Travel Diary
旅行日記: CUBA ハバナ・バラデロ 
 
 
2002年2月10日から一週間(7泊8日間)カリビアンに浮かぶ謎の国CUBAを旅行してきました。 ご存知CUBAは共産国。 それにアメリカと閉鎖関係にあり、どの様な生活を送っているのか非常に“未知”な国と言う印象が、自分にはありました。

ここ数年カナダ東部ではCUBAという国がバケーションのディスティネーションとして人気で、旅行パンフレットにもCUBAの広告が沢山載っています。

今回はカナダのパッケージツアー会社が出している、CUBAの首都ハバナ3泊、海外沿いにあるリゾート地バラデロ4泊という2都市コンバインのツアーに参加しました。 航空運賃、ホテル、食事、現地移動トランスファー付きで約1500カナダドル(日本円に換算すると約12万円位)でした。 (*この料金は部屋を二人でシャアーする場合のもの)


国旗をクリックするとCUBA地図へ。

DAY-1: 謎の国CUBAに向かってGO!

    トロントの出発時間は午後3時40分。 キューバまではキューバン航空を使用。
もちろん今回初めての航空会社なので、非常に興味があり搭乗しました。
うむ。。。。機内はちょっと狭くて古い感じ。 最初にドリンクサービスがあるけど、なんと有料。 その後夕食が出されましたが、その時のドリンクはアルコールを飲んでも無料。 なんか矛盾していませんか?
ヘッドフォーンの質は最低。 途中映画が上映されましたが、音が聞えません!!これではヘッドフォーンの意味無し。 結局映画の音声は、機内放送に変わりました。

    CUBAの到着はVARADERO(バラデロ)空港。 トロントから約3時間半後に無事到着しました。  (トロントとキューバは時差がない)
    空港に到着してまず気付いた事は、タバコの臭い!!! バラデロ空港内ではタバコが吸えるのです。  そう言えばCUBAは「キューバン・シガー」が有名であった事を思い出しました。 タバコ嫌いな自分にとっては、けして良い第一印象ではありませんでした。  タバコ好きな人は入国検査を行う間も、周りに灰皿が無いにも係わらずタバコを吸い始めるし、いきなり気分を害してしまいましたよ。
(タバコを吸われる皆さんマナーを守りましょう!!)

    さて、CUBAの入国ですが、『ツーリストカード』と言うものが必ず必要です。 ツーリストカードは今回のパッケージツアーのドキュメントに含まれているので特に自分で手配する必要はありませんでしたが、ツアーに参加しない人は、CUBAの大使館または領事館にてツーリストカードの申請をする必要があるそうです。
※ツーリストカードは機内では配られないので、必ず事前に所得する様に。トロントでは空港にて購入できるそうです。

    入国検査の自分の番が着ました。 ちょっと緊張しながら検査官のデスクに行ったのですが、自分のパスポートを見るなりその検査官は「こんにちは!」と日本語で挨拶をしてくれました。 (ビックリ) その後は「日本人観光客が良く来るの?」と質問したり、緊張感がいつの間にか無くなっていました。 気のいい検査官にあたって良かった(ホッ)。
※パスポートにはCUBA入国のスタンプは押されず、そのツーリストカードに押されます。 ツーリストカードの半券は検査官が取り、残りの半券はパスポートに張り着けられます。その半券がとても貴重。 CUBAを出国する時に必要なので、絶対に無くさないように気を付けましょう。

    入国検査を終えて荷物のピックアップ。 昨年メキシコ・カンクーン到着時は荷物が予定通り届いていなかったという苦い思い出があったので、ちょっと心配しましたが、今回は大丈夫でした。 荷物を取り出して空港外に出て感じた事は、「湿気がおおい」事でした。 それにタバコの煙!

