MONACO GRAND PRIX Racing Simulation2


目次
モナコグランプリ レーシングシミュレーター2 by シンさん
【ゲーム手記】「MGPRS2」 by ヒロ(F-1)さん
【ゲーム手記】「MGPRS2」参戦記(1) by ヒロ(F-1)さん
【ゲーム手記】「MGPRS2」参戦記(2) by ヒロ(F-1)さん
【ゲーム手記】「MGPRS2」参戦記(3) by ヒロ(F-1)さん
【ゲーム手記】「MGPRS2」参戦記(4) by ヒロ(F-1)さん
【ゲーム手記】「MGPRS2」参戦記(5) by ヒロ(F-1)さん
【ゲーム手記】「MGPRS2」参戦記(Final) by ヒロ(F-1)さん
MONACO2のいい加減レビュー by MASAKAZUさん
コレは誰がなんと言おうとシミュレーションですね by みにょる

シンさん、ヒロ(F-1)さんからは転載許可を頂いております。転載を快諾してくださったシンさん、ヒロ(F-1)さんに多謝。
MASAKAZUさんからはE-Mailにてレビュー投稿頂きました。感謝。



モナコグランプリ レーシングシミュレーター2
筆者:シンさん 1999.03.14 (NIFTY FCGAMEM1 Dreamcast会議室の発言より)

こんにちは、シンです。

どなたもこのソフトについて、感想をアップされていないようなのでちょっと感想などを..。

このソフトと、PSのコリンマクレーどちらにしようか迷いつつ結局モナコにしました(コリンマクレーも遠からず買うつもり)。

グラフィック
わるくはないです。ただ「すごくリアル」というほどでもなくドリームキャストとしては「一応及第点」というところでしょうか。
でもやっぱり「遠方もよくみえる」というのはよいですね。

挙動
滑らかで一定しており、セガラリー2のような違和感を感じることはありません。
フレームレート自体いくつかはわかりませんが、1/30秒以上じゃないかなと思います(たぶん)。
ただコース外にでた際、わずかにレートが落ちている感じもしますが、もしかして単にコース外の挙動であるかもしれません(つまり気のせいかも)。

難易度
一応「アーケード」というモードもありますが、これを文字どうりに受け取ってはいけません。これは「シミュレーションモードほどはシビアではない」ということでリアル系であることに違いはありません。シミュレーションモードはドリマガのレビューのとうり、セッティングしないとまともに走行できません。

「コーナーはきちんと減速して曲がる」「一つのミスであっというまに最下位」というレースものなのでリッジ系を求める方は遠慮した方がいいでしょう。

現在アーケードモードのオーストラリアで練習中。

99/03/14(日) 10:37 シン(CYE00203)


【ゲーム手記】「MGPRS2」
筆者:ヒロ(F-1)さん 1999.03.21 (NIFTY FCGAMEM1 Dreamcast会議室の発言より)

会議室の皆さん、こん**は、ヒロ(F-1)です。

モナコグランプリ レーシング シミュレーション2をPLAYした自分の参戦記をアップし直してみました。
新規ツリーにコピーした方が読みやすくて助かるとの意見がありましたので内容をいじらずにそのままコピーしました。

そういうことですので読み飛ばしてくださっても結構です。

小説や手記調に書いていますけど気にしないでください(^^;)


このゲームをσ(^^)は全チーム・全ドライバーを実名化してPLAYしています。
その為、文中の表記も実名表記させていただいてます。
尚、予選107%ルール、Tカー1台、予選12周を適用しています。
視点はコックピット視点です。
走行距離は実際の周回の25%と設定しています。


でわでわ(^^)/""


【ゲーム手記】「MGPRS2」参戦記(1)
筆者:ヒロ(F-1)さん 1999.03.22 (NIFTY FCGAMEM1 Dreamcast会議室の発言より)

会議室の皆さん、こん**は、ヒロ(F-1)です。

開幕戦から第5戦までのレポートをアップします。


開幕戦 オーストラリアGP 〜アルバートパーク〜
 
  F1初参戦の私は片山右京氏のマシンを駆ることになった。
 フリー走行ではいきなりマシンを壊し、もう1台壊すと予選・決勝を走る
 マシンがなくなることになってしまうので、いきなりセッティングも
 煮詰まらないまま予選に突入した。
  今後もフリー走行は参加しないつもりだ。
  予選、何度となくマシンの限界を超えてウォールにクラッシュ、
 タイヤをパンクさせてしまい、ろくにタイムアタックすらままならない
 状況でありながら、コースに慣れてきた事もあって無事に数LAP
 タイムアタックをすることが出来た。
  しかし、セッティングが煮詰まっていないのが響いてか、107%に
 1秒届かずに予選落ちとなった。


第2戦 ブラジルGP 〜インテルラゴス〜

  前戦を予選落ちし、F1デビューを果たせなかった私だが、
 今回は手元の資料を元に基本セッティングを出し、予選に突入した。
  コースに慣れるのに時間がかかる上に天気は雨、新人にとっては
 過酷な条件だ。
  幾度となくスピンダンスを繰り広げながらコースを覚え、かろうじて
 予選を21位で通過をし、初の決勝進出を果たした。
  そして迎えた決勝、私はついアクセルを踏んでしまい、
 フライングを取られてしまった。いきなり10秒のペナルティが確定した。
 1周目を終えてペナルティの為にピットインをしようとした直前、
 ピットロード入り口手前の左コーナーでコースアウトしてしまい、
 右フロントタイヤをバーストさせてしまった。
  そしてピットイン、10秒のペナルティを払いピットアウト
 だが、タイヤ交換の為にもう1度ピットインをしなければならない。
 と思った矢先、バックストレートの入り口でスピン、そこにベルガーが
 突っ込んできた。…私はサスを壊しその場でリタイヤとなった。
 

