ここに一枚の写真があります。

 思い出のたくさん詰まった古いアルバムの中の一枚の写真。

 長い歳月を経た今も、色あせることなく、その記憶を鮮やかに思い出させてくれる写真です。

 その写真には、一人の男の子と一人の女の子が並んで立っている姿が写っています。

 二人とも、ベレー帽をかぶった同じ様な姿で、笑顔いっぱいです。

 背景には、桜が満開に咲き誇っています。

 とてもキレイで、

 とても無邪気で、

 とても幸せそうな光景です。

 

 ある晴れた日の光景。

 それは、二人の幼稚園入園の日。

 社会的な集団に入り込んだ日。

 

 初めての・・・

 

 すべての初めての、始まりの日の事でした。

 

 

 

 





 Innocentia & Promissum
-- Early Days -- vol.1

"明日りを届ける風"

  





 

 

 

 

 この街の一角にあるマンションの一部屋は、喧騒に包まれていました。

 「おかあさん、おかあさん。はやくはやくぅ!!」

 「あらあら、シンジってば。そんなに慌てなくっても、まだ十分早いわよ。」

 「だってだって・・・。」

 「もう、しょうがない子ねえ・・・。」

 その喧騒の原因は、どうやら彼、碇シンジくんみたいですね。

 真新しい幼稚園の制服を着てベレー帽をかぶって、カバンも肩からさげています。

 どうやら気分はもうレディーゴーのようです。

 今日が幼稚園の入園式なのですから、それも仕方の無い事なのかもしれませんね。

 誰でも小さい時は、新しいはじまりにワクワクしたものです。

 そんなシンジくんの様子にクスっと微笑みながら、シンジくんのお母さんのユイさんはシンジくんをなだめています。

 ちなみに、ユイさんも今日はなんだかお洒落です。

 「シンジが早く行きたくったって、アスカちゃんだってまだ用意出来てないわよ。」

 アスカちゃんというのは、シンジくんの家の2件隣の部屋に住んでいる、惣流さん家の独り娘の惣流アスカちゃんのことです。

 シンジくんとは同い年で、二人はチャーミーグリーンな幼馴染みなんですよ。

 うらやましいですね。

 「・・・う。」

 ユイさんにそう言われてしまうと、シンジくんはちょっと言葉に詰まってしまいました。

 うつむいちゃって、右手をグーパーグーパーと握ったり開いたりしています。

 グーパーグーパーするの、癖なんでしょうか?

 でも、すぐにシンジくんは顔を上げました。

 「アスカだって、きっともうよういできてるよ!」

 なんだかシンジくんは必死ですね。

 でも、そんな必死な姿が微笑ましいです。

 ユイさんもそう思っているのでしょう、なんだかんだ言いながらも頬をゆるませたままです。

 「しょうがないわね。じゃ、もう出ましょうか。」

 「うん!!」

 ユイさんの言葉に、シンジくんは、元気いっぱいでお返事しました。

 それと同時にシンジくんは玄関に飛んで行って、もう靴をはき始めています。

 すばやいですねぇ。

 ユイさんは、そんなシンジくんを見て苦笑すると、キッチンを振り向きました。

 「あなた。シンジがああですから、少し早いですけど行って来ますね。」

 「ああ、問題ない。」

 ユイさんが声をかけたのは、お父さんのゲンドウさんです。

 今は、食卓に座って新聞を読んでいます。

 顔の前でいっぱいに新聞を広げているから、お顔が見えません。

 しかも、今まで存在も感じさせませんでしたね。

 あと、『問題ない』って、なんなんでしょうか?

 ユイさんも、なんだか困った表情をしているようです。

 でも、いつものことなんでしょう。

 「出る時に鍵をかけるのを忘れないでくださいね。」

 それだけ言って、ハンドバックを持ってシンジくんの待っている玄関に足を進めました。

 と言っても、5歩も足を進めれば玄関なんですけどね。

 そんなことはともかくとして、

 「はやくはやくぅ!!」

 と急かすシンジくんに、

 「ハイハイ。」

 と相づちを打ちながら、二人は玄関のドアを開けて外に出ました。

 そして、出た途端に、

 「「あらっっ・・・!?」」

 そんな会話(?)がお母さん同士の間に成立してしまいました。

 ちょうど同時に惣流さん家からも、アスカちゃんとお母さんのキョウコさんが出て来たからです。

 「シンジ!」

 「アスカ!」

 シンジくんをアスカちゃんは駆け寄りました。

 ユイさんとキョウコさんは、

 「「おはようございます。」」

 と挨拶し合ってから、互いに苦笑してしまいました。

 だって、まだ少し早い時間だというのに互いに出て来たということは、やっぱり二人とも同じ様な状況にあったからなのだと推測出来てしまうからです。

 どうやら、このマンションで喧騒に包まれていた部屋は、一つだけではなかったようですね。

 その喧騒の元である二人のお子様たちは、お互いに真新しい制服姿を見せっこしています。

 アスカちゃんなんかは、シンジくんの前でしゃなりしゃなりと何歩か歩いてクルリっと回ってみせます。

 ちょっとしたモデルさん気分です。

 でも、そんな仕草を一体どこで覚えたんでしょうね。

 やっぱりテレビでしょうか?

