2月25日から一週間、メキシコのユカタン半島最東端カンクーン(Cancun)に旅行してきました。 カンクーンは北米では有名なリゾート地で、海が奇麗な場所として有名です。 また、マヤ文明を歴史にもつ場所でもあります。
何故カンクーンを選んだかって? もちろん温かい太陽の陽射しを求めてです。トロントでは2月末になっても雪が降って凍り付きそうな寒い毎日。 空を見上げても灰色の雲ばかりで精神的によくありません。 それで思い切って南国に足を向けたのです。 でも、行き先をカンクーンに決めたのは出発の一週間前。 間際の安いチケットが売られる事を待っていたのですが、結局フライト、ホテル、三食の食事、送迎バスが組み込まれたトロント発着のパッケージツアーに参加する事になり、予想以上の金額を払う事になりました。 それでも、通常よりは安いとか。日本ではそれ程知られていないカンクーン。 今後カンクーンを旅行される方に参考になるか分かりませんが、自分の記録として旅行日記を書きましたので、お時間の或る方はご一読くださいませ。
<--国旗をクリックするとカンクーンの位置が分かる地図にジャンプ。DAY-1(2月25日): カンクーンに出発!
安いツアーだけにフライトの時間は非常に悪い。 なんと朝6:30にトロント空港出発の飛行機に乗らなくてはいけない。 その為に朝3時に起き、4時ちょっと過ぎには空港に着いていました。 早朝だというのに空港内は旅行客で既に溢れている。 “楽しみの前には苦在り”と言う事でしょうかね。
トロントからカンクーンまでは直行便で約3時間30分の空路。 機内は満席でした。 2時間ぐらい南に飛ぶと機内の温度が高くなってきているのが分かり始め、長袖の服を脱ぎ始める人が出てきました。 トロントとカンクーンはこの日30℃位温度差があったはず。カンクーン空港に到着。 周りはジャングルの様な木々に囲まれた思ったより小さな空港でした。 カンクーンの空気はやはりトロピカル。 もちろん気温は高くそれに湿気があります。 太陽も眩しい! 早く半袖に着替えたい衝動を持ちました。
メキシコ入国時にはパスポートと伴に「ツーリストカード」と言う物を提出する必要があります。 「ツーリストカード」は米国を入国する時に提出するI-94フォームの様な物で、到着する前に機内にて配られます。
入国は全く問題無く終わったのですが、なんとロストバゲージに。 直行便でロスバゲってあり? 事情を聞くとトロント空港で荷物の積み残しらしく、搭乗客の半分がロスバゲとなりました。 荷物は後の便で運ばれてくるとの事。 ショックでしたが、後から届けられると信じて空港を後にしました。カンクーンは大きく分けてホテルゾーンとセントロ(CENTRO・・スペイン語でダウンタウンの意)の2つに別れます(カンクーンの地図)。ホテルゾーンは海岸線に沿ってそびえ立つホテル地区です。 それも高級ホテルばかり。 自分が泊まったホテル Carrousel はホテルゾーンの端付近、ダウンタウンに近い位置。 空港からは車で25分程。
ホテル到着は12時後頃。 部屋が用意できるのは3時頃というので、ホテル内レストランに行って昼食を取り始めました。
※チェックイン時にプラスチックで出来たブレスレットの様な物を腕に着けられます。これはセキュリティーを目的に着けるらしく、カンクーンのホテルでは当たり前の事の様です。 そのブレスレットは滞在中常時している必要があります。 また、ホテルによってデザインが違うので、お客の見分けができるとか。昼食後、部屋の用意できる3時迄時間があるので、ホテル近辺を散策しました。 太陽が照ってのんびりした雰囲気。 カナダとは一味も二味も違う環境。 海岸添いの公園ではハンモックを掛けて寝ている人もいるし、子供たちが水遊びしている姿は微笑ましいものでした。 パブリックビーチにも足を向けてみましたが、ビーチには家族連れで人がいっぱい。 2月なのにビーチで海水浴か・・。 思い切って南国カンクーンに来て良かったなと思いました。