第3戦 アルゼンチンGP 〜オスカルガルベス〜

  引き続き南米でのアルゼンチンGP、また基本セッティングを
 施しただけのマシンで私は予選に参加した。
  マシンの扱いにも慣れ、コースを覚えるのがかなり早くなってきたと
 実感。これでタイムアタックができる周回が増えそうだ。
  とはいえタイムを出すのはなかなかうまく行かずに予選の9周目に
 ようやく107%を通過できるタイムを出すことが出来た。
 しかしポールタイムが上がれば予選落ちの可能性があるので
 あと3周全力でアタックをするつもりだ。
  しかし後ろから速いマシンが来て道を譲ったりしてなかなか
 タイムアップが出来ない。
  残り1周、全てをかけてタイムアタック。
 その矢先アロウズの1台がピットアウトしてきた。
 とっさの判断で間一髪よけるがコースアウト。
  私には予選通過を果たす為にポールタイムが塗りかえられないことを
 祈るしか出来なかった。
  しかし、ビルニューブがそれまでの予選タイムを1秒塗り替え、
 私の予選落ちが決定した。
  私以外にも、タイムアタックが出来なかったミカ・サロが予選落ちした。


第4戦 サンマリノGP 〜イモラ〜

  3戦して2回の予選落ち、完走なしとここまで散々な結果の私
 比較的走りやすいイモラで巻き返しを図るために臨んだこのGP
  予選開始早々に通過タイムを出し、20位で予選通過を果たした。
 しかし私の後ろは誰もいない。マグヌッセンとマルケスが予選落ちを
 喫したのだ。私はミナルディチームの期待を一心に受けて決勝に臨んだ。
  スタートは比較的よくタンブレロシケインまでに15位にジャンプアップ
 しかし、タンブレロの立ちあがりで軽くザウバーと接触、スピンした。
  そこにバリチェロとベルガー(またかよ)が突っ込んできた。
 幸いマシンはタイヤのバーストだけで済み、ゆっくりとスロー走行で
 1周し、ピットインをしてタイヤを換え再スタートした。
 しかしタイヤが暖まっていない事を忘れコーナーではらみまたもや
 タイヤバースト、タイヤ交換をするハメに……
  20位に転落した私は初完走だけを目標にレースを周回していた。
 アレジがリタイヤし19位を走行し続け、そして3周遅れで迎えた
 ファイナルラップ、トサで痛恨のブレーキングミス。
 サンドトラップでマシンは止まりきらずにウォールにクラッシュ、
 サスが折れて万事休す……
 またもや私の初完走はならなかった。


第5戦 モナコGP 〜モンテカルロ市街地〜

  このGPのことは多く語りたくないというのが本音だ。
 コースが非常に狭く、ちょっとミスしただけでタイヤやサス、ウイングが
 壊れてしまうこのコースマシンを大事に扱いながら予選をアタックし、
 PPの10秒遅れのタイムを出して、次のラップ、カジノの立ちあがりで
 後ろから速いマシンが近づいてきたのを確認、ミラボー手前で道を譲った。
  そしてステーションヘアピンでその譲ったマシンのブレーキングが早く
 追突。マシンの前部を失った。
  私は急いでピットへ戻りTカーに乗り換えタイムアタックを再開した。
 しかし、1周してメインストレートに戻って来ていざタイムアタックと
 思った瞬間に私の目の前に現れたのはピットから出てきたプロストの
 マシンだった。
 他のコースならいざ知らず、モナコでは避けるスペースなど無いに等しい。
  私は急ブレーキをかけたが勢いよくプロストのマシンに突っ込み、
 マシンは全損、マシンを失った私は失意のままモナコを後にした……



と、これがここまで5戦を走った内容です。
なんか作り話っぽく思えるかもしれませんが全て事実です(^^;)
5戦して3回もDNQもしているヘタクソのくせにこんなモノ書くなと思われるかもしれませんが、どうかお許しくださいm(_ _)m
 僕は僕なりに楽しんでPLAYし、その内容をアップしているのですから…

それでは、長文にお付き合いくださり、有難うございました。
また引き続き第6戦スペインGP以降の内容もアップ(コピー)しますので、気が向いたら読んで下さい。

ヒロ(F-1)


【ゲーム手記】「MGPRS2」参戦記(2)
筆者:ヒロ(F-1)さん 1999.03.22 (NIFTY FCGAMEM1 Dreamcast会議室の発言より)
会議室の皆さん、こん**は、ヒロ(F-1)です。

引き続き、第6銭スペインGPからの参戦記をアップします。
文章力が至らない部分があるかと思いますが許してやってくださいませ。


第6戦 スペインGP 〜カタロニア〜

  早くも私のF1デビューイヤーは中盤に差し掛かった。
  今までの調子ではシーズン一杯シートを得られるという保証も無く
 背水の陣で今後のレースに臨まなければならない。
  しかし、この直線が長いテクニカルサーキットのカタロニアは
 セットアップが難しく、直線でスピードを稼ごうとするとコース終盤の
 テクニカルなコーナー2つで苦しく、タイムが出ない。
  それを悟った私はコーナーリングをやや重視したセッティングに賭け、
 慣らし走行を数周行った。
  そして残り4周、そのセッティングにも慣れてきてコースアウトしなく
 なってきたところでNEWタイヤに履き替えタイムアタック。
  それまでのベストは107%に3秒届かないラップタイムだった。
 しかし、アタック突入後ストレートスピードが遅い為にどんどん抜かれ
 コーナーリングで追いついて……という感じが2周続き、残りは1周!
 このままでは予選落ちしてしまうのがわかっている。後ろから誰も
 追いついてこないことを祈りつつコーナーというコーナーを攻める。
 ABSがレギュレーションで認められているおかげで少々の無理では
 スピンしないという利点を生かしとにかく攻めた。
  その結果、私は107%ラインに0,3秒というぎりぎりのタイムで
 予選通過を果たした。
 そして、私にとって3回目の決勝スタートを迎えた。
 
