* トロントはエスニック料理の宝庫 *
移民者の集まった、人種のモザイクの街トロントでは、世界中の料理が楽しめ ます。 「トロントの情報」ページでも述べましたが、チャイナタウンをはじめ、移民者の集まったリトルタウンがトロントの街に散らばっています。 ですから、「今日はパスタが食べたい!」と言えばリトルイタリーに,「辛いビビンバとキムチが食べたい!」と思えば、韓国通りに足を運べば、その国独特の味が楽しめるのです。
ただ残念な事に、日本人街が無いんです。 日本食レストランは数十軒有るんですけどね。
なんといっても現在移民者NO.1の中国人の街チャイナタウンはダウンタウンに位置し、まるでトロントにいる事を忘れるぐらい「中国」って感じでいつも圧倒されます。 道の表示から、お店の看板まですべて中国語で書かれています。
もちろんチャイナタウンには中華料理レストランが集中しており、広東・四川それからベトナム料理風中華、自分のお好みの味によってレストランを選択する事も可能な訳です。
ただ、清潔さを求めると中華街のお店は当てはまらないかも。清潔さ上品さを求める日本人ツーリストには、中華街を少し離れたレストランをお勧めしています。 但し値段は高めになりますが。
移民者NO.2はイタリア人。 リトルイタリーはダウンタウンの少し外れにあります。 イタリア料理はトロント住民にとっても人気の料理。 ピザ屋から高級イタリア料理店が方々に存在します。 でも本場家庭のイタリア料理を食べたい方は、やっぱりリトルイタリーに足を運んだほうがいいかな。
話によるとイタリア人はパスタを前菜の一種として食べるとか。 おしゃべりしながら時間をかえて食事するのがイタリア流と聞きます。昔、日本で「イタ飯」って言葉が流行った時に、「テラミス」が注目されましたよね。 トロントのイタリア料理店では美味しいテラミスが食べられます。お勧めです!中華・イタリアの他には、ギリシャ、インド、韓国料理がお勧め。それぞれの国のリトルタウンに行って本場の味わってみましょう。
それから、ケベック風フランス料理のレストランも何軒かあります。ケベック料理とフランスの料理とどう違うのか? 聞いてみた事がありますが、フランスの方はどちらかというと、ソテーやフォアグラとかグルメ嗜好だそうで、それに対しケベック料理は庶民的。 ケベック料理の有名料理は「プチーン」と呼ばれるフライドポテトにグレービーをかけ、その上にチーズが乗っかっている物です。 かなりヘビーですよね。 バーガーショップで食べられます。
トロントに日本街は無いものの、意外と日本食レストランは充実しています。 カジュアルで安めの定食屋風レストランもありますが、 全体的に日本食は少し高めです。 ですから、現地の人にとって
日本食レストランに行ってお寿司を食べる事が一種のステータス・シンボルだと聞いた事があります。
だからかな、オフィス街にある日本食レストランは昼食時どこも非常に込んでいます。
トロントに来た時に是非立ち寄っていただきたい所が、「FOOD COURT」と呼ばれるTAKE OUTとファーストフード店が集まったダイニング・エリア。(*西部バンクーバーではFOOD FAIRと呼ばれています。) FOOD COURTは人の集まるショッピングモール内や、オフィス街の地下に在ります。 オフィス街のFOOD COURTは大概昼食時のみオープンとなっており、昼食時は、席の確保が難しくなる程込み合います。
FOOD COURTではトロントの食事事情が一見にて確信できます。 というのも、いろんなタイプ・多国の料理の店が集まっているからです。 ですから、 昼食ではFOOD COURTにて日替わりセットいうよりは、日替わり料理が楽しめてしまう訳ですね。<<ワーキング・デイの日替わり料理献立表>>月曜日 メキシコ風ブリトー
火曜日 中華お好み3点コンボ (春巻き付き)
水曜日 タイ風ライスヌードル
木曜日 ギリシャ風ケバブとオリーブ入りグリークサラダ
金曜日 イスラエル風ファラフェル
(*ファラフェル:豆の粉で作ったコロッケの様な物。
それに野菜を加えてピタパ ンに包んで食べる。)バラエティーな食事内容で楽しいですよね。
ただ、日本人にとって気を付けて欲しいのが、日本食風ファーストフード店。MAID IN JAPANとかTEPPANYAKI EXPRESS、EDOとか日本語の名前が付いていますが、実際見てみると、「普通日本人はこんな食べ方しないよな〜」と思うような、洋風日本食って感じです。 実際働いている人たちは、殆どが中国系の人達で日本人はいません。 きっと彼らの抱いている日本食の“イメージ”だけで、調理しているのでしょうね。でも、「日本食」って思わなければ、結構楽しめますよ。FOOD COURTでは一人当たり約4-7カナダドル(350-560円)程度で食事ができます(飲み物代別)。
今トロントで流行っている食べ物がラッピング・サンド。 “WRAP‘N ROLL(ラッピン・ロール)”と呼ばれるファーストフードのお店が出来たのが、きっかけかどうか定かでありませんが、野菜やチキン、ビーフをステア・フライした物を、ピタパンまたは砂糖の入ってない大きなクレープでラップしたもの。 手を汚さず、時間をかけずに食べられるのがうけた理由かもしれません。
どうですか、トロントに来て食事を楽しんでみたい気分になりましたか?