    今回参加した2都市コンバインツアーは人気商品かな・・・と思ったのですが、参加したのは結局友達と自分の二人のみ。 バラデロ空港に着いた旅行客は殆どバラデロにて休暇を過ごすご様子。 数台の観光バスが並んでしました。 自分達はと言えば、バラデロ空港から首都ハバナまではミニバンにて移動しました。 途中まで、もう一組カップルが同行しましたが、そのカップルは空港から一時間位離れたホテルにてドロップオフ。  
バラデロ空港からハバナの街まで車で2時間。 移動中車のなかから薄暗いCUBAの街を観ましたが、北米の街とは全く違う光景。 ちょっと不安に。 運転手がサルサの音楽をかけてくれたお陰で、気分が良くなりましたけどね。(^^
 

    ハバナのホテルに着いたのは結局夜10時半頃。 「HOTEL RIVIERA(ホテル・リビエラ)」と呼ばれる4つ星ホテル。 ロビーは天井が高く開放感がありますが、なんとなく“空間在り過ぎ!”という印象。  ロビー内にはガードマンらしき男性が数名立っていたので、ちょっと緊張しました。
部屋はシングルベットが3つ入っていました。 それでもまだスペースに余裕が。 広いけど4つ星のホテルにしては質素で飾り気が無く、通常どこのホテルにも着いているラジオが無かったです。(ラジオでCUBAの音楽を聴くのを楽しみにしていたので、ちょっとショックでした。) TVセットがあるのが責めてもの救いでした。
TVでは英語番組で、CNNや映画のチャンネルがあったので、一安心。 

    喉が乾いたのでドリンクを買おうと思い外に出ました(ホテル内のお店は既に閉まっていました。それに、部屋にはミニバー無し。)
ホテルの周りは何もなく、コンビニの様な店は到底ありません。 結局カフェ・バーの様なお店で、ジュースを買ってホテルに戻りました。
 
 

★移動中のハプニング:
    バラデロ空港からハバナに向かう途中、ハバナの街に入って間もなく、運転手が何を血迷ったのか道を歩いている女性に声を掛け、助手席に乗せたのです。
最初、仕事中だというのに知り合いを乗せるとは、これもCUBAの仕事に対する姿勢?とか思っていたのですが、どうも様子が変。 それに、車に乗ってきた女性の化粧の臭いが強烈。 で、察したのですが、どうも運転手その女性と交渉して
自分達の“夜のコンパニオン”にしよう・・・と売り込もうと考えたみたい。
運転手はスペイン語しか話さないので、もちろん運転手が女性と何を話しているのか理解出来なかったのですが、言葉が分からなくてもなんとなく感じる物ってあるじゃないですか。 CUBAは貧困が為に女性が身体を売っている・・というのも聞いていたので、彼女もきっとそうだったと思います。
自分達は女性の事に目を向けず、街の風景を眺めていたので、運転手は“売り込み”を諦めたのか、暫くしてその女性を車から降ろしました。
変な事を考えた運転手。 チップはもちろんあげませんでした。
 



Hotel Reviera



DAY-2: ハバナ観光

    朝起きて部屋の窓を開け、初めて明るい光の下でハバナの街を見ました。 泊まっているホテル・リビエラは海岸線に在り、右手に海、左手に町並みがありました。 町並みは建物が密集していて都会らしい雰囲気です。

    ハバナのホテルでは朝食付。 CUBAの料理ってどんなだろう??と興味津々でホテル内レストランへ。  朝食はビュッフェスタイル。 思ったよりもウエスタンスタイルで色んな種類のディッシュが置かれていて、特に不満なし。 味はとっても大味でしたけどね。 欧米人が好みそうなスクランブルエッグや、デザート用のスナックまで出されていました。
朝食レストランでは日本人観光客も見かけましたよ。 遠い日本からわざあざ来ているんだ・・・と感心しました。 まあ、海外旅行好きな日本人は何処に行っても見かけるからね。

    10時に現地オペレーターの人とツアーに関する打ち合わせ。 この時に来たスタッフは前日の運転手とは大違いで、非常に教育された青年でした。 その日の午後にハバナ市内観光ツアーがあると言うので申し込みました。 ツアー料金は15USドル 。 悪くない値段。 それもバスツアーです。
 