 シンジくんは、そんなアスカちゃんを見て、ちょっとボーっとしちゃってます。

 いえ、アスカちゃんがキョーレツにカワイかったから、しょうがないといえばしょうがないんですがね。

 あ、ちょっとだけ補足しておきますと、シンジくんもなかなか可愛らしいんですよ。

 男の子なわけだから、そう言われてもうれしくないかもしれませんけど。

 そんな二人を、お母さん達はにこやかに見ています。

 微笑ましい光景ですね、ホントに。

 


 


 


 さて、そんなこんなをしているうちに、4人は幼稚園にたどり着きました。

 この幼稚園は、シンジくんとアスカちゃんの住んでいるマンションからそんなに遠くない所にあります。

 ちっちゃな二人の足でも十分に通える距離です。

 この幼稚園には送迎バスもあるのですが、この2人は、そんなわけで徒歩で通う事になっていました。

 幼稚園には、もう結構たくさんの園児達とその父母が集まって来ています。

 ちなみに、今日は入園式なので在園生はいません。

 いるのは、新入生とその父母達だけです。

 「わぁ〜・・・! ゆうえんちだぁ!!」

 幼稚園の正門まで来た時、シンジくんが声を上げました。

 でも、なにか勘違いをしているようですね。

 「『ゆうえんち』じゃなくて『ようちえんでしょ』!」

 しっかりアスカちゃんがツッコミを入れてくれました。

 「あ、そうだ。」

 シンジくんは頭をかいています。

 2人のお母さん達もクスクス笑っていますね。

 そんな4人が正門を入っていくと、そこには長い机が置いてあって、何人かの保母さんたちが受け付けをやっていました。

 どうやらそこで組み分けがわかるみたいです。

 「こんにちは、お名前をどうぞ。」

 「この子は、シンジです。」

 「この子の名前は惣流アスカです。」

 受け付けで名前を訊ねられて、お母さん達はそれぞれ答えます。

 すると、

 「そうりゅうあすかですっっ!!」

 「いかりしんじです。」

 2人の子供達も元気に答えました。

 「あらあら、2人とも元気があっていいわねえ。」

 保母さんは、元気いっぱいな2人をほめてくれました。

 「「うんっっ!!」」

 褒められた2人はゴキゲンです。

 二人は、保母さんたちから名札と花飾りを胸につけてもらうと、更にゴキゲンになりました。

 「ねーねー、みてみてぇー!!」

 なんて、胸を張って二人ともお母さん達に見せています。

 「あらあら、よかったわね二人とも。」

 お母さん達、ユイさんとキョウコさんは、そんな子供たちを微笑ましげに見ています。

 ちなみに、この名札によって2人の入るクラスもわかりました。

 2人は、年少のサクラ組です。

 校庭には・・・、

 ・・・って、幼稚園でも『校庭』っていうんでしょうか?

 『園庭』・・・?

 ・・・じゃないですよねぇ・・・??