  スタートはかなり良く、混乱にも巻き込まれずに済んだ。
 気付けば順位は14位!、これはひょっとして?と思ったのも束の間
 セアトコーナーへのブレーキングでパニスに接触……
  私はフロントウイングを破損し、レフトフロントタイヤも
 バーストしてしまった。
 オリビエはリヤにダメージを受けスロー走行している。
  なんとかふらつくマシンをなだめながらピットへ戻りマシンを修復し、
 ピットアウト。この地点で既に1LAP遅れになってしまったが、仕方ない。
 とにかく私は初完走に向け走るのみ。
 しかし、9周目、最終コーナー手前で痛恨のスピン……
 コースに復帰した瞬間にアレジ、ディニスが突っ込んできた。
 2台はリタイヤしたが、幸運か私はタイヤバーストだけで済み、
 場所も良くすぐにピットへ向かった。
  結果周回数でアレジには届かなかったが、4周遅れの21位で初完走を
 果たせた。3度目の正直とはまさにこの事を言うのだと実感した。
  チームのみんなは私の傷だらけの初完走を手放しで祝福してくれた。
 私は思わずみんなの前で涙してしまった。
 さすがミナルディチーム、GP1アットホームなチームだ。
 

第7戦 カナダGP 〜ジル・ビルニューブ〜

  ようやくGP初完走をはたし、次なる目標をTOP10完走、
 あわよくば入賞と決め、カナダGPに臨んだ。
  今までの経歴で何度か走っているこのコース、私にとって
 ターニングポイントになるでGPあろうと思った。
  予選も順調で3種目で107%基準タイムを遥かにクリアーできた。
 しかし、タイムアップを狙っていたラップで痛恨のスピン、
 マシンを壊してしまう。
  Tカーでのアタックも考えたが決勝用のマシンを残す意味でも
 予選をそこで終了する事にした。
 それでも予選は自己最高位の15位で通過する事が出来た。
 マグヌッセン・フェルスタッペン・マルケスの3人が予選落ちし
 決勝は19台で行われる事になった。
  チームメイトが予選落ちしてしまった為、私は予選順位の良さもあって
 チームにポイントを持って帰る事を決心した。
 しかし、その夢は数秒後に絶たれてしまった。
 またもやロケットスタートを決めた私だが、スペインと違いコース幅が狭い
 ここではそれが命取りになり、たちまち横から接触されたりして
 サスを破損、ピットロード出口付近でマシンを止める事になった。
  どうやら私と接触したのはモルビデリとパニスのようだ。
 まぁ、これもレースだと私は自分に言い聞かせた。
 100mしか走れなかったのは辛いけれど………


第8戦 フランスGP 〜マニクール〜

  ようやく予選落ちはしなくなってきたが、マシンを壊す事が多い私。
 チームの負担を減らすべく安全運転をしすぎたのか、タイムが伸びない。
  シャトーコーナーの立ちあがりがうまくいかないのだ。
 それでもコーナーの感じを覚え、なんとかうまくシャトーを
 抜けられるようになった。そして10周目に通過タイムを出す事が出来た。
 予選順位は21位。……まぁ仕方があるまい。ここはメインストレートが
 広いのでスタートでまき返せるだろう。
  迎えた決勝は予想通りロケットスタートを決められた。
 そしてエストリルコーナーを曲がっている時に前で軽く接触があり、
 私は避けきる事が出来なかった。フロントウイングを痛めてしまい、
 ピットインするハメに……1回でいいから普通にオープニングラップを
 走り切りたいものだ。
  再スタート後は淡々とという表現がぴったりな走っていて退屈な
 内容だった。
 結果は2周遅れの22位、最下位での完走だ。
 最後の最後、ファイナルラップのコントロールラインまで30mという所で
 後ろからシューマッハ(兄)が突っ込んできたのには驚いたが……
 今回は比較的マシン損傷無く走りきれたと思ったのに……
  このあとは高速コースが続く…非力なマシンだが出来る限りの事は
 やってみるつもりだ。
 

と、これが今回の参戦記です。
前回と感じが変わってしまった感がありますが、許してください。
僕の文章力が至らないが故の事ですから……


でわでわ(^^)/""

ヒロ(F-1)


【ゲーム手記】「MGPRS2」参戦記(3)
筆者:ヒロ(F-1)さん 1999.03.22 (NIFTY FCGAMEM1 Dreamcast会議室の発言より)

