このページでは映画の主題曲・挿入曲が収められているアルバムを紹介しています。
關淑怡 シャーリー・クワン
"EX"SHIRLEY KWAN ALL TIMES FAVOURITES
この曲は、『天使の涙(堕落天使)』の中で、レオン・ライ(黎明)の演じる殺し屋が、バーのジュークボックスでリクエストする曲。 けっこうドロドロしたエグい曲なのですが、映画が日本で公開される前に私は既にアルバムを買って聴いていたので、映画の中でこの曲がかかったときには、まさかこの曲が、とちょっとびっくりでした。しかも曲のエグさと映画のシーンのドロドロがお互い増幅し合って、ほとんど悶絶してしまいました。この曲が妙に印象に残ってしまった人は多いことでしょう。 ちなみに曲を書いているのは、あのジェームズ・ウォン(黃霑)です。 それから、アルバム8曲目「問」では、ジャッキー・チュン(張學友)と合唱しています。
Mar 15, 1998 |
オリジナルサウンドトラック
堕落天使 この映画『天使の涙』には珍しくサントラが出ています。内容はオリジナル曲だけで、上記の「忘記他」等の挿入曲は収められていませんでした。 Mar 15, 1998 |
オムニバス主題曲集
黑玫瑰義結金蘭 このアルバムは、いくつかの映画の主題歌を組み合わせた企画物。主な収録曲は次のものがあります。
唱:薛家燕/林海峰/吳君如/林尚義/林寄韻 この映画はあの『黒薔薇vs黒薔薇』のジェフ・ラウ(劉鎮偉)が作った、あれの続編のような違うような映画。 この主題曲は、主演の5人が代わる代わる出てきては、歌って叫んでわめいて、皆で大合唱して終わる変な曲。アルバムの最後にはこの曲のカラオケもついています。 ジャン・ラム(林海峰)は歌手としても日本でお馴染みですが、しかしなんとラム・ソーンイー(林尚義)やサンドラ・ン(吳君如)の歌が聴けるというのはとても貴重。(でも聴いてもしょうがないかも)
唱:フェイ・ウォン(王菲)
唱:ケリー・チャン(陳慧琳) これはスピッツの曲で、日本ではシングルカットもされました。ケリー・チャンのアルバム「風花雪」にも収められています。映画の中では、男人街近くのスタジオでバンドの練習をするシーンで使われていました。シンプルな8ビートで、わざと下手っぽくしたような演奏とミキシングが却って元気よく聞こえる楽しい曲です。
唱:サミュエル・ホイ(許冠傑) けっこう古い作品の主題曲も入ってます。
唱:レスリー・チャン(張國榮) これも古いですね。
唱:ケリー・チャン(陳慧琳) この曲のイントロと間奏に入っている裏声を使ったコーラスは、ちょっとフェイ・ウォン(王菲)を連想させる感じがして面白いです。とても明るい伸びやかな曲。
唱:容祖兒 この映画、私はずっと是非観たいと思っているのですが、なかなか観れないのです。 内容はロレッタ・リー(李麗珍)、カレン・モク(莫文蔚)、アマンダ・リー(李蕙敏)、リンダ・ウォン(王馨平)の親友4人が中学生時代を振り返るというもの。主題曲は青春映画らしく、爽やかで且つ愁いを含んだ曲で、うっとりするようなミドルテンポの16ビート。ちなみに歌っている容祖兒という人、すごく良いのですが、どういう人で、他にアルバムなど出しているのか等、全然解らないのです。どなたかご存知ではないでしょうか? Mar 15, 1998 |
林憶蓮 サンディ・ラム
不如重新開始
これは、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝 アイアンモンキー』の挿入曲。 ”アイアンモンキー”とは、ユー・ロングアン(于榮光)とジーン・ウォン(王靜瑩)の二人組みの盗賊のこと。普段は真面目で正直な医者の夫婦だが、夜になると役人の財産を盗んでは貧しい庶民に配って歩く義侠のヒーロー。医者の奥さんのジーン・ウォンはアクションも見せ、クールでかっこいいです。 この夫婦の馴れ初めを描いた回想シーンのバックにこの曲がかかります。若き日のジーン・ウォンは哀れな売春婦で、妊娠して子供を産むため医者のユー・ロングアンのところに来るが死産してしまう。売春宿の悪徳主人は、体が弱った彼女を直ぐに仕事に連れ戻そうとするが、彼女は泣いて自殺しようとする。見かねたユー・ロングアンは、「私が買い請ける」と売春宿の主人に金を投げる…というお話が、ほんの1分程度の、モノクロで台詞も全然ないシーンで描かれます。このドロドロのお話に、追い討ちをかけるようにサンディ・ラムの妙に色っぽい曲が被さってなかなか凄いです。それまでの、明るくクールな雰囲気との対比になっているようです。
これは『さらばわが愛/覇王別姫』の主題曲です。 Mar 15, 1998 |
林憶蓮 サンディ・ラム
關於她的愛情故事
この2曲は、『等愛的女人』という映画のそれぞれ主題曲と挿入曲で、いずれも深みの有る暖かい曲です。 この映画は、中年に差し掛かった女性4人(葉童、吳家麗、王小鳳、馮寶寶)それぞれの恋愛を描いたもので、ジョン・ハウ(侯永財)の初監督作品です。このジョン・ハウという人、もとは美術監督をしていた人で、本作監督後はスプラッター犯罪映画『四級殺人狂』、ゲイ映画『假男假女』等の変な映画ばかり撮っていて、日本では殆ど注目されていませんが、しかし美術監督出身だけあって、洒落た軽い妙なセンスを持っていて私はけっこう気に入ってます。
これはメロディーラインがとても綺麗な曲です。フレットレス・ベースを使ったイントロのアレンジもかっこいいです。アルバム「Sandy '94」にもこの曲が収められていますが、それとはバージョンが違っていて、このアルバムのものは、なんとレスリー・チャン(張國榮)のナレーション入り。あのレスリー独特の甘い流れるような声が聞こえてくると、なんだか背筋がゾクゾク(いや、ムズムズ)してくるようです。これはレスリーファンには必聴もの。
これは『晚9朝5』の主題曲。この映画は、チャン・シウチョン(陳小春)のデビュー作で、しかも彼はこの作品で香港電影金像獎の最佳男配角を受賞しています。 曲のほうは、青く透き通るような感じのスローなナンバー。 Mar 15, 1998 |
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