    午後のツアー迄時間があったので、ホテル近辺を散策。 まず現地スタッフの人に紹介された、ホテル向かいにあるショッピングモールへ。 ショッピングモールといっても、中にあるスーパーマーケットがメインで、20店舗位の店が建ち並んでいる程度です。 
    ドリンクが欲しかったのでスーパーマーケットに直行。 CUBAはやっぱり貧困だというのを実感。 スーパーに置いて有る物の数が少ない!! 生活に本当に必要な物しか売っていない感じ。 贅沢物は無し。 でもちゃんとミネラルウオーターがあるのは、観光客が多いせいでしょうかね。 スーパー内だと言うのに、自分が観光客だと分かると、「お金ちょうだい!」とせびる人がいました。
    スーパーを出る時には、何を買ったのか警備員が袋の中身とレシートを照らし合わせてチェック。 万引き予防なのかもしれないけど、何となく国の貧困さを垣間見た感じがしました。

    ハバナの街を歩いて見て感じた第一印象は“ゴーストタウン”状態と言う事。 建物には貧しさがにじみでていて、住民は古く崩れた建物に住んでいる感じ。 きっと昔は美しい建物だったのであろうけど、メインテナンスがなっていないって感じ。きっと修理するだけのお金が無いんだろうな。 それとも価値観が違うのかもしれないけど・・・。




    住宅街を歩いていると“どこから来たの?”と声をかけてくる若者が何人かいました。 それがフレンドリーな行為なのか、それともビジネス欲しさなのか判らないので、何となく適当に答えて接していました。  彼らも会話が弾まないので興味を無くしたのか、しばらくして離れて行きました。
    それにしても平日だというのに、どうしてこうも住宅街に人が多いのかな??
彼らは仕事をもっているのだろうか??
    街を歩いていたら聴きなれた音楽が流れてきました。 レゲイ歌手Shaggyの歌う
♪Angelです。 その歌は自分のお気に入りでもあるので、何となくホッとした気分に。 自分にとって未知の国CUBAで、お気に入りの曲それもアメリカのヒット曲が聴けるなんて不思議な気がしました。 音楽はやっぱり世界の架け橋なんですよね。
    ホテルに帰る途中、クラフトのマーケットが在ったので立寄りました。 皮製品、木彫りの置物、そのたクラフトの商品が沢山売られていました。 値段は他の観光地より少し安目かな。

    ランチはホテル内のカフェにて。 もう凄い質素な創りのカフェ。 30年、40年前のまま・・といっても過言でないほど。 何の飾りが有る分けでもなく、BGMがかかる分けでもなく、オフィス内の食堂かの様でした。 メニューに有るはサンドイッチがメインでした。 値段はホテル内だけあって少し高め。

    午後の市内観光は2時から。 担当のガイドはとても英語が流暢で判りやすく説明してくれました。 4時間のツアーはハバナの主要観光スポットを十分に網羅したもので、お薦めです。  
    CUBAの90%以上の人口が集中しているハバナの街は活気が或るものの、街の建て物を見れば見る程貧しい街に思えてきました。 
    それにしてもハバナの空気は非常に悪い!! 車の排気ガスが街全体を覆っている感じで、それに加え皆タバコを吸っているのでしょ。 喘息持ちの人には絶対勧められない所です。 

    夕食はガイドブックに載っていたレストランに行くつもりで、タクシー運転手にレストランの名前と住所を行ったら、“そんなレストランはもう無い”と言われて、結局タクシー運転手のお勧めするレストランに行くことになりました。 住宅街にある非常にこじんまりしたレストランで、10人座ったら満席といった場所。 メニューの数は少なくちょっと不満。 味はとっても大味。 それに加え値段が少し高めだったからまたまた不満。 「CUBAの料理を知る事ができたのかな?!」と好転的に考え直したけど、やっぱりタクシーの運転手にはめられたんだよね。
 

※CUBAの通貨について:
    原則的にUSドルが使用されています。    ただ、コインのお釣はCUBAのペソ(peso)になります。 例えは3ドル75セントと表示された品物を買った場合、1ドルのUS紙幣と25ペソコインがお釣として替されます。 はっきりいってペソを貰って価値がないので嬉しくないのですが、コイン(小銭)はペソと決まっているようです。
だからとって、そのペソを使って買い物は出来ないのが現状。 観光客はドルを使うという矛盾した規則があるそうです。
    そんな状況の中ペソを使う方法を見つけました。 それは、レストランに行った時に渡すチップです。 チップだとペソでも喜んで受け取ってくれる様です。
CUBAには税金はありません。 話によると50USドルは、CUBAでは一ヶ月分の給料に相当するそうです。
 

