右サイドからのT140です。シフトペダルが左側に移されたため、ミッションカバーにはシフトペダルがありません。国産車から乗り換えても違和感無く乗り換えることができるでしょう。`75年以前の初期モデルは以前からの伝統を踏襲した右チェンジです。エアクリーナ、マフラーは純正では無いですが、それでもここまで綺麗なマシンはなかなかありません。(以下本人談)ガソリンタンクは 中古で買ったとき、変に塗り替えてたので、`77年当時のようにこちらの塗装屋で塗り替えてもらいました。
左サイドからの眺めです。プライマリーケースの中心部分にシフトペダルがあります。形としてはハーレー等と同じに見えます。テールランプは大型化され、視認性が格段に上がっています。フラッシャーは純正ではありません。純正のルーカス製のものはかなり大きくて良いのですが、壊れやすくて困ります。(苦笑)
こちらはTSSの右サイドです。タイミングギヤのカバーが独特の形をしていますが、これはセルモータを搭載したための改良でしょう。マフラー意外はほぼ純正と思われます。出力の増加に伴い、ブレーキはトリプルディスクになっています。このころは英国製パーツで固められることはなくなり、いろいろな国で生産された部品が使われるようになります。
左サイドからの写真です。こうしてみるとヘッド部分が小さく見えます。これは4バルブ化に伴い、ロッカーアームの形状が変更されたためと冷却効果を上げるためだと思われますが、本当のところは分かりません。(苦笑)また、エンジンはブラックフィニッシュがラインオフ時の状態です。
これはプライマリーケース内の写真です。プライマリーチェーンは3重に強化されています。(650は2重です)センターに出っ張っている棒はシフトのリンクロッドです。左側の円形の物がオルタネータ、右側がクラッチユニットです。
これがTSSのロッカーボックスです。1つのロッカーアームで2本のバルブを押すようにできています。また、プッシュロッドからロッカーアームまでのレイアウトもそれまでのマシンとは少々違います。メリデン工場からラインオフされたマシンは、これとTSX(8バルブアメリカン)が最後になります。これ以降は、ハリス氏によってつくられたボンネヴィルが続き、そして新生トライアンフに続くのですが、それはまた今度。
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