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【プロバイダー】
 現時点でインドには3つのプロバイダーが存在します。そのうちの二つは国家プロバイダー、一つが民間のプロバイダーです。
 98年12月以前ではインドにはただ一つのプロバイダーしか存在しませんでしたが、
国が民間企業のプロバイダー事業への参入を一部認めたため、やっと複数のプロバイダーが存在する運びとなりました。

【国際ローミング】
 また、民間のプロバイダーが国際ローミングのGRICと正式に提携をしたため
現在では国際ローミングも可能という話です。

【民間プロバイダー・アクセスポイント】
 現在インドで唯一の民間プロバイダーであるSatyam Infowayは今の所インド国内に12のアクセスポイントを持っています。デリー、ボンベイ、マドラス、カルカッタの四大都市をはじめ、プネーやバンガロールなどにアクセスポイントを持っています。
 いまだインド全土にアクセスエリアはカバーされていませんので、アクセスポイントのある都市以外からの使用には長距離電話を使うことになります。しかし、インドでの長距離電話は意外に高いためにインドでのインターネットはかなりハイコストの通信手段となってしまう恐れがあります。先日の新聞でインド国内の長距離電話料金をこれから3年ほどで半額程度にしたい、という記事を見ました。が、インドで3ヶ月といえば3年を指すと言うほど時間の観念が他国と違う国でこれはどこまで信憑性のあるものかついつい疑ってしまいます。

【民間プロバイダー・システム】
 このプロバイダーでは最初はCDロムを購入し、そこからオンラインでインターネットに接続するという方法をとっています。
 インドのコンピューターはほとんどが英語使用でヒンディー語はソフトウェアで多少存在する程度です。このため、CDロムは英語のみでヒンディー語は全く入らないので、他の言語によるPCへの障害のおそれはきわめて少ないでしょう。
 CDロムを購入後、PCへインストールするところから作業が始まります。インストール後、個人情報をプロバイダー側へ送信するために電話線とつなげます。するとHPへ接続され、そのHP上で自分の個人情報をプロバイダー側へ提供します。ここでは名前、住所、性別から、職業果てには趣味まで様々なことを尋ねられます。
 これが終了すると今度は自分のユーザーネーム、パスワードの登録へ移ります。ユーザーネーム、パスワードの登録が済むと晴れてインターネット接続が可能なります。

 また、HP上ではパスワードの変更や、使用時間のチェックもできます。さらに、購入時間終了後再び購入したい場合はHPからのアクセスによって時間の延長等の手続きが可能だとのことです。

 このCDロムにはプロバイダーとのアクセスキットの他にインターネットエクスプローラー4.01、Outlook Express、POWER ZIPなどのフリーソフトがついてきます。これらのソフトが不用の場合にはそれらをインストールしなければ良いだけなので基本的には何の問題もありません。

【民間プロバイダー・基本プラン】
1.1年間有効、500時間使用可能、メールアカウント5つ
2.1年間有効、500時間使用可能、メールアカウント1つ
3.10ヶ月有効、100時間使用可能、メールアカウント1つ
4.3ヶ月有効、25時間使用可能、メールアカウント

 基本的には上記の4パターンとなります。今までは1〜3のパターンしかなく、しかも3番目のものはほとんど売られていなかったのですが、現在ではどのパターンも比較的簡単に手に入ります。また、3月11日より25時間お試しパックが発売されました。短期間インドに滞在し、自分のパソコンでインターネットに接続したい人にとってはとてもありがたいパックが発売されました。

【一般的な情報・電話・モジュラージャック】
 インドのごくごく一般的な電話ではモジュラージャックがない場合がしばしばあります。その際にはモジュラージャックへの変換装置がインド国内で手に入ります。
 また、ホテルからインターネットにつなぐ場合は最初にダイアル0もしくは9をつけることでつなぐことができます。この場合インドでは0もしくは9のあとにカンマが必要とはインド人の弁です。
 また、アクセスポイントにダイアルしたあとでも呼び出し音がなりつづけていたり、一方的に切られてしまうこともあります。1回でつながるときは運が良く、場合によっては何度も何度もトライしなければならないこともしばしばです。

【国家プロバイダー値下げのニュース】
 3月12日インドの国家プロバイダー(今までは独占プロバイダー)が値下げをすると発表しました。民間企業の参入、その他を見越しての値下げです。値下げ幅は20%です。


mailto:n-shige@pop.tc4.so-net.ne.jp 1