3時過ぎに漸く部屋が用意され、ベットに横になるなり、朝早かった事もあり疲れがドっと出てきて、昼寝に就きました。
6時過ぎにホテル内レストランにいって夕食を。 ビュッフェスタイルで昼食の内容とは違っていたので一安心。 飲み物も飲み放題。 その為か BARには人が溜まっていて賑やかでした。 夕食の後部屋に戻りテレビを見ながら・・うとうとと。
荷物は結局8時過ぎに到着。 同日に着いただけでも善しとしましょう。DAY-2(2月26日): セントロ散策とショッピングモール
この日、午前中にセントロへ。 ホテルゾーン沿いの道には市バスが頻繁に走っています。 2、3分間隔で走っていると言っても過言で無いほど。 バスは一回のる毎に5peso(約70円前後)を支払います。 ホテルゾーンを走る市バスは殆どセントロとの行き来をしているので便利です。 宿泊ホテル Carrouselからセントロまでには約10分位でした。
※ホテルゾーンからセントロ行きのバスは R-1, R-2, R-15と表示されたものだそうです。 セントロからホテルゾーン行きも同じ番号のバスに乗ればOK。カンクーンのセントロは思ったより小さかったです。 人口は50万人前後とか。 ホテルゾーンの華やかさとは違って、ローカルの雰囲気が味わえますが、メインストリートには観光客を相手にしたお土産屋ばかり。 道を歩いているとお土産屋の客引きがうるさいほど。 皆英語で話し掛けてきます。
セントロの繁華街は30分もあれば全て見れてしまう広さです。 途中、スーパーマーケットに入ってメキシコの生活情況を拝見。 売っている物はあんまいカナダと変わらなかったです。 値段もカナダより若干安目かなという程度で、自分がイメージしていた“物価の安いメキシコ”とは、ちょっと違いました。
昼食をスーパーマーケット内のファーストフードにて済ませ、その後バスに乗ってホテルゾーンのショッピングモールに向かいました。まず、LA ISLAというショッピングモールに行きました。 LA ISLAは新しく建てられた屋外高級ショッピングモールといった感じで、服関係のブランド店がずらり。
ブランド物にはあまり興味のない自分にとっては、モール内のお土産店を探して歩いていました。 モール内にいると“ここがカンクーン”と言う事を忘れてしまう程、アメリカナイズされた場所でした。
その後、LA ISLAから歩いて5分先にあるもう一つのショッピングモールKUKULCAN PLAZAへ移動。 ここも高級志向のお店があるけど、LA ISLAよりは庶民的。 2階にはフードコートも在って一息つけます。 結局、この日はショッピングモールに行ったものの、見るだけに終わりました。夕食は、予めカンクーンに行く前に調べておいたユカタン料理が食べられるレストランPACALにて行きました。 レストラン内ではトリオが生演奏しており、味もサービスも最高に良かったです。 ちょっと高めですがお勧めできるレストランです。
(※PACAL: Blvd.Kukulcan Km 8.5 / P# 883-21-13 PLAZA CARACOL近く)※ ここでメキシカン・ペソ(PESO)の価値について。 ホテルではUS$1.00 = 9.5pesoで計算されます。 カナダドルだと$1.00 = 5.5pesoの換算率。 これでいかにカナダドルが価値ないか分かりますね。 カンクーンではUSドルに併せて値段が決められている感じ。 ホテルゾーンにあるショッピングモールは、カナダドルで生活している者にとっては手の出せない値段ばかりでした。 ハーゲンダッツのアイスクリームだって、シングルコーンが38peso、約4USドル。 カナダドルに換算したら6ドル90セント。 アイスクリーム1つで6ドル以上も!! とにかく高いのです。
