サンパウロ・セントロ-ビジネス街・パウリスタ、ホテル(ブラジル)


ここではサンパウロの代表的なビジネス街としてパウリスタ通りならびにセントロ(中心部)の様子とサンパウロのホテルを紹介します。


1・パウリスタ通り

サンパウロのビジネス街としては何と言っても「パウリスタ通り」が有名で大きなビルが立ち並ぶ様は壮観です、銀行等が並び活気に満ちている通りです。総領事館を始め、日本の進出企業もここに支店を構えている企業が多いようで、住友銀行、東京三菱銀行等は単独で大きなビルを持っています。日本企業はサンパウロを南米の拠点としている事が多いのですが、経済の中心であるという理由ばかりでは無く日系人が多く、日本語が出来るスタッフが多うので言葉の面で有利である点があるようです。オフィスの中は日本語で用が足り、便利な反面、逆に現地のポルトガル語の習得に支障が生じるケースも中には中にはあるように聞いています。

朝の通勤時間オフィスに向かう人の波があるのは東京と同じですが、サンパウロのビジネスマン達の多くはジーパンにTシャツと言った非常にラフな格好です。またOL達は化粧も少なくほとんどがズボンです。スカート姿が少ないのには最初非常に驚きました。治安が悪いのが元々の原因でしょうが、他の南米の都市ではここまでラフでは無いのでやはりサンパウロの気質にも由来するのでしょう。

(写真)パウリスタ通り-01

パウリスタ通りの下には緑・3号線・パウリスタ線という地下鉄が走っており、4つの駅があります。この地下鉄を利用すると良いと思います。

(写真)パウリスタ通り-02

ビルは近代的な建物が多く、ブエノス・アイレスの「7月 9日通り」とは好対照を為していると思います。高層ビルが立ち並ぶ様は圧巻です。随一のビジネス街という事で付近にはホテル、レストランも多くあります。

(写真)パウリスタ通り-03

(写真)パウリスタの近くの裏通り

ただ、パウリスタ通りから少し中に入りますとまだ昔の風情を残している場所もあります。しかし多くは高層建築になっています。


2・セントロ

ここ数年で一番変化したのはセントロです。綺麗に整備が為されて道路を地下にし、大きな公園を作りました。セントロの再活性化に賭けるサンパウロ市の意気込みを感じます。

(写真)セントロ-01

公園の中を歩きますと、噴水があり、鳩が飛ぶ中を多くの市民が歩いています。今でも勿論治安の問題はあるのでしょうが、以前と比較するとずっと改善されたように見えます。

(写真)セントロ-02

(写真)サン・ベント付近

セントロの北側ルスの駅辺りからセントロ方向を見てみますと、以前と変わらぬ「ごちゃごちゃ」とした感じがあります。このような風景を見ていると作者はサンパウロらしさを感じます。

(写真)空港からセントロに向う

何気ないその辺の景色と言うのは余り観光ガイドにもホームページでも取り上げられませんが、一例として紹介しておきます。

(写真)ありふれた街の一角


3・ホテル

以前から多くのホテルがあるサンパウロですが、近年ますますその数が増えているように思います。以前日本人が多く利用していたのが「シーザーパーク」です。日本からの進出企業が進出し、そのサービスには定評がありましたが、残念ならが外国事業からの全面撤退を決め、メキシコ資本に売却されました。当時の多くのスタッフは新しいホテルチェーンである「ブルー・トゥリー」に移って行ったようです。

(写真)5つ星・シーザーパーク・サンパウロ

セントロには数多くのホテルがあります。木賃宿のようなのから5つ星まであります。小さいホテルが街の至る場所にあります。

(写真)セントロにある一般ホテル

4,5星の高級ホテル・ビジネスホテルの数も急速に増えています。故あって3年前に開店した新しい5つ星ホテル「ソフィテル」を利用しました。まだ出来てそれ程の時間が経過していないので部屋は確かに綺麗でお茶のサービスなどもありましたが、風呂が無くシャワーだけであるのには少々驚きました。余り日本人向けとは言えないかも知れませんね。

(写真)5つ星・ソフィテルの寝室

それでもどこの4,5星でも朝食はたいしたものであると思います。フルーツ、生ジュースがふんだんにあり、快適に過す事が出来ます。

(写真)5つ星・ソフィテルの朝食


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田中 宛メール送信願います(パラグアイ共和国 アスンシオン市)

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