DAY-3:  ハバナ散策
 
    この日は前日バスで回った観光スポットを単独行動してみました。 
まず最初に出向いたのは、観光ガイドが案内していたハバナで一番人気のアイスクリームを食べに行ってみました。 そのアイスクリームを買うまで通常一時間待ちの行列が出来る程人気があるそうです。 が、平日の朝という為か行列は無く、すんなりと待たずに買う事が出来ました。 
Coppelia(コッペリア)と呼ばれる公園内に在り、普通の売店といった感じ。 二人分で6USドル近くしました。 2スクープのアイスクリームにしては高過ぎです!
でも美味しかった。 人気なだけあります。
多分、観光客用と住民用と値段が違うんじゃないかな。 低所得のCUBAの人が
3ドル出してアイスクリーム食べると思いませんからね。
 


これがアイスクリームのお店

注文したアイスクリーム

    その後ハバナの街を走るココナッツ型のバイク「COCO TAXI」に乗って旧市街を経由して中心地に在るCAPITOLIO(キャピトリオ)へ。
COCO TAXIは細い道も走ってくれるので、街の生活状況を見るには良いと手段だと思います。 
    CAPITOLIOはアメリカの首都ワシントンDCに在る、キャピタルビルディング(国会議事堂)を真似たミニテュア版だそうで、建物の中を見学する事ができます。

    この日のランチはハバナで一番古くヨーロッパ的な趣のあるホテル「HOTEL INGLATERRA」のストリートに面したカフェにて。 ここでもサンドイッチを食べました。 味・値段ともまあまあの内容でした。 でも雰囲気が気に入りました。


HOTEL INGLATERRAのカフェ

    午後は旧市街を散策。 旧市街の建物はヨーロッパ的なスタイルで趣があるのですが、古くて改装されていない物ばかりで、貧困さがにじみ出ていました。
でも、建物一つ一つを観察してみると、土台がしっかりしているせいか、古くても趣きのある建物が印象的でした。
    それに、旧市街内のカフェから流れるバンドが奏でる音楽。 非常に街とマッチしていましたよ。 日本でも「ブエナビスタ・ソーシャルクラブ」という映画を通してCUBA JAZZの音楽が人気だそうですが、正しく旧市街はCUBA JAZZの発祥地。 完璧といえる生バンドの演奏がとても感動的でした。

CUBAN サルサの音楽に併せて踊る女性は、音楽にのって自然と身体が動いていて、通りすがりの人を和ましてくれました。

    夕食はCUBA料理に少し飽きてきたので、ちょっと志向を変えてポリネシアン料理のレストランへ(本当は、疲れて探すのが面倒になった所、たまたまそのレストランがあったのです)。 ポリネシアン料理といいながら、中華と洋風をミックスさせた内容だったので、ウェイターに“シェフは中国系の人でしょ?!”って聞いたら、当っていました。
    夜になると街の至る所に警官が立っていました。

※葉巻売り込み:
    ハバナの街を歩いて観光客だ分かると、直ぐに「シガー(CIGAR)?」と葉巻の売り込みをしようと話し掛けてきます。 それも5メートル間隔で。 冗談ではありません。 とにかくヒツコク話し掛けてきます。 観光ガイドの話では、ホテルで寝ている時でさえ、葉巻工場に連れて行こうと誘う事も在るそうです。
葉巻に興味がある人はその誘いに乗ってみるも良いかもしれませんが、興味の無い人には、結構売り込みがヒツコク嫌な思いをしますよ。
興味がない時には、「No Fumo(ノ、フモ)訳:タバコを吸わないの意」とスペイン語でハッキリ言うと、直ぐに売り込みを諦めてくれるみたいですよ。
自分もそのフレーズを何十回言った事か・・・(苦笑)
 
 

DAY-4: リゾート地バラデロへ移動

    この日はリゾート地バラデロまでの移動日。 予定のバスが30分遅れで到着。数軒のホテルを周ってハバナの街を出発。  ハバナは或る意味で魅力的な街だけど、早く空気の良い場所に移動したい!というのがその時の素直な気持ちでした。