会議室の皆さん、こん**は、ヒロ(F-1)です。

今回は第9戦イギリスGPと第10戦ドイツGPの
高速2連戦のレース内容をアップします。


第9戦 イギリスGP 〜シルバーストーン〜

  早くもシーズンの折り返し地点まで進んだ今年のグランプリサーカス。
 私にとってシルバーストーンは今までのカテゴリーで何度も走った事がある
 サーキットで、エンジンの非力さを差し引いてもそれなりの結果を
 残せるだろうと考えてサーキット入りした。
  そして予選、いつも通りチームが出してくれたイニシャルセッティングの
 マシンでアタックを開始した。
 いくら他カテゴリーで走り慣れたとはいえマシンが違うとコーナーの感じが
 変わって見え、クラブやウッドコートで何度かミスをしてしまう。
 それでもアタック3周目で107%通過タイムを出した私は7周目には
 さらにタイムアップした。
 まだ行ける自信があったがアビーカーブの立ちあがりでミス、
 レフトフロントタイヤをバーストさせてしまった為にピットイン
 タイヤ交換後アタックをかけるも、スローカーに引っかかり
 タイムアップはならなかった。
  それでも予選は今季最高の6位!、3列目に並ぶ事が出来た。
 これで初ポイントどころか表彰台も夢ではなくなった。
  そして迎えた決勝、私は緊張しながらもいいスタートを切り中央突破から
 3位にジャンプアップした。
 しかし、コプスの飛びこみでふらついた隙に2台に抜かれ5位、
 まだレースは長い、じっくり行こうと思いマシンを立てなおして 
 戦線に復帰した。
 ところがその直後ベケッツでまたもちょっとミスをした隙にアーバインに
 抜かれてしまう。だがまだ6位、ポイント圏内だ。
 ストウコーナーをうまく立ちあがり、アーバインを射程に捉えた私は
 クラブコーナーの飛びこみでインを突こうとした。が、そこには
 アーバインの前のベルガーが居て慌ててブレーキを踏んだ、その隙を突いて
 クルサードに先行される。ついに入賞圏外に落ちてしまった。
  入賞圏外に落ちた事により逆に冷静になった私は着実にコーナーを回り
 2周目のルフィードからウッドコートの間でクルサードをパス。再び
 入賞圏内に入った。そして5位のアーバインへの追撃を開始した。
 勝負は5周目のハンガーストレート、チャペルからの加速がうまく行き
 ハンガーストレートでイン側にいたアーバインのアウトに並ぶ事が出来た。
 しかしエンジンパワーがあるフェラーリが前に出る。
 私は必死に食らいつこうとストウでのブレーキを遅らせた。
 その結果サンドトラップに片輪を落としバランスを崩してしまった。
  ようやくマシンを立てなおしたら順位は10位まで後退していた。
 翌周にもクラブコーナーの縁石でスピンし14位に順位を
 落としてしまった。
 7周目には2周目同様ルフィードからの加速でモルビデリをパス。
 この周回にビルニューブがリタイヤした事もあって12位に順位を上げた。
 しかし次の周の同じポイントでアクセルオンが少し早くリヤが滑り、
 モルビデリに 抜き返されてしまう。
 そこから再び追走、抜くタイミングをうかがい続ける。
 迎えた10周目、インフィールドセクションでモルビデリのラインが乱れた
 隙を突いた。しかし、接触ノーズにダメージを受けてしまう。
 すぐさまピットでノーズ交換をし20位でピットアウト。
 そのまま順位の変動はなく残り2周の最終コーナーでトップが来たので
 道を譲り、1周遅れの20位でゴール。
  悔しさの残るレースだったと同時に、同一周回でのバトルができ、
 さらにオーバーテイクもできたという自信に繋がる収穫があった
 レースだった。
 

第10戦 ドイツGP 〜ホッケンハイム〜

  私は今、この手記を怒りに任せて書いている。
  このコースはブレーキングポイントがわかりにくく予選でも
 苦戦を強いられた。
 なんとかファイナルアタックでそれまでのベストを5秒塗り替え
 20位グリッドを獲得するも上位チームとのエンジンパワーの差を改めて
 実感させられた予選だった。
  そして迎えた決勝、スタートしたらイン側ががら空きだったのを見つけ、
 そこから一気にジャンプアップ13位まで順位をあげて1コーナーに
 飛びこんだ。
 しかし、もうお約束化した様に接触に巻き込まれてしまった。
 私と接触したのはジャック、ハッキネン、ベルガーであった。
 ベルガーとはこれで今シーズン3回目だ……
  彼らとの接触でレフトリヤタイヤをバーストさせた私はスローダウン
 しながら長いホッケンハイムのコースを1周してピットに戻る予定だった。
 しかし、オストカーブからアイルトンセナカーブへ向かうストレートで
 トップ集団が接近、私はレコードラインをあけていたにもかかわらず
 後ろからシューマッハ(兄)が追突してきた。
  彼は本当に2回もチャンピオンを取ったのか疑うような事故だった。
 フランスのファイナルラップでの追突してきたし……彼はどこを見て
 ドライブしているのだろうか………
  結局私のマシンはリヤセクションがもぎ取れ、そこでマシンを降り、
 コースのほぼ反対側からホッケンハイムの森に沿ってピットまで
 歩いて帰って来た。
 あんなクラッシュしたにも関わらず体が無傷なのが信じられないくらいだ。
  それにしても頭にきたのはシューマッハだ。
  そろそろまともな結果を残さないと来シーズンのシート獲得すら危うい
 状況の私にとっては非常に辛い結果だった。
 複数年契約をしていていつも引く手あまたの彼には一生わからないだろう
 このシート喪失のライン際にいるドライバーの気持ちが……
 本当に頭にくる週末だった。


以上です。


このあとすぐハンガリーGP以降も(コピー)アップしますのでお楽しみ(?)に

でわでわ(^^)/""

ヒロ(F-1)


【ゲーム手記】「MGPRS2」参戦記(4)
筆者:ヒロ(F-1)さん 1999.03.22 (NIFTY FCGAMEM1 Dreamcast会議室の発言より)

