再検査〜恐怖の胃カメラ

バリウム検診で見つかった胃のポリープの組織を取って、良性か悪性か調べる為の内視鏡検査。
どうだったかというと、とにかく痛くて、苦しくて、検診室で大暴れ!(96/1/31)


 まず、しばらくうがいして飲み込む喉の麻酔薬を渡されるんだけど、言われた通りにうがいして飲み込んでもあまり効いてないみたい。
その後、スプレーの麻酔薬を喉に吹きつけられ、検診台に横になる。
喉を広げる輪のようなものを口でかまされて、胃カメラを挿入されたのだ。

いたーーーーーい!!

「緊張しないで、リラックスして下さーい」

なんて言われても我慢できるわけない!麻酔の眠さもいっぺんで吹っ飛んだわい!
早く抜いてくれーーー!と私は声にならない声で、

「アガ、アグ、ゴゲ…」
と必死に訴えたんだけど、

「声出しちゃだめですよー、はい力抜いてー」
全然聞いちゃいねえ!!

こうなったら、態度で訴えようと思って、ベッドのふちをバンバン叩いた。
柔道の試合で締め技食らって、苦しくて降参の時、畳をバンバンと叩いて「もうやめて、降参です」って意思表示するじゃない。
それを意図してベッドを叩いていたのに、やっぱり

「暴れないで下さいねー。もうすぐですからー。」
と言われてしまった。

痛いわ、苦しいわ、吐きたいわで、もう涙とよだれの垂れ流し状態。
耐えて耐えて(って言っても30分もなかったんだろうけど)やっと胃カメラを引き抜かれた時は全身がホーッとした。

「普通はそんなに痛くないんですけどね、喉が細いのかもしれませんね」
(もーー、二度としたくなーい!)

と思いながら検診室を出たら、順番待ちの人がずらっと椅子に座って並んでた。

え、ひょっとして今の全部聞かれてた…?

しばらくすると、次の人の検査が始まって、
「ゲッ、アガガ…」という叫びが部屋からもれてきた。
私の醜態もさぞかしよく聞こえていたのでしょう。はずかしー!


で、結果はどうだったかというと、幸いな事に良性でした。

「それで、悪性のものに変わる事があるんでしょうか?」
「まずないですけど、これから定期的に検査した方がいいですね。」
「ポリープは取ったほうがいいんですか?」
「取ってもよいですよ。良性だから取らなくても平気ですけど、その場合大きくなったりポリープが増えたりしてないか、悪性になっていないかバリウムや内視鏡検査で継続して調べたほうがいいでしょう。」

継続して検査…?やだやだやだ、もうバリウムも内視鏡もやりたくない!
とっとと取っちゃって、すっきりしちゃおう!

「じゃあ、ポリープを取って下さい。」

その方が後一回の苦痛で済む…ということで、ポリープ切除の手術をする事になったのでした。
それにしても、内視鏡検査、痛かったーー。


いよいよポリープ切除へ 

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