    バラデロ迄は車で2時間。 ハバナの街を離れて30分もすると、のどかな田園風景になりました。 ちょっと離れただけで全く違う雰囲気。 きっとこの風景が本当のキューバの姿のかもしれないな・・・と思いました。

    途中スナックバーにて休憩。 周りには何も無く平原が見えるだけ。 スナックバーが砂漠の中のオアシスの様に思えました。 とっても、のどかな雰囲気で今回の旅行のなかでも、お気に入りのスポットの一つとして印象に残っています。

    2時間程するとやっと海が見え始めてきました。 バラデロに近づいて来たら陽射しがより強く感じてきました。 バラデロの海は正しくリゾート地という感じ。
青々とした海が印象的。 
    ホテルにチェックインしたのは2時近く。 バラデロのホテルはVILLA CUBA RESORTと呼ばれる4つ星半のホテル。 ホテルのチェックインカウンターに行くと、ゲストリレーションのスタッフが待っていてホテルについての案内をしてくれた。
案内を聞いている間、ドリンクサービス。 こんな事は今迄なかった。 さすが4つ星半のホテルだけあって、お客に対する扱いが違います! (感激)
    部屋に荷物を置いたあと、昼食を摂りにレストランに直行。 昼食後は念願のビーチにてリラックス。 海は最高に奇麗でした。 水は緑色で、波は少し高めかな。
程好く風が吹いて、とっても開放的な気分になりました。 やっとバケーション開始という感じになりました。


Villa Cuba Resort内

    バラデロのホテルでは全食込みで、ビュッフェスタイルの食べ放題。 もちろんアルコールも飲み放題。 食べ放題というのはとっても魅力的なのですが、どうも欲がでて食べ過ぎてしまうのがね。 まあ、贅沢な事なんですね。

    この日は夕食を済ませて部屋に戻って、テレビを見ている間にウトウトと寝てしまいました。 移動の疲れがあったのか、それともビーチで遊び過ぎたのか分かりませんが、10時頃にはベットに入っていました。
 

★アメリカ人ツーリスト
    ハバナからバラデロに移動するバスの中で、隣に座ったのがアメリカ・シカゴから来たカップルでした。 アメリカ人がCUBAに入国するのは禁じられていると聞いていたのですが、話を聞いてみるとアメリカから直接CUBAに入ってくるのは難しいけれど、メキシコとかジャマイカ経由で入ってくるのは許されるみたいです。
 
 
 
 

DAY-5:  ビーチで過ごした一日

    この日は朝からビーチにてリラックス。 泳いだり、日光浴をしたりとゆったりした時間を過ごしました。 でも、そのままだったら身体が鈍りそうなので海岸沿いを歩いてみました。 

    ランチを食べた後、またビーチへ。 
何を血迷ったのか突然ビーチバレーのグループに仲間入り。 バレーボールをしたのは何年ぶり、いや何十年ぶりだったので感覚が戻るまで時間が少しかかりました。(^^; 何故か自分のチームは負けてばかり。 やっぱり自分のせい?
久々にバレーをして調子にのり過ぎたのか、左親指を突き指してしまいました。
単なる突き指と思っていたら、暫くしてはれ始めました。 押し手も痛くて紫色にはれ上がってしまいました。 
    バレーを終えて一旦部屋に戻って一休み。 その後、まだ夕食時まで時間があったので、自転車を借りて近くを回ってみました。 爽快爽快。

    この日の夕食はホテルのビーチ近くにあるレストランにて。 そこではビュッフェではなくセットメニューでした。 もちろん食べたい放題。 但し、ロブスターメニューは追加料金がかかると表示されていました。
自分がオーダーしたのはGrilled Fish(グリルドフィッシュ)。 それなのに実際出されたのは油で揚げられたDeep Fried Fishでした。 その上ソースも何も味付けできる様なものはなく、大味そのものでした。
    レストラン内ではトリオのミュージシャンがお客の座っている、テーブルを周りながら演奏していました。 もちろん彼らの持ち歌はラテン系の曲なのですが、途中お客からのリクエストで、ビートルズの♪Yesterdayを唄っていました。 それも彼らなりに味付けされて唄っていたので、さすがプロだと思ったのですが、やっぱり無理があったのか、所々音程が外れていました。 
 