DAY-3(2月27日): 海水浴とマヤの遺跡
宿泊ホテルCarrouselの前にはビーチがあります。 話しよるとカンクーンの殆どのビーチはホテルが所有しているとか。 Carrouselの所有するビーチは浅瀬で、100メートル位歩いても、腰の辺りまでの深さです。
この日の午前中は、ホテルのビーチでのんびり。 浅瀬の海で泳ぐと言うよりはふわふわ浮いていました。 水は透き通っており、遠くを見渡せば水平線が見えます。 カンクーンに来たんだな・・・実感。 とっても気持ちが良かったです。
この日曇っていたので“日焼け”はしないだろうと思い、日焼け止めローションを顔だけに塗ってビーチに出たのが間違い。 部屋に戻って海水パンツを脱いだらビックリ。 しっかり日焼けしてました。(笑)午後は、ホテルゾーンにあるマヤの遺跡 RUINAS DEL RAYに行きました。RUINAS DEL RAYの入り口は、ヒルトン・ホテルの向かいに在るゴルフコース隣りにあります。 初めて見るマヤの遺跡に胸を膨らませて行ったのですが、行ってみて正直なところ少しガッカリしました。 RUINAS DEL RAYの遺跡はそれ程大きくないのと、殆どの遺跡が崩れており、土台の部分だけ残っているだけで、“建物”と言える様な物はあまり残っていませんでした。 1つだけ真ん中辺りに、高さ10m位の塔が残っており、その塔がハイライトでしょうかね。 それからもう一つのハイライトは、イグアナ。 あのトカゲを大きくしたやつです。 イグアナがそこらじゅうにいましたよ。 爬虫類が苦手な人にはちょっとお勧めできない場所かな。
入場料は22peso(約320円)。 ビデオを撮る人は30peso(約430円)と料金が違います。 現地で、遺跡を説明するツアーも有りますが、ツアー参加には追加料金がかかります。 一人5ドル(US)とか言ってたかな。RUINAS DEL RAYの遺跡を観賞した後は、道を渡った向かいに在るDELFINESビーチ へ。 このビーチの眺めは最高です。 波が荒いものの青々とした海は印象的、開放感に満ち溢れていました。 多分、カンクーンのパブリックビーチの中でも一番景色の良い場所ではないでしょうか。 車を停めて海を眺めて行く人が沢山いました。
夕食をホテル内レストランで済ませ、その後ホテルゾーンの中心地 EL CORA
ZONEを散策。 その辺りにはショッピングモール、レストランやバー、お土産屋が沢山立ち並び、観光客でいっぱい。 HARD ROCK CAFEも在りました。 まるで、NYのタイムズスクウェアー辺りを歩いている感じでしたよ。 メキシコとはかなりかけ離れたイメージで、皆がドンチャン騒ぎしている感じで、自分にとってはあまり魅力を感じなかったスポットでした。
DAY-4 (2月28日): チチェン・イッツァー遺跡のツアー参加:
この日はマヤ遺跡の中でも有名なチチェン・イッツァー(CHICHEN ITZA)の遺跡を見に行きました。 チチェン・イッツァーはカンクーンから車で約2時間半の所にあります。 カンクーンを訪れる観光客にとっては人気のアトラクションとなっている様です。 カンクーンの至るところでチチェン・イッツァー行きのオプショナルツアーが売られています。
ホテル内ツアーデスクのスタッフによると、毎週水曜日にナイト・イルミネーションのショーが行われるというので、自分はそのショーを含む一日ツアーに参加しました。 ホテル・ピックアップは10時。 ダウンタウン経由でチチェン・イッツァーに向かいました。 ツアーの参加者半分はスペイン語を話すと言う事で、ツアーガイドはスペイン語と英語で案内をしていました。チチェン・イッツァーに行く途中 、VALLADOLIDと呼ばれる小さな町に立寄りました。 カンクーンとは全く違った雰囲気でメキシコらしい趣のある町です。 町の中心に大きな教会が建ち、その向かいには憩いの広場がありました。 昔ながらの町並みで歴史を感じました。 時間があったら、町中を歩いてみたかったのですが、残念な事にバスストップは20分だけで、町並みを見るだけに終わりました。