会議室の皆さん、こん**は、ヒロ(F-1)です。

今回は第11戦ハンガリーGPと第12戦ベルギーGP参戦記です。


第11戦 ハンガリーGP 〜オンガロリンク〜

  ブレーキングでバランスを崩しやすい私のマシンでは非常に苦戦を
 強いられそうなハンガリーにやってきた。
 唯一の東欧でのGPだ。
 天気は雨、おかげで視界が悪く、コーナーがわかりにくい……
  イニシャルセッティングで予選を数周走ったところ、ややアンダー気味で
 コーナーが辛いのでセッティングを少し変更し、もう一度タイムアタックに
 向かった。
  しかし、アンダーは消えた者のプッシュアンダーが前よりきつくなり、
 タイムが伸びない。
 もう一度ピットへ戻りセッティングを元に戻し、アンダーは目をつぶって
 立ちあがりのプッシュアンダーを消す方に賭けた。
 そうこうしているうちに予選周回が残り1周。
 かろうじて最下位で107%ライン内に滑りこんだ。
  最終ラップにならないと予選通過タイムが出ない事が多すぎると
 実感した。非常に情けないことだ……
 決勝もアンダーが消えないまま臨む事になり完走を狙うしか手がなかった。
 雨の中でのスタート、当然のごとく中段以下で大混乱が起こった。
  私はコースの真ん中付近で止まっているマシンをコースアウトしながら
 かわし21位で1コーナーへ飛びこんだ。
 これでかなり前との差が開いてしまったが、まあいいだろう。
 止まっていたのは中野のようだ。
  そして、コースを半周ちょっと過ぎた50Rの右コーナーのアウト側に
 1台止まっているのが見えた、インからそれを避け20位に、サロらしい。
 そして70Rから複合40Rまでの気持ち程度のストレートで1台
 スローダウンしていた。私と同じカラー。マルケスだ。
 どうやらサロと絡んでダメージを受けたようだ。
  私は彼をかわし19位で淡々と周回を重ねるが、アンダーのせいでペースを
 上げられず7周目にはウイング交換したマルケスにかわされる。
 そして8周目最終コーナー手前の45Rで痛恨のコースアウト。
 コース復帰した時には周回遅れに。
 そしてその直後の最終コーナーでブレーキングしたときに後ろから
 パニスが追突してきた。
  これで私はマシンを降りた。
 接触によるリタイヤが多すぎる……東洋のチェザリスと呼ばれない為にも
 完走したいところだが、単独クラッシュじゃないのでまだその呼び名は
 つけられずにすんでいる……だが、結果を残してナンボの世界だ、やはり
 完走しない事には……
 

第12戦 ベルギーGP 〜スパ・フランコルシャン〜

  予選開始直後いきなりオー・ルージュで大クラッシュ。
 いきなりレースカーからTカーに乗り換える事になった。
 Tカーでゆっくり1周し、タイムアタックに入った。
 オー・ルージュを安全運転でクリアーしケメルストレートを
 前回で飛ばした。…までは良かったが、レ・コムへのブレーキタイミングを
 誤りまたもやクラッシュ。
  マシンを2台とも失ってしまった。
 そして予選時間がどんどん進んで行った。
 レースカーの修復が終わったのは予選終了5分前。
 それから急いでタイムアタックをするも107%を通過する事ができずに
 モナコGP以来の予選落ちを喫する事になった………
 モナコ、ベルギーとドライバーズサーキットで予選落ちを喫してしまい、
 自分の腕の未熟さに腹が立った。

以上が今回のレースリポートです。
実際のGPと同じ感じの内容(レース以外)の事も書いていくつもりですので、次回以降もできたら読んでやって下さい。

でわでわ(^^)/""

ヒロ(F-1)


【ゲーム手記】「MGPRS2」参戦記(5)
筆者:ヒロ(F-1)さん 1999.03.22 (NIFTY FCGAMEM1 Dreamcast会議室の発言より)

会議室の皆さん、こん**は、ヒロ(F-1)です。

今回は第13戦イタリアGP〜第15戦ルクセンブルクGPまでの参戦手記をアップします。

読んでの感想・苦情・アドバイスなどがあればRES付けていただけるとこれ幸いに存じます。

レース内容はもちろんノンフィクションです。
シート争いなどは例によってフィクションですけど(^^;)


Before Monza

  来シーズンへ向けて私はいくつかのチームと交渉している
 いずれも中堅以下と呼ばれるチームであるが、シルバーストーンでの
 私のパフォーマンスを認めてくれたチームが数チーム、
 私と交渉してくれているのだ。
 もちろんミナルディチームも残留オファーを持ちかけてくれてくれた。
 しかし、まだ決め兼ねている。
 各チームとの結論を出すのを待ってくれるという。
  だが、早く結論を出さないと他のドライバーにシートを奪われてしまう。
 各チームに私は日本GPまでには正式発表を行えるようにするとの約束を
 伝えた。


第13戦 イタリアGP 〜モンツァ〜

  南半球オーストラリアから始まった今年のF1サーカスも
 はや第13戦イタリアGPを迎えた。もう残るは5戦だ。
  サンマリノに次いで、今年2回目のチームの母国GP。
 みっともない結果だけは残したくない。
  予選は、最初のアタックはそつなくまとめた…と思いきや、
 パラボリカで痛恨のミス。レフトフロントをアウト側に落としてしまった。
 それから立てなおし、「次こそは!」と思いコントロールラインを通過。
  前にいるマシンをかわそうとラインを変えた瞬間、ピットアウトしてきた
 マシンに300km/hオーバーで突っ込んでしまった。
 それでも私も相手(バリチェロ)も体は無傷だったのだ。
  すぐさまTカーに乗り換えた私は、自分のマシンの残骸を横目に
 ピットアウト、タイムアタックを開始した。
 6周目には1分28秒代のタイムを出し予選通過は確実なものになった。
 私はマシンをピットに一旦戻し、スチュワートのピットを訪れた。
 もちろんバリチェロやオーナーのジャッキーに謝るために……
  彼らは、にこやかに許してくれたが、バリチェロはマシンがないらしい。
 私にも「Don't mind」と言ってくれたときの彼の笑顔の中に隠された
 寂しさはそれだったのだ。
  私はもうこれ以上予選を走る気は起こらなかった。
 しかし、その私の目には不思議な光景が飛び込んできたのだ。
 タイミングモニターの5位以下が未だにno timeなのだ。
 残すところ予選は後10分弱。
 結局他のマシンは走ることなく予選落ちが確定した。
 ………なぜ他チームは走らなかったのだろう?
  翌日の決勝、グリッドについたマシンはたったの4台。
 観客席に観客は殆どいない。フェラーリも昨日アタックせずに
 予選落ちしたのだ。
 ポールはベルガー、続いてアレジとベネトンが並び、3位に中野、4位が私
 というスターティンググリッドだ。
  私はスタートを難無く決めトップで第1シケインに飛びこんだ。
 オープニングラップを追えたら後ろのベルガーに2秒ちょっとの差が
 ついていた。が、直後のシケインでバランスを崩しベルガーに先行される。
  翌周全く同じ所でスピン、アレジ、中野にかわされ4位に、最下位だ。
 しかし、中野は私をかわす時に軽く接触、タイヤがバーストしたのか
 スロー走行をしている。
  ロッジアの飛びこみで中野をかわすとアレジを猛追した。
 しかし、それが裏目に出たのが11周目。第1レズモ、アスカリと連続して
 ミス。タイヤ交換して来た中野にかわされてしまう。
 冷静に走っていれば表彰台が確実だったのにといまさら思っても後の祭。
 表彰台を得るために中野を追い上げた。
  そして翌周のメインストレートで中野のスリップから抜け、
 第1シケインまでにパス、3位を実力で取り返した。
 それ以上徐々に中野を引き離し、トップから1分12秒遅れの3位でゴール。
 ミナルディにF1参戦以降初めての表彰台を地元でプレゼントする事が
 できた。
 これで私はドライバーズポイントを4点獲得、12位にランキングされた。
 コンストラクターズも4点で7位にランキングされた。