DAY-6: バラデロの町散策

    朝食後ビーチへ。 ビーチバレーを開始するといので、親指が突き指して腫れているにも係わらず、又々参加してしまいました。 メンバーの半分は前日と同じで顔なじみでした。
バレーボールは一時間位で止めて、その後海に入って泳いでいました(いや、単なる水遊びといった方が正当かな)。 本当に水が奇麗で、またもや感動。
話によると、バラデロの海は世界でベスト10に入るほど奇麗なんだそうです。

    サンブロックローションを塗らずにビーチバレーをしたり泳いだりしたので、背中がヒリヒリしてきました。 ヤバイ!

    昼食後、午後はバラデロの町(ダウンタウン)を散策する事に。 最初はタクシーを使うつもりでしたが、歩いて10分足らずと聞いて、結局歩いて行きました。
ダウンタウンと言うよりは、ビーチに平行にあるメインストリートにレストランやお土産屋が幾つか並んでいる程度で、消して派手やかなイメージではありません。
特に人込みもなく、そこがダウンタウンだと知らなければ、きっと通り過ごしてしまうだとう・・・といった感じ。 

    話によると今年の旅行客数は昨年の40%減だそうで、観光客相手に成り立っているバラデロでは、厳しい状況にあるそうです。 

    お土産店ではクラフト物が多くて、木彫りの置物や、皮でできた鞄、それからTシャツ、絵葉書が殆ど。 どこのお店も同じような物が置いて在るだけで、途中から飽きてきました。 お土産店ではBackstreet Boysの曲等がかかっていて、CUBAがアメリカに近い位置にある事を、思い出させてくれました。 
 
 


クラフトショップ

メインストリートを走る馬車

    ダウンタウンからの帰路は馬車に乗ってホテルに帰りました。 運賃はなんと2ドルでOKでした。 本当はもっと高いのでしょうけど、客数が少ないのでお客さを捕まえるのに必死という印象を受けました。
    それにしても、ダウンタウンからホテルまでの距離ってそれ程ないのに、馬車乗りはその短い距離を行ったり来たりで、疲れないのだろうか? まあ、それが彼らの仕事なんだけどさ。。。
 

    この日の夕食は、ビュッフェの中に出されていたパスタを食べて見ましたが、はっきりいって美味しくなかったです。 考えてみればCUBAでパスタを食べるというのが間違っているんですよね。 きっと。
 

    この日の夜から背中に不快感発生。 背中が熱っぽくてそれに痒い!!
ああ、バレーをする前にちゃんと日焼け止めローションを塗っておけばよかった。
辛かったです。 
 
 

DAY-7: カヤック初体験。 バラデロ最後の日

    この日6時半頃に目が覚めて一人で散歩に出かけました。 歩いている途中日の出を見る事もでき、感激。 
朝早いのにも係わらず、ホテルで働く人がバスに乗って出勤している様子が印象的でした。 やっぱりバラデロは観光でもっている町なんでしょうね。

    朝食後ビーチへ。 この日はバレーボールをするのは止めて、生れて初めてカヤックに挑戦しました。 最初は友達と一緒に2人乗りカヤックを試しました。 なんといってもカヤックに乗るのが今回初めて。 それに、波があるのでカヤックに乗るまでが大変でした。 乗ってしまえば後は楽。 ちょっと力を入れて漕ぐだけで、前に進んで行くので思ったより楽でした。
2度目はソロのカヤックに挑戦。 2度目だから少しは楽に乗れるかな?と期待したのが間違いでした。 何度も一人でカヤックに乗り込もうとしましたが、波にたたかれてなかなか乗れません。 結局友達の手を借りて乗り込めました。
一度乗ってしまえば後は問題無し。 かなり沖の方まで漕いで静寂と孤独感を味わいました。 周りには人があらず海の上にポツリと浮いている感じ。 なんとなく自然と一体化した心境になりました。

