ブエノス・アイレス・ボカ(アルゼンチン)
カミニートと呼ばれる通りを中心に観光の目玉となっているボカは以前はブエノスアイレスの一番賑わう港として栄えていたそうです。郷愁の漂う素敵な町です。
アルゼンチンと言えば何と言っても「タンゴ」でしょう。タンゴは日本でも人気があり、愛好者も非常に多いようです。この情熱的なダンスは聞けば最初は男性同士で踊るものであったとか、上品とは言えないようにも思いますがリズミカルで熱気を感じる踊りだと思います。そんなタンゴが似合う街がボカです。観光バスの目玉となっており、絵葉書やガイドブックでも取り上げられています。ボカに行きますと驚くほどカラフルです。最初は他の何か理由があってカラフルになったのでしょうが、現在は観光の為にカラフルにしているという気がしてなりません。けばけばしい印象を受けます。新しく建てたお土産店なども同じ様な感じで塗られています。
住んでいる人も居ますが、お土産屋と絵の販売が目に付きました。道の至るところ、絵を売っています。
(写真)ボカの風景-01(カミニート):カラフル(街全体がこのような感じ)
(写真)ボカの風景-02:どこも原色で一杯
この観光ゾーンのはずれには河があり、一部のビルもカラフルに塗られています。観光客目当てのカフェなどがあります。
(写真)ボカ-02
河は非常に汚れており、腐敗臭がします。それでも船舶が停泊し活気があります。
(写真)河畔にある埠頭
その横には船舶が打ち捨てられたままになっています。道端で売られている絵にも下の写真のような構図の絵があります。観光地なのですからもう少し何とかして欲しいように思います。
(写真)打ち捨てられている船舶
ボカのお土産店で目に付いたのはこのカラフルな建物の模型です。店中大小色々とこの家の模型が置かれています。
(写真)お土産店:家の模型
観光地の路地で遊んでいる子供達が居ましたので話しを聞きました。近くに駅らしきものがあり、線路もあるのですが、電車の走っている様子が無いので、廃線されたのかと思って尋ねたところ、「現在建設中で近々電車が走るようになる」とのことでした。デジタルカメラに興味を示したので撮影して見せてあげました。普通ですと大人でも素直に喜んで「ありがとう」という答えが返って来るのですが、ここの子供達は「金をくれ!」と言って来ました。モデルとなって写真を撮ったのでその代金をということのようです。これには少々驚きました。
(写真)すれたガキども
作られたような観光地ですがそれなりに面白い場所であると思います。色々な意味でアルゼンチンらしさを感じ取れる、そんな気がします。
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田中 宛メール送信願います(パラグアイ共和国
アスンシオン市)