Before A1

  前戦にようやく初入賞したとはいえ、決勝出走4台しかなかった
 こともあってオファーが来たのはプロストとスチュワートからだけだった。
 非力なハートV8エンジンで中野をストレートでぶち抜いたのを
 評価してくれたらしい。
  しかし、私はそれらを断った。発表された来期のレギュレーションを見て
 私は上位・中堅チームへ移籍することを諦めた。
 新レギュレーションで不慣れなマシンを知らない人間ばかりの
 新しいチームで走るよりも、気心知れているメンバー・走り慣れた
 シャーシといった環境で走った方がマシンになれることに集中できるし、
 プレッシャーも少ないと考えたからだ。
  その為オファーを以前から受けていたアロウズ・ティレルにも
 断りを入れた。
 しかし、未だに私の心を揺らがせる魅力的なオファーが来ているのである。
 さっき言ったことと矛盾していると自分でもわかっているのだが……
 市街地やドライバーズサーキットでまともなタイムを出せていない自分を
 鍛える意味で、これは非常に魅力的なオファーなのだ。


第14戦 オーストリアGP 〜A1リンク〜

  エステルライヒリンクがコース改修してF1カレンダーに戻ってきた。
 レイアウトを見る限り以前のレイアウトよりやや中速化された様に思える。
 スタンドにはベルガーファンが大勢駆けつけている。
  このGP期間中の天気は雨。コーナーが見えない。
 ただでさえ、コーナーがわかりにくいこのコースでは厳しいことだが、
 全員が初めてということでみんなイコールコンディションだから
 そんなことは言っていられない。とにかく結果を残すのみ。
  ブレーキングポイントがわからずにタイヤバリヤに接触→バーストを
 何度か繰り返したあと、9周目それまでのポールタイムを一気に4.5秒(!)
 更新することができた。翌周さらにコンマ5秒短縮した。
  これで私にとってもチームにとっても初のポールポジションが確定した。
 ミナルディがフロントローからスタートするのは90年のアメリカGP以来
 通算2回目だ。
  結局私のタイムに7%加算した通過ラインをクリアーできたのは
 フレンツェンのみ。 
 GP史上初のタイマンレースになることが決定した。
 迎えた決勝日、天気は雨、観客数ごく僅か。ドイツから近い為に
 フレンツェンのファンが来ているだけだった。
  スタートは普通に決め、フレンツェンを置き去りに。
 1周目のT2セクション過ぎた辺りで既に6秒差がついていた。
 しかし、最終コーナーで痛恨のスピン。
 コースに戻ってみれば、フレンツェンから8秒遅れだ。
 しかし、翌周のメインストレート私は既にフレンツェンに追いついていた。
 ラップタイムが10秒近く違うようだ。
  1コーナーの飛びこみでフレンツェンをかわすが、立ちあがりで
 ややテールスライド、そして軽く接触。
 両者ダメージを受けスロー走行でピットへ戻る。
 しかし、ダメージを受けた箇所が私のレフトリヤタイヤバーストに対して、
 フレンツェンはフロントウイング破損。スロー走行でもペースが速いのは
 ハインツの方だ。
  私が4分半かけてようやくピットにたどり着いてタイヤを変えたら、
 メインストレートを疾走して行く1台のマシンが見えた。
 これで私は1周遅れになった。
 10周目にニキ・ラウダカーブでコースアウトした私はまたもやタイヤに
 ダメージを受けてしまう。
 タイヤ交換した隙にさらに1周遅れることになった。
  だが、私は何かが起こることを信じて走りつづけた。
 そして迎えた14周目の最終コーナー、私はインからフレンツェンを
 パスした。するとフレンツェンはバランスを崩し、ガードレールに
 クラッシュ、リタイヤした。
  私はゆっくりと安全運転に切り替え、周回をこなし唯一のチェッカーを
 受けた。
 フレンツェンが止まった瞬間に観客は帰ったらしく、表彰式もなかったが、
 GP史の優勝経験者に私の名が刻まれたことに変わりはない。
 これでドライバーズポイント14点となりランキング10位、
 コンストラクターズも14点で6位になった。


Before LuxGP

  前戦で優勝したというのは2台しかいなかったからといわれるが、
 私は全然気にしていない。
 予選で3位以下を107%落ちさせるようなラップを刻めたという事実が
 あるからだ。
  この予選のスーパーラップを受けてザウバーやジョーダンだけでなく、
 フェラーリやマクラーレンなどといったトップチームからもオファーが
 舞い込んだ。
  しかし、私はそれらも断った。理由は前回述べたとおりだ。
 しかし、前も言ったように魅力的なオファーもある……
  その前に、前回言った私が上位チームへの移籍を断念した来期の
 レギュレーションについて述べなければならないだろう。
 来期のレギュレーションと今年のとの相違点は以下の通り。
 ・決勝走行距離を76.25km以上から倍の152.5Km以上に伸ばす。
 ・予選107%ルールの撤廃(1年間のテスト採用)
 ・ABSの使用禁止。
 ・ノンスリップシステムの禁止
 以上が主な変更点である。
  今はABSやノンスリップシステムのおかげでタイムが出せているが
 廃止となった来期にはドライビングスタイルを変えてそれを確立しなければ
 ならない。
 その為には慣れ親しんだマシンで走るのが最善だと私は判断したわけだ。
  来期の去就については鈴鹿で発表するつもりだ。

