららん ちゃららん ちゃららん ちゃららん ちゃらちゃっちゃちゃ、注:BGM)
銀河のかなたぁ〜 イスカンダルヘ〜(以下、略)

しかし、悲しい哉、酔っ払いの「はどうほう」はなかなかはっしゃしません。
危うし!恥丘!!これでは外国人にこの恥丘をのっとられてしまう!

イけ!イクのダP太郎!!

いったいどうすればいいのか!ピンチだP太郎!!

悪戦苦闘したものの、ついにギブアップ。
P太郎くんはあえなく敗れさったのでした。
しかし、心やさしきはおねいさん。
「イかなかったから、これかえすね」
といって千円札を一枚返してくれたのです。

ところが、敗者復活せんとばかりに、すかさずP太郎くん
「もう千円返して」
とお願いしたのです。
おねいさんは笑いながら千円札をもういちまい返してくれました。

「ふふふ!これで勝負はおあいこだ!!」
といささか得意げなP太郎くんに
おねいさんは最後の決めのパンチをお見舞いしたのでした。

「あたし、ニューハーフなの」

「へっ!?」

「ひょっとして、オ・ト・コ?」

「そうよ、今日イかなかった分、次の時、一万円ぽっきりで サービスするから、アナタのこと覚えとくね、じゃ、またねぇ〜」

アンタ!さっきハーフだのなんだの言ってたけど
日本人と韓国人のハーフぢゃなくて
オトコとオンナのハーフじゃねえかぁ〜!!
最初にいえ〜!最初にそれをぉ〜〜!!

韓国のハーフは「おねいさん」ではなくて「おにいさん」でした。

ぼーぜんと立ち尽くすP太郎くんを見つめる 新大久保の人達の目には深い慈愛の念が浮かんでいました。

あ〜 でもイかなくてよかった! ←しみじみ

今回の教訓:
「気をつけよう、酔っぱらい  暗い夜道としゃくはち女」

おそまつ ちゃんちゃん

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