 でも、良く分からないのでここでは『校庭』ということにしておきます。

 さてその校庭には、クラスごとに新入園児達が集まっている姿が見えます。

 それらの固まりの中心にいる大人達が、きっとそれぞれの組の担当の先生なのでしょう。

 ちなみに、アスカちゃんとシンジくんのサクラ組は、4つほどある集まりのうちの右端にありました。

 先生の掲げている大きなサクラの花の絵が目印です。

 「あそこだよ、あそこ!!」

 「はやくはやくぅー!!」

 2人はお母さん達を急かして走り出しました。

 「ちょっとちょっと待ちなさい・・・って、行っちゃった・・・。」

 そんな2人にキョウコさんも、

 「かなわないわね、こういう時はホント・・・。」

 ユイさんも、お互いに顔を見合わせて、

 「「・・・。」」

 微笑みとも苦笑ともつかない表情でため息ともつかない息をつきました。

 でも、基本的には笑ってるみたいです。

 やっぱり母親なんですね。

 お母さんたち2人は、少しだけ早足でサクラ組の所に近づくと、

 「こらこら、急に走っちゃだめじゃない。」

 子供たち2人に、そう言って諭しました。

 でも、顔が笑ったままだったから、その効果もお母さんたちの心情も、言わずもがなのものでしたけどね。

 それでも一応ちょっとはしゅんとしている子供たちの肩を抱いて、お母さんたちは、このサクラ組の担当であろう保母さんのところに向かいました。

 「碇シンジの母親でございます。どうぞよろしくお願いいたします。」

 「惣流アスカの母親でございます。どうぞよろしくお願いいたします。」

 そう言って、2人頭を下げています。

 子供たちも一緒です。

 保母さんの方も、

 「どうもご丁寧にありがとうございます。サクラ組を担当させていただきます、信濃ユキナと申します。こちらこそ、よろしくお願いいたします。」

 と、ふかぶかと頭を下げました。

 見た感じはとっても若そうなのに、礼儀正しいしっかりした人みたいですね。

 顔を上げて見せた笑顔のとってもかわいらしい保母さんに、お母さんたちも満足そうです。

 「じゃあ、2人ともしっかりね。」

 「先生に迷惑をかけちゃダメよ。」

 お母さんたちは、口々にそう言うと、サクラ組の集まりから離れていきました。

 

 

 さて、アスカちゃんとシンジくんの2人がちゃんとサクラ組の集まりの中に入ったのを確認したお母さんたち2人は、父兄の集まっている所に向かいました。

 そうこうしているうちに、新入園児たちも揃ったようです。

 もう入園式の時間も近くなってきました。

 それぞれの組に分かれて集まった新入園児たちは、それぞれの担当の保母さんに率いられて、講堂の方に向かいます。

 そして父兄たちも、それぞれ講堂に向かっていきました。

 講堂の中では、みんな並べられたイスに座ってワイワイガヤガヤ。

 ちょっと騒がしいですね。

 でも、正面にある演台に誰かが現れると、その喧騒も収まってきました。

 どうやら保母さんの一人のようです。

 にこやかな笑顔で入園式の始まりを伝えました。

 入園式は、各担当の保母さんの紹介から、新入園児には到底理解できないであろうような市議会議員の祝辞などと、滞りなく進んでいきます。

 そんな中、アスカちゃんとシンジくんはどうしていたかというと…、

 「くーくーくー…。」

 「すーすーすー…。」

 …どうやら夢の中のようです。

 まあ、わけのわからない市議会議員だかなんだかの、やっぱりわけのわからない話なんか、幼稚園児に面白いわけありませんもんね。

 そんな二人の姿をお母さんたちは、後ろの父兄席から見ています。

 2人ともお互いに顔を見合わせて苦笑してしまいました。

 だって、2人のお母さんたちも、やっぱり退屈な話に眠気を誘われていたんですもの。

 そんな風に、2人の入園式は終わりました。

 

 

 


 

 

 

 さて、無事に入園式を終えたアスカちゃんとシンジくん。

  2人はお母さん達のいる場所へと向かいます。

 でも、なんだか元気がありませんねぇ。

 いえ、アスカちゃんは元気一杯っていうカンジなんですけど、シンジくんの方は、なんだか元気がないようです。

 一体どうしちゃったんでしょうねぇ?

 「シンジーぃ!しっかりしなさいよ!」

 アスカちゃんが、大きな声を張り上げながら、横からシンジくんの顔を覗き込んでいます。

 でも、別に特に心配しているっていうわけでもなさそうです。

 それだったら、こんなに大きな声を出すわけないですもんね。

 「…むにゃぁ〜…あしゅかぁ〜…。」

 ああ、どうやらまだ眠りから完全に覚めていないだけのようですね。

 入園式の間中、ずっと眠っていた2人でしたけど、どうやらシンジくんの方だけ、夢の国に半分まだ漬かっているようです。

 歩く足取りも、なんだかフラフラっとしています。

 「もう!しっかりおきなさいよぉ!!」

 「…うにゃぁ〜…。」

 「シンジ!」

 「…うにぃ〜…。」

 「シンジってばぁ!!」

 「…むにょぉ〜…。」

 「…はぁ。」

 「…むにむに。」

 どうやらダメみたいですね。

 アスカちゃんも諦めの境地に入っていってしまっているみたいです。

 幼稚園児なのに、そんな境地を知ってしまっていいんでしょうかねぇ?

 いえ、まあ、シンジくんの方もシンジくんなんですけどね。

 

 まあ、そんなやり取りをしている間も2人の足は動いていたので、2人は無事にお母さん達の待っている場所に着きました。

 そこは、幼稚園の庭にいくつか植わっている桜の木のうちで、一番大きな桜の木の下。

 入園式にふさわしく、満開の花を咲かせている桜の木の下でした。

 「おばさま!」

 「…むに」

 アスカちゃんとシンジくんの2人それそれが呼びかけます。

 「2人ともお疲れ様。」

 シンジくんのお母さんが微笑んでいます。

 …あれ?

 でも、

 「おばさま? ママはどうしたんですか?」

 アスカちゃんの言う通り、アスカちゃんのお母さんのキョウコさんはどこでしょうか?