第15戦 ルクセンブルクGP 〜ニュルブルクリンク〜

  次は私の地元の日本GP、その前にここでいい結果を残し、弾みをつけて
 凱旋帰国したいものだ。
  予選3周目で2位のタイムを出した直後、マルケスとクラッシュ。
 チームメイト同士が当たってしまった。
 マルケスは「気にするなと」言ってくれたが、結局私はそのあとも
 タイムアタックを控えた。
  結局予選順位は17位。明日はロケットスタートで上位を狙う。
  決勝は狙った通りのロケットスタートで中央突破を図り一気に6位へ
 大ジャンプアップをした。
  しかし、ビートルシケインでパニスが前で軽く接触、慌てて避けたが
 ウイングにダメージを受けた。
 目の前がピット入り口という事もあり、すぐさまピットイン。
 ウイングを換えてコース復帰した。当然ながら最下位だ。
 しかし、翌周パニスも修復の為にピットイン。21位へ上がる。
 私は4周目のフォードの立ちあがりでスピンを喫してしまう。
 その際、ウイングを再び破損。ピットへ戻ろうとビートルシケインに
 差しかかった時に、後ろからパニスが追突してきた。
  私のマシンのリヤセクション、パニスのマシンのフロントセクション
 共にバラバラになった。
 私は追突された勢いでグラベルにまで飛ばされ、そこでマシンを降りた。
 衝撃が凄かったので一応メディカルセンターへ行くことにした。
  私はふと突っ込んできたパニスのマシンを振り返って見たら、
 信じられない光景が飛びこんできた。パニスはマシンから脱出している
 ものの、マシンはレコードライン上に止まったままなのだ。
 ここは上り坂のせいでブラインド状になっているので危険だと思った瞬間、
 トップ集団が突っ込んだ。
  シューマッハ、アレジ、ベルガーはピットでマシンを修復できたが、
 ハッキネン、ラルフ、ハーバート、フィジケラ、フレンツェンはその場で
 リタイヤとなった。
  私は気持ちを切り替え、鈴鹿でのGPに臨む。
 その前に私の来期の去就を発表しなければネ。


と、これでレポートは終了です。
残すは2戦、鈴鹿とヘレス。
では、次回をお楽しみに(してる人がいること希望(苦笑))

でわでわ(^^)/""

ヒロ(F-1)


【ゲーム手記】「MGPRS2」参戦記(Final)
筆者:ヒロ(F-1)さん 1999.03.22 (NIFTY FCGAMEM1 Dreamcast会議室の発言より)

会議室の皆さん、こん**は、ヒロ(F-1)です。

ラスト2戦をいよいよアップします。


Before Suzuka
 
  ルクセンブルクGPのあと、私はジャンカルロ・ミナルディと
 来期の契約のことで話し合った。  
  そして鈴鹿でのGP開催前日の木曜日、ミナルディチームから1枚の
 プレスリリースが配られた。
 内容は来期のラインナップを発表するというものだ。
 もちろん私もその席に参加する。
 そして、ジャンカルロから来期の体制が発表された直後、会場は
 どよめきの渦に覆われた。
  まず1stドライバーとして片山右京氏が復帰することが発表され、
 続いて2ndドライバーとして引き続きタルソ・マルケスが起用されるとの
 発表があったのだ。私はリザーブドライバーとしての契約だ。
  引き続き、私がプレスに向かっての説明を行った。
 この契約は私とジャンカルロが話し合った結果のものであるということを…
 そして同時に私は来期CARTシリーズにAWRから参戦すると発表した。
  私は来期ヒロ松下氏のマシンを駆ることになる。
 CARTへの移籍を決めた理由の1つに、ストリートコースに慣れる為
 という事がある。
 私は今季オーストラリア、モナコ、ベルギーと公道を使用したコースで
 いずれも予選落ちを喫しているのだ。
 いくら今季1勝をあげたとはいえ、市街地などのドライバーズサーキットで
 結果が残らなければ意味がないのだ。
  その為、ストリートコースが多いCARTで市街地コースを走りこんで
 慣れたいという事なのだ。
 ジャンカルロには申し訳ないが、その事を伝えると快く了承してくれた。
 本当なら私と右京さんの体制で行きたかったらしいのだが………
  その代わり私は、もしもの場合はいつでもミナルディのマシンを
 ドライブする事を伝えた。そしてリザーブドライバー登録されたのだ。
 
 
第16戦 日本GP 〜鈴鹿〜

  F1マシンで初めての鈴鹿でのレース。そして来期はCART参戦のため
 しばらく走る事がないであろう母国のコース。
 自然と力がわきあがってきた。
 観客からの声援にも後押しされているようだ。心強いことではないか。
  しかし、マシンの方が何やらおかしい。アンダーステアが強いようだ。
 私はそれでも必死にタイムアタックを試みるが、高速コーナーで踏めない。
 セッティングをちょくちょくいじるが、あまりフィーリングが良くない。
 アタック7周目、ダンロップではみ出してしまい、マシンを破損。
 急いでピットへ戻りTカーに乗り換える。
 107%ラインまであと4.5秒縮めなければならない。
 11周目にようやく2秒短縮するが、まだ届かない。
 ファイナルアタック、が、やはりアンダーが足を引っ張りコンマ3秒短縮
 したのみ。予選落ちが確定した。
 母国での決勝進出が果たせなかった………
  終わった事をいつまでも悔やむわけにはいかない、しかしここは母国
 辛い週末となった……


