フローリアノポリス市(ブラジル・サンタ・カタリーナ州)


ブラジル南部3州の真ん中に位置するサンタ・カタリーナ州の州都フローリアノポリス。この街はサンタカタリーナ島と南米大陸の両側に有り、その間は橋で結ばれています。(中心部は島側)

風光明媚で知られているこの街の緯度は大体日本の沖縄くらいで、一年中「初夏」の気候とか、また特に近年、南米南部諸国(アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイ)から国際ダイレクト便、チャーター便が増え、それぞれの首都から一時間から二時間程度で着けるという抜群の地の利があり多くの観光客を集めています。国際線乗降客数ではブラジル国内ではサンパウロ、リオに次いで第三位だとか、特にアルゼンチン・ブエノスアイレスからの観光客が多く訪れます。南米でサンタ・カタリーナ、フローリアノポリスは丁度北米のフロリダ、マイアミのような役割を果たしているのかも知れません。

なお、外国人観光客の多くは白人で、これほどの一大観光地で日本人をほとんど見かけない場所は世界には余り類が無いのでは?ブラジルの街を歩く時、サンパウロ州、パラナ州ではよく日系人とすれ違うのですが、ここでは日系人を含む東洋系をほとんど見かけませんでした。世界中どこへでも出かける日本人、要チェックの観光地です!

上空から見た街の様子。手前が島側で向こうが大陸側。

上空から見ると写真のように島側と大陸に跨り街が伸びているのがわかります。

海岸から見た街の様子

海岸には高層住宅が立ち並び、現在もどんどんと新築の高層ビルが建築中です。人口は40万人と聞きましたが、風格としては200万都市にも見える大都会です。ブラジル国内では気候・治安・利便・風光どれをとってもトップを争い、ここに移り住む人、別宅を構える人が多いようです。

街の海岸では平日でも散歩したりジョギングしたりと保養地らしい光景が見られます。退職してここに移り住んでいるのか、熟年の方が多いようです。

大陸と島との間に架かる橋。(島側から撮影)

大陸と島との間には2本の橋があります。一方は写真の吊り橋で70年程前に架けられて老朽化が進み現在は補修作業中でした。もう一本は片側4車線在る橋で街の両側の交通の大動脈となっています。

旧市街・繁華街

旧市街は道が細く、自動車もうねった道を行きます。サンパウロやリオですと最近は治安が悪くなり、中心部を歩くのにはある程度の危険を覚悟しなくてはならないようになっているようですが、ここはずっと安全なようで皆ゆったりと歩いています。

南部には黒人が少ないと聞いていましたが、確かに欧州系の人が多いように見えます。ただサンパウロでは「フローリアノポリスはヨーロッパみたいだ」と聞いていましたが、やはりブラジルでむしろ非常にブラジルらしい街のように感じました。治安が良いせいか、ブラジル人本来の優しさ、陽気さが感じられます。

旧市街・市場

旧市街に在る市場は観光名所としても知られている場所です。靴・雑貨・衣類等が売られており、一角にはビール等を飲む店もあります。

市中心にある大聖堂(カテドラル)

市の中心は大聖堂(カテドラル)です。11月15日広場の横に在るこの大聖堂は見事な白亜の建物です。

旧市街のたたずまい

中心をちょっと出ると近代的な高層住宅が続くのですが、中心部は非常に落ち着いているたたずまいです。昔ながらのブラジルらしい雰囲気があり、この辺りを散策するのも楽しいものです。

超近代的なショッピング・センター

旧市街の中心が市場ならば、高層住宅の立ち並ぶ新市街の中心はショッピング・センターでしょう。ミラマール・ショッピング・センターは非常に近代的な建物で、中には食堂街、遊園地などもあり、家族連れが一日楽しめるように造られています。


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田中 宛メール送信願います(パラグアイ共和国 アスンシオン市)

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