 姿が見えませんねぇ。

 「アスカちゃんのママはちょっと寄るところがあるの。でも、すぐに来ると思うわ。」

 「そうですか。」

 微笑むユイさんに、アスカちゃんも微笑みでお返しです。

 しばらく微笑みあっていた2人でしたが、ユイさんの視線がついと外れて、アスカちゃんの後ろの方に向かいます。

 そして、一つため息なんかをついてしまいましたね。

 「アスカちゃんは、こんなにしっかりしてるのに、うちのシンジったら…。」

 どうやらユイさんのため息は、未だに眠そうにしている…というか、半分寝ているシンジくんのせいみたいですね。

 入園式では、アスカちゃんとシンジくんの2人とも同じように眠ってしまったみたいでしたけど、その後の状態にこれだけ違いがあったら、ちょっとため息をつきたくもなってしまうかもしれません。

 アスカちゃんも、ユイさんの視線の先にあるものを知って、シンジを見ながら微笑んでいます。

 ちなみに、シンジくんの目は、開いているのか開いていないのかわからない状態です。

 ユイさんは、もう一つ、今度はさっきよりも大きくため息をつきました。

 そして、

 「この子のことよろしくね。」

 ユイさんは、アスカちゃんに微笑みました。

 「うんっ!!」

 アスカちゃんは、大きく元気な声でお返事しました。

 顔もニッコリと、満面の笑顔です。

 まるでお日様みたいにニッコニコですね。

 ヒマワリ娘とでも名付けたくなってしまうくらいです。

 すると、アスカちゃんの大きく元気な声で目が覚めたのでしょうか、そんな風に笑みを向け合っている二人にシンジくんが近づいて来ました。

 「どうしたの? なにかおもしろいことでもあったの??」

 ほえほえっとしています。

 それはいつものシンジくんの表情だったのですが、今回は今までの雰囲気が物を言ったのか、

 「・・・ップ!」

 「クスクス・・・!」

 アスカちゃんとユイさんはふきだしてしまいました。

 二人ともクスクスと笑っています。

 そんな二人を目の前にしてシンジくんは反応が出来ていません。

 やはり、さっきと同じ様に『ほえほえ』っとした顔で、

 「・・・っな、なに・・・? なんなの・・・????」

 首を傾げています。

 うーん、さっきと同じ様にって言いましたけど、どうも今の方が更に『ほえほえ』っとしているように見えますね。

 どうやらそれは二人も同意見のようです。

 「「あはははははははは・・・・・・!!!!!!」」

 二人とも、ほえほえっと首を傾げるシンジくんを見ると、声を上げて笑いだしてしまいました。

 とってもとっても楽しそうに笑っています。

 笑っている二人を不思議そうに、やはり『ほえほえ』っと見ているシンジくん。

 でも、そのうちに、シンジくんの顔にも笑みが浮んできて、

 「あはっ・・・!!」

 一緒になって笑いだしてしまいました。

 あんまり二人が楽しそうに笑ってるから、シンジくんも楽しくなってしまったんですね。

 三人の笑顔が重なり、笑い声が重なり、ニコニコ顔の三重奏です。

 そんな状態の3人を見て驚いたのが、戻ってきたキョウコさん。

 キョウコさんは、一瞬呆気にとられたような顔をしてしまいました。

 しかたありませんよね。

 だって、異常に目立っているんですもの。

 でも、キョウコさんは、すぐに「しかたないなぁ」みたいに苦笑すると、今度は何かひらめいたみたいに独りでうなずきました。

 自分のハンドバックをごそごそして、何かを取り出しました。

 カメラですね。

 キョウコさんは、カメラを持って、すぐ近くの人に何かを頼んでいます。

 どうやら、写真を取ってくれるように頼んでいるみたいですね。

 頼まれた方の人は、快く引き受けてくれたみたいです。

 キョウコさんのカメラを受け取ってうなずいています。

 キョウコさんは、軽く会釈をすると、まだ笑い続けている3人に駆け寄りました。

 「みんな、そのままあっちを向いて!」

 いきなりそう言われた3人は、素直にキョウコさんの言葉に反応して、その方向を向きました。

 もちろん、3人は笑顔のままです。

 同時にキョウコさんも笑顔でみんなに並んで、

 「お願いします!」

 さっきカメラを託した人に合図しました。

 

 パシャッ・・・!!

 

 シャッターが押されて、ファインダーの中のニコニコ笑顔の四重奏が。

 そしてもう一度、

 

 パシャッ・・・!!

 

 今度は、ベレー帽をかぶったお日様笑顔の二人組が、ファインダーから取り込まれました。

 背景の満開の桜とニコニコ笑顔の二人組。

 それはとてもキレイで、

 無邪気で、

 幸せそうな光景でした。

 

 

 


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