    午後はバラデロの再度メインストリートへ。(バラデロでは他にする事が無いのです。) 前日よりも先まで歩いてみたけど、特に面白いお店はなかったです。
途中お土産屋で、CDを購入。 もちろんCUBA音楽のCDなんだけど、全部スペイン語で書いてあるからどのCDが良いのか分からず、結局店員のお薦めするCUBAのトラディショナルミュージックが収録されたCDを買う事にしました。
CDは他の物に比べて高い! なんと15USドルもしました。

    人の少ないバラデロでも、町を歩いていると“Cigar?”と頻繁に声かけられます。いったい何人の人から“Cigar?”と声かけられた事か。  今度CUBAに来る時は
「NON SMOKER」と表したTシャツを着て来ようと真剣に考えましたよね。

    この日の夜はバラデロ最後と言う事で、ホテル内のレストランで一番洒落ているレストランにて夕食を摂ることに。 サービスとかは良かったけど、やっぱ今一つ大味で美味しくなかったです。 

    この日の晩も背中が痒くてじっとしていられない程でした。 背を下に向けて横になると痒くなり眠れないので、うつぶせになって寝ていました。 
 
 

DAY-8:  CUBA出発。 帰路カナダへ。

    CUBA出発の日。 バラデロ空港出発は夜8時40分だったので、朝食を済ませ荷造りをした後、ビーチにてリラックス。
チェックアウトが11時だったので、規定通りにチェックアウトをし出発まで荷物を預かってもらいました。  チェックアウトをしても出発するまでは宿泊客を証明する
紙のブレスットを取り外さなくても良いというので、昼食もホテル内のレストランで
摂りました。 

    昼食後まだ出発まで時間があったので、またメインストリートまで散策。 
 

    空港行きのバスが4時頃向かいに着て空港まで移動。 
空港でのチェックインは予想以上に待たされました。 多分30分以上待たされたかな。 セキュリティーも厳しく手荷物を一つ一つ開けてチェックされました。

※チェックイン後、『CUBAN DEPARTURE TAX(出国税)』として20USドルを払わなくては行かなく、払ったと言う証拠に入国した時に出したツーリストカードの半券にシールが張られます。 それを見せてゲートに入ります。

     ゲート内にはお土産屋が幾つかありましたが、特に気のきいた品物は置いてなかったです。 ゲート内でもタバコを吸う人が半数。 せめてスモーキングセクションを作って、そこで吸うようにすれば良いと思うんですがね。。。 CUBAにとってタバコは生活必需の一つの様なものなので、タバコを吸わない人の気持ちが分からないのかもね。 

  ゲート内にスナックバーがあったので、そこで夕食用にサンドイッチを買って食べました。 それから、CUBAの名物ドリンク『モヒート(MOHIETO)』を飲んで、CUBAで過ごしたバケーションの日々を思い出しながら、帰路飛行機に搭乗しました。
 

★モヒートの作り方。
    もちろんベースとなるのはジン(キューバでジンを生産している)。ジンにレモンジュースを入れ、荒めの砂糖を入れて掻き雑ぜ、その後ミントの葉を入れる。
最後はクラブソーダを入れて出来上がり。 ミントのほのかな臭いと味が上手く調和されてて美味しいですよ。 とっても気に入りました。
 
 
 

    CUBAはやはり自分にとって未だ『未知の国』です。 政治絡みで世界から取り残されている感じもあり、彼らの生活状況は1950年代、60年代でストップしてしまったのではないかという印象を受けました。  
    ハバナの街はCUBAの文化が収縮した場所で、それにヨーロッパから受けた過去の名残がとても魅力的でした。 あのスモッグと人込み、それにタバコ売りさえなかったら、もう少し長く滞在したかったと思います。
    バラデロは発展進行中のリゾート地といった感じ。 アメリカのツーリストが公に入ってこない分、リゾート地としては質素ですが、それがいいですよね。
アメリカ人が入ってくるとなんでもコマーシャル化して、アメリカのリゾート地の様に
造り替えてしまいますからね。 (日本人も同じような事をしてますよね。)
一週間以上いたら完全にボケそうな環境ですが、自分は素朴なバラデロが気に入りました。 いつまでも奇麗な海を大切にし、素朴なままでいて欲しいと願います。
 

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