トイレ休憩やお土産屋に立寄って、結局チチェン・イッツァーに到着したのは2時頃でした。 入場料は30peso(約430円)。 入場料はツアーに含まれています。チチェン・イッツァーは予想以上に広く、結構歩きます。 入場して一時間程、遺跡についてツアーガイドの案内を聞きましたが、自分の英語能力が足りないのか、それともガイドの案内が不十分だったのか、遺跡についてあまり理解できないまま案内が終わってしまったのが残念。 ガイド案内の後解散し、自分で遺跡の見学を開始しました。
やっぱりメインとなるのは、マヤ遺跡で一番高いとされているピラミッド。 91の急な階段を登ってピラミッドの頂上へ。 高所恐怖症の自分は恐怖感を押さえながら登りましたが、登るだけの価値はあり。 頂上からの景色は感動ものでしたよ。4時半頃に一旦集合して、近くの“セノーテ(Cenote)”と呼ばれる泉へ移動。
洞窟の中にできた自然の泉で、水は透き通っておりナマズの様な魚が泳いでいました。 希望者はその泉で泳ぐ事ができます。 自分は水着を持ってこなかったので、泉には入りませんでしたが、結構深い泉なのでカナヅチな人はちょっと控えた方がいいかも。
セノーテにて30分位時間をとり、その後近くの宴会場の様なレストランにて夕食。ビュッフェスタイルで食事中ダンスのパフォーマンスがありました。夕食後再度チチェンイツァーへ。 夜のイルミネーションのショーを見に行きました。 ショーは1時間程続きました。 音楽と語りに併せてイルミネーションが変わります。 語りはスペイン語で行われる為、スペイン語が分からない人用に英語、フランス語などで解説される翻訳機を借りる事ができます。
イルミネーションのショーですが、話では感動もの・・・と聞いていましたが、正直なところ自分はそれ程感動はしませんでした。 でも、話の種には良いかも。ショーを見終わって帰路に。 帰りのバスでは旅の疲れもあってか熟睡してしまいました。 気が付いたらカンクーンに戻っていました。 ホテルに到着したのが10時半頃だったかな。
Day-5 (3月1日): AQUA BUSとお土産探し
午前中、海に入ったり日光浴を楽しんだりと、ホテル前のビーチでのんびり時間を過ごしました。
午後、ウォータータクシーと言われる AQUA BUS (スペイン語ではアクアブスと発音する様です)に乗船。 宿泊Carrouselホテルから歩いて5分の所に EL EMBARCADERO(エンバカデロ)と呼ばれる港があります。 そこからAQUA BUSに乗りました。 AQUA BUSは一時間おきに出ており、ラグナ湾内を循環します。 AQUA BUSはホテルゾーンの主要スポットを回るので、便利です。 また、ホテルゾーンの景色を眺めるのにも最適ですよ。 時間がある人には是非お勧めします。
※ AQUA BUSの料金: 片道3USドル(距離関係なし)。 一日パス15USドル。AQUA BUSに乗ってショッピングモール LA ISLAへ(約20分の乗船)。 この日はどうしても和食が食べたくて、LA ISLAにある和食レストランにて昼食を摂りました。 ただ、和食とは言えシェフはメキシコ人の様で、ちょっと自分の望んでいた和食とはかけ離れていました。 お寿司の握り(ベジタブルロール)を頼んだのですが、中にクリームチーズが入っていたのにはビックリ。 それにお味噌汁が非常に高かった! 確か5カナダドル(380円)位したのかな。 もちろん注文しませんでしたが。 日本茶も5カナダドル位で売ってましたよ。 信じられん!!