最終戦 ヨーロッパGP 〜ヘレス〜
  
  いよいよ、今季の締めくくりヨーロッパGPにやってきた。
 天気は雨、例によってコーナーの入り口がわからないという状況下で
 予選は行われた。
  とりあえず、コース見ついでにアタック、1分27秒代前半のタイムを
 出し、予選通過ラインをひとまずクリアー、暫しピットで待機する。
 残り10分、タイムモニターを見ると私は107%ラインに届いていなかった。
 残り3周、今度はコースの感じは先程よりは理解できているので、
 もうちょっとブレーキは我慢できるはず。
 そしてラストアタックでラインにコンマ4秒ながら予選をクリアー。
 決勝進出が決まった。
  決勝は1コーナーでの混乱を避け、17位までジャンプアップ。
 この混乱でアーバインが消えた。
 しかし私は最終コーナーでコースアウト、タイヤをバーストさせてしまう。
 急いでピットへ戻り21位へ。翌周、スローダウンしている2台を続けてパス
 19位に順位を上げる。ハーバートとヒル、2台が絡んだようだ。
 しかし8周目、アイルトン・セナシケインへのブレーキをミス。
 ショートカットペナルティを取られぬよう強引にコースへ戻った時に
 アクセルをラフに開けてしまい、スピン。
 そこにハッキネンが突っ込んできてTHE・END。私の今シーズンが
 終わった。
  最終的にドライバーズランキングは14点で10位、
 コンストラクターズランキングは14点で6位だった。
 ポイントだけを見れば合格点だろうが、予選落ち5回、完走4回では
 話にならない。
 アメリカでしばらく修行してまたF1に戻ってくるつもりなので、
 その時は今年より遥かにいい数字が残せる事を祈っておこう。
 

と、以上がファイナルレポートです。
かなり物足りないかもしれませんが、これで許してくださいm(_ _)m 

ということで、数日お休みします。
この続きの話は「スーパースピードレーシング」をPLAYした結果を元にアップしますので、しばらくお待ちください。


でわでわ(^^)/""

ヒロ(F-1)


MONACO2のいい加減レビュー
筆者:MASAKAZUさん(ホームページ) 1999.03.26

どもMASAKAZUです。先日の約束どおりMONACO GRAND PRIX Racing simulation2の感想です。私の処のコンセプトどおりいい加減な物なので深く考えずに眺めてください。
とりあえずアーケード・モード(試走、予選、燃料消費、車体破損、タイヤ摩耗、カー調整など無し)でのチャンピオンシップ(全17戦)でオートマ、1番短い周回数で年間1位をとれるぐらいはやりこみました。シュミレーション・モードとの大きな違いはセッティングやタイヤ摩耗などもありますが1番の違いはショートカットがなんのペナルティーなしにやり放題なところです。正規コース以外に舗装されている所もあるしシケインも無視してまっすぐ走ることが可能です。もちろんスピンアウトというリスクも伴いますが。

それでまあ感想ですが敵さんのあたり方がうまいなぁ〜というのが第1印象。コーナーできちんと減速しなければ曲がれない(当たり前ですが)ので減速しますがちょっとでも減速しすぎるとイン側に突っ込んできて横っ腹にうまく当てられて空中回転、スピンするケースが結構あります。ので初っぱなにやってしまう(やられて)とかなりやる気が失せます。ですがそこら辺の感覚を覚えてしまうと割と簡単に勝てるようになるしコーナーを攻めるという楽しみも生まれてきました。ただコーナーを攻めたりするのはシュミレーション・モードの方が楽しめると思いますが。
それと走っているときはコースマップが出てないし次は右コーナーとかの矢印がほとんど無いのでコースも覚えないとお話になりません。ローカライズについても警告以外はほとんどやっていない状態なので英語嫌い、めんどくさがりやには全くむかないと思いますしいわゆるレースゲームを好まれる人は1度触れられてからの購入、又は安くなってからの購入をお勧めします。ですがPCなどでその手のシュミレーターを経験されて面白いと感じられた方や本格的にFIカーレースを楽しみたい人などは結構楽しめると思います。
あとレトロモードはスピード出せないので結構ストレスたまります。
それとコントローラーがハンドルだけでは先に進めなかったりするのがちょっと不親切かなと思いました。


コレは誰がなんと言おうとシミュレーションですね
筆者:みにょる 1999.05.11

まずお断りです。今回はアーケードモードのみのレビューです。というのもシミュレーションモードやレトロモードをやりこんでからレビューをするとなるとあと半年はかかりそうなのです(汗)。
しかしアーケードモードと言っても、かなりリアルです。「アーケード」といわれるとフルスロットルでも難なくコーナーをクリアできたり、他車や壁に追突した瞬間自分の車が大爆発するようなモノだと思いがちですが、実はかなりリアルチックです。あくまでシミュレーションなのだということがイヤというほど味わえます。

このゲームで一番気に入った点は、他車の動きが実に人間臭いことです。他のドライバー達もそれぞれトップ目指して走っている雰囲気が充満しています。
その端的な例を幾つか挙げると、まずスタート直後の混乱に乗じて一気にトップ集団に踊り出てくる車があったりします。また、こちらが後ろから粘り強く煽っていると、コーナーでミスって自滅してくれたりするのです。それから他車同士での激しい抜き合いも確認できます。
とにかく他車が単なる障害物と化していない点が非常に評価できます。
その証拠に、自分が1位になったとしても2位に0.8秒差、3位以下が20秒遅れ、等といった劇的かつ現実味のあるな結果が出たりします。
ある程度走りこめばかなり絶妙な感じで1位を取れたりするのが快感で痛快です。

実際のF1レースの様子を余す所無く再現してやろうという開発者の執念を感じる事が出来る、イカしたシミュレーション(注:シュミレーションではない!)だと強く感じました。


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