気の抜けた昼食後、お土産探しを始めました。 LA ISLAは高級ショッピングモールだけあって、お土産も洒落ている物が売られていました。 全体的に高めですが、他の場所に比べると質が良いと思います。 結局お土産に買ったのはTシャツがメイン。 それから、蛙キャラクター好きの母と友達の為に、蛙グッズを買いました。 カンクーンのキャラクターとして水に関係する生き物がデザインされた物が沢山売っていました。魚、イルカ、カメ、蛙など。※ カンクーンのお勧めお土産: SENOR FROG'Sと名の付いた蛙の絵がデザインされたグッズ。 メキシコの観光地でしか発売されていないそうです。 可愛らしい蛙のデザインが印象的です。 ディズニーキャラクターの様に、衣類からキーホルダーまで色んな種類のグッズが売られています。 但し、少々高め。
買い物後はホテルに戻り、ツアーデスクにて翌日のオプショナルツアーを申し込んだ後、のんびり時間を過ごしました。
DAY-6 (3月2日): XCARET一日観光
この日はチチェンイッツァー観光の次に人気があると言われるXCARET(エシュカレー。※スペイン語では Xをエシュと読むとか)の一日ツアーに参加しました。
XCARETは古代マヤ文明をテーマにした自然保護公園みたいな所で、カンクーンから車で一時間の所にあります。 XCARET内のアトラクションを全部みるとしたら丸々一日かかる程、広大な場所です。
“自然保護”って言うからジャングルの様な所かな・・・と期待して行ったのですが、思ったより人の手で造られた建物が多く少しがっかりしました。
XCARET内ではスキューバダイビング、乗馬、イルカ遊びといったプログラムがあります。そういったプログラムに参加するには別途料金がかかるという事で、自分は参加しませんでしたが、プログラムに参加しなくても充分楽しめると思います。
特に公園内の地下を横切るアンダーグランド・リバーではシュノーケルが楽しめます。 シュノーケルセットは9USドルで一日中借りれます。 シュノーケル初体験の自分にとっては忘れ難い思い出となりました。 リバーといっても半分人工で出来たものですが、ちゃんと魚が泳いでいましたよ。 ライフジャケットを着けるので泳げない人でも楽しめると思います。 疲れたら浮いていればいいのですから。昼食を食べ終わった後に体の調子が・・・。腹痛と吐き気が! もしかして・・・。
そのもしかが大当たり! とうとう食中りになったようです。 メキシコに行ったら飲む水には気を付ける様にと言われ、水は全てミネラルウォーターを買って飲んでいたのですが、料理に使われる水が悪かったのか、それともジュースに入っている氷が悪かったのか、マルガリータの飲み過ぎか、とにかく体調が悪くなってきました。
夕方5時から始まるというXCARETのメインアトラクション、マヤ文化のパフォーマンスも半分観るのがやっとで、途中から脱け出し入口付近の休憩所で帰りのバスが出発するまで休んでいました。
ホテルに戻ってきたのは9時頃だったかな。 部屋に入るなり直ぐベットに横たわりになりました。 トホホ・・・。※ XCARETのツアーは高いです。 というのもXCARETの入場料が45USドルもします(ディズニーワールドの入場料と変わらない!)。 オプショナルツアーとして払った金額は72USドル。 72USドルの価値はあったのかな? 買い物好きな人にはXCARET内のギフトショップがお勧め。 カンクーンでは見られないお土産商品が沢山ありました。
DAY-7 (3月3日): カンクーン最後の日
前日からの不調が続く。 午前中はベットとトイレの行き来だけで過ごしたような。 食欲はなくリンゴを一個食べるのがやっとだった。 こんな時にお粥と梅干しが食べられたらどんなに良いだろう・・・と考えた時でもありました。カンクーン最後の日を、部屋の中だけで過ごすのはあまりにも寂しいので、力を振り絞って午後セントロ(ダウンタウン)に向かいました。
何か食べないと体力が付かないと思い、昼食はツアーデスクで教えてもらったメキシコ料理レストランに行きました。 Checandoleと呼ばれるレストランで、本格的なメキシコ料理が楽しめます。 メキシコ本来の雰囲気が味わえられ、サービスもとっても良かったです。 味に関しては、(体調の関係上)コメントできる状態じゃなかったのですが、友達は美味しかったといっていました。 料金的にも安かったですよ。 セントロに行ったら是非立寄ってみてくださいね。
(※レストランはMercado28の北側にあります。)
昼食後、セントロにあるお土産屋を少し見て周りましたが、ポストカードを買うだけに終わり、夕方前にホテルに戻りました。ホテルに戻ってからは、また部屋での休養となりました。
DAY-8 (3月4日): カンクーン出発
送迎バスに乗って空港へ移動。 今回はパッケージツアーだったので、帰りのバスに乗っている人は、殆ど見慣れた顔ばかりでした。 皆自分とは違って元気な様子。 皆食中りにはならなかったのかな? と疑問に思う。10:05出発予定のフライトが約1時間遅延して、結局11時頃出発。 カンクーン空港内は見る物があまりなく退屈しました。 小さな免税店を含めギフトショップが幾つかありますが、置いて在る品物はあまり良くないと思いました。
4時頃無事トロントに到着。 この日のトロントは−6℃という気温でした。常夏のカンクーンから帰ってきた者には、身にしみる寒さでしたよ。
食中りとなり2、3日ろくに食べなかった為か、体重が3キロも減っていたのにはビックリ。 また、お腹の調子が治るのに一週間近くかかりました。
今回のカンクーン一週間の旅行は楽しかったというよりは、良い経験になったと思います。 カンクーンは思ったよりも近代的で観光中心の町。 至る所でアメリカナイズされて、本来のメキシコ生活とはほど遠いのではないかな・・という印象を受けました。
海は抜群に奇麗で感動的。 あの海を見るだけでもカンクーン旅行の価値があったと思います。 それにカンクーンの人はフレンドリーですよ。 特に日本人だと分かると、片言の日本語で話し掛けてきます。買い物ですが、お土産屋では多少値切ってみるのが良いかも。 アメリカドルに併せて値段が付けられているので、絶対高めに値札をを付けているはず。 高いと思ったら、交渉してみる。 きっと話にのってくると思いますよ。
カメラのフィルムは滅茶苦茶高いです。 24枚撮りのフィルム1個が10カナダドル位(約760円)しました。 どうもカンクーンではフィルム自体が高価な物として扱われている様です。
カンクーンからポストカードを出そうと思いましたが、ホテルのスタッフに聞いた話によると、メキシコの郵便局は当てにならないそうです。 だから、ポストカードを出してもいつ届くかどかは分からない・・というのが現状とか。 カンクーン町にはインターネットカフェとかが沢山あります。 ですので、もし誰かにメッセージを送りたい時は、電子メールにて送る事をお勧めします。
最後に食事ですが、上にも述べましたがアメリカ・フランチャイズのレストランがホテルゾーンに沢山あります。 それに、ホテルの食事もアメリカ人向けの内容なので、敢えて心配することは無いと思いますが、水だけには気を付けてくださいね。
人によっては水で洗われたサラダを食べたが為に、食中りになる人もいるそうですから。 それにジュースを飲む時は必ず氷なしで注文すること。 水は絶対ミネラルウォーターを飲んで下さいね。もう一度カンクーンに行きたい?? うむ。 毎日和食が食べられるならいっても行ってもいいかな。(笑)
カンクーンは、自分がイメージしていたリゾート地と違った様な気がします。特にホテルゾーンはあまりにアメリカ的すぎてちょっとね。 でも、もう一度あの爽快な青い海を見てみたいと思います!
【記:2001年